東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/端午の節句は菖蒲湯で温まる!

   みどり児と蛙鳴く田を夕眺め  中村汀女

聖書では、「みどり児」とは生まれたばかりの赤ちゃんのことを指すのだが、我が国の辞書「広辞苑」では三歳くらいまでの小児のことと記されている。

汀女が詠んだ句では、物心がつき始めカエルの鳴く声や夕陽が落ちる田んぼの光景に興味深々な幼子の姿が眼に浮かぶのだナ。

七十二候では、蛙始鳴(かわず、はじめてなく)頃。蛙がはじめて鳴く時季が来た。カエルは害虫を食べてくれるので、農家では水田の保全に役立ち、田んぼの神様の使いとして崇められたとも聞く。

   初蛙 今年も来たと 酒を酌む    八十八

先日、土から出て来たばかりのヒキガエルを「待ってました!」とばかりにカラスがヒョイッとクチバシを開けてさらって行った。
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冬眠から覚めたばかりだというのに「自然界」とはそんな物なのだネ。

暦では立夏を迎えたネ。東京は暖かい風が吹く穏やかな気候が続いているが、北海道では季節外れの雪になった模様。

五月は「薫風」と云う言葉が本当に似合うのだナ。朝干した洗濯物が風にそよぎ、午前中の内に乾き出す。我が家では鯉のぼりなど出さないが、春風に舞う洗濯物を眺めているだけで心地が良い。
     ◇          ◇          ◇
五月五日は「端午の節句」だったネ。
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いつも行く公園でも子供たちが元気良く駆け廻り、レジャーシートを敷いた家族連れが数多くピクニックを楽しんでいた。

この黄金週間はカミサンがずっと浜松に出張していたので、ボクは一人で朝から公園で野鳥観察ばかりしていた。冬鳥が去り、少しづつ夏の渡り鳥が入って来始めたり、留鳥が営巣し子育てをし始めてきた。
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今年初のセンダイムシクイの囀(さえず)りを確認し、林の中を分け入って撮影することが出来たし、キビタキの姿も撮ることが出来た。

朝9時からカメラ片手に公園を歩き回ったので、午後は一人ブランチを愉しんだ。

カミサンの実家から送られて来た野菜を細かく刻み鶏肉と煮込みポトフ風に仕込んだ。
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今回は、温かい珈琲もサーモスに入れて来た。
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トーストしたパンにマヨネーズで和えた茹で卵を挟みサンドウィッチを作った。
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近所の肉屋さんで揚げたての海老カツを買って来て、レタスと共にトーストで挟んでみた。
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公園では母子たちがBBQを楽しんでいたので、その隣りのテーブルを使わせてもらった。休肝日だったので、ノン・アルコールビールだったが心地良い休日となった。
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食後はゆったりと珈琲の薫りに癒された。

ブランチを終え、また公園を歩いていると今年初めてのモンキアゲハ蝶を見つけた。
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じっと葉に止まっていたので、パチリ!
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陽が暮れる前に公園を出て、白金の覚林寺まで「清正公(せいしょうこう)さま」をお詣りに出掛けた。二歳から十二歳までこの地で育ったので、毎年子供の日には「清正公さま」に行き、菖蒲の葉を買って来た。

幼い頃は当然のことながら、境内の露店のお好み焼きや飴細工が楽しみだったのだが。

家に戻り菖蒲湯にゆっくりと浸かった。
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思い過ごしだとは思っているが、菖蒲湯や柚湯はいつも以上に躯が温まると思っている。
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壁の浮世絵も堀切の菖蒲園に架け替えた。

この日は休肝日だったので、お茶を煎れ一人かしわ餅を戴いた。
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味噌餡と粒餡を両方とも平らげて、悦に入りながらたまっていた映画を観て夜を過ごしたのでアール。

   薫風に 洗濯物も ダンス哉    八十八
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Commented by 磯野 俊 at 2013-05-10 16:47 x
師匠 スゴイ! ヒキガエルを引っさげて飛ぶカラス いつぞやは月夜の晩に電線を這うヘビ キャパを凌駕するテクニック 只者ではありませんな~
by cafegent | 2013-05-09 17:33 | ひとりごと | Trackback | Comments(1)