東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/亡き友を乗せた神輿が浅草の空へ。

爽やかな風が五月の空を駆け抜けて行く。今年も16日の御心霊入れから浅草「三社祭」が始まった。
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毎年、この季節が来ると心躍る仲間たちが集うのだ。
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行きつけの酒場『簑笠庵(さりゅうあん)』では雷門田原の町内神輿を担ぐ酒朋が酒を片手に待機する。

毎年、寿一丁目に店を構えていたミヤッチと祭りを楽しんでいたが、あのイナセな姿はもう見られない。
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昨年の祭りには車椅子で駆けつけてくれたが、その二ヶ月後に他界してしまったからだ。

ミヤッチの店は、そのまま友人のカオルちゃんが引き継いでくれたので、今年もまたミヤッチを偲び三社祭に集まった。
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ミヤッチのご家族はまだ喪が明けてないので来られなかったのだが、今年は19日の日曜に一之宮の本神輿が寿一丁目を通るので昼から酒を持参して訪れた。

朝6時の宮出しから始まり、仲見世を抜け雷門田原町では酒朋キクさんが担いだ。
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約一時間程押して午後2時半、一之宮の本社神輿を一本足の高下駄を履いた天狗様が先導してやって来た。
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そして御神馬に乗った宮司さんが赤い傘のお供を従えて闊歩する。
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さぁ、それに続けとばかり威勢の良い掛け声と共に本神輿が現れた。
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青空の下、祭囃子が風に乗り、平太鼓が通りを沸き立たせる。
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次から次と「寿一」の祭半纏を纏ったか継ぎ手が入れ替わる。
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きっとミヤッチも金色に輝く鳳凰に乗って天国から神輿を担ぎにやって来ていた筈だ。

祭りの時の人々の一体感は、なんて素晴らしいのだろう。
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喧嘩祭りとも呼ばれる三社だが、地元の連中は実に格好良くエネルギッシュに祭りを盛り立て神輿を担ぐ。ほんの一瞬の出来事なのだが、浅草界隈の氏子四十四ヶ町の皆さんは町内神輿と本神輿が無事に通ることを願って一丸となるのだナ。
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神輿の余韻を残したまま、通りでは帯を解いた連中が良い笑顔で歩いてた。氏子のカオルちゃんはすっかり酔いが回ったのかソファに寝てしまった。
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そんな訳で、カオルちゃんを一人残し我々は雷門の酒場『簑笠庵』へと移動した。
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この辺りは午前10時半頃に本神輿が通ったので、今はもう外で皆穏やかに酒を酌み交していた。
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簑笠庵名物のアジフライを肴に酒がススんだ。
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山本さん、京子さん、ご馳走様でした。
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開け放たれた戸の向こう側、緑の暖簾が風に揺れている。
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江戸切り子の酒グラスの青が、近づく夏の予感を運んでくれた。
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by cafegent | 2013-05-22 11:46 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)