日々是日記/ゲリラ豪雨で酒場もヒマか!
2013年 07月 24日
午後3時過ぎ、丁度原稿をアップしてメールで送信し終えたので呑みに出掛けようとした矢先の雹だったのだナ。雹が雨に変わりまだ小降りだったので、近くの酒場『牛太郎』へと出掛けた。
雨のせいで客足も遅く、僕を含めて4人しか居なかった。
昨日は二十四節気の「大暑」だったが、数日ぶりに猛暑となった。牛太郎前の通りでは知り合いのタクシー運転手の方がひっきりなしに駅から近場へとクルマを往復させていた。皆さん、突然のゲリラ豪雨に閉口して、タクシーのお世話になっていたんだネ。
落雷の音がどんどん近づいて来た。暫くすると雷鳴が高く轟き、酒場の向かいのマンションの屋上に立つ避雷針に落ちたのだ。
夕立にひとり外みる女かな 其角
雷鳴轟く夕立の雨をぼんやりと眺めている女の後ろ姿。浴衣の襟元から覗くうなじが実に色っぽいのだナ。そんな光景が目に浮かぶ。
芭蕉の弟子、宝井其角(きかく)のこの句を誰かが「放心のエロス」と評していたことがある。其角は夕立の光景を詠んだのではなく、放心から漂ってくる空しいエロティシズムに狙いを定めた、と。
雨の中、酒朋の渡部クンと橋本クンがやって来た。
この日は、掌人形作家の丸口屋舌波さんや呑んべい女子のキクちゃんもやって来た。