日々是日記/お盆休み、地元ハシゴ酒!
2013年 08月 19日
早いもので、立秋も残すところあと3日となった。
春の濃い霧は「霞」と呼び、秋は「霧」と呼ぶのだネ。
まだまだ空には夏雲が広がっているネ。
今朝の朝日新聞天声人語の中に「緑陰読書」と云う言葉が登場した。
夏休み中での読書をこう称するそうだ。蜩(ヒグラシ)が鳴く樹の下、木陰に入って本を開く光景が眼に浮かぶ。
昨日の日曜は野方『秋元屋』も夏休みだったので、家でホッピーを飲みながら本を読んだ。
読後に思い出したのはルイス・ブニュエル監督の映画『アンダルシアの犬』の冒頭の強烈なシーンだった。まぁ、映画を観た人にしか判らないだろうが....。
史上もっとも饒舌で冷徹な「三歳児(わたし)」。
「わたし」は「継母(あなた)」のすべてを見ている。
芥川賞選考委員も「このタイトルから、ある程度ラストの予想がついてしまう」と言う意見が出ていたそうだが、それは正直その通りだった。だが、読み進むうちに被害者と加害者が巧みに入れ替わる不気味さは見事だったナ。
短編小説なので、是非読んでみては如何かナ。
◇ ◇ ◇
さて、この一週間は行きつけの酒場の殆どが夏休みに入っていた。武蔵小山のもつ焼き屋『豚星』も店主の黒田クンがお盆休みを取っていたのだが、その間を利用して元スタッフの京平クンと現スタッフの直樹クンの二人で、三日間限定のBBQ屋を開いた。
こちらはジャークチキン。
他にも自家製サングリアやピニャコラーダなどカリブの風が吹く様な酒と料理が盛り沢山だった。
続いて向かうは近くの『佐一』へ。
この日はシンコを仕込んでいたので、握りを戴いた。
ムサコ三軒目はバー『Syu-On』(酒音)へ。
タケはラフロイグのハイボールだったネ。
最後はムサコの深夜食堂『いちりん』へ。
扉を開くと知った顔があった。木場『河本』などで飲む酒朋クマちゃんだった。
こうして、お盆休みの土曜日が終わろうとしていた。
外に出ると路地の脇から秋の虫たちが集(す)だく声が響いていた。夜道を照らす月明かりを頼りに家路へと向かったのでアール。