東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/晩夏、天ぷら『いせ』を堪能!

夕べは夜半から激しい雨となったネ。今朝の東京は豪雨が嘘の様に上がり、青空が広がった。
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街を抜ける風も、どことなく秋の気配を運んでいたネ。

しかしまだ八月だもの、今週も後半は夏日が戻ってくるとの予報が出ている。夏の終わり、どこか旅に出たいナァ。

       遠き日の兄弟ゲンカ 秋の蚊帳   八十八
      
さて、昨日はカミサンの誕生日と結婚記念日だった。毎年、八月の後半はハレの日を祝い、夫婦水入らずで食事に出掛けている。

夕べは大森海岸駅から数分のところに佇む天ぷら懐石の『いせ』を訪れた。考えてみれば結婚してから毎年この日は天ぷらを食べているかもしれない。『みかわ』『天茂』『よこ田』『近藤』『山の上ホテル』と続いていた。
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八月ももうすぐ終わるし、この夏最後にもう一度浴衣を着てみた。

今回お邪魔した『いせ』は、カウンター8人の小体の店でアル。午後5時半開店に合わせて伺ったのだが、まだ暖簾が出ていなかったので、近くを一回り歩いてから戸を潜った。

ヿ字型の白木のカウンターは見事に手入れされていた。気持ち良く料理を愉しめるのだナ。

まだ若い主人だが、寡黙で一途に料理と向き合っている様な雰囲気を醸し出している。外の暖簾にも記されていたが、ご主人の飯村さんは神田猿楽町の名店『天政』(現丸の内丸ビル)出身らしい。
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先ずはビールを戴いた。付き出しは茶豆だ。香りも良く一番搾りに良く合った。

目の前では才巻海老を包丁で叩き大きな実の椎茸に詰めていた。この丁寧な仕事ぶりを眺めているだけで、酒がひと味もふた味も旨くなる。

茶豆を食べ終えた頃合いに穴子の骨せんべいと活才巻海老の頭が揚がった。
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香ばしい薫りとカリカリの食感でビールがススむ。

さぁ、天ぷらの開始となった。
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剥きたての活才巻海老が二尾順番に出て来た。これは塩が合うのだナ。

こちらでは、たっぷりの大根おろしが入った天つゆ、塩、そしてレモン汁の皿が用意されている。二尾目の海老の前に冷酒を戴いた。

酒は福島の飛露喜(ひろき)を二合お願いした。
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冷酒が正一合入った片口が二つ出て来た。涼しげなガラスの猪口も美しい。

お次はアオリイカだ。
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甘くてレモン塩が合うネ。

こちらは新銀杏。
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風味豊かで一足早い秋を食む。

このアスパラガスも美味しかったなぁ。
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今の時季は国産ものよりもオーストラリア産の方が味も香りも良いと伺った。いやぁ、本当に美味い。

続いて、天然の鱧が揚がった。
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半分は塩で戴き、残りは天つゆで。あぁ、至福のひとときだ。

江戸前のめごちもこれまた旨い。
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夏の時季に食べれて良かったナ。

新蓮根はサクサクで甘い。
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そして、これが先程仕込んでいた海老のすり身入りの椎茸揚げだ。
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椎茸の香り高く、酒がススム天ぷらだネ。
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鱚(キス)も身がふっくらと揚がっており素晴らしい。

お次は僕の大好物、トウモロコシだ。
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言うことなしの美味しさでアル。

天ぷらの最後は羽田沖で捕れた穴子だ。
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天ぷらの素材によって揚げ方を変えているのか、穴子はカリッと香ばしくしっかりと揚がっていたかナ。

ご主人曰く、魚介は全て生で食べられる新鮮なものだけを使用しているとのことだった。大森海岸と云う土地がら江戸前や近場で捕れた素材を上手く生かしているのも素晴らしい限りでアル。
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お新香でひと息ついて、〆のご飯となった。

〆は天ばら、天茶、天丼の三種から選べる。
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カミサンは天ばらで、僕は天丼を戴いた。
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海老と貝柱のかき揚げが乗った天丼に蜆(シジミ)の赤出しが合うのだネ。

食後に出て来た甘味は、手作りの葛きりだった。
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ご主人がせっせと鍋をかき回しているので、何を作っているのかと思ったら、これだった。蜜も美味しくてとても幸せな気分になった。

量も丁度良く、大変美味しく戴いた。

ワインもシャブリやムートン・カデ・ルージュを用意しているので、次回はワインで愉しもうかナ。

年に一度の結婚記念日に相応しいひとときを過ごすことが出来た。ご馳走様でした。

外に出ると日が暮れていた。秋の虫が集(すだ)く声が聴こえ、そこはかとなく秋の香りが漂っている様だった。

電車に乗り、武蔵小山へと戻った。まだ雨の気配も無かったので、馴染みの酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。
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いつもの酒場でいつもの顔が集っている。こんなに素敵な時間は無いのだナ。
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そんな訳で、地元のハイッピーを戴いて、和み酒を愉しんだのでアル。
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by cafegent | 2013-08-27 14:53 | 食べる | Trackback | Comments(0)