先日、発射中止となったイプシロンロケット試験機が、無事打ち上げられた。
内之浦宇宙空間観測所を発射したイプシロンロケットは、「宇宙への敷居を下げる」と言われる低コスト、最小スタッフのパソコン発射の高性能ロケット新時代の幕開けとなったのだネ。
打ち上げのライブ中継を観ているが、カウントダウンが始まった!
おぉ、2013年9月14日14時00分無事に打ち上がった!
グングンと宇宙に向かってロケットは飛んでいく。
打ち上げから2分が経過し、第一段燃料が終了。肉眼での確認が出来なくなった!
昨日はボイジャー1号が人工物で初の太陽圏脱出のニュースが世界を駆け巡ったが、36年も前に打ち上げられた探査機が今も現役で宇宙の情報を伝え続けているとは驚きだネ。
ボイジャー1号には黄金のレコードが搭載されている。地球の生命体や文化の存在を伝えるために人々の声や機関車の音、動物の鳴き声や様々な画像までもが納められているそうだ。
しかし、地球外知的生命体がこれを発見したとして、再生するプレーヤーを持っているのかナァ、と思ってしまったのだナ。
そう云えば、僕より9歳年下の友人は1969年アポロ11号が歴史上初めて人類の月面到着を祝って、「宇立」(うたつ)と名付けられた。宇宙に初めて立ったからこの名前を父親に付けられたそうだが、中学生の頃はウダツが上がらない「うだつ」と呼ばれ苦笑いの三年間だったらしい。
まーどーでもイー話だが、先のイプシロンの発射煙を眺めながら、そんな事を思い出したのでアール。
◇ ◇ ◇
話を仙台ハシゴ酒に戻そう。
午後五時、ホテルから歩いてアーケード街『クリスロード』を抜けて、向かうは「文化☆横丁」だ。
仙台に来たら、居酒屋『源氏』の暖簾を潜らなくちゃネ。
細い路地を進み、縄暖簾が見えて来ると、そこからもう胸躍るのだ。
長い年月が醸し出す昭和の風情が、酒の味を何倍にも美味しくしてくれるのだナ。
口開け早々にお邪魔したのだが、結構賑わっていた。
コの字カウンターの左側は地元のご常連さんたちが7人で酒宴を楽しんでおられた。右側は多分僕らと同じ旅行客だろうか。皆さん結構酒の肴を頼んでいましたナ。
割烹着姿の女将さんと一年ぶりの再会だ。
仄かな明かりの中で白い割烹着が凛として映えるのだネ。
此処は酒を頼むと肴が一品出てくる。
先ずは山芋とオクラとお新香だ。酒は高清水の初しぼりをお願いした。
旨い!スーッと喉を通る爽やかな酒だった。
続いて新政の燗酒を戴いた。
冷や奴が燗酒に合うのだネ。
莫久来(ばくらい)を戴いた。
これまた酒がススむ一品だネ。
『源氏』の酒を堪能し、外へ出ると仕事を終えた酒朋ビリー隊長が到着していた。
半年前から単身赴任しているので、今回はビリーに案内をお願いしたのでアル。
向かうは、スグ近くの『焼きとり きむら』だ。
二階に上がり昭和な雰囲気のテーブル席へ。
懐かしよネ、このテーブル。ビリー隊長とはこの二日前にも京成立石で吞んだばかりだが、すっかり仙台が馴染んでいたネ。
枝豆と生キャベツをアテにビールでカンパイ!
此処に来たらコレを食べなくちゃ、と頼んでくれたのは豚ミソ串と豚バラ串だ。
この大きさで一串90円は良心的だネ。チューハイもススむ訳だ。
中々渋い酒場だったネ!サクッと吞んで、次へ移動。
文化☆横丁からアーケードを抜ける。
酒屋の角打ち『菅原酒店』に到着だ。
此処は創業明治28年の老舗酒屋なのだヨ。
白ワインの様だが日本酒なのだネ。
ハイ、カンパ~イ!
此処は広瀬通りに面しているので、人の往来が激しく賑わっていたネ。
心地良い夜風の中で吞む酒は最高に旨い。
飲食街を抜けて、ビリー隊長が先導してくれる。
良さそうな酒場が色々と在るナァ。
そして、ビリー行きつけの酒場『御家族公認 酒道場』に到着だ。
渋い酒場だネ、此処も!
先ずはサッポロ黒ラベルでカンパイ!
此処は親方に黙ってお任せだ。
で、出て来たのはゴーヤチャンプルーだ。
日本酒は新潟の酒「古蔵」だネ。
ビリーが座ると黙って一升瓶が出てくるんだネ!
きのこ汁は体に優しい味だったナ。
親方、いきなりカミサンにナイフを差し出した。ハテ、なんだろうと思いきや、大きな梨を持って来た。
カミサン、梨を剥いてみんなへ。
お次ぎは葡萄だった。
この脈略の無さが、親方の魅力だネ!
なんだか、ビリーと親方が親子に見えてきたヨ!w
そして、ハムキャ別の登場だ。
いきなりパックごとスライスハムが出て来たのには驚いたがネ。
あぁ、たんまりと吞んだネ。
親方、美味しい酒と肴、ありがとうございました!感謝多謝!
駅方面へと戻り、仙台駅を反対側へと廻った。
おぉっ!魅力的な所も在ったが、カミサンが一緒じゃなぁ!
名掛丁センター街を抜けて、向かったのは大衆酒場『びっくり』だ。
此処も地元の方々に愛されている酒場だネ。
暖簾に「びっくり キムチ」と書いてある通り、ピリ辛なおつまみが多いのだネ。
寶焼酎のビリー隊長キープボトルを戴き、再びカンパイだ。
お馴染み寶焼酎は旨い!
カミサンもよく吞んでるナ。
ボクもビリー隊長もヘベのレケ間近かナ?
このチヂミも美味しかったナァ。
こうして、この日6軒のハシゴ酒の旅が終了した。
ビリー隊長は翌日も朝から仕事だから、これにて解散となった。
ビリー、ありがとうヨ!
ホテルへ戻ると、宿泊者向けサービスでラーメンが振る舞われた。
酔った後の〆ラーは、何とも言えず美味い!
このホテル、深夜も早朝も天然温泉に入れるし、朝刊や煎れたてコーヒーのサービスも有り、中々快適だったナ。
そんなこんなで、青春18きっぷの旅仙台一日目が終了した。