東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/啓蟄を迎え、春近し。

昨日から季節は二十四節気の「啓蟄」を迎えたネ。山梨など雪崩の被害が起きたり、北海道でも厳しい寒さが続いているが、列島は少しずつ春に向かっている。
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「啓」とは、開くこと、「蟄」とは土の中で越冬した虫のこと。土の中で眠っていた虫たちが、春の気配を感じて土の上に這い出してくるのが「啓蟄」なのだネ。

今朝の公園では、昨日の雨で土が柔らかくなっていたのかツグミが地面を突いて大きなミミズを探し出した。
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思わぬご馳走に大満足だったかナ。一雨ごとに春が近づいて来る。そんな季節の移ろいを感じながら虫や野鳥を探して歩くのが愉しい。

今日は風が強いが青空が広がった。
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公園の広場では子ども達が河津桜の咲く木の下でお弁当を開いていた。
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桜の花の蜜を求めて、メジロたちも沢山やって来る。

    ◇         ◇         ◇
閑話休題。

誰もが一度は触れたであろう絵本「ぐりとぐら」が最初の発表から五十年を迎えたのだネ。1963年と云えば、僕ももう三歳、母親に沢山の絵本を読み聴かせてもらった。中でも「ぐりとぐら」シリーズは大人になっても時々書棚から取り出して眺めたりしている。

中川李枝子さんと実妹の山脇百合子さんの生み出した「ぐりとぐら」は日本のみらならず世界中で愛されている絵本だネ。中川さんによれば、絵本に教訓など要らないそうだ。いろんなお話しに子どもたちが魅了され、いつのまにか本を読むことの楽しさを身に付けてくれれば良いのだそうだ。「どこで誰に会って、どんな本に出逢うかが大切」と云う。

暫く絵本作りから遠ざかっていた中川さんは、或るサイン会で手紙を受け取ったそうだ。幼くして娘すみれちゃんを亡くした母親が、娘は「ぐりとぐら」に出逢って幸せでした、と記されていたそうだ。そして、実に19年ぶりにシリーズの新作『ぐりとぐらとすみれちゃん』を発表したのだネ。
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ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)

この絵本で初めて人間を登場させたそうだが、かぼちゃの入った大きなリュックを背負ったすみれちゃんが何とも言えず可愛かったナァ。

東京の松屋銀座で開催されている『誕生50周年記念 ぐりとぐら展』では、絵本シリーズの原画約70点や初版本、制作資料などが展示されている。姉妹の最初の作品「いやいやえん」の表紙原画も展示されているそうで、愉しみだ。

また会場デザインを手掛けているのが家具デザイナーの小泉誠さんだ。僕の大好きなデザイナーで、一度『牛太郎』でお会いしたことがある。

これを機に「ぐりとぐら」全7作品を読み返してみようかナ。
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   山路来てなにやらゆかしすみれ草(くさ)

これから菫(すみれ)の花も咲き始める時季、日本には百種以上もの菫が有るのだそうだ。足元の小さな紫色のたちつぼ菫を探して箱根辺りの山道を歩きたいものだ。

「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」のサイト
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by cafegent | 2014-03-07 11:37 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)