東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/夏真っ盛り、老舗のかき氷で涼む。

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    水打つや 蝉驚いて 飛んで行く    子規
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朝からアブラゼミとミンミンゼミのけたたましい鳴き声が響いている。
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アブラゼミは油が撥ねるような音に聞こえるから、その名が付いたとされている。
ジィジィジリジリとなく音色と路面を照りつける灼熱の太陽の姿が重なり、八月の「盛夏」にリアリティを与えているのだナ。

最近は法師蝉の声を余り聞かなくなった様な気がするが、もうすこし秋の気配を感じないと現れないのだろうか。
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こう暑い日が続くと、打ち水でもして路地を通り抜ける風が涼を運んでくれることを願いたい。
      ◇           ◇           ◇
今年の夏はまとまった休みを取らず、遠出もしなかった。早朝、いつもの公園で鳥や虫を探して歩き、6時半からはラジオ体操だ。
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ラジオ体操って第一、第二とやると結構汗をかくのだネ。固まった体の筋もほぐれるし、ストレッチ代わりにとても効果的なのだナ。

運動が終われば、商店街に戻り『コメダ珈琲』で朝の一杯を味わう。
それでもまだ7時半、家に戻りNHKの連続テレビ小説を観る。

このなんとも普通の日常の過ごし方を知ってからと云うもの、昔のような深夜のクラブ遊びがメッキリと減った。まぁ、夕方から呑み歩いているのだから、夜中まで身体が保つ訳もないのだネ。

酒場のお盆休みに便乗し、ピロリ菌除去の投薬をした。人間ドックで胃の検査をした際にピロリ菌が居ると言われたので、この機会に取り除くことにしたのだ。しかし、このクスリには抗生物質が入っているため、アルコールが入ると効き目が無くなるらしい。しかも、朝と晩の2回を一週間続けなくてはならないのだ。
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そんな訳で、昨日までの一週間なんとか酒も吞まずに過ごしてみた。
とは云え、ウーロン茶やノンアルコールビールなどで、この一週間も開いている酒場で過ごしていた。
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武蔵小山駅近く居酒屋『長平』(ちょうべい)では、『牛太郎』難民の方々が毎日顔を出していたナ。

昨日は窓を開けても生温い湿り気を帯びた風しか吹き込んで来ず、こりゃ堪らんと街へ出掛けた。

向かった先は湯島だ。
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先ずは湯島天神にお詣りし、甘味処の老舗『みつばち』にお邪魔した。
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此処は創業が明治42年と古く、最初は製氷屋さんから始まったそうだ。今も名物になっている小倉アイスは売れ残ったあずきを桶に入れておいたら廻りが固まって、食べてみたら大層美味かったらしい。そこに仕入れたばかりのアイスクリーム製造機に投入してみたら、見事な小倉アイスが出来上がったのだとか。

店の軒先で今も最中に載せた小倉アイスクリームが販売されている。上野から湯島へと歩く人々も『みつばち』の前で足を止め、冷たくて甘い小倉アイスを買い食いしながら涼を取るのだネ。
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だが、この日の目当ては「かき氷」なのだ。

此処の抹茶のかき氷「抹茶金夏」は昔から変わらぬ味で夏になると一度は食べたくなる氷菓でアル。
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もちろん小倉アイスや練乳のトッピングもオススメだ。氷を少しずつ崩しながら、スプーンで口に運ぶ。抹茶の風味が爽やかで、喉から冷えていく。
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サクサクサクとスプーンですくい、餡を載せた白玉と一緒に舌の上に載せるのだ。あぁ、真夏のささやかな幸せだ。食べ終えた後の緑茶の渋みが、これまた堪らなく旨い。ベットリとしていた腕の汗もいつの間にか消え去り、サラリとしていた。

よし、来年もまた八月に訪れるとしよう。

再び湯島からまっすぐ春日通りを東京大学の方へと歩く。
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街路樹のイチョウの木では季節を間違えたのか銀杏の実が沢山実っていた。

本郷三丁目に到着だ。交差点を渡り本郷通りから脇道へ入る。
其処は「菊坂」と呼ばれる坂道が延びている。昭和な佇まいを残した魚屋や肉屋さん。大きなインコが居る小鳥屋さんも在る。脇の細い路地には手押し式のポンプがある井戸も残っていたり、クルマの行き来も少なく長閑な通りだ。

この辺りは確か宮沢賢治が住んで居たことがあるのだネ。昔、文京区が設置した「宮沢賢治旧居跡」の案内表示板を見た記憶がある。
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クルマも入らない細い路地を右に折れると金魚屋の『金魚坂』が在る。
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此処は金魚の釣り堀も有り、この日も親子連れが大勢訪れていたナ。
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此処は僕の酒朋ムッちゃんが働いているのだが、この日はお休みとのことだった。
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奥のカフェで珈琲を戴き、歩き疲れを癒すことにした。

本郷三丁目を後にして、日本橋三越を訪れた。今日から北海道に行くので、実家の両親への土産を探しに行くためだ。

東京生まれの母が好きなのは「くず餅」でアル。
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亀戸『船橋屋』のくず餅と親爺の好物である山形の「富貴豆」を購入した。それにしても全国の銘菓が一堂に買えるのだから、東京って凄いよネ。

昨日までは禁酒期間中だったので、自分用にも和菓子を買った。
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各店が競い合うように夏菓子を並べていた。
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今回はどら焼きが旨い『KITAYA 六人衆』の夏菓子「赤いべべ」にしてみた。

赤いべべ着た金魚が、小石の敷かれた清流を泳ぐ姿が実に美しい。
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緑色の藻を模したのは羊羹だ。その上に敷き詰められた小石はあずきなど。箱庭の様な菓子は暫しその姿を愉しみ、美味しく戴いた。

さて、今日からまた旅に出る。今回は道南の旅だ。室蘭から苫小牧を抜けて日高へ。この辺りはもう涼しい頃だろうか。普段より一枚多く上着を持って行くことにしようかナ。
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by cafegent | 2014-08-18 11:21 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)