早いもので、今年ももう一ヶ月が過ぎたのだネ。
今月は「如月(きさらぎ)」でアル。本来、旧暦の2月を如月と呼ぶのだが、今では新暦の2月として用いられている。旧暦の2月はまだまだ寒さ厳しいので、衣服を更に着重ねる時季だから、衣を更に着る月で「衣更着(きさらぎ)」となった説がある。
如月は、耳に響く語感が素敵だよネ。2月は他にも、梅が咲き始める時季だから「梅見月(むめみつき)」とも呼ぶ。
2月3日は節分だ。
今年もまた早稲田の穴八幡宮にて「一陽来復(いちようらいふく)」のお守りを授かって来た。毎年、冬至から年明けの2月3日の節分までの期間に頂けるお守りだ。
商売繁盛や開運に御利益が有り、特に「金運」に強いと言われているから、この日も穴八幡宮では長蛇の列が出来ていた。
古いお守りを納めて、今年も無事に新しいお守りを頂くことが出来た。
「一陽来復」とは、陰の気が去って、陽の気が再びやって来る、良く無いことが続いた後に、ようやく良いことが訪れると云う意味でアル。
毎朝歩く公園ではもう紅梅の花が咲き、そこはかとなく春の薫りが漂い始めていた。
時折吹く風はまだまだ冷たいが、陽射しはもう春色だ。あと数日で暦も大寒から立春に移るネ。今年も恵方の方角に「一陽来復」のお守りを祀るとしよう。そして明日は運気好天を願ってお不動様へ節分のお詣りに行こうかナ。
◇ ◇ ◇
閑話休題。
先日、酒朋ネイリストまゆみちゃんに誘われて美味い肉の宴を催した。
向うは吉祥寺の名峰『肉山』だ。過去、多くの方々が肉山の頂上を目指し、その美味さと豪快さに圧倒されて下山している。
この日も完全踏破に向けて昼飯を抜き、万全に体調を整えて肉山に向った。そして午後五時、男女五人のパーティで挑んだのでアル。
此処は一人五千円の「お任せコース」なので、お酒だけを頼めばあとは店主にお任せだ。
プラス五千円で「飲み放題コース」にもなるのだが、この日は酒より肉を喰らおうと意気込んでいたので、飲み物は個別にしてみた。
チャンンジャやプチトマトで肉を待つ。
先ずは生ビールでカンパイだ!
最初に登場したのはエリンギだ。(画像、ブレブレだネ!)
このままでも十分美味しいが、自家製マスタードを少し付けると更に美味さが増したナ。
そして肉の登場だ。
先ずは80分かけて焼いたと云う豚ロース肉だ。
豚肉ってこんなに美味しかったのか、と再認識させられる美味さに一同唸ったネ。
お次は、牛モモ肉の赤身だ。
これは山葵を付けて戴いたのだが、赤身肉ならではの噛む程に増す旨みに感動した。
肉が来たので、赤ワインをお願いした。
此処は肉に合うワインをお任せで選んでくれるので、実にラクチンでアル。
あぁ、幸せなひとときだネ。
アスパラガスとパテの登場だ。
このパテも濃厚な味わいでワインがススむススむ。
聞けば、池尻大橋のフレンチレストラン『OGINO』のパテ・ド・カンパーニュを分けて貰っているそうだ。どうりで、こちらも美味しい筈だ。
箸休めのキュウリで口をさっぱりとリフレッシュ!
赤ワインをもう一本追加ッ!
続いて、馬ヒレ肉がドーンッ!と登場。
どうですか!このボリュームを楽しみたいなら大勢で来た方が良いね。
みんな馬肉の旨さに驚いていたナァ。
そして、知り合いが仕留めて送って来たと云う鹿肉のローストだ。
どの肉も凝った味付けはせずにシンプルな塩加減を効かせている。これが、肉本来の味を堪能出来る秘訣なのだネ。冷凍じゃない生の鹿肉ならではのレアな赤身が最高に美味しかった。
さぁ、肉の最後は牛イチボだ。
これはもう何も語る必要無しだナ。あぁ、完璧に肉山の凄さに圧倒された。無事にこのパーティ全員で頂上に辿り着いた。
〆の飯は、カレーライスと卵かけご飯だ。
此処の卵かけご飯は醤油ではない。胡麻油と塩で味付けがしてあるのだが、これがまた旨いのだナ。
たっぷり二時間の肉山登山が終了した。
次回の予約もしっかり取ったし、安心して下山した。店主の光山さん、本当に感動しました!ご馳走さまでした。
無事に下山した一行は、ハモニカ横丁へと移動。
『ハモニカキッチン』の屋上階で二次会と相成ったのでアール。
『肉山』の予約を入れてくれたマユミちゃんに感謝多謝!