東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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たまには、素直に感動したことを伝えたいかな

前日と打って変わって日曜日の東京は強い風が吹き乱れ、桜の花も遠山の金さんの登場シーンのように桜吹雪となって舞っていた。(いや、梅沢富美男の舞台か)
そんな新宿御苑がお花見のピークに達している頃、僕はそのすぐ近くのコンサートホール「シアターサンモール」にて増田太郎というアーティストのライブを拝聴した。それにしても、新宿御苑はその場所柄かゲイのお兄さん達が沢山集まって花見に向かっていた。何故か、メッシュで大きめのタンクトップが目立ったが、彼らの中では流行っているのだろうか。まぁ、どうでもいいけど。

ヴァイオリニスト増田太郎という事しか前情報がなかったので、どんな曲を弾くのだろうと思っていたら、登場した彼は僕の予想を大きく外してくれた。ヴァイオリンも弾くが、ソングライターであり、ヴォーカリストであったのだ。
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バンドもピアノ、パーカッション、ギター、オルガン、そしてヴァイオリンと5人編成でのライブだった。昨年の秋か冬に目黒のライブハウスでのライブを誘われたのだけど、仕事の都合がつかず今回はじめてその唄を聞いたのだけど、素直に素晴らしいと感じた。




毎晩毎晩、飲んだくれている僕に、なんだか「お前ももう少し誠実に、心を清めて生きてみろ」と、彼の澄んだ声で唄を通して問い正してくれたような気がしたのは、僕だけだだったろうか。
増田太郎は、5歳からヴァイオリンを始めたらしく、ギター、ピアノもこなしているが、何よりそのソングライティングとボーカルの深い味わいに引き込まれてしまった。今、30代半ばだと思うが、彼は20歳の時に視力を失い、光の届かない世界の中で生きているのだ。元気いっぱいで明るい彼のステージを見ていると、ハンディを背負っているなんて微塵にも感じさせないが、唄の歌詞を聞いていると、やはり彼しか書けない唄なんだろうなぁ、と思ってしまった。
視力を失ってからの人生のパートナーである盲導犬のエルムが突然の死でこの世を去った時の話を聞いた時は、思わず目頭が涙ぐんでしまった。b0019140_17463615.jpg
「僕とエルムとバイオリン」と言う楽曲はそんなストーリーを聞いたあとだったから、ジンときて聞き入ってしまいました。その他にも「毎日が歌ってる?」「ばら色の薔薇」等の曲も彼が創り、歌うから『生きた唄』になっているんだろう。
最近、ヴァイオリンの音色が気に入っていて、普段でもステファン・グラッペリだったり、今モノのスパニッシュ・コネクションや金原千恵子のCDを聞いているけど、増田太郎のヴァイオリンの音色もエネルギッシュで良かった。余りイカシた表現じゃないけど、彼の演奏や唄にはパッションを感じた。少ししゃべり過ぎかも、という友人の意見もあったが、毎日を闇の世界で戦い生きている彼にとって、大勢の観客と共に過ごす時間は、本当に楽しかっただろうと思う。楽しくて、楽しくて、歌いたくて、仕方なかったんだろうなぁ。
それが伝わっただけで、大きな収穫をしたライブだった。
増田太郎オフィシャル・ホームページ

増田太郎の存在を知ってしまった以上、今日から彼を応援しなくちゃイカンぞ、と思っているのだ。
(昨日、ライブ時に撮影が出来なかったら、HPから写真勝手に載せちゃいました。応援するから許可してねんな。)
by cafegent | 2005-04-11 17:56 | ひとりごと