日々ヘベレケ日記/新春、東京ハシゴ酒!
2016年 01月 12日
昨日は成人の日だったネ。毎年、この日の朝の朝刊に掲出されるサントリーの広告を楽しみにしている。作家の伊集院静氏が新成人に向けた激励のことばが綴られているのだが、五十歳をとっくに過ぎた僕が読んでもピンと背筋を伸ばしてしまうのだナ。
◇ ◇ ◇
さて、行きつけの酒場も殆どが新年の営業を再開したネ。先週は勝どきの『かねます』の口開けからスタートし、根岸の『鍵屋』を経由して神保町の『兵六』へとハシゴ酒。
午後3時過ぎ、地下鉄勝どき駅を出て「かねます」に向うと既に6人程が並んで居た。我が酒朋の森一起さんが先頭で待っていたので、口開けと同時入ることが出来た。
ハイボールをお願いして、新年の乾杯をした。
紅葉おろしを載せた濃厚なあん肝で酒もススむススむ。
暫くすると旧友の我満夫妻が現れた。
「かねます」は本当にいつもひっきりなしに混んでいる。フランス料理界の奇才ジョエル・ロブション氏も東京に来ると此処に立ち寄るそうだし、あの世界一予約の取れないスペインのレストラン「エル・ブリ」の天才シェフ、フェラン・アドリア氏も此処の料理にハマってしまい毎回来日する度にやって来るのだから恐れ入る立ち飲み屋さんだよネ。
今年も沢山一緒に呑もうネ!
それにしてもハイボールを何杯飲んだだろうか?6、7杯はいっちゃったナ。名残惜しかったのだが、勝どきから鶯谷へと移動しなくちゃならない。地下鉄大江戸線で上野御徒町まで出て、そこからJRで鶯谷へと向った。
そして、根岸の里の侘び住まい『鍵屋』の暖簾を潜ったのでアル。
名物でもある鰻のくりから焼きも焼き上がった。香ばしいタレの香りが僕の鼻腔を刺激する。山椒をサッと振り掛けて一くち口へと運ぶのだ。
暫くすると、頭に白い三角巾を冠った女将さんが奥からとりもつ鍋を持って来てくれた。
ほっこりと温まり酔いも廻って来た。ご馳走さまでした。
鶯谷駅から秋葉原経由で神保町へと移動した。
神保町の老舗酒場『兵六』の大提灯が、晴れた冬空に映えていた。
丸太二本で組まれた長椅子に腰を降ろし、さつま無双の白湯割りをお願いした。先ずはお猪口に白湯を注ぐのだ。ソコへ、芋焼酎の燗酒を好みの量で入れていく。
菜の花のお浸しももう季節を迎えたか。菜の花をアテに無双がススむススむ。
こうして、勝どきから根岸、神保町とハシゴ酒が続いたが、少々酔い過ぎたみたいだった。自分のトートバッグを店に忘れて武蔵小山まで戻って来た。
だが、忘れちゃったモンは仕様が無い。まぁ、仕方ないさ、と再び武蔵小山の『長平』にて呑み直しとなったのでアール。