東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/連休の中日、都美術館から酒場へ!

連休の中日、上野の東京都美術館にて「ポンピドゥーセンター傑作展」を観た。
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連休の最中なので、先日の伊藤若冲展の様に長い行列が出来ているかと思いきや、来館者数も比較的少なくてスムーズに会場内を回ることが出来た。
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パリのポンピドゥーセンターを訪れてからもう20年程が経っていたが、久しぶりに観ることが出来た作品も多く、時の流れと年齢を重ねた自分の作品との対峙を感慨深く感じながら一点一点をじっくりと鑑賞したのだナ。

今回の展示はとても面白かった。1906年から1977年までの間に発表された絵画、写真、彫刻、映像、グラフィックデザインなどを1年1作家の1作品を時系列に展示していることだネ。その年その年に世界で起きた出来事を思い浮かべながら作品を眺めていると、作家の想いなども伝わってくるかのようだった。

1961年のブースではクリストの作品「パッケージ」が展示されていた。とても小さな作品だったのだが、観た瞬間に1991年に茨城まで見に行った「アンブレラ・プロジェクト」の記憶が蘇ってきたのだナ。
物を包む、環境を包む、と云った「梱包芸術」がクリストの長年続けている活動だが、常陸太田市の田んぼに1300本以上もの大きな青い傘が立つ光景は圧巻だった。観る者の遠い記憶まで蘇らせてくれた本展覧会の企画は、とても素晴らしい。

デュシャンやシャガール、フジタと共にアヴェドンの写真やデュビュッフェのポップな作品を各年1作家に絞り、20世紀の芸術と云う斬新な切り口で展示構成したキュレーターのクリエイティヴィティに拍手を送りたい。

見応えのある展覧会を堪能し、美術館内に在るミュージアムショップにて1枚のポストカードを購入した。会場では、1926年のブースに架けられていたロベール・ドローネーの作品「エッフェル塔」のポストカードだ。
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久しぶりに拝見した「エッフェル塔」だが、観た途端に笠松紫浪の木版画「東京タワー」と照らし合わせてみたくなったのだナ。
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笠松紫浪の新版画は1959年に発表されたもので、前年に竣工したばかりの東京タワーをモダンに表現していた。笠松もドローネーのエッフェル塔を見ていたのかナァ。ハテ?
       ◇             ◇             ◇
上野の東京都美術館を出て、藝大前を歩き谷中へと散策した。
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7年前に復活した根津の『カヤバ珈琲』では、いつもながらの長い行列が出来ていたネ。
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銭湯を改築したギャラリー『スカイ・ザ・バスハウス』など谷中エリアにも新しい風が吹いているのだが、昨年オープンしたばかりの『谷中ビアホール』も賑わいを見せていたナ。
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昭和13年に建てられた古民家三軒を保存して生かそうとショップや事務所が入居した複合施設『上野桜木あたり』として営まれているスペースだ。
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店内で香ばしく燻されているスモークを肴にオリジナルの谷中ビールをゴクリ!
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あぁ、エールビール特有の旨味が爽快だ。
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汗も引いたので、夕焼けだんだんを歩いた。
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海外からの観光客も多く真っ直ぐ歩けない程に商店街は人で溢れていたナ。左右に点在するコロッケやメンチの店も大人気だ。その中で見つけた天ぷらの惣菜屋さんで紅生姜の天ぷらをゲットして買い食いだ。大阪の紅生姜の串カツともまた違う味わいでまたもやビールが欲しくなってしまったヨ。

午後3時を回ったので、JR日暮里駅から高田馬場まで移動した。目指すは、西武新宿線の野方駅だ。午後4時口開けのもつ焼き『秋元屋』では、馴染みの顔が集まっていたナ。

先ずは生ビールを頂こう。
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クゥーッ、最高だ!キンキンに冷えたビアジョッキに程よい温度の生ビールが絶妙だ。喉をクィクィと流れ落ちていくのだナ。

さて、焼き物は何にしようか?此処は焼き豚のみならず、焼き鳥の串も豊富なので、気分で選べるのが嬉しいのだナ。
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そして、今回はタン塩、豚バラ塩、レバー味噌からスタート!

ビールの次はホッピーだ!
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金宮焼酎とホッピー、それにジョッキも冷えた三冷ホッピーは爽快だ!
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インゲンを肴に酒がススむススむ。

よし、自家製つくねをタレで焼いて貰い生ピーマンに合わせるのだ。
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半分に割ったピーマンに焼きたてのつくねを押し込めば、勝手にピーマン肉詰めとなる訳だナ。おぉ、むふふ!な美味さだネ。
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秋田の酒蔵山本が造る純米吟醸「白爆 ドキドキ山本」の夏限定のブルーラベルはリンゴ酸が効いた酸味の有る夏らしい酒だったナ。
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鶏のレバーをタレで焼いて頂き、日本酒に合わせてみた。

「秋元屋」もいつの間にか満席になり、外にも席を待つ人たちが居たので、僕らも引き上げることにした。ご馳走さまでした!また、来週ネ。

店を出て、野方から高円寺へと歩く。クルマの往来が激しい環七通りを避けて、裏通りを進み早稲田通りへと向かう。みずほ銀行の脇を折れれば多くの店が軒を連ねる商店街だ。
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餃子の名店「赤天」や「カレーハウス コロンボ」、大衆酒場「バクダン」などが並ぶ一角に謎の酒場が在るのだナ。
それは、日曜だけ店を開く『その場しのぎの酒場』でアル。
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我が酒朋のシンゴ君が一人で切り盛りする酒場は、最近の僕らの「秋元屋」からの流れの定番となっている。各地のラーメンを食べ歩き、自身でも製麺機を持ち日夜ラーメン作りを探求しているだけあって、彼の自慢の手打ちラーメンが酔い覚ましの〆にもってこいって訳でアル。

シチリア産のレモン果汁をたっぷり使ったハイサワーを頂いた。あぁ、日々馴染んだ酒は旨いナァ。
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パクチーの効いたキーマカレー風煮込みも良い酒のツマミだネ。

そしてコレが、人気のメニュー「二郎のアタマ」だヨ。
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もやしとチャーシューにニンニクが効いて、美味いのなんの、南野陽子!なんちて。ハイサワーがクィクィと空いていく。
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酒朋マタェモンさんも「秋元屋」から移動してきたし、写真家のまき姐さんも登場だ。
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ダンディさんもイイ感じで酔っ払っていたネ。この日の〆のラーメンは、クリガニで取ったダシの冷やしラーメンだった。
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北海道では毛ガニよりも美味いと言う方も多いクリガニだけに、良いダシが出ていたナ。

連休の真ん中、こうして野方から高円寺の夜が更けていったのでアル。
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Commented by desire_san at 2016-08-08 23:04
こんにちは。
私もポンピドゥーセンター傑作展を見てきましたので、楽しくブログを拝見しました。シャガール『ワイングラスを掲げる二人の肖像』は、シャガールと新妻ベラの幸福を重力を飛び越えていく生きる喜びとして表現されていて、シャガールにしか描けない作品だと感じました。クリストの梱包芸術「パッケージ」、ドローネーの作品「エッフェル塔」マルセル・デュシャン、デュビュッフェなど斬新な作品も傑作ぞろいで、それぞれに感動がありましたね。

今回ポンピドゥー・センター傑作展を見て、20世紀美術の多様な表現の意味とその芸術の本質について考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。





by cafegent | 2016-07-19 13:29 | ひとりごと | Trackback | Comments(1)