東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々ヘベレケ日記/浅草花柳界の幇間芸に酔う!

今日の東京は気温が20度と高く、晩秋という気候ではなかったナァ。
昨夜は冷たい雨が降り、今朝は岩手、福島方面で大きな地震が起こったネ。我が家でも棚に飾っていたオブジェが落ちたぐらいで、大事には至らなかった。
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晩秋の頃、晴れていた空から突然雨がにわかにパラリと降りだすことがあるネ。昨日の夕暮れ時がそんな感じだったが、そんな雨を「秋時雨」(あきしぐれ)と云うのだナ。

    秋しぐれ塀をぬらしてやみにけり   久保田万太郎

昨夜は、家を出た時には降っていた雨も馴染みの居酒屋へと着いた頃には上がっていた。暗くなり始めた空を眺めていたら、万太郎のこの句を思い出したのだナ。
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街のイチョウの木も黄色く染まって来たし、青々としたモミジの葉も今朝は赤く色づいていたナ。もう少し紅葉しだしたら「もみじ狩り」にでも出かけようか。

     ◇           ◇           ◇

閑話休題。
先日の土曜日、いつも隅田川花火大会を一緒に楽しんでいる友人夫妻の企画で、江戸の伝統文化の幇間(ほうかん)芸を堪能しながらの酒宴を催した。
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場所は吉原大門のスグ傍に店を構える『金すし』だ。
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時々お邪魔してカウンター席で呑ませて戴いているが、握り寿司はもちろんの事、酒の肴も豊富で実に美味いのだナ。今回は20名以上も集まったので、二階の座敷を借り切った。
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先ずはビールで乾杯し、喉が潤ったところで日本酒に切り替えた。
酒は、宮城県の平孝酒造が造る「日高見」の超辛口純米酒でアル。
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キレの良いスッキリした口当たりでクィクィと喉を流れていくので、呑み過ぎは禁物だ。
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芸を観る前に寝落ちしちゃいけないからネ。
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刺身の盛り合わせは、マグロ、秋イカ、タコ、ホタテ、甘エビ、カツオ、サザエ、ヒラメ等々がボリュームたっぷりで供された。

刺身を食べ終えた頃に再び大きな皿が登場したヨ。
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これまたたっぷりと盛られたアンコウだ。さぁ、フツフツと沸いた出汁でアンコウ鍋の開始だネ。

鍋の準備をしている頃に、この日のゲスト幇間芸の櫻川七助さんが入ってきた。
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「幇間」とは、太鼓持ちと言ったほうがわかり易いかナ。女芸者さんたちと共に江戸時代から続いている伝統芸だ。

僕も随分と昔に櫻川米七さんの幇間芸を拝見したことがあったが、今回の七助さんは米七師匠の愛弟子だネ。
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僕より5歳若い七助さん、十代の頃は男性5人組のポップスグループのメンバーとして活躍し、その後はグラフィックデザイナーになったそうだが、1995年に米七師匠に弟子入りしたとのこと。そして、なんと2年の修行を経て’97年に櫻川七助を襲名したのだネ。
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芸を始める前に各席を回って乾杯をしてくれて、七助さんの人柄の良さに触れることが出来た。この、お客さんとの会話で「間」を盛り上げるのが、幇間さんの本領だ。
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さぁ、皆が程よく酔ってきたところで、七助さんの芸の始まりだ!

着物の裾をめくって帯に入れ、ステテコ姿になったら頭に手ぬぐいを巻いた。
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襖(ふすま)を一枚真ん中に立てて演じてくれたのは幇間芸の極め付けとも言える「屏風芸」だヨ。
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屏風の向こうに、あたかも誰かが居るかのごとくに一人芝居を演じるのだが、軽妙な動きに僕らも笑いが止まらなかった。七助さん、今が一番脂が乗っている時期なのだろうナァ。
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おぉ、生牡蠣も美味い!

途中、何度か我々と酒を酌み交わしながら場を盛り上げてくれ、再び舞台の方に立った。
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「♪カッポレ、カッポレ〜ッ♪」とお馴染みのフレーズに乗って滑稽に踊り出す七助さん、見事な舞いだったナ。
やっぱり「かっぽれ」を観ないことには、江戸の幇間芸は始まらないネ。
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「金すし」自慢の握り寿司も登場し、酒宴は一段と盛り上がりを見せていた。最後に再び踊りを披露してくれて、拍手喝采だ!
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それにしてもビールに日本酒、焼酎と一体何本の酒が空いただろうか。日頃から飲んでいるツワモノばかりが集まった酒宴だけに、お店の皆さんも大変だったろうナァ。
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浅草花柳界の貴重な幇間の櫻川七助さんを招いてくれたmooちゃん&小ヒロ夫妻には大感謝だネ。

次回は来月、我が家恒例の牡蠣パーティを催すので、二人には大いに飲んで食べて酔っ払って頂くとしよう。
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by cafegent | 2016-11-22 18:57 | 食べる | Trackback | Comments(0)