東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々是日記/夏バテ防止には豚肉が良いのだナ!

「土潤溽暑」(土潤うて蒸し暑し)、ムッとした熱波が躰にまとわりつくような、そんな蒸し暑い時季となった。溽暑(じゅくしょ)なんて難しい漢字、書けもしないし読めもしないネ。

アスファルトからゆらゆらと陽炎(かげろう)が立ち上り、路傍からはむせるような草いきれが僕を包み込み息ができなくなりそうだ。

近所に住む爺さんはランニングシャツ姿で家の玄関先に打ち水をしていたナ。僕も子供の頃は家の前で行水などをして涼んだけれど、今の子もするのかナ?

蒸し暑さにバテてしまいそうになるが、街路樹の蝉たちは今が晴れ舞台とでも言わんばかりに盛大に合唱をしている。木々や草花も太陽の光をたっぷりと受けて、ますます蒼々と茂り、夏を謳歌しているようだネ。

今日から八月に入った。八月一日を「八朔(はっさく)」と呼ぶ。花街では、この日に芸妓や舞妓さんがお茶屋さんやお師匠さんに挨拶回りをする習わしがあり、それが八朔だ。その昔、農家ではこの時期に早稲の穂が実り、その初穂をお世話になっている人に贈る風習があった。これを田の実の節句と言い、「田の実」が転じて「頼み」となり、農民のみならず一般にも広まり、お世話になっている(頼みを聞いてもらっている)方へ恩を感謝する日となったのだネ。
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一度でイイから、芸妓さんに艶のある声で「おたのもうしますぅ」なんて言われてみたいものだナ。
    ◇             ◇             ◇
閑話休題。

「いっぺこっぺ」と聞いても東京に住んでいるも者にとっては、何のことやらハテ?と云うことになる。鹿児島の方言で、彼方此方(あちらこちら)とか、所構わずといった意味だそうだ。

そんなローカル色全開の方言を屋号にしているお店が東京・蒲田に在る。其処はいつも外に大行列が出来ているとんかつの名店『檍(あおき)』の真隣りで、且つ姉妹店の『とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ』だ。
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「檍」のとんかつだと大体一時間以上は待つ覚悟なのだが、カレー屋さんの方はせいぜい30分程度で順番が回ってくることが多い。

そして何よりも嬉しいのが、檍が誇るとんかつの味が存分に楽しめる上に、カレーライス自体も大変美味しいことなのだナ。

僕はここ最近は大抵ロースカツカレーを頼んでいる。
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1,000円ちょうどとリーズナブルな上に、ご飯の上に乗ったロースカツも十分すぎるほどに肉厚だからだネ。また、カレーのルゥがとんかつを外してご飯だけにかかっているのが好いのだ。

「檍」のとんかつは塩で食べるのがオススメで、アンデス岩塩やヒマラヤ岩塩などが用意されているのだが、もちろん「いっぺこっぺ」でも塩で味わえるのだネ。

小皿に塩を取り、揚げたてのカツを一切れ持ち上げて塩へと運ぶ。サクッと噛むと岩塩の威力によって豚の脂身の甘味が際立ち、そして口の中へと溶けていくのでアル。

塩味を堪能したら、今度はソースで戴こうか。これはもう言わずもがなのド定番の味わいだ。塩とソースで何切れか楽しんだら、いよいよカツカレーを存分に味わおう。

カツの衣にカレーのルゥが沁みて、ちょっと柔らかくなったところをご飯と一緒にスプーンですくって口へと運ぶ。カツカレーは、口いっぱいで頬張って食べるのがウマいのだナ。

こちらで使用している豚肉は「林SPF豚」と言う。ハテ?調べてみるとSpecific(特定)のPathogen(病原体)がFree(不在)の生まれた時から健康体な豚だそうだ。

千葉の林商店が手塩にかけて育て上げた銘柄豚は、肉も柔らかくて美味しいが特に脂身の部分が甘くて美味しいと評判だ。おぉ、こりゃロースカツ好きには堪らんネェ。

とんかつの「檍」でもロースかつランチは1,000円で戴けるのだが、「いっぺこっぺ」では同じローカツにカレーが付いている。まぁ、豚汁とお新香は付いていないので、どちらを選ぶかが肝だネ。

また、こちらでも「檍」自慢の上ロースやかたロース、特上ロースカツのカレーが用意されている。しかも、皿も別盛りなので、完全にとんかつを味わいながら、別料理としてのカレーライスを戴けるって寸法だ。カレーのルゥも肉がたっぷりと入っているし、スパイスも効いているので、ジワジワと汗をかく旨さが凝縮されている。

檍の特上ロースカツ定食は2,000円、いっぺこっぺの特上ロースカツカレーは2,300円と値段の差は300円なのだ。向こうで一時間以上待つ余裕が有るかどうか、で選ぶのが良いかもしれないネ。
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僕の場合は、時々無性に「檍」でしか味わえないリブロースかつが食べたくなる時があるので、その場合は迷わず大行列に並ぶことにしている。
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そんな訳で、先日は『とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ』の方に伺った次第でアル。午前11時半に店に到着したが、並んでいる間に注文を聞いてくれる。約25分程、外で待ちカウンター席へと座ることが出来た。此処は事前に注文を聞いてくれているから、座ってからは待つことなくスグに出てくるのが嬉しい。美味しいものはじっくりと時間をかけて味わいたくなるもの。しかしカレーライスって奴は、ついついかっ喰らってしまうのだネ。15分ぐらいでペロリと平らげてご馳走さま。これで、夏バテ対策もバッチリだナ!

外に出るとまた10人ぐらいが並んでいた。ガッと食べて、サッと席を立って良かったナ。
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by cafegent | 2017-08-01 16:59 | 食べる | Trackback | Comments(0)