東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

秋は芸術、って単純かしら。

10月に入り、バタバタとしていたら日記も全然更新出来ずに中旬を迎えてしまった。昨日は夕方から六本木のスタジオでレコーディングの立ち会いをしていたのだけれど、時間があったので六本木ヒルズの森美術館で開催中の「杉本博司 時間のおわり」展を観て来た。何号か前の雑誌「BRUTUS」で特集をしていたから観た人も多いことだろう。
現代アートが好きだった事もあり、アート関連の仕事もしているけど、10数年前はペインティングなどのファインアートに比べて写真作品に対する価値感が非常に低かった気がする。だから、と云う訳でもないが10数万円位でかなりの素晴らしい写真作家の作品を手に入れる事が出来た。あれから、かなり芸術に関する認識も高まったのだろう。あの頃は、写真はプリントが出来るから、とその高い価値を理解してもらえなかったのに、ようやく脚光を浴びる様になってきたと感じた。
杉本博司さんの作品は、絵画をも超越する説得力があった。フィルターを通じて、生活空間の中に在る筈の無生物を切り取り、時間軸を超えてしまう。
世界中の海の水平線を撮った『海景』は、彼が在るときに「人類が生まれて初めて目にした景色はどんなだろう。」と云う興味心から生まれた作品だと云う事を知って、さらに作品を追い続けたくなった。他にも、『ポートレート』、『ジオラマ』、『建築』、『劇場」、など70年代から今に至るまで、複数のテーマでの作品をずっと撮り続けているのだ。そして、この継続こそ、アートなのだと思った。
「森美術館」
b0019140_18323428.jpg
地震の後の森ビルは、怖かった。

さて、もうひとつ写真の紹介。
夏にニューヨークで開催されたGregory Colbert氏の『ASHES AND SNOW』と云う展覧会も凄かった。動物と人が被写体なのだけど、一体どうやって撮影したのか不思議な世界だった。展覧会場のインスタレーションが建築家の坂茂さんだった。坂さんとは、もう20年位前に「エミリオ・アンバース」展と云う展覧会の仕事で一緒だったなぁ。今じゃ、世界的な建築家だもんなぁ。
『ASHES AND SNOW』は、来年あたり東京で開催されるのだろうか。待ち遠しいかぎりなり。
「ASHES AND SNOW」
今回は、観て欲しい展覧会と来て欲しい展覧会のおハナシでした。
by cafegent | 2005-10-17 18:34 | ひとりごと