東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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アートも音楽もこの時期、集中攻撃だなぁ。

日曜日まで都内各所で行われていた『Tokyo Designer's Week』をつまみ食い感覚で見て回った。外苑前の特設テントで開催された「100% DESIGN TOKYO」は、最新デザインのオンパレードと云う感じで楽しかったけど、やり過ぎって感じもしたなぁ。毎回思うけど、あれって結局デザイナー達自身のモチベーションアップ展示会なのだろうね。
チラシを見て笑ったのが、金曜日に行われたデザインフォーラム。内容が「企業デザイナーの本音に迫る、デザインセッション&サイトウマコト×佐藤可士和×鄭秀和のトップクリエイターデザイントーク!」だよ。企業を手玉に、お金を集めるのがお得意な皆様の座談会ってコトね。まぁ、案外参考になったりして。
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別の企画なのだろうけど、青山ブックセンター前の広場の巨大なインスタレーションはとても面白かった。『Retired Weapons』なるアート展覧会だが、あらゆる武器を花器にしてしまうのだ。実物大の戦車の花器は圧巻だった。講釈も無く、素直に受け止められる作品と云うのは、ずっしりと記憶に残るのだなぁ、と感じる作品でした。サイトがあるので、ぜひチェックを。
「リタイアードウェポンズ」
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ここ最近は、ロックやポップスのライブばかり行っていたのだけど、土曜日に上野公園にある東京文化会館にて弦楽四重奏のコンサートを聴いて来た。チェコから来た男性四人組『ベネヴィッツ・クァルテット』は全員20代の若手で、完璧なハーモニーとその見事な演奏にしびれてしまった。前半はモーツァルトとヤナーチェクの楽曲、後半はシューベルト。ヴァイオリンが2人にヴィオラとチェロの構成なのだが、中でもヴィオラはなんとドヴォルザークが愛用していたと云う名器と聞いて、時代をワープするが如く、ロマンを感じながら聴き入ってしまった。幕間に飲んだ赤ワインが程よく効いたのか、ドヴォルザークやチャイコフスキーの時代に彷徨った自分が居た。
アンコールでは、山口百恵の『いい日旅立ち』を演奏。ご愛嬌だろうが、さぞドヴォルザークも驚いただろう。それにしても名演だった。
by cafegent | 2005-11-08 15:44 | ひとりごと