東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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冬ならではの美味いモン三昧の週末だったのだ。

メイルで「本日、鱈を発送しました」と連絡を受けた。ようやく来たか。
釧路漁港に朝一番に水揚げされた真鱈をさばいて、その日のうちに空輸で届けてもらったのである。これもウニと同様に水揚げされる日が定かじゃないので、食べるこっちも予定を組むのが大変なのである。

北海道から東京までは中一日はかかるので、真鱈とたちが来る日に合わせて、今回は豪快に岡山から殻付き生牡蛎も送ってもらうことにした。
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それにしても、冬の寒真鱈は身がしまっていて、何よりも新鮮な鱈のたち(白子)の見事なこと。
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日曜日、さっそく友人たちを呼んで「たらちり鍋&蒸し牡蛎の宴」となりました。

冬のこの季節は魚介類が一段と美味しい時期だから、いづれも絶品で、ヘタに味付けなんぞせず、シンプルに喰うのが一番だ。
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鍋に利尻昆布を敷いて出汁をとり、白菜、長ネギ、椎茸、えのき茸、しらたき、豆腐を入れる。
鱈は先にお湯をさっとかけておくと身が崩れにくくなるそうだ。たちもざるにあけ、湯をくぐらせておいた。

鍋がぐつぐつと沸騰してきたら主役の真鱈とたちを入れて蓋をする。
昔聞いたのだが、たらちりの場合はアクをとらなくても良いらしい。
アクを残しておいた方が美味しくなる鍋料理もいろいろとあるそうだ。
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それにしても新鮮なたちは甘いのだ。これ、白子が苦手な人でも絶対ウマいと唸る筈だ。たちには紅葉おろしを乗せ、ポン酢で食す。
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いやぁ酒に合うなぁ、これ。鱈も口当たりがふっくらとして、普段食べるモノとは大違いだった。こりゃ、毎年冬の楽しみになりそうだ。

いやぁ、こんな美味いモンを瞬時に届けてくれる「北釧水産」恐るべし、なのだ。

さてと、殻付きの牡蛎は7、80個程送られてきたので、10数個は殻を開いて、鍋用に準備。この殻を開ける作業も結構大変だった。
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どうだ、この量、凄いだろう。
軍手が見つからなくて素手でやったのだが、殻のギザギザで指の腹とかが切れてしまうんだね。簡単に考えていたら案外奮闘してしまい、結局のところ12、3個位でヘバッたのだった、トホホ。
残りはタワシで殻を洗って、そのまま鍋で蒸しあげた。
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この食べ方は、かなり楽だ。なんせわざわざ殻をこじ開けなくても良いのだ。鍋に少しの湯を入れて後は蓋をするだけ。もー、それだけなのだ。ビールでも呑んで待っているだけ。
蓋がぐつぐつ云って、殻が開いてきたらもう食べごろだ。
殻を開けてレモンをギュッと絞って、あとは食べるだけ。レモン以外何も要らず、である。
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岡山は虫明産の曙牡蛎は身が殻いっぱいに大きく、ふっくらとして柔らかいのだ。半生程度に蒸すことで、殻をナイフでこじ開ける必要もなくラクチン&極ウマでプリプリ牡蛎が食べられる。広島の小町や北海道、厚岸の牡蛎も美味しいが、ここの牡蛎もバカウマだ。

云わずもがなだが、牡蛎にはシャンパンが似合うのだ。
タイミング良くひとみネーサンが手土産にビオのシャンパンを持ってきてくれた。
プルンと牡蛎を口の中に落とし、シャワシャワの泡を喉に注ぎ込む。うーん、言う事なし。
しかしこの牡蛎、今年はもういいやって云うくらいの量だったなぁ。もう、大満足なのだ。
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それでも美味しい出汁が出たたらちりの汁で雑炊を作ったら、ペロっと喰ってしまった。しかし、みな良く食べたよ。

次回は何処から何を取り寄せようかなぁ。
by cafegent | 2007-02-14 14:33 | 食べる