東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

十条の駅で、魅惑の大衆演劇と極上のもつ焼に出会った。

目黒川の桜も満開になった。
今年は桜の木の下で腰を落ち着けて酒を呑む事は無かったが、昼間の暖かい日差しの中、川沿いの桜並木を散歩するのも随分と気持ちの良い物だった。
b0019140_10422965.jpg
恵比寿から湘南新宿ラインで20分程で着いたのは、十条駅。ここから東十条駅方面へ抜けて行く商店街のちょうど真ん中あたりに在るのが『篠原演芸場』なのだ。
b0019140_10425377.jpg
昼の部、夜の部と一日2回、大衆演劇の唄と芝居が催されているのだ。
b0019140_10435347.jpg
今回は企画のネタ探しだったのだが、入場料1500円も良心的だし、普通のコンサートや演劇と違って、写真だってどんどん撮ってちょうだいって云う和やかな雰囲気なのだ。それにしてもこのSEX着物凄い!!
b0019140_10431976.jpg
この日は、たまたま劇団「華月」の座長、華月照師の第一回自主公演と云う現代劇だったのだけれど、さすがに殺陣(たて)は堂にいっていて見事なものだった。
b0019140_10441985.jpg
大衆演劇は余り馴染みがなくて、昔見た西田敏行主演のドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」の中で初めて、梅沢富男の妖艶な女形にハマった思い出があるぐらいだ。ところが、都内にも数件大衆演劇専門の演芸場が在り、全国各地にも相当数の小屋やセンターがあったのだ。劇団だっていろいろと存在し、ド派手な衣装と目尻がキリっとした化粧で変幻自在に化ける役者達も大勢居る事が判った。これからは、こまめにチェックして篠原演芸場に足を運ぶことにしよう。
b0019140_1045495.jpg

それに、ここ十条は京成立石に引けを取らないもつ焼屋、大衆酒場が立ち並んでいるエリアなのだ。篠原演芸場から東十条の駅を越え、2つ目の角の自転車屋を曲がると『もつやき 新潟屋』だ。
b0019140_10474690.jpg
席に着くなり男三人声を揃えて「ハイボール!!」。ここのハイボール350円は、かなり美味い。キリっと炭酸が効いていて、甘さも控えめ、すぐお代わりしたくなる味だ。
b0019140_1051057.jpg
グラスに「ボール」って書いてあるところがまた良い。この文字間まったく無視な感じが大衆心を掴んでいるのだ。ここの杯数チェックは勝どきの『かねます』同様にグラスの中のレモンスライスの枚数で数えている。3枚入っていれば、「はい、ボール3杯ね。」って事になるシステムだ。八広の『丸好酒場』の場合は、ニホンシトロンの空き瓶がカウンターに並べれるのだが、7、8本並んでいる客も居るほどボールが人気。
僕が一番好きなボールは丸好だけれど、「がたや」のボールは急遽2番に浮上。現在、3番目が『江戸っ子』かな。
b0019140_10502270.jpg
まずは「ハツ刺し にんにく醤油」と「煮込み」を頼む。
b0019140_1049215.jpg
どちらも美味い。特に煮込みの味はとても上品だった。ほんのり甘い味噌味なんだけれど、モツとこんにゃくにいい塩梅に味が滲みているのだ。シロ、ハチノスなんかが入っているが、これもお代わりしたくなる程絶品だった。
b0019140_10483011.jpg
焼き物は、「かしら味噌」、「ればたれ」、「しろたれ」、「はつ塩」をお願いした。
b0019140_10495254.jpg
ここの「かしら」の味噌焼きは、もうオーダー必須って云うくらい美味しいのだ。「小袋のなまこ」(生の小袋ね)も人気だが、あいにく品切れ。まぁ、また来ればいいのだ。

「がたや」を早々に切り上げ、オジサン3人衆は、信号越えて『埼玉屋』に向かった。
b0019140_10512840.jpg
ガラガラっと引き戸を開けるとテーブルが1つ開いているではないか。
これはラッキーと思っていたら、大将が「もう呑んできているね。この次またゆっくりね。」って出されてしまったのだ。
しかし時計を見てもまだ8時前。うぅ、楽しみにしていたのに入れてもらえなかった。皆それぞれに「お前の顔つきが酔っぱらい親爺を醸し出していたのだ」、云々と言い合って歩きだしたのだが、要するに「まず一番最初に来い!」と云うことらしい。

諦めの早いジジィたちは「また次回来よう」と次なる酒場を探しにまた十条駅に戻るカタチで演芸通りを散策。
b0019140_10515382.jpg
b0019140_10521463.jpg
b0019140_10525013.jpg
ナポリ、リリー、天国と、この辺り結構キッチュでモダンなカンバンの店が多いのだ。いただけるネタも多いぞ。さて、もう一軒どこか覗いて帰ろうか。
by cafegent | 2007-04-02 10:56 | 食べる