東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

何故か今頃、ロードムービー『断絶』がDVDで発売された。

シンガーソングライターのジェイムス・テイラーとビーチボーイズのドラマー、故デニス・ウィルソンが出演している70年代のアメリカン・ニューシネマ「断絶」がDVDになって発売された。

この映画は公開時には観ておらず、テレビで観たのが最初だった。それでも高校生の頃だと思うからもう30年も前の事になる。
その後、90年代に入ってから一度だけ劇場での再映に行ったが、アメ車心に火がついたのもこの映画をまた観たせいだった。
それまで乗っていたジャグァの12気筒2ドアを売り払い、ロス・アンゼルスで見つけてきた73年式のシボレー・エル・カミーノに乗り換えたのだ。6m近いロングボディでベンチシート3人乗り、と正直まったく必要性の無いクルマなのに運転していて、楽しくて仕方が無かった。
よく通勤途中に出会う小学生たちから「クジラが来た!」と云われたが、白と水色のツートンカラーのボディはまさしくクジラだったなぁ。
b0019140_16532411.jpg
70年代のアメリカン・ニューシネマと云えば、真っ先に「イージー・ライダー」が浮かぶが、あの映画でのジャック・ニコルスンが最高に可笑しかった。彼が主演した「ファイブ・イージー・ピーセス」や「さらば冬のカモメ」、そしてこの映画同様にクルマがメインの「バニシング・ポイント」などは僕らのフリー&イージーなアメリカへの憧れを決定的なモノにしたかもしれない。「バニシング・ポイント」の中で、コワルスキーにラジオから語りかけるDJ、裸で馬に乗る自由さ、ハイになるってコト...そんな事への興味が一気に膨らんだのがこの頃のニューシネマってヤツだった。

「断絶」は、ちょうどジェイムス・テイラーの「マッド・スライド・スリム」と云うアルバムが出た頃でダンガリーシャツにサスペンダー姿のジャケ写のJ・テイラーをまねしたりしていた。デニス・ウィルソンはもう大分前に海で水死してしまったが、J・テイラーは今も元気に歌っている。先日、恵比寿の「Bar TRACK」で最近のJ・テイラーの歌う映像を見ることが出来た。頭の上がり具合を見るとやっぱ歳取ったなぁと思うが、歌う唄は変わらず素晴らしかった。

「断絶」は、路上での賭けレースをしながら旅を続けている彼らが時としてドキュメントの様に見えたりして、ロスからニューメキシコ、サンタフェ、メンフィス、テネシーと憧れていたアメリカの風景も印象的だった。僕としては、名役者が揃った「イージー・ライダー」よりもウォーレン・オーツ以外皆素人役者の「断絶」の方がロードムービーらしくて好きなのだ。こうしてまた改めて観ても、この時代のアメリカもクルマも彼らも実にカッコいい。断絶 コレクターズ・エディション

今週の月曜には、あのトニー・ジョー・ホワイトが26年ぶりに来日し、5月にはエイモス・ギャレットのライブもある。また、70年代の匂いプンプンのムーブメントが押し寄せてきそうな気配だなぁ。
「エイモス・ギャレット来日情報」
[PR]
by cafegent | 2007-04-19 16:57 | ひとりごと