東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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芸術は爆発だー!は岡本太郎。温泉は爆発しちゃアカンだろ。

19日朝、最終日となった『アートで候。会田誠・山口晃展』を観るため、日比谷線に乗って上野の森美術館まで行って来た。

最近、観よう観ようと思っていた映画や展覧会も手帳に書き忘れたりして気がつけば終わっていた、なんて云う事が多くなっている。単にボケ度が増しただけなんだろうが...。
そんな矢先、渋谷のんべい横丁の『Non』で会った友人トダカ君が雑誌社の依頼で会田誠さんと仕事をするかもしれないから明日の最終日に観に行く、とゆー訳で僕も展覧会のチケットをいただいた。
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10時開館なので、早々に入ったのだが、結構人が来ていたんで驚いた。平日だからって、余り関係がないんだね。
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会田誠の作品は10年位前に代官山のミヅマアートギャラリーで開催した「NO FUTURE」展で最初に目にしたのだが、それから数年後(2003年だったかな)にこのギャラリーを主催する三潴末雄さんに用事があり、訪ねた際に丁度また個展をやっていてその時のインパクトにノックアウトされた事がある。その時の作品はほとんどがまるで殴り書きの漫画であり、思いっきりミッキーマウスがエロだったりしていて「だから何なんだ、バカヤロー」的作品が乱雑に展示されていた。
「ミヅマアートギャラリー」

今回の展覧会でもそのほとんど漫画な作品が展示されていたが、東京藝大で油絵を学び、絵の基礎がしっかり出来ているからこそ、の成せる技なのだ。その時ギャラリーの一階に一際大きな作品が飾られていて強烈な印象を醸し出していた「オオサンショウウオ」も今回展示されていた。映像作品や自身の作品に対するイコン化に於ける実験的考察はかなり面白い作品だったが、これらを観る限り「会田誠」そのものが既に存在芸術になっていると思う。
「会田誠プロフィール」

以前、三潴さんから会田誠率いる「こたつ派」の作家を教えてもらったのだが、その中の一人が山口晃だった。最近ではテレビCFのマナー広告や日本橋三越100周年のポスター等で急激に認知度が増している感があるが、会田誠の作品に観られるシニカルで過激な程のパロディ、引用とは対照的に山口晃の作品は狩野派の屏風絵等へのオマージュや江戸から昭和への日本文化風俗的要素を含んでおり、それが時空を越えていて、楽しく拝見することが出来る作品が多い。
「山口晃プロフィール」

二人とも1960年代の後半生まれだが、少年マガジンやサンデーに始まり、アニメ文化真っただ中の時代に育っているのだから、彼らの作品の描き方などに漫画、劇画、アニメ的な部分が肌に滲みているように感じたのだ。だが、それでいて、ひたすら真面目に美術を勉強してきたのだなぁ、と思える程真剣に作品に取り組む姿が絵から伝わって来た。アナーキーな作品を放っている様で、実はとっても真面目にアートに取り組む姿勢を感じた展覧会だった。
「上野の森美術館のサイト」

みんなに観てもらいたかったのに、行くのが遅くて相済まんこっテス。
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しかし、上の公園はいつ来てものどかで良いなぁ。
トダカ君と二人で、このまま上野のガード下で一杯やりたい気分に見舞われたが、午後に打合せがあったのでグッと我慢で電車に乗ったのだった。
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梅雨に入ったと云うのに、今週も毎日良い陽気だ。夕方目黒から恵比寿のオフィスまで歩いていると夕陽の向うにヘリコプターが4、5機も飛んでいる。午後に起きた松濤温泉「シエスパ」の爆発事故の取材がずっと続いているのだろう。
事故現場の真向かいで営業している『グラニテ』はどうやら無事だったらしいけど、近頃思いもよらぬ事故や殺人事件が日常茶飯事で起きているので、他人事では済ませられない時勢になってきているなぁ。
お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈りする次第。合掌。

さて、前の晩「煮込みや なりた」でガツンと肉料理を食べたのでこの日は魚をアテにさっぱりと一献やることにした。
で、場所は恵比寿駅近くの『酒蔵 丸福』へ。
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最初は『さいき』にしようと思ったのだが、地下鉄で配布する「メトロミニッツ」をめくっていたら『さいき』が紹介されていて火曜は常連の日とか書いてあったので、きっと混んでいるだろうなぁと躊躇してしまったのだ。
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まずは、冷たいビールにかんぱちの刺身とマテ貝焼きを頼む。
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かっぽう着のオバちゃんが愛想良く「はい!かんぱちくーん!」と刺身を持って来るのが妙に和むのだ。しかし、こう蒸し暑いとビールが一気に喉に消えて行く。
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マテ貝も香ばしく美味い。

夏も近づき、今が旬のアオリイカが食べたいと思ったが、この日はスルメイカが入っていた。スルメイカも夏が一番美味しい時期なので、迷わず刺身を頂いた。運んできたオバちゃんから「今日のイカいつもより値が張るけどごめんねーっ」と出されてから云われてしまった。
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さっと呑んでお会計をしたら、さっきのオバちゃんがパチンパチンッとソロバン弾いて「はいっ、○千○百万円!」って、なんともお約束なフレーズに我らのリラックス度も全開になった。

2軒目は『居酒屋 久美』でもう一杯といこう。
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by cafegent | 2007-06-20 17:30 | ひとりごと