なんとも心地良い週末の午後の過ごし方
2007年 07月 11日
堀切菖蒲園の駅を出るとすぐ車道の向う側に『きよし』が佇んでいる。午後3時から開いているし、年中無休なので週末の午後にのんびりと酔うのにはいい。
最初のうち、遠慮がちにこっちに用事で来たついでに注文をしようとしていたが、「欲しいときは遠慮せず鳴らしてね」ってママに云われてからは、以後は気にせず鈴を鳴らすようになった。
ここは仕事帰りに毎日立ち寄れる位、価格設定も安いのが嬉しい。と云ってもキョンキョン主演の「センセイの鞄」に登場したような風情ある居酒屋ではなく、女性一人だとかなり気合いを入れないと戸を開けられないような雰囲気もあるかなぁ。
呼び鈴鳴らして〆の一杯を頼み、ぐいと飲み干す。ここも「丸好酒場」同様に呑んだ杯数だけ炭酸の瓶がカウンターに並べられるのだ。
さて、時計を見ると夕方5時になろうとしているので、ママにお勘定してもらい外へ。
まだまだ眩しい空を眺めつつ、ぷらぷらと駅前の道を左に歩き、5分程で『のんき』へ到着。
開店直後だと云うのに既に何組もの先客が居た。ここは厨房を挟んで二本のカウンターになっているので入口もふたつ在る。既に呑んで来ているのでトイレが有る方のカウンターへ座る。
少し後に入ったお客さんが僕の隣に座った。おや、デカイッ。随分と恰幅の良い方だなぁと顔を見ると、向うが「どうもっ」って頭を下げてご挨拶された。名前は出ないが顔見知り。そうだ、立石『宇ち多”』の常連さんだったのだ。
隣駅のお花茶屋に住んでいるので休みの日はチャリ漕いで『のんき』に来ているそうだ。いいなぁ、近所にこんな良い店があって。
梅雨明け前のこんな週末は、何と心地が良いものだろう。