東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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なんとも心地良い週末の午後の過ごし方

7月某日
堀切菖蒲園の駅を出るとすぐ車道の向う側に『きよし』が佇んでいる。午後3時から開いているし、年中無休なので週末の午後にのんびりと酔うのにはいい。
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270円のハイボールを頼むと冷えた炭酸を一本まるごと勢いよく注ぎ、ニッカ・ウィスキーのボトルに入ったエキス入り焼酎を溢れんばかりになみなみと注いで出してくれる。
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エキスで薄まっていると云えどもかなりの焼酎の量なので、いい気になって杯を重ねていると結構酔いの廻りも早いのだ。ここは、ウィハイも同じ値段だから、ウィスキー好きにも良いかも。
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入るとすぐカウンター席であり、小さな店だと思うが実は奥が広く近所の常連さん達が入れ替わり立ち代わりやって来て奥の席で盛り上がっている。で、当然お店のママさんたちもそっちの方が忙しいのでカウンター席の方には誰もおらず、お酒を作る時だけ登場する。「何か欲しいモノがあれば、これ鳴らしてねっ」ってカウンターの上には幾つもの呼び鈴が置いてあるのが可愛い。

最初のうち、遠慮がちにこっちに用事で来たついでに注文をしようとしていたが、「欲しいときは遠慮せず鳴らしてね」ってママに云われてからは、以後は気にせず鈴を鳴らすようになった。

ここは仕事帰りに毎日立ち寄れる位、価格設定も安いのが嬉しい。と云ってもキョンキョン主演の「センセイの鞄」に登場したような風情ある居酒屋ではなく、女性一人だとかなり気合いを入れないと戸を開けられないような雰囲気もあるかなぁ。
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「みょうがの天ぷら」280円に「コンビーフ」380円、「卵焼き」250円を頼んだが、量もたっぷりで嬉しい限り。寒い時期ならば「湯豆腐」450円もいい。

呼び鈴鳴らして〆の一杯を頼み、ぐいと飲み干す。ここも「丸好酒場」同様に呑んだ杯数だけ炭酸の瓶がカウンターに並べられるのだ。
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さて、時計を見ると夕方5時になろうとしているので、ママにお勘定してもらい外へ。

まだまだ眩しい空を眺めつつ、ぷらぷらと駅前の道を左に歩き、5分程で『のんき』へ到着。
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開店直後だと云うのに既に何組もの先客が居た。ここは厨房を挟んで二本のカウンターになっているので入口もふたつ在る。既に呑んで来ているのでトイレが有る方のカウンターへ座る。
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ここでも氷無しの焼酎ハイボールを頼み、まずは「白タレ」と「レバ生/にんにくダレ」を戴く。
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『のんき』のモツ焼きは一皿4串なのだが340円なので、1本あたり85円になり立石『宇ち多”』の一皿2串170円と変わらない。そして一人だと2種類2串づつ一皿にしてくれるのも嬉しい限り。

少し後に入ったお客さんが僕の隣に座った。おや、デカイッ。随分と恰幅の良い方だなぁと顔を見ると、向うが「どうもっ」って頭を下げてご挨拶された。名前は出ないが顔見知り。そうだ、立石『宇ち多”』の常連さんだったのだ。
隣駅のお花茶屋に住んでいるので休みの日はチャリ漕いで『のんき』に来ているそうだ。いいなぁ、近所にこんな良い店があって。
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「たん塩」に「シロ生/にんにくダレ」、〆に「かしらタレ」で終了。
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ハイボールは都合3杯だった。下町ハイボールは、氷が無い分量があるから酔うのだなぁ。
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外へ出ると空が茜色になり出していた。
梅雨明け前のこんな週末は、何と心地が良いものだろう。
by cafegent | 2007-07-11 16:30 | 飲み歩き