東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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月夜の晩、妖艶な月下美人の誘惑に魅せられた。

昨日の晩、「月下美人」の花が咲いた。

夜開性の植物で夕暮れあたりから蕾みが膨らみ出して、夜になってから見事な花が開いたのだ。でも、この「月下美人」と云う植物は、大輪の白い花が一晩しか咲かない。今朝見ればもう萎んでしまっていた。
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香りも強く、一夜だけ咲く白い花。何だか妖しい美女のような雰囲気だが、見ているとほんとそんな感じがしてくるのだった。

月夜の下で、ウィスキーを飲みながら一時間近くも魅入ってしまった。
酒がもう少し強かったら、完全にこの花に向って口説いてしまっていたかも知れんなぁ。
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久しぶりに渋谷道玄坂裏の『珉珉羊肉館』に行ったのだが、ジンギスカン専用テーブルのあった2階席が無くなっていたのにはビックリした。
当時、あの風変わりなデッカい鍋を囲んで飲み会をやったりしたっけ。
ウディ若林さん達と誰かの誕生日会を開いたのも今では懐かしい思い出だ。
僕が最初に訪れたのが学生の頃だから、もうかれこれ30年程前になるのだが、店自体はそのもっと前に今は無き「恋文横丁」の中で店を開いたとの事だ。
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先代が終戦後に満州からの引き上げて来て、渋谷の地で餃子の店を開いたが、その頃はミンミン以外にも10軒程餃子を出す店があったそうだ。
ここの餃子が有名になったのは、今では何処の餃子屋でも主流となっているニンニク入り餃子を初めて売り出したからだそうだ。

当時、豚肉が高く、安定して供給されなかったので安い羊肉を使うことを思いつき、クセのある羊肉の匂いを美味しく仕上げるためにニンニクを刻んで入れたそうだ。当然、今は餃子に羊は使っていないが、今なお変わらずにビールに合う美味しい餃子を食べさせてくれる。焼餃子、水餃子ともに美味いのだ。
元々、餃子は水餃子であって、もちもちで肉厚の皮だったのだが、同じ皮でも薄くすることで沢山の数を作れることから薄い皮の焼き餃子が普及していったらしい。
お客に出していた水餃子が余ると従業員のまかないとしてそれを鍋で焼き直して食べていたのが焼餃子の始まりらしい、とも教えてくれた。

中国でも「餃子」と云えば水餃子であり、焼いた餃子の事は「鍋貼児」と呼ぶそうだ。鍋に貼付けて焼く所から来ているらしい。
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そんなウンチクに耳を傾けながら、焼き餃子を一皿と塩味に仕上げてもらった「あんかけカニ玉」をつまみに大瓶2本が空いた。
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さて、〆の炭水化物はどうしようか、と悩んでいたら、「羊肉使った美味しい麺、食べますか?」との誘惑。
2階のジンギスカン鍋は辞めてしまったけれど、羊を使った料理はまだ残っていたのだ。そして、ミンミンの隠れメニューである「羊肉のてり焼きを乗せた拉麺」を頂く事にした。あぁ、中国の味がする。
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やれ、ダシがどうの、とか家系だとかの巷のこだわりらーめん屋よりも、素朴でシンプルな中華麺はホっとする味わいだ。

あぁ、何年ぶりかの訪問だったが、店の規模が小さくなっただけで、味は変わらず美味しかった。

さて、ハチ公前を渡り、渋谷『のんべい横丁』まで行くとするか。
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この辺りから山手線の脇を見上げるのが、何ともホっとするひとときである。特に雨上がりの夜などホントに良い雰囲気なのだ。
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by cafegent | 2007-07-25 17:06 | 食べる