東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日々、素敵な人たちとの出会いに感謝である。

岡山から旬真っ盛りの葡萄を戴いた。先日は「ニューピオーネ」と云う濃紫黒色の大粒巨峰を食べたのだが、今回は色鮮やかな緑のダイヤモンド「マスカット・オブ・アレキサンドリア」だ。
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これはもうマスカットの王様だね。とんでもなく甘くて朝からメロメロであった。何でも旬な季節に旬なモノを頂くのが一番の贅沢だね。

先日、芝居の世界で数々の宣伝や制作をなされている吉田由紀子さんに初めてお会いした。お会いしたと云っても渋谷で馴染みのバー『ミコノス』にて呑んでいたら、偶然別の席に居たとのことで、コピーライターの森さんにご紹介頂いたのだが。
聞けば、随分と前から僕のこの日記の愛読者だとの事で、こちらが恐縮してしまった次第である。僕は芝居も大好きなので、こんな素晴らしい方に「いつも楽しく拝見してるんです。」と云われると照れてしまう。
いやはや、昨日今日と照れるばかりである。

以前、アートスフィアで観劇した『8人の女たち』の制作も吉田さんであった。
渋谷の美味しいフレンチビストロ『LABO』にも良くいらっしゃるとの事なので、是非今度ゆっくりとワインでも呑みながらお話したいものだ。

こんな具合に自分の廻りで結構いろんな方々が繋がっているのは面白いなぁ。

しかしながら、僕の場合、仕事柄その大半が昼でも夜でも「おはようございます」がご挨拶のいわゆる「オハヨウ業界」の方々が必然的に多くなる訳である。

でも、元来欲張りな性格なので、週末なんぞに下町辺りの酒場なんかで出会う鳶の頭や地元の住職、医者の先生等々そう云う方々との出会いが実に楽しいので下町通いが止められないのである。そんな酒場の片隅で、彼らから聞くハナシがとても面白く、酒飲みの作法を磨く上で役に立つ?とっておきのエピソードが良いのだ。

京成八広駅から水戸街道にぶつかる処に在る『丸好酒場』はご主人も女将さんも気さくな方達でいろんな昔話なども聞かせてくれる。

随分前に「下町酒場巡礼」なる本の中で、ここのことを紹介していた。
その中の逸話だが、毎晩やって来て何呑んでも何食べても必ず決まった金額しか置いて行かない築地の客が居たそうである。

ショーケン主演の映画『居酒屋ゆうれい』の中で八名信夫扮する常連客が毎回必ず「はい、2千円」とか何とか云って席を立つのだが、その人物は『丸好酒場』の馴染み客をモデルにしたと書いてあった。
ほんとかいな、と僕も一度親爺さんに訪ねたことがある。もう随分と昔のお客さんで当時仕入れをしていた魚屋さんだったそうだ。その人、毎晩決まって同じ量しか呑まなかったのでもう同じ値段でいいや、と云うことになったらしい。

落語の人情話のようだね、まるで。
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ここは、特製のハイボールがバツグンに美味いのだが、レバ刺も旨い。
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昔は肉が高価だったから牛肉を仕入れると生のレバーやハツなんかは只でくれていたそうだ。それで先代のご主人が屠殺したての新鮮な代物なので安く提供出来て栄養価も高いと云う訳でレバー刺し、ハツ刺しを出すようになったそうだ。
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立石の『宇ち多”』では、決まって開店時に常連客たちが列をなして並ぶのだが、中には体調を崩して医者から酒を控える様に云われている常連客もいるのだ。それだから、店の方も外で並んでいる他の連中に「あいつが来ても呑ませちゃ駄目だぞ。」と釘を刺しているのである。

それでも当人、相変わらず店に現れるのであるが、「一杯だけ!」「いや、駄目だ!」の問答が続き、渋々サイダーとなる訳だ。客の体調まで気遣ってくれるのだから、もう界隈全体が家族ぐるみみたいなもんだ。

そして、僕も調子に乗って焼酎の梅割の4杯目を頼もうとすると、同じように「もう駄目!終わりだよ。」と諭されるのだが、「もう半杯で最後!」とワガママを来てもらう始末。ここでは、3杯半か調子の良い時の4杯半が限度なのである。
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また、長話になってしまってイカンなぁ。先日も、友人K君に「職場のPC使って仕事の合間に読んでるのだから、もっと短くたのみますよ。」と叱られたばかりだ。あい、すまん。

今月は3連休が続くので、そんな時は酒場も連休を取ってしまう。『宇ち多”』も続けて土曜日が休みとなる。さて、週末は一体何処で呑むとしようかな。

アレキサンドリアの芳醇な甘味がずっと尾を引いているので、今宵は銀座千疋屋の地下に在るバー『銀座ミリュー』にて旬のフルーツを使ったカクテルでも飲みに出掛けるとするか。
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by cafegent | 2007-09-14 18:30 | ひとりごと