東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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宇ち入りの後は、昭和の竜宮城で絢爛豪華な華に魅入る。

土曜の朝はテレビ小説「ちりとてちん」を観て、ジムに行き一汗流す。
10時を廻ったので、電車に乗って京成立石駅へ。土曜の至福「宇ち多”」の開店に並ぶのだ。外は雨だが立石仲見世はアーケード街、屋根が有るから濡れずに待てるのである。この日は、運良くホネをゲット出来た。うん、嬉しい限り。何しろこのホネ(豚の顎部分の肉)の煮込みは十数皿しか用意してないので、タイミングが悪いとすぐ無くなってしまうのである。
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タン生、ガツ生、ハツ生にレバ素焼き若焼きを貰う。梅割りは二杯にとどめて、千と20円。よし!と上機嫌で「栄寿司」に寄り、握りを少しつまんでいく。昼も廻ったし、幸せのひと時も終えて品川まで戻る。

品川駅スターバックスで珈琲を飲み、午後の予定を考えることに。
天気が良ければ、杉並のアニメーションミュージアムで開催中の「赤塚不二夫と愉快な仲間たち これでいいのだニャロメ!展」に行こうとしていたのだが、あいにく外の雨風はどんどんと強くなってきている。

こりゃ、近場が良いかと行き先を目黒雅叙園に変更し、『華道家 假屋崎省吾の世界』を観る事にした。
別にカーリーが好きな訳では無いが、有形文化財指定の「百段階段」や豪華絢爛の6つの各部屋すべてに華を飾っており、昭和の装飾美と調和する華の世界を観てみたいと思った訳だ。今までずっと観る事の出来なかった最上階の「頂上の間」も今年から資料室として拝見することが出来るようになったのでこれも楽しみだった。
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「清方の間」は僕の好きな鏑木清方画伯の美しい女性たちが扇の中に描かれている。「星光の間」には板倉星光画伯の四季折々の草花や虫などが四方の欄間を取り囲んでおりこれもまた実に素晴らしい。
「魚礁(本当は木へん)の間」の豪華絢爛な内装はウっと窒息しそうな程観る者を圧倒する。純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げたと云う部屋は正面の美人がに吸い込まれそうになったが、芸術とグロテスクは紙一重とでも云うべき床柱の彫刻のインパクトがふと我に返らせてくれた。まるで「パンズ・ラビリンス」の世界だ。なる程、この部屋を観ればここが「昭和の竜宮城」と呼ばれたのが頷ける。
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「百段階段」の途中々々には、この他にも橋本静水、池上秀畝、小山大月、荒木十畝(じっぽ)、菊地華秋、磯部草丘などの明治、大正,昭和期の日本画を代表する画伯の素晴らしい作品が飾られている。飾られていた華も見事だったが、結局華よりも部屋の装飾に魅入ってしまった。
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雅叙園の館内では美しい秋を演出していた。

夕方からは目黒の「立ち飲み ビストロ・シン」で生牡蛎とワインを戴く事にした。
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この店,最近「メトロ・ミニッツ」に乗ったせいか、平日は劇的に混んでいる。もうわざわざ土曜日に来ないと入れないね。
旬のきのこは、岡山産マッシュルームと赤城山のエリンギをアンチョビバターで料理してもらった。
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この他、塩もつ煮込みとメリメロ焼きも頼み2本目のワインも空く。

いい酔い心地になってきたので、歩いて数歩の「権ノ助ハイボール」の戸を開けた。あぁ、またしても夜を彷徨うのであった。
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by cafegent | 2007-10-29 18:24 | ひとりごと