東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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放課後の小学校で、真っ暗闇の世界を体験した。

ここ数日、東京は気持ちがいい秋晴れとなった。朝も歩いていて実に清々しい。
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目黒川の桜の葉が緑から美しい秋色に移っていた。桜は春も良いが、秋もまた素晴らしい。

自分の手が見えないほどのまっくらを体験をしたことがありますか?

こんな言葉にとても興味を惹かれてしまった。

そして先日、「DIALOG IN THE DARK」なるイベントに参加した。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、普段の日常生活で接する環境を真っ暗な闇の空間の中で体験するワークショップ形式のエキシビジョンだ。聴覚、触覚など視覚以外の感覚を使いながら真っ暗闇の世界を歩いたり、共に行動したりする。1989年ドイツのアンドレアス・ハイネッケ博士のアイディアから生まれたこのワークショップは、ヨーロッパを中心に世界70都市、既に200万人以上の人々が体験しているそうだ。
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東京での会場となったのは、赤坂小学校だ。「放課後の小学校」と云う設定で8人が1グループとなり、実際に目の不自由なガイド役の方に案内してもらう。僕らを案内してくれたのは、まだ若い曽根さんと云う方だった。
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小学校の中の扉の向うは、もうそこから闇の世界が始まるのだ。
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真っ暗でもう何も見えない。
普段と同じ様に歩く事すら出来ず、何かに躓いたり、壁に激突したりするのだが、初めて一緒になった8人が次第に連帯感を持つ様になり、声を出し合って進んだりする。それでも、皆便りにするのは曽根さんで、あっちからもこっちからも「ソネちゃーんッ!」の声が飛んでいた。

途中、橋を渡ったり、池の水に触れたりしながら、鳥や虫の鳴き声に森を感じたりしてくる。体躯館に入ると木の床に気付き、体育マットを踏みバスケットボールを見つける。美術室や音楽室でも何かを発見したり、楽器を見つけて鳴らしてみたりする。
螺旋階段を上がったり、いくつもの部屋をと通り抜けるうちにもうどんどん方向感覚が判らなくなってくるのだ。光りが一切洩れて来ないので目が慣れるなどと言う事はまるで無い。

闇の旅の終わりの頃に扉を開けた部屋からは畳のい草の匂いを感じることが出来た。そこは用務員室だったのだが、皆で靴を脱ぎちゃぶ台のある畳の座敷に上がる。ソネちゃんから受け取ったおしぼりに熱さを感じとり、ジュースのプルトップを開けるとグレープフルーツの薫りに「こんなにも匂うのか」と改めて感じることが出来た。

日常生活で気がつかなかった何かを感じた、とても不思議な世界を体感させてもらった。
約1時間の闇の旅が終わり、目を慣らすためにしばらく薄暗い部屋で皆が輪になり感想を語り合った。
今までとは違う感覚が自分にも宿ったように感じたが、普段感じている筈の事柄に余りにも無頓着に生活をしていただけだったのかもしれない。

僕の友人の中にも闇の世界で生活をしているミュージシャンの増田太郎君がいるが、この展覧会に参加してみて、改めて彼が日々体験している日常を少しだけ理解出来た。「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、とても有意義な展覧会だった。
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「ダイアログ・イン・ザ・ダークのサイト」

246を反対側へ渡り、豊川稲荷を訪れる。ちょうど一年前にここでお参りをした時に戴いたお護りの「融通銭」を納めにいくためだ。
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これを財布に一年間入れておくとお金に困らないと聞く。そして一年後にここにまた納めに来るのだ。
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豊川稲荷は昔からジャニーズ事務所と森光子さんがお参りしているが、この関係はまったく謎に包まれているなぁ。まー、どうでもいいけど。
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それにしても、今日は夕暮れも美しいなぁ。
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by cafegent | 2007-11-15 18:31 | ひとりごと