東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

年末もライブと落語に明け暮れたナ。おっと、鼠もだナ。

先日、と或るバーに立ち寄るとまだ誰もおらず口開けの客となった。
カウンターの前に座り、バーテンダーと挨拶を交わしていると、天井から何やら錆びた自転車のブレーキの様な音が聞こえてくる。「キキキキィ~!」と云う音に上を見るとナント二匹の鼠が喧嘩をしていたのだ。すると、一匹の鼠が蹴落とされ、僕の目の前にドンッと落ちてきた。
「うぁっ!」と大声を出してしまったが、向こうだってえらく吃驚しただろう、そのまま一目散に何処かへすっ飛んでいった。

雑居ビルの鼠は相当ドブネズミ色をしているものかと思ったら、何処かでペットにでもなっていたんじゃないだろうか、と思うほど可愛いライトグレイをしていた。
あぁ、あれがネズミ色って色なのかと妙に納得してしまった。
b0019140_14175945.jpg
それにしても、目の前に天からネズミが降って来たのだ。そして僕は来年、鼠の歳男である。歳を重ねると縁起を担ぐようになってくるが、なんだか来年は当たり年になりそうな気配がしてきた。
b0019140_14184711.jpg
つい先日も江戸東京博物館の「らくだ亭 サライ寄席」にて、三遊亭鳳楽師匠の「ねずみ穴」と云う年の瀬にお馴染みの落語を聴いたばかりである。
良し、ひとつ目出たい酒でも呑むとしようか。
*****************************************************
週末、増田太郎クリスマスライブを聴きに吉祥寺のライブハウスまで出掛けてきた。
渋谷のセルリアンで観た時から暫くご無沙汰だったので、楽しみにしていたが新曲やクリスマスらしい選曲で会場を大いに沸かせてくれた。
b0019140_14191783.jpg
サポートギターの富士忠洋さん、ピアノの田口智治さんとも息の合ったプレイで増田君のヴァイオリンもゴキゲンなスウィングを聴かせてくれたし、彼のライブではすっかりお馴染みの曲「あの星の友人」も素晴らしい名演だった。
b0019140_14414930.jpg
新曲「Story」も太郎君らしい歌詞で、じっくりと聴かせてもらったし、最後の「バラ色のバラ」では一緒になって口ずさんでしまった。
b0019140_14193920.jpg
増田太郎君は今年もニッポン放送のチャリティー企画「第33回 ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」に参加したと云う。
クリスマス・イヴの正午から24時間生放送の番組だが、目の不自由な方達のために「音の出る信号機」を設置するための募金や体の不自由な方々への理解と思いやりを育むのが目的のイベントである。自身も目が不自由な太郎君の参加は大変大きな意義を感じた。

急に寒さが増したような気がするが、周りではインフルエンザでぶっ倒れている輩が増えている。電車の中でうつされる事が多いらしいので他人の咳には気をつけたいもんだ。なんて事を考えながら吉祥寺から電車で移動し、京成立石へ。

「宇ち多”」の暖簾をめくると、ソウさんが「えっ?もう何も残ってないよ」との返事。
「シロしか無いけど、それで良ければ入んなよ」の言葉に甘えて、席に着く。
b0019140_14201298.jpg
梅割り呑んで、「シロたれ良く焼き」と「シロ素焼きお酢」それに「大根お酢」。焼酎をもう一杯お代わりして滞在時間20分。それでも、ここへ来ると週末の安堵感を味わえるのである。今年は29日が最後になるので今度の土曜は朝一番で来よう。

週末は立て続けにライブを観る。
今度は春日の「文京シビックホール」と云う随分立派な市民ホールだ。
b0019140_14215075.jpg
昔は確か「文京公会堂」だった所である。ここは僕の大好きなケーキ屋「エス・ワイル」の近くなので初中終(しょっちゅう)前を通っているが中に入るのはこの日が初めてだった。

そして、ここで観たのは和太鼓のライブだった。
b0019140_14212071.jpg
佐渡を中心に世界中で活躍している「鼓童」の公演である。日本の伝統芸能である和太鼓は北海道から沖縄まで各地それぞれの伝統が有り、その種類も様々だ。
今回も島根、福島、沖縄、埼玉秩父、三宅島、八丈島、そして佐渡の伝統太鼓をアレンジし、鼓童ならではの名演奏を聴かせてくれた。

それにしても、凄いパワーである。ふんどし一丁で大太鼓に向かってバチを叩き続ける姿に圧倒されるばかり。高背筋や三頭筋など、つい筋肉の動きに釘付けになり(一体、何を観てるのだ?)ながら、迫力ある太鼓の音に魅了されていった。

「鼓童」とは、人間の基本的なリズムである心臓の「鼓動」にインスパイアされたそうだ。赤ん坊が最初に聴く音こそ、母親の胎内で響く心臓の鼓動だ。そして、童の様に純粋な心で無心に太鼓を叩く願いを込めて名付けたそうである。
来年も1月から3ヶ月ヨーロッパ公演に出ると云う。日本の伝統芸能を残すだけに止まらず、世界に知らしめて行くのだから、これからも応援し続けたい。

和太鼓の興奮さめやらぬまま、蒲田へ移動し、今年最後の「くま寿司」へ。今月号の「食楽」と云う雑誌が寿司特集をやっており、なんと「くま寿司」が見開きで紹介されていた。ただでさえ小さな店なのだから、また入れなくなっちまうのか、とぼやきながらも足を運んでしまうのである。

途中、知り合い夫婦が来て、ブルックリンのステーキハウス「ピータールーガー」の話題になる。僕も大好きでNYを訪れると必ず寄るTボーンステーキの名店なのだが、くま寿司の大将も10月後半、「ピータールーガー」に行ったとの事だった。寿司屋に来ているのに頭の中はすっかりあの肉汁たっぷりのどデカいステーキで一杯になってしまったのだ。
b0019140_14353488.jpg
この日は、良い青柳が入ったらしく、つまみで出してもらった。細魚の皮も火で炙ってもらい、酒のアテにする。あなごも相変わらず美味い。
b0019140_14345096.jpg
あぁ、幸せな年の瀬だ。
b0019140_14223142.jpg

[PR]
by cafegent | 2007-12-27 14:44 | ひとりごと