東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

2008年、早いもので何度目かの子年を迎えることとなった。

謹賀新年

近所の花屋では、早くも出荷を待つ紅梅の花が咲いていた。
b0019140_13474051.jpg
初春だね。

2008年も早いもので、もう一週間が過ぎてしまった。
年末から年始に掛けて、相変わらず酒浸りの日々が続いてしまったナ。
休肝日なく年を跨いでしまった訳だが、イカンなぁ、こりゃ。

暮れの年越しは、新橋「能登治」にて年越し蕎麦を食べた。
b0019140_13461263.jpg
ここは、神田まつや、更級堀井、神田やぶそば等々と共に老舗蕎麦屋の二代目達からなる「木鉢會」に属する蕎麦屋であり、中々美味い蕎麦を喰わせてくれる店だ。
b0019140_13462854.jpg
新橋は場所柄オフィスが多いので暮れは休みを取る蕎麦屋が多いのだが能登治は、地元商店の方達に愛されている庶民派であり、大晦日も大変賑わっていた。
例年、年越しは麻布十番の「更級堀井」で蕎麦を食べていたのだが、年々外で待つ行列が長くなってきている始末。年を越す前に風邪なんぞも引きたくないし、今回は店を変えてみた。
b0019140_13454678.jpg
長寿を願う海老に、細く永く生きれるよう蕎麦を喰う。良い一年の締めくくりだったかな。

今年は五日から事務所へ赴き、届いた年賀状を読み、2008年をどう過ごすかを思い描いてみた。
さぁ、今年は3月に赤坂に新しい店がオープンするし、新たな仕事を開始する準備も進めている。より一層に頑張らねばナぁ。

さて、今年は子年である。
僕も気が付けば、あっと云う間に48年も人生を過ごしてしまった訳だ。今年はめでたい一年にしたいものだ。

この「めでたい」と云う言葉、何故に「めでたい」のかが新年の朝日新聞に出ていた。
「目出たい」では無く、木の芽、草の芽の事だそうだ。冬至から一日一日と、陽気が生ずるに従い芽が萌え出る。「一陽来復」の通り、陽気は天地にも人にも良い運気なので、陽気が生じて、草も木も芽が出たいと思うので、「おめでたい」と云う事である。
そして、この言葉は伊藤博文や高杉晋作らを育てた吉田松陰が妹に宛てた手紙に「新年おめでとう」と記した事が始まりだそうだ。

今朝は七草粥を食べて家を出た。春の七草である芹、薺(なずな)、五形(ごぎょう)、蘩蔞(はこべら)、仏の座、菘(すずな/蕪)、蘿蔔(すずしろ/大根)を入れたおかゆを食べると健康に過ごせるという。
b0019140_13481251.jpg
一年の無病息災の願いを込めて食べるのだが、酒浸りの正月の胃を休ませるためにも、随分と躯に優しいお粥である。
b0019140_13491829.jpg
昨晩、上野鈴本演芸場の新春寄席にて金馬師匠が七草粥の話をしてくれたのだが、昔は玄関の戸を開けて表に向かって大声でお囃しを歌いながら七種の野菜を刻んだそうだ。「七草、なずな、唐土の鳥が、日本の土地に渡らぬように、ばたくさばたくさ、云々かんぬん」と歌ったのだが、田畑の野菜を中国辺りからの渡り鳥に食べられ、荒らされぬよう豊作を願った行事が始まりだそうだ。寄席も案外と勉強になるものだナ。
b0019140_13495584.jpg

さて、今年の正月は目黒の「寿司いずみ」のお節料理で新年を祝った。
b0019140_13504029.jpg
日本海寒鯖昆布〆、江戸前小肌白板昆布〆、平すずき松前昆布〆と喜昆布(よろこび)多き年初めである。
b0019140_1355101.jpg
こちらは、四万十川の落ち子持ち鮎の茶炊きびたしだ。「いずみ」の名物であり、江戸の料理である。寿司屋の粉茶と玉露茶に一週間かけて炊いており、頭から骨まで丸かじり。あぁ、新春から幸せびたしなのだ。
b0019140_14182786.jpg
他に、つの字車海老の蒸し茹で、あわび酒蒸し、鹿島産蛤のいり煮。
b0019140_1418527.jpg
梶木まぐろの柚庵焼き、江戸前穴子の柔らか煮も有る。
b0019140_14193218.jpg
寒鯖の南蛮漬け、等々「いずみ」のカウンターで出される料理がたっぷりと入っている。
どの料理にも事細かに親方の説明書きが付いており、まるで店のカウンターでいつもの美味い料理を戴いているかの如くであった。

元日の夕方、テレビを見ていると銀座の「鮨 水谷」が映り、ご主人が美味そうな鮪を紹介していたが、続いて、なんと「いずみ」の親方が登場した。相変わらず洒落っ気たっぷりの語り口で、極上の寿司を紹介していたが、こっちは家でのんびりしながら、正月早々から親方のお節料理で酒三昧である。呑ん兵衛にはたまらない痛風まっしぐらの珍味もたんまりと入れてくれた。時鮭卵の醤油漬けもたまらん。
b0019140_145286.jpg
佐渡から寒の寿留女いか甘塩塩辛。いいねぇ、春の寿を呼ぶ女だとさ。酒が進むなぁ。鰹の酒盗も旨い。
暮れに買った「八海山」の一升瓶が空きそうだ。
b0019140_1418217.jpg
「いずみ」自慢の江戸前出汁巻き厚焼き玉子に瀬戸内蛸柔らか煮、それに鱧の白板蒲鉾も云う事無しの美味しさだった。

そう云えば、年末は「アド街」の京成線沿線特集で立石「宇ち多”」も紹介されていた。こちらも相変わらずクールなあんちゃんが梅割りを注いでいる姿が映っていたナ。

12月は「なるきよ」「山さき」「寿司いずみ」「宇ち多”」「埼玉屋」それに「縄のれん」「廣田」「くま寿司」「はち巻き岡田」「ばん」「ボラーチョ」と大好きな店を廻ったが、今年も1年、躯を壊さず美味い物を食べ続けたいものである。
b0019140_13484740.jpg
さて、今年のお年玉付き年賀はがきの左上の所には、大根とネズミの図案が描かれている。古来より、鼠は大黒天の使者とされ、二股の大根を大黒天祭にお供えする習わしが有る。招福の使者である鼠と大根は幸運を招く縁起物なのである。
それ故、年賀はがきにも、この縁起の良い大根とネズミが描かれていると云う訳だ。

大根を喰う鼠、ダイコンくうネズミ..だいこくぅねずみ..大黒鼠、とおアトが宜しいようで。

今年も一年、皆様と良いお付き合いが出来ればと思っている次第なり。
by cafegent | 2008-01-07 14:46 | ひとりごと