東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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東京は朝から銀世界だったナ。季節を感じるのは素敵だ。

今朝は尋常じゃ無い程の寒さで目が覚めた。窓の外は一面雪景色。
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北国生まれなのに人一倍寒がりなのでいつもより一枚多く服を重ね出かける事にした。
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夏の異常な猛暑を考えると日本も次第に亜熱帯化してきそうな怖さを覚えるが、こうして冬に雪が降る光景を目にすると季節を肌で感じる事が出来てホっとするね。
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先日、板橋区立美術館にて「ブルーノ・ムナーリ あの手 この手」展を観る。
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80年代に初めて彼のデザインに触れ、それ以来絵本や彼が手がけたデザインの本などを集めていた事がある。想像力を養い、見て感じたままをイメージ出来る絵本が無かった事に子を持つ親としてブルーノ・ムナーリは子供のための絵本に夢中になって取り組んだ。

今回は生誕100年記念の展覧会であったが、貴重な初期からの作品群も数多く展示されて見応え十分だった。また、インスタレーションでもムナーリを敬愛する駒形克己さんがデザインした段ボールの展示ケースにムナーリの代表作が飾られていて象徴的だった。
駒形さんは元々グラフィックデザイナーとして活躍していたのだけれど、僕が六本木の「LIVING MOTIF」の仕入れを担当していた頃、子供のための創作絵本を創り、最初に手がけた「FIRST LOOK」から店頭に置かせて頂いた。子供だけではもったいないほど優れた絵本であり、「リトルアイ」シリーズとして、多くの作品を生み出している。
「駒形克己氏のサイト」
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展覧会は終了してしまったが、「芸術新潮」誌で特集を組んでいるので是非見て欲しいものだ。

美術館を出て、裏山の赤塚公園を散歩。
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「赤塚城跡」の碑を見つける。
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ここにお城が在ったなんて、まったく知らなかった。
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帰り道、何処かの家の窓枠で佇む猫とにらめっこ。

池袋に戻り、そこから埼京線にて赤羽「まるます家」へ。
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角地に大きな木造二階建てが目立ち、大きな黄色いテントには「創業50年 鯉とうなぎのまるます家」とでっかく書かれている。
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ここでは「鯉の洗い」をアテに一人三本までの辛口酒「金升」(かねます)を呑むのが嬉しい。また、ここの「煮込み」は牛スジ煮込みで器も大きいので一人だと多いくらいだ。

店のおばちゃんたちも陽気で楽しい。「法蓮草おしたしがアト3つだけど、いかがぁ~」とお盆を持って店内を廻ったりする。その語り口が何とも可愛く素敵なのだ。居酒屋に無くてな成らないメニューもほぼ網羅しているので、何を頼んでも旨い。また鰻を売りにしているだけあって「肝焼き」はオススメだ。おばちゃんも「肝焼き、居る人はこれから焼くから、何本か言ってねぇ~!」って云う具合。

この夜は、マッチ会社で長年働いて行ったと云う70過ぎの親父さんと隣同士になり、「俺はマッチを見れば、何処の工場で造られた物か判るんだ。」とマッチのウンチクをたんまり聞かせてもらった。
ちなみにマッチを擦る茶色い部分を「側薬」、ソクヤクと云うそうだ。
そしてここを汚さずに擦る技も見せてもらった。でも、何の役にも立たないだろうナぁ。
マッチ親父は「もうこれが最後」と云いながら、お銚子が6本目になっている。もうここで、呆れて見ていた店のおばちゃんに「もう、駄目っ!」っておこられ、渋々帰っていった。
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追加で頼んだメンチがこれまた美味かった。おばちゃんから「20分かかるわよ!いいの?」って云われたが、待った甲斐があったってもんだ。

赤羽は朝早くから空いている酒場が多く、ここ「まるます家」も朝9時から始まるのだ。また日曜も営業しているのが、さらに嬉しい限りで。次回は赤羽ハシゴ酒でもしようっと。

今週は作業中の撮影準備打ち合わせが多く、夜が遅い。一昨日も夜10時近くから芝大門だったので、途中「ぶらじる」で腹を満たしてから行く事にした。
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本当は「秋田屋」で一杯引っ掛けたいことがカメラマンたちの手前遠慮して呑まずに参加。
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しかし、夜8時を過ぎると酒が入らないと正直言って調子が出ないのでアル。

夕べはモデルのオーディションが終わった後、目黒の「蔵」にてホッピーに浸り、「権ノ助ハイボール」でキリリとハイボールを二杯。うん、これで今朝の寒さも乗り切れたのだった。
by cafegent | 2008-01-23 18:43 | ひとりごと