東京は朝から銀世界だったナ。季節を感じるのは素敵だ。
2008年 01月 23日
今回は生誕100年記念の展覧会であったが、貴重な初期からの作品群も数多く展示されて見応え十分だった。また、インスタレーションでもムナーリを敬愛する駒形克己さんがデザインした段ボールの展示ケースにムナーリの代表作が飾られていて象徴的だった。
駒形さんは元々グラフィックデザイナーとして活躍していたのだけれど、僕が六本木の「LIVING MOTIF」の仕入れを担当していた頃、子供のための創作絵本を創り、最初に手がけた「FIRST LOOK」から店頭に置かせて頂いた。子供だけではもったいないほど優れた絵本であり、「リトルアイ」シリーズとして、多くの作品を生み出している。
「駒形克己氏のサイト」
美術館を出て、裏山の赤塚公園を散歩。
池袋に戻り、そこから埼京線にて赤羽「まるます家」へ。
店のおばちゃんたちも陽気で楽しい。「法蓮草おしたしがアト3つだけど、いかがぁ~」とお盆を持って店内を廻ったりする。その語り口が何とも可愛く素敵なのだ。居酒屋に無くてな成らないメニューもほぼ網羅しているので、何を頼んでも旨い。また鰻を売りにしているだけあって「肝焼き」はオススメだ。おばちゃんも「肝焼き、居る人はこれから焼くから、何本か言ってねぇ~!」って云う具合。
この夜は、マッチ会社で長年働いて行ったと云う70過ぎの親父さんと隣同士になり、「俺はマッチを見れば、何処の工場で造られた物か判るんだ。」とマッチのウンチクをたんまり聞かせてもらった。
ちなみにマッチを擦る茶色い部分を「側薬」、ソクヤクと云うそうだ。
そしてここを汚さずに擦る技も見せてもらった。でも、何の役にも立たないだろうナぁ。
マッチ親父は「もうこれが最後」と云いながら、お銚子が6本目になっている。もうここで、呆れて見ていた店のおばちゃんに「もう、駄目っ!」っておこられ、渋々帰っていった。
赤羽は朝早くから空いている酒場が多く、ここ「まるます家」も朝9時から始まるのだ。また日曜も営業しているのが、さらに嬉しい限りで。次回は赤羽ハシゴ酒でもしようっと。
今週は作業中の撮影準備打ち合わせが多く、夜が遅い。一昨日も夜10時近くから芝大門だったので、途中「ぶらじる」で腹を満たしてから行く事にした。
夕べはモデルのオーディションが終わった後、目黒の「蔵」にてホッピーに浸り、「権ノ助ハイボール」でキリリとハイボールを二杯。うん、これで今朝の寒さも乗り切れたのだった。