東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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幾ら仕事とは云え、毎晩の会食は胃が心配になるネ。

打ち合わせの合間、乗り換え途中で新橋に降りたので、SL広場の靴磨きへ向かった。
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このおばあちゃんは此処新橋でもう数十年もの間靴を磨き続けて居る。

以前、テレビで取り上げて居たので拝見したのだが、靴磨き一筋で家を建て、息子さんを育てたそうだ。あの頃既に80代だったのだから今は一体幾つになったのだろうか。それでも靴を磨く手は昔から変わらない。
靴を磨いて貰う時間は僕にとって至福の時である。こんな贅沢って他には無いんじゃなかろうか。
此処と帝国ホテルの地下のどちらかに行くのだが、新橋のおばあちゃんもいつまでもずっと元気で居て欲しいモノだ。

本屋で雑誌をめくっていたら知った顔や知った店が沢山登場していた。と、思ってずっと読んでみるとその記事を書いていたのは我が酒場の朋友モリンコさんこと森一起氏だった。今月号の「料理通信」はミシュランが決して取り上げない「客が三ツ星」の店特集である。

西麻布のバー「フラスク」ではエノチンの創るモヒートに酔いしれる映画監督ヤン・ヨンヒさんだし、三田「アダン」の店主、一作さんはムサコの酒場で独り酒を愉しんでいる。そして、モリンコ自身も浅草「捕鯨船」や「正直ビアホール」などを紹介していた。そう云えば、正直ビアホールの時は取材の最中に僕も訪れ一緒に呑んだのだった。ひとみ姐さんはしっかり誌面に登場していたナ。

中でも見開きで書いていたモリンコの酒場エッセイがグっと来た。写真家・岩根愛さんの撮るクミさんの笑顔も何とも云えず素敵だし、久しぶりにクミさんを拝見出来たのも嬉しい限りだった。ゴールデン街では映画人が集って居たが、まさか六本木にバー「テラスビュー」を開いていたとは彼に聞くまで全く知らなかった。
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もう一冊今読んでいる本が浅草「弁天山美家古寿司」の先代親方、内田栄一さんの随筆「浅草をにぎる」だ。これがまた大変に面白い。文章の上手さも大したものだが、毎回最後に自作の句が記されており、これが素晴らしいのだ。当時の浅草の風物や人情を江戸前の語り口で綴り、時にイマドキを辛辣に切る。読んで居て、つくづくこんなジジイになりたいモノだと思ったのだ。
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さて、ここ数日と云うものは毎晩仕事の会食が続いており、胃と肝臓が可成り心配だ。何を今更って感じだろうが、普段以上にヘビーなのだ、此れが。

月末の水曜は西麻布「キャンティ」での会食。オーセンティック・イタリア料理では東京一美味しい名店だ。飯倉片町の本店よりもこっちの方が居心地が良い。

数十種類も用意してくれる前菜は圧巻だ。サイドワゴンが3つにテーブル上にも沢山の食材が並ぶ。イタリア産生ホワイトアスパラガス、牛サーロインの薄造り、レンコンのサラダ、キャンティお馴染みのポテトサラダ、鰯の香草焼き、牛レバー串焼き、生ハムとマンゴー、ズッキーニの花、つぶ貝のココット、穴子稚魚のオイル煮、等々挙げ出したら切りがない程の数々だ。
此処から好きなモノを好きなだけ選択したら調理してくれる。これだけで十分お腹一杯になってしまうので4、5品程度が良いだろう。

パスタは生ウニとキャビアの冷静カッペリーニにした。これも素晴らしい味だった。量も半人前にしてもらって正解だ。キリリと冷えた白ワインとも相性が良く美味しい一皿だった。

そしてメインはキャンティの定番メニュー「仔牛とほうれん草のグラタン フローレンス風」。
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ベシャメルソースとほうれん草の香りが肉に絡み、舌が落ちそうになる程の美味しさだった。「もう、参りました!」って云う感じだネ。最後は珈琲にカラメルプディングとチーズケーキを戴いた。

仕事の話も進み、満足満足。帰り際、入り口のテーブルでユニバーサルミュージックの友人にお会いした。キャンティのオーナー川添象郎さんとご一緒だったので軽く挨拶をして失礼した。皆パワフルに仕事していてイイネ。

昨日は銀座の鮨屋「葉景乃」へお邪魔した。早い時間は満席だったのだが9時を過ぎたらガラっと人が減り貸し切り状態になって仕舞った。きっと皆早く食事してクラブにでも出掛けるのだろうナ。

此処は良心的な価格でとても美味しい料理を出してくれる寿司屋だ。前菜の穴子の煮こごりもビールのアテに丁度良かったし、ホタルイカも美味しかった。

この日は待ち合わせ時間がはっきりせず、確か8時だったかナと思い店に向かったのだ。客を待たせてはいけないと少し早めに行って居たのだが、まてども来ずなのだ。ようやく現れたら8時半である。ビールも3杯目になっていた。やれやれ、だ。

「葉景乃」定番人気のまぐろのねぎ間も酒が進む。
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サザエのバター焼きも大変美味しかった。
酒を麦焼酎「中々」の水割りに替え、握りを戴いた。小肌、赤貝、青柳、うに、中トロ、帆立の磯辺焼き、穴子、蛸、車海老などを食べ、最後に山葵を効かせたかんぴょう巻で〆た。

夕べは女性も居たので銀座のクラブへは寄らず、赤坂「アネッサ」でワインを吞む事にした。
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白一本に赤も空いた。結構、みんな飲むのだなぁ。

今夜は西麻布「分とく山」だ。この季節は筍御飯だろうか。こりゃ今から楽しみだが先に胃薬でも飲んでおこうかナ。
by cafegent | 2008-05-02 17:27 | 食べる