東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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日本手ぬぐいで、夏を小粋に過ごそうじゃないか。

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今が一番、美味しいビールの季節だね。
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こんな洒落た大麦をデザインした日本手ぬぐいも素敵だね。これは手ぬぐい絵師の高橋武さんの作品だ。
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今年も8月17日から23日まで銀座のギャラリーポートにて「高橋武型染めてぬぐい展が開催されている。

さて、手ぬぐいの話題をもうひとつ。

浅草の日本手ぬぐい店「ふじ屋」の先代が昨年11月に89歳でお亡くなりになった。亡くなるその日まで、仕事を続けていたそうだ。故人となった川上桂司さんは、ご長男の千尋さんと共に、江戸時代に流行った山東京伝の「手拭合(てぬぐいあわせ)」に登場した作品を30年と云う歳月をかけて復刻させた親子なのだ。
江戸時代、歌舞伎役者や作家たちが洒落を効かせたデザインの手ぬぐいの図柄を競い合ったのだが、実に見事でずば抜けたセンスなのである。

斧(よき)、琴(こと)、菊(きく)の図柄を配し、「善き事を聞く」と読ませたのは、三代目尾上菊五郎の持ち柄で、粋なことをするもんだナと感動したものだ。

七代目市川団十郎は鎌の絵に○と「ぬ」の文字を染め抜いた襦袢を愛用していたそうで、これも有名な手ぬぐいの図案として残っている。歌舞伎役者なのだから、「舞台の上では何を演じても”かまわぬ”」と自分の心意気を込めた柄なのだ。
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團十郎ファンは皆この「鎌○ぬ」柄の手ぬぐいを使ったらしい。
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先日、新宿の京王プラザホテルのロビーギャラリーにて、ふじ屋の「手ぬぐいあわせ」展が催された。
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今回の展覧会は、故川上桂司さん、長男の千尋さん、そして今年24歳になった孫の正洋さんを加えた「手ぬぐい一筋三代展」なのである。
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先日、朝日新聞に掲載された記事の中で、千尋さんが「手ぬぐい一筋だった父がつくったものを遺産にしてしまうのではなく、それを継承し、作り、伝えていくことが私たちの役割」なのだと語っていた。続けるって凄いなぁとつくづく感じたナ。
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こんな「目出鯛」手ぬぐいもあった。

会場には約400点もの作品が展示されていたが、その中で3点だけ孫の正洋さんの作品が有った。今年の干支である子(鼠)を愛らしくデザインしていて印象的だった。
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彼が期待のホープ、ふじ屋三代目の正洋さんだ。

残念ながら展覧会は先週で終わって仕舞ったが、浅草の「ふじ屋」を訪れれば、どれも買うことが出来る。
僕は鯨の目の部分だけを大きく染め抜いた手ぬぐいが気に入っている。
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これは横にして飾り、「詰まらんことに、目くじらを立てるな!」と洒落るのだ。

会場では、「手ぬぐいあわせ」に登場する様々な図案が解説と共に展示されていたので、大変興味深く拝見することが出来た。
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この吉原箱提灯の柄は、そっくりそのまま提灯を切り取った図柄になっている。これも素敵だね。

今回は二つ新しい手ぬぐいを手に入れた。
ひとつは染めた手ぬぐい生地を長い竿に掛けて乾かしている図案だ。
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「鎌○ぬ」柄や「藤の花」、「目くじら」などが風に揺れている粋なデザインだネ。もう一枚は蛙の図案だ。カエルの戯けた表情が何とも云えずユーモラスだ。

夏の時期は浴衣で出掛ける機会も多いが、そんな時こそお気に入りの日本手ぬぐいを持って出掛けたいもんだネ。毎年、新柄を買い増すのも実に愉しいのでアル。
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こうやって帯に引っ掛けておけば、洒落たアクセントにもなるのだヨ。

外へ出ると、京王プラザホテルの目の前に突如現れたの凄いビルが目に飛び込んで来る。
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まるで蚕の繭の様だが、これが噂の東京モード学園コクーンタワーか。北京の鳥の巣と競い合えそうだが、ヘルツォーグ&ドムーロン作じゃあ無いのだろうナ。
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何処も彼処もお盆休みだね。
1ヶ月前の旧盆にお墓参りを済ませているし、お盆にする事と云えば、テレビで高校野球か、今年はオリンピックだぁね。

家でゴロゴロしていても仕方が無いし腹も減って来たので、日差しが強い午後2時過ぎ、無謀にも大崎百反通りに在るラーメン屋「六厘舎」へと向かった。大崎駅から細い坂道を上がり、店の軒先まで辿り着くと、相変わらず人、人、人の人だかりだった。

トホホ、と思いつつも此処までやって来たのだから喰わずに帰れるか。ざっと数えて50人以上並んでいたね。1、2、3カ所と待つ列が出来ているのだが、最後尾の僕は百反通りに面した辺りで日陰が無いのだ。

カウンター12席しか無い店だから、おのずと何回転目に自分が入れるのかが判って仕舞う。あぁ、1時間以上は待つ事になるのだなぁ、とペットボトルで冷気を取り、ひたすら本を読んで待つのでアル。ただ、この店は12人毎に一気に入れ替わるので、最後の番に近づく時の喜びが大きいのだ。

そして、結局席に着いたのは、午後3時40分だった。おぉ、一時間半以上も待ったのか。それでも、待った甲斐が有る程の素晴らしい味の「つけめん」なのだ。味玉が売り切れとの事だったので、つけめんに豚ほぐしをトッピング。細かくほぐしたチャーシューにスープが滲みてグンと美味さが増すのだナ、これが。
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先ず、とろりと濃厚なスープに超極太の麺を浸けズズっといってみる。
続いて、海苔の筏(いかだ)の上に乗った魚粉をスープに溶いて、個性的な刺激のつけ汁で麺を楽しむのだネ。むふふ。
外で並んでいる間に浅草開花楼のバンがやって来て、大量の麺を納品して行った。
あの濃厚スープには、この麺が打ってつけだ。麺だけ食べてみると小麦の味がしっかりと判るのだから凄いよね。
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行列100人超2時間待ち、なんてのが日常茶飯事の「六厘舎」では、この日はまだ少ない方だったのだろうか。あれだけ待って、喰う時間は15分程度なのだから随分と贅沢な時間の過ごし方だろうか。お盆休み様々って感じかね。

がっつりと汗をかいた後は、武蔵小山へ出て「清水湯」の天然温泉に行くのだ。つけめんの後は自分が浸かっちゃうのだヨ。ぐふふ。
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此処は天然の温泉が二つ、露天風呂になっている。ひとつは東京の温泉に多い黒い湯だ。そしてもう一つが「黄金の湯」と呼ぶ黄色の温泉だ。
青空の下でのんびりと湯に浸かり、たっぷりと汗を出す。
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さっぱりした後は、冷たいビールだよナ、やっぱり。と云う訳で駅を通過し、「牛太郎」へ。暖簾はとっくに中へ仕舞われていたが、満席で賑わっている。
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丁度、角の席に山田御夫妻が居たので、待ち合いの席に座りビールをご馳走になった。
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湯上がりのビールは最高に美味いネ。
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今回の日記はビールに始まり、ビールで〆たナ。う〜ん、満足。
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by cafegent | 2008-08-15 16:23 | ひとりごと