東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。

昨日も東京は激しい雨と落雷に見舞われたね。

一夜明けた今朝は日差しは強いが顔に当たる風はカラッとしていて、少しずつ秋の風に変わって行ってるのを感じる事が出来た。

みの虫を発見。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14355319.jpg
夏から秋にかけてミノが段々と大きくなって行くが、これは大きいネ。

オフィスまでの約30分ウォーキングもさほど汗をかく事無く歩けたナ。目黒川の脇道で、今朝もショーケンさんにお会いした。ピンストライプのスーツにタイを絞めており、格好良かったなぁ。先日拝見したファッション誌の誌面で「俺はローライズのジーパンなんて履けないネ!」と語っていたが、渋過ぎるよナぁ。コトバに歳を重ねた重みを感じたよ。僕自身もう40代も後半だと云うのに、ショーケンさんと握手した手に熱いトキメキを覚えてしまうのだ。幾つのなっても「ショーケン」は僕の憧れの象徴なのだ。
****************************************************
ここ最近、毎週の様に或る大学に通っている。と云っても、勉強に赴いている訳ではない。大学受験を控える高校生達へ向けた広報活動の手伝いをしているのだ。コピーライターの森一起さんと共に学生にインタビューをしたり、大学側の構想を伺いながら、スローガン作りなどを手掛けてるのだ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_15293210.jpg
そして、たまには僕らも学食でランチ。

それにしても、コピーライターって凄いよネ。漠然と頭の中に描いている「何か」をちゃんと明確にコトバに置き換えて整理し、的確な表現のワードを導いてくれるのだ。
先週の打ち合せでも、たった一つの動詞をどう捉えて語るかで、如何に伝える相手の琴線に触れるのかを判らせて貰ったのだ。凄いなぁ、ホントに恐れ入る。


先日、そのライターの森さん達と一緒に中野「川二郎」へお邪魔した。「川二郎」と云えば、鰻の串焼きの名店だ。
開店前から外に並んでいる。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1437179.jpg
小学生の孫がお客の数を数えて、お母さんを手伝っている。偉いね。

日も暮れて、縄のれんが入り口に下がり、さぁ口開けだ。毎年、夏の間は鰻を食す機会が多いのだが、酒のアテにやる串焼きもたまらないネ。

先ずは暑い晩夏の夕暮れを爽やかに過ごそうと冷たいビールを一口頂いた。アテは貴重な肝刺しだ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1438415.jpg
数が少ないので、僕らが食べ終わる前にもう品切れになっていた。

酒を金宮に切り替える。壁には、『「ヤキ」一生...』の親方の似顔絵と共に「焼酎は三杯まで」とキビしいお言葉が掲げられていた。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1440860.jpg
いつも思うが、親方のイラストがどうにもナンシー関のケシゴム版画に見えてしまう。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14404744.jpg
この日、同席したヨッシーも可成り酒が強い。料理人の修行中なのだが休みの日はいつも目一杯吞んでいるんじゃなかろうか。

そして、「一通り」を頂く。6種の串焼きが順次登場だ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1543019.jpg
エリ焼き、レバー焼き、八幡巻き(ごぼう巻)、ひれ焼き、きも焼きと続く。エリ焼きはニラが効いて美味い。やはり、酒には串だネ。

お任せ串焼きの「ひと通り」が出たので、お次は短冊を頂いた。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14481858.jpg
鰻の蒲焼きは蒸しをした後に焼くのだが、短冊はそのまま焼くので、パリッとした食感だ。ニンニクで食べたが実に旨い。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1439187.jpg
いつも梅割りに慣れているせいか、ストレートの金宮は腹に沁みるね。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14484931.jpg
カルシウム(骨せんべい)をつまんでホっと一息。

此処でうな丼を食べてしまうと、せっかくのハシゴ酒が出来なくなるので、そこそこの腹具合で次の店に移動。

トリスバー「BRICK」は銀座や渋谷など、どこの盛り場にも在るが、中野は素晴らしく良い雰囲気だ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1451057.jpg
壁には昔懐かしい冊子「洋酒天国」が飾られていたり、古き良き昭和の香りが色濃く残っている風情あるバーなのだ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14492332.jpg
そして、なんと云ってもトリハイ(トリスのハイボール)が200円と云うのがウレシイのでアル。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14495462.jpg
野菜スティックにピザ風トーストと、これまた昭和なアテで安酒を煽るのだ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14501614.jpg
オムレツも正当派な感じだね。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_1450392.jpg
むふふ。

ヨッシーもゴキゲンだネ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14513986.jpg
それにしても、彼女の顔って奈良美智の描く女のコにそっくりだと思わんか?
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14521857.jpg
コレは奈良美智展の時のグラスだ。ホラ、似てるでしょ。
ブライス人形にも似ているのだが。どちらもホメてるのだよ。うん。

皆さん、かなり酔い心地なのだが、此処からまた高円寺へと移動する事になった。

高円寺に行ったら、必ずと云って良い程立ち寄りたくなるカウンター天麩羅の名店「天すけ」だ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14525176.jpg
いつ寄っても混んでいて外で暫く待つのだが、この日はタイミングも良くすんなりと全員で並んで席に着けた。これ、本当にラッキーだ。追っかけで、我らが酒の友、イシワちゃんも参加したのだが5人ちゃんと座れたね。これは驚きなのだ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14544826.jpg
で、ビールを頂き、1,300円の天麩羅定食を頂く。香ばしいごま油で一つひとつ丁寧に揚げた天麩羅が次々とカウンターの上に乗るのだ。
夜は定食の天麩羅をアテにビールか日本酒が良い。

此の日は人数も多かったので、ちょっとだけ奮発して名物の「アボカドうに」の天麩羅をお願いした。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14532287.jpg
これは、本当に美味しい。アボカドのムニュっとした食感とウニが絶妙に絡むのだ。他にも変わったところでは、「納豆茄子詰め」なんてのも有る。ただ、けっこう天麩羅もボリュームが有るので、一人だとキツイかな。これから冬にかけての季節メニューもまた楽しみだ。「生がきピーマン詰め」なんて最高に美味いぞ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14535684.jpg
さぁ、天麩羅は先ず海老から。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14542548.jpg
続いて稚鮎だ。茄子、ピーマン、白身魚と食し、かき揚げだ。

定食の天麩羅が全て出揃ったので、〆にご飯と味噌汁をお願いする。
定食だから、ちゃんと付いているのだナ。そして、そのご飯の上に「天すけ」名物、玉子の天麩羅を乗っけてもらうのだ。

森さん達は、お初のメニューだから、ここはベーシックに天丼のタレをかけて貰った。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14553133.jpg
コレは、一度食べたら病みつく味なのだが、可成りボリュームが有るので、全員歳を考えてご飯は少なめに盛って戴いた。皆さん、次回は是非タレじゃなく、生醤油をかけて食べてみて欲しい。ちょいと甘めの天丼のタレとは違う贅沢玉子ご飯と云った感じだろうか。僕は必ずコレで〆くくるのだ。
いやはや、満腹。是非、また中野、高円寺界隈の飲み会をしよう。

ビストロ・ダルブルを独立したミウラ君の開いた新店「ボア・ボア」も行かなくちゃ、だしネ。
****************************************************
日頃、「夏は鰻に限る!」と吹聴していると、ちゃんと届けてくれる方が居るのだナ。嬉しいねぇ、麻布「野田岩」の鰻蒲焼きを残暑見舞いで戴いた。レトルトパックで仕上げて有るので、湯で温めるだけで良い。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14562476.jpg
天然鰻で有名な店だが、そうそう天然ものが手に入り憎くなった昨今、「野田岩」でも天然の味に限りなく近い養殖鰻を使用しているが、それでも十二分に美味いのだ。麻布ではご主人が昔からワイン好きで鰻の味に合うワインを揃えていることもあり、たまに贅沢したい時などに鰻でワインを愉しむ事がある。

以前、麻布のアメリカンクラブの裏にオフィスを構えて居た頃は、脇の坂を下ると「野田岩」の前に出て来た。あの頃は良く通ったが、最近は年に一度程度になって仕舞ったナ。

そんなコトを想い出しつつ、「おウチ野田岩」の鰻丼に舌鼓みなのだ。
先週も鰻に始まり、鰻で締めた。夏もそろそろだね。_b0019140_14565393.jpg
さすがは名店の誇りを貫いているだけに、鰻の質が違うのだろうネ。

捌きたて、打ち立て、焼きたての直前三拍子には程遠いのだが、上等な鰻を使って作っているだけに実に旨い鰻丼だった。あぁ、満足。
さて、秋は何が好物だと吹聴しようかナ。むふふ。
by cafegent | 2008-09-08 15:29 | 飲み歩き