東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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九月は歌舞伎が盛り上がってるナ。4劇場で上演だ。

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最近、歌舞伎と現代劇の境目が薄れてきた様な気がしている。

かつて猿之助が演じた空を舞うスーパー歌舞伎は一部の保守派歌舞伎マニアからの批判的な意見の方が目立った感が残っているが、中村勘三郎(当時の勘九郎)が劇作家の串田和美と作り上げた文化村の「渋谷・コクーン歌舞伎」あたりから、新しいファン層も着実に増えて、歌舞伎の新世紀到来を迎える事が出来たように思う。

あれから15年が経ち、勘三郎は更に幅広い層まで歌舞伎の面白さ、楽しさを伝えようと赤坂ACTシアターにて「赤坂大歌舞伎」を上演中だ。
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「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」は、歌舞伎初心者にも判りやすく、より歌舞伎を身近に親しんでもらおうと云う勘三郎の熱い想いに溢れ、勘太郎&七之助兄弟や坂東弥十郎などとの競演で大いに笑って、楽しめる舞台だ。

昨年は渡辺えりの演出で「新版 舌切り雀」の舞台を観た。小劇場の持つパワーと独創的な芝居作りが勝っていたが、これもまた新しい「歌舞伎」なのだナと感じたものだ。

蜷川幸雄や串田和美、渡辺えり等々、時代をリードする舞台演出家たちが挙って歌舞伎の舞台を作り上げているが、今年の夏に上演された歌舞伎座の「野田版 愛蛇姫」も話題十分で盛況のうちに終演した。

愛蛇姫とは、すなわちアイーダ姫でアル。ヴェルディの名作オペラを野田秀樹ならではの解釈で、「歌舞伎」になっていた。
台詞も現代語がふんだんに使われて芝居の色が濃かった。でも、これこそが中村勘三郎が「歌舞伎の未来」を見据えて、一歩一歩新時代を開拓していると云う事じゃないだろうか。そう、これも歌舞伎であり、平成中村座が仕掛けている舞台も「歌舞伎」なのだ。

今月は歌舞伎座、新橋演舞場、三越劇場、赤坂ACTシアターと歌舞伎が大いに盛り上がっている。新橋演舞場に出ている中村時蔵の女形も魅力的だし、「三越歌舞伎」の中村橋之助も観たい。うーん、芸術の秋到来って感じで、楽しい毎日だナ。

さて、夕べは祐天寺「ばん」で軽くレモンサワーを引っ掛けて、名物「とんび豆腐」を戴いた。豚のしっぽだから豚尾で「とんび」。
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これを野菜と唐辛子で煮込み、豆腐と一緒に食べるのだが、かなり辛くて酒のアテに最適なのでアル。
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深酒の日々が続いているので、サワー2杯で切り上げ、歩いて学芸大の「246」(にょろ)へ顔を出してみた。

平日だから閑古鳥でも啼いているかと思いきや、どんどんとお客さんが入って来て、タボちゃん大忙しって感じだった。

タボちゃんニコニコしながら、お客さんに頂戴したと云う日本酒「痴虫2号」を自慢していたナ。
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これ、相当マニアックな酒だね。ラベルの絵が、あの佐伯俊男画伯なのだ。ガロが好きな人や三上寛のジャケットの絵と云えばワカル人にゃ判るよネ。

この絵は「一寸法師乱れ衣」だ。「痴虫」って作品集の中の作品だね。
「佐伯俊男オフィシャルサイト」
昨日は生ビールを軽く呑んで引き上げた。夕べも外は涼しかったなぁ。
でも、佐伯さんの絵を観たせいか、淫美な夢を見た。参ったネ。
by cafegent | 2008-09-12 12:48 | ひとりごと