東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

四万十の天然うなぎの宴、大の大人が大はしゃぎ。

先日、美味いものに目が無い仲間が集まり、至福の宴を催した。
日頃から目黒の寿司屋に集る面々なのだが、それぞれがお薦めする店を次々と廻ろうか、と云う事になったのだ。

第一回目の集まりは目黒の寿司屋で、なんと獣料理の会となった。そして、二回目となる今回は、新橋に在る土佐料理の「土佐 鮮・活・処 そのまんま」で、四万十川で捕れた天然の鰻を食べる会になったのだ。

新橋駅から烏森口を出て、西口通りへと入って行くと沢山の飲食店が賑わっている。サンクスの斜向い、雑居ビルの3階まで階段を上がると其処が「そのまんま」だ。
b0019140_188564.jpg
呼び鈴を押すと「はい、はーい!」と気さくなお母さんが鍵を開けて中へと招いてくれた。此処は、木下環さんが一人で店を切り盛りしているので、用心の為鍵をかけているそうだ。

土曜日と祝日は普段休みなのだが、大勢の予約が有れば開けてくれる。今宵は8人で貸し切りとなった。囲炉裏の上では炭火がパチパチと音を立てている。

此処は、お母さんが地元高知を隈無く歩き、探した食材を毎日2便空輸便で届けてもらっているのだ。
先ずはビールで乾杯をし、お母さんが何やら料理を運んで来た。
b0019140_17344480.jpg
カツオの身を捌いた後の骨の部分だ。
b0019140_17353185.jpg
骨の間の中落ちをかいて、食べるのだ。うーん、酒のアテに最適だナ。それにしても豪快だ。

続いて登場は、さっきのカツオの身でたたきである。
b0019140_17355710.jpg
たまねぎ、ニンニク、茗荷などがたんまりと乗って美味しい。さすが、本場土佐のカツオのたたきは素晴らしい。
b0019140_17365048.jpg
最初の酒は、「濱乃鶴 純米酒 慎太郎」から。
b0019140_1841019.jpg
そう、酒も当然土佐なのだ。

さぁ、ここで本日の主役、「四万十の天然うなぎ」がやって来た。
b0019140_17372122.jpg
おぉ、でかいのが二本だ。

江戸の昔から片腕ほどもある大きな鰻を「ボッカ」と云う。木杭(ぼっくい)の転化だろうが、このボッカ鰻は夏が終わり、秋になる今頃が一番美味い季節なのだ。南千住の「尾花」は昔からボッカが評判だったのだが、天然が入らなくなって来たこの頃はもうお目にかかれないのだ。

そんな天然の大物が捕れて直ぐに飛行機で運ばれて、こうして我々の目の前に現れるのだから凄い世の中だよネ。
b0019140_1811535.jpg
真っ赤に燃えた備長炭の上、先ずは皮の方から乗せて行く。
b0019140_1738109.jpg
お母さん曰く「しばらくは、辛抱してジッと待つこと!」、一同「はいッ!」と良い子になっているのだ。可笑しいネェ。それでも、一番大人な筈の、そして何度も食べている筈の西沢先生が箸を付けて鰻をひっくり返そうとしてしまうのだ。ほら、云わんこっちゃない。
b0019140_1739061.jpg
お母さんも呆れ顔で見ているよ。皮がパリパリに焼けてくると自然にホロリと網から外れるのだ。これを慌ててひっくり返そうとすると網にくっ付いてしまう。

裏に返し、またじっと待つ。
b0019140_17394785.jpg
イイ感じで焼けてきた。焼いてから蒸らす蒲焼きも美味いが、香ばしく焼いただけの白焼きも良いね。
b0019140_17401626.jpg
塩と山葵を乗せてパクリ。むふふ。
b0019140_17404539.jpg
パリパリの皮の下はふっくらした身が口の中で溶けるのだ。美味いね、シビレるねぇ。これだけ大きいボッカだとこの人数でも二本で十分なのだ。凄いなぁ。
b0019140_17532269.jpg
頭も網に乗せて焼いた。うん、食べごたえ有るね。

酒が高知の純米「船中八策」に移った。
b0019140_17411849.jpg
キリリとして、さすが坂本龍馬だね。そして、お母さんも鍋の用意が出来たみたいだ。
b0019140_17414611.jpg
土佐はちきん地鶏の鳥鍋だ。「はちきん」って高知の方では「土佐の女性」の事だ。此処のお母さんが「はちきん」だね。土佐九斤(とさくきん)の雄と大軍鶏(しゃも)の雌の掛け合わせた「クキンシャモ」と白色プリマスロック鶏を掛け合わせて出来たのが、「はちきん地鶏」なのだ。もう、聞いているだけで、よだれが出てしまうのだよ。ぐふふ。
b0019140_1743721.jpg
鍋が煮える間に鰻の頭が焼けた。
まぁ、お母さんも遠慮せず皆と一献つけましょ。
b0019140_17424328.jpg
と皆で乾杯。
b0019140_1742125.jpg
おぉ、素敵な美女に注いでもらう酒程美味いものはないネ。感無量だ。
b0019140_17434174.jpg
地鶏も適度な歯応えで素晴らしい旨さだ。
b0019140_1744410.jpg
たまらんね。むふふ。

果物を剥いてくれているのは、オーガニックカフェの「カフェエイト」の美女二人。
b0019140_17445678.jpg
青山「AVEDA」ショップの1Fの「PURE CAFE」も彼女たちの店だ。
素敵な上に仕事もバリバリ、凄いねぇ二人とも。
b0019140_1747238.jpg
お母さんの笑顔も可愛いネ。
b0019140_17482526.jpg
果物でさっぱりとした後は地鶏の出汁がたっぷりと出た鍋で雑炊だ。
b0019140_17552963.jpg
酒は純米大吟醸の「福小町」になった。
b0019140_17555872.jpg
イカン、酒がクイクイいけてしまう。尚さん、イイ食べっぷり。
b0019140_17473652.jpg
それにしても、このメンバーは皆底なし沼の様に呑むのだネ。酒が幾らあっても足りない程だヨ。

口直しはお母さん手作りのらっきょうだ。
b0019140_17514727.jpg
これまた、酒が進むから宴は更にエンドレスだ。
b0019140_17535577.jpg
こうやって、宴は続き次第に記憶が飛ぶのだナ。この夜も酩酊。

それにしても本当に素晴らしい料理と温かいもてなしに感激したナ。
次回は、名物「うつぼ鍋」を戴こうか。そして、気っ風の良い女将さんに会いに来よう。
[PR]
by cafegent | 2008-10-02 18:20 | 食べる