東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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久しぶりに骨太のアメリカ映画。ルメットは巨匠だ。

週末は良い天気だったネ。
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今年もまたハロウィーンが過ぎたね。
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白金辺りの家々では軒先に大きなカボチャを飾ったり、玄関に装飾をしている所が多かった。
東京は何処も彼処も仮想した連中が夜の街を賑わせていたね。
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さて、その昔、ニューヨークの天才グラフィック・アーティストにソール・バスと云う巨匠が居た。僕は映画のポスターなどで氏の手掛けた数々の作品に魅了された。それはもう映画を観る前から期待感を湧かせ、その作品を印象付けるのだ。
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この「黄金の腕」なんか、カッコ良過ぎて圧倒された。

当時、バスの他にもシーモア・クエスト、ミルトン・グレーザーなどが活躍をしたプッシュピン・スタジオの作品もポップで大好きだったナ。

そんな70年代前後のグラフィック・デザインを彷彿させるヴィジュアルに映画館で出会い興奮した。
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どうですか、コレもうソール・バスだよネ。

そして作品はと云えば、これまた映画界の巨匠シドニー・ルメット監督の最新作なのだが、こちらは84歳と云う老体にも関わらず、相変わらず素晴らしい作品を僕らに提供してくれた。
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原題の「BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD」(死んだ事が悪魔に知られる前に)もイカシてるが、邦題もカッコいい。「その土曜日、7時58分」だぜ。

トルーマン・カポーティの映画でアカデミー賞を獲得したフィリップ・シーモア・ホルマンが全く違う印象で好演しているし、父親役の名優アルバート・フィニーがこれまた良い。

兄弟役でのイーサン・ホークも駄目ぶりが良いが、僕は女優マリサ・トメイが出演していたのが嬉しかったネ。「いとこのビニー」って映画から好きな女優なのだが、歳を重ねて更に良い女優になったと思った。

それにしても、子供が親を殺す時代は日本も同様に増えて来た。あれほど、治安が良いと思っていた日本が今じゃニューヨークよりも酷いのかもしれない。
シドニー・ルメット監督は、不幸へと疾走する二人の行方をパズルを紐解く様な重層的なプロットで構成し、僕らを画面へと釘付けにしてくれた。

さすが、人生を積み重ねた巨匠の作品だ。各役者の奥深い演技力も見事にハマり、重く、力強く、スリリングで、緊迫したドラマで魅せてくれた。この映画、絶対にイイよ。
「その土曜日、7時58分」の公式サイト
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by cafegent | 2008-11-04 13:50 | ひとりごと