東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2011年 10月 13日 ( 1 )

     風をあるいてきて新酒いっぱい   山頭火
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秋が深まる気配を感じる中、酒屋には「ひやおろし入りました」の貼り紙が目につく。ひと夏越えた「ひやおろし」も新酒のひとつとして定着して来たネ。

     人が酔ふ新酒に遠くゐたりけり  

こちらは、僕の好きな加藤楸邨が詠んだ酒の句だ。

酒場でも、この季節は美味い新酒(ひやおろし)を吞むことが出来る。

実りの秋、収穫したばかりの米で今まさに酒の仕込みが始まってるネ。年末辺りには、美味い新酒が吞めるのだナ。あぁ、今から楽しみだ。

八重洲の居酒屋『ふくべ』では、菊正宗の樽酒を吞ませてくれる。
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今の時季、ぬる燗が美味い。くさやの干物で吞む酒の美味いこと。
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樽酒ならではの素晴らしい「樽香」を愉しみながら、蛇の目をぐいとやる。杉の香りで、酒場に居ながらして森林浴を堪能出来るのだナ。
       ◇        ◇        ◇
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さて、従兄弟の住む新潟から届いた魚沼産コシヒカリの新米と先日曼珠沙華見物の時、巾着田で分けて貰った新栗で、栗ご飯を炊いた。
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旬の時季に食べると何でも美味いネ。

この日は、体育の日だったので、休日でも開いている酒場で吞むことにした。

午後1時を廻り、自転車野郎ホッシーが武蔵小山に到着と連絡が入る。

二人で『牛太郎』の暖簾を潜った。地元では地元の酒を吞む。
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そんな訳で、僕はハイッピーのレモンテイストにした。

暫くすると、兵六常連の吞んだフル君が登場。初『牛太郎』なのだネ。
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最近は、ツイッターで呟くと皆がスグに集うのだナ。
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ビールにホッピーにハイッピーと皆さん自由に酒を楽しんだ。

二軒目は駅前の路地へ。
赤羽『いこい』仕込みの立ち飲み屋『晩杯屋』へ。
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此処も午前中から開いている酒場なので、既に大賑わいだった。

酒も安いが、肴も安い。
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この秋刀魚塩焼き、ナント200円なのだヨ。値段も赤羽プライスにサプライズ!
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カレイのから揚げなんて、150円だったかナ。
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いやぁ、ご馳走様でした。安くてスイマセン!

そして、我が家で「おウチ居酒屋」の暖簾が下がったって訳だ。
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カミサンの実家、岡山から届いた〆鯖や朝に仕込んだサツマ芋のレモン煮をアテに酒がススンだナ。
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で、〆に栗ご飯なのだ。
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昆布で出汁をとって土鍋で炊き上げた。
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秋の味覚を堪能し、気心知れた友と吞む酒は五臓六腑に沁み渡るネ。

あぁ、良い休日だったなぁ。
       ◇        ◇        ◇
閑話休題。

昨日は、東大前まで出掛けた。冬が近づいて来たので、ツイードのジャケットを仕立てに行ったのだ。

洋服を新調する時は、遠足の前の日の子どもの様に胸躍るのだナ。
今年はどんなカタチにしようかと何日も何日も悩むのだ。

聞けば、今年スコットランドのハリスツイードは100周年を迎えたそうだ。ならば、とハリスツイード生地を使って仕立てる事にした。

地下鉄を降りて本郷通りから、向丘一丁目交差点を根津神社の方へ歩いて行くと「蒸しどら焼き」で有名な和菓子の『一炉庵』が在る。
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その手前の路地を左へ折れた処に目指す『テーラー渡辺』が在る。
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ちなみに、一炉庵の「夜雨最中」は、『空也』と肩を並べる程美味い。手土産にも良いので是非!

英国諜報部員の様なピンストライプのスーツを粋に着こなした店主の渡辺さんは、物腰がとても優しく、僕の希望を丁寧に聞いてくれる。

僕の持参したジャケットのサンプル写真を見ながら、今回はノーフォークジャケットを仕立てることにした。
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背中両サイドのアクションプリーツから真っ直ぐ降りたサイドベントにし、ポケットはフラップを付けたアウトパッチポケット。ボタンは皮の包みボタンでお願いした。(こちらは、他の方のネ!)

さて、仕立て上がりが待ち遠しいナ。
       ◇        ◇        ◇
東大前まで行ったので、おでんの『吞喜』に行きたかったのだが、時間が早かった。一旦、仕事場に戻り、夕暮れから酒場へと繰り出した。

一軒目は木場の『河本』へ。月曜日に我が家で吞んだばかりの酒朋吞んだフル君が既に煮込みをアテにホッピーを吞んで居た。
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煮込みの鍋前で一人ホッピーを吞んでいると、先日此処で出会った方が入って来た。東スポの広告部に勤める樗木(おおてき)さんは、初めて聞いた名字だったナ。

今朝メールを打とうと思ったのだが、Macでは、どうにも「樗」と云う文字を探せなかった。今やっと、「ちょ」と打つと出てきたのだナ。

昨日初めて『河本』を訪れたと云うご夫婦たちから「東京自由人さんですか?」と声を掛けられた。こんな酒場での出逢いが、酒をますます楽しくさせてくれるのだナ。みなさん、ありがとうネ。
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吞んだフル君は銀座方面へと消えて行ったので、僕は神保町へ移動。

酒場『兵六』では、いつもの面々が集ってた。
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トクちゃんは、首にFCのタオル巻いてるし、此処もすっかりFCサポーター酒場と化して来たネ。うーん、実にスバラシイ!
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三代目主人は、毎日でもFC東京の選手を応援したいが為だけに、小平練習場近くに住んでしまったのだからネ。しかし、最近は荒木マタエモンさんの影響か、カメラを向けると「ドーンッ!」のポーズをする方が増えた(苦笑)
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あらら、キクさんまでも!このお方、日本ラグビー協会で若い選手の育成に励んでおられる凄い御仁なんですゾ。

あぁ、さつま無双の燗酒が沁みる。
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夕べも素敵な方々と出逢い、美味い酒に浸りながら過ごせたナ。

      人肌の酒と秋刀魚と古女房    八十八
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by cafegent | 2011-10-13 15:25 | 飲み歩き | Trackback | Comments(3)