東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2011年 10月 24日 ( 1 )

昨日はTシャツで十分過ごせる程に気温が高かった。
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二十四節気では、もう「霜降」の時季なのにネ。北の大地では、もう霜が降りていることだろうが、東京はまだまだ冬支度には早い。

昨日は新しくPコートを新調したが、はて年内に着る機会が来るのかナ。

それでも、林檎や柿、栗といった秋果は熟し、食べ頃となってきた。
椎茸、松茸、舞茸など森の恵みも旬を迎えた。
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田舎から送られてきた柿を眺めていたら、昨年観た長谷川潾二郎画伯の描いた果実の静物画を思い出した。あれは、確か林檎だっただろうか。

我が家の植木プランターの土を掘り返そうとしたら、虫の幼虫が数匹動いているのが見つかった。カミさんがギャーッと叫ぶ声にこっちの方が驚き、観てみたが幼虫の方が驚いて土の中に潜ってしまうのだナ。
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頭の方に数本の手が見えるし、どうみてもコガネムシかカブトムシの幼虫の様なのだ。さて、どんな成虫になるのか愉しみだネ。
      ◇         ◇         ◇
さて、先週末もよく吞み、よく笑った。気心知れた酒朋たちと酌み交す酒ほど、心が潤う時はない。
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木曜日、木場の『河本』から神保町の酒場『兵六』へと移動した。
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立石『二毛作』を営む若き主人日高さんが初訪していると呟いていたので、早々にホッピーを切り上げて向かったのだが、一足違いでお会い出来なかった。次の夕食の予約が有ったそうだ。それでも、佐藤君など立石で吞む仲間が来ていた事も有り、愉しい酒になった様子だった。

日高さんと入れ違いにいつもの面々と吞んでいると、鰻の話になった。鰻で吞みたいと云うハナシになり、早速翌日に東日本橋『登乃村』へお邪魔することとなった。

そして、金曜日。
日本橋三越のライオン像前で待ち合わせをした筈だが、誰も来ない。
ハテ、皆二日酔いで忘れたのかナ、と思いきや僕は場所をしっているから、と先にタクシーに乗ってしまったのだとサ。トホホ、と嘆いていも仕方無い。追っかけタクシーで問屋街へと急いで貰った。
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『登乃村』はカウンター6席の小体の鰻屋だ。夫婦二人で慎ましやかに営んでいるのだナ。
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この日は、午後1時半過ぎにお邪魔したのだが、暖簾を仕舞おうかと思っていたところだったと聞いた。幸い、地元でビルのオーナーをしている御仁が一人先に来ていたので、僕らも間に合った訳だ。聞けば、10歳の頃から此処の鰻を食べているそうだ。もちろん先代の時でアル。
75,6歳と云っていたから、もう60年以上通っているのだネ。

毎週、此処の鰻を食べているから、病気にならないと云っていたナ。
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此処は、注文してからご主人が俎板の上で鰻を一匹づつ捌いて行く。
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その姿を眺めながら吞む酒が美味い。
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僕と佐藤君は何度も食べているが、G原さんは初訪問だ。
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根っからの人たらしのGさんは、スグに女将さんや常連の御仁と打ち解けていた。
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そんな訳で、皆さんでカンパイだ。

ビールの本数が増すうちに鰻が焼き上がる。此処に来るといつも関西風に蒸さずに焼いて貰うのだナ。

近くで「べったら市」が催されたらしく、べったら漬けを戴いた。
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これでまた酒がススんでしまうのだ。

さぁ、鰻が焼き上がった。
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ご主人が串を抜き、女将さんが重箱にご飯を盛って用意してくれる。
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目の前に重箱が置かれるときは、本当に胸躍るひとときなのだナ。

蓋を開ければパラダイス。
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後はひたすら喰うのみだ。
大海原を渡って旅を続けて来た神秘の魚、うなぎ。串を打ち、炭火の前に立つご主人の70余年の人生と鰻のロマンを一気に戴く。あぁ、至福の時だネ。

此処を知ったのは酒朋の大野夫妻が教えてくれたからだ。それから、まもなく出挙さんのブログで、更に興味を抱き、来てみたらすっかりハマってしまったのだヨ。

そんな話で盛り上がっていたら、ナントその出挙さんがママチャリでやって来た。
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磁力の様に引きが強いと云うか、こんな出逢いが有るから愉しい酒になるのだネ。
カウンターに、70代、60代、50代、40代、30代と並んだのは見事だったなぁ。
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すっかり意気投合した御仁たちは外でハグハグ!

美味い鰻に勢い付いた我々はそのまま京成立石へ。

『二毛作』にて、前日お会い出来なかった日高さんとご挨拶。
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バス・ペールエールに生シークァーサー・サワーが美味い。
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初立石のG原さんは、仲見世散策にスグ消えてしまう。
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どうですか、楽しい商店街でしょう!
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ボクもすっかり、酔い心地でしたネ。
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続いて、『栄寿司』で握りをつまみ、ゴキゲンだ。
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煮ほたては、ホッとする味わいだ。
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とこぶし、赤貝も美味かった。
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タイラ貝で〆て、立石終了。ご馳走様でした。
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この日は、すっかりG原さんのご相伴に預かっている。
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神保町に戻ると皇居ラン帰りのビリー隊長が合流。
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愉しい夜に突入したのだネ。
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卓席では、毎度お馴染み荒木マタエモンさんがドーンッ!と一発。
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ドクターも登場し、神保町の小さな居酒屋はこの日も大いに賑わった。

こんな素敵な時を過ごせたのだから、酒の神バッカスに感謝しなくちゃいけないネ。そうそう、古いイタリアの諺を思い出した。

 Buon vino fa buon sangue.  良い酒は良い血となるのだナ。

出挙さんのブログ
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by cafegent | 2011-10-24 13:37 | 食べる | Trackback | Comments(0)