東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

2011年 10月 31日 ( 2 )

秋が深まり、日が暮れる時間が刻々と早くなっている。
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西の空が紫色に染まりだしたら、酒場が恋しくなるのだな。

今年ももう年の瀬が近づいている。商売をしていると毎年『酉の市』に出掛け、迎え来る年の商売繁盛と家族の開運招福を願い熊手を求めに神社へと足を運ぶ。
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会社を興してからもう20数年が経とうとしている。仕事場も幾度となく引越をした。今は目黒の大鳥神社の近くに仕事場を構えているので、酉の市も目と鼻の先だ。

以前は、浅草『鷲神社』や、一番多く訪れたのは新宿『花園神社』だった。新宿大鳥神社は、この花園神社の境内に鎮座されており、酉の市には、沢山の熊手を売る露天商が集まっていた。
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威勢のいい露天商との駆け引きで値段を決めて行く。三本締めで景気を付けて、不況や暗い世の中を吹き飛ばしてもらうのだ。

最後は値切った分以上にご祝儀を弾み、気分良く大きな熊手を持って吞みに繰り出したものだ。

新宿歌舞伎町の喧噪を抜け、花園神社の境内へと進むと参道脇にひっそりと「田舎料理 川太郎」の明かりが灯る。
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カウンター8席の小体の店は、女将さんが一人で切り盛りしている。
一軒目に訪れたならば、先ずはビールで一日の疲れを癒そう。

ビールを呑み干したら、焼酎が良い。
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此処は、宮崎の蕎麦焼酎「刈干」の蕎麦茶割りが旨い。

熊本から出て来て四十余年、女将の大塚美子さんの変わらぬ笑顔に逢いたくて通う客が多い。
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午前1時まで開いているので、ゴールデン街で吞んだ帰りに立ち寄る方も多い。

日々、手作りのお通しも酒が進むものばかり。
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和え物だったり、からし蓮根の時は実に嬉しい限り。焼なす、焼魚など品書の数は少ないが、いつも美味しい酒の肴を出してくれる。
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また、名物の馬刺しと熊本郷土料理ののっぺ汁は、疲れた躯にスタミナと共に母の味を思い出させてくれるのだ。

以前、近所の古道具屋を覗いていてら、可愛いお猪口を見つけた。
細長いお猪口に河童の絵が描かれている。二個有ったので、買って帰ったのだが、その河童の絵にどこか見覚えが有った。

そんな事をすっかり忘れていた頃、『川太郎』にお邪魔した。
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いつもは蕎麦茶割りを頼むので、グラスしか見ていなかったが、此処で日本酒を頼むと出てくる徳利とお猪口があの河童の絵だったのだ。そうだね、川太郎って河童の事だったなぁ。

女将さんが此処を開いて20周年か何かの時に記念に作ったオリジナルだそうだ。巡り巡って我が家へと辿り着いた『川太郎』のお猪口は、今では宝物だ。
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今年のお酉様は、三の酉まで有るのだね。
商売繁盛の熊手を持って、女将さんの笑顔に逢いに行こう。
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by cafegent | 2011-10-31 15:55 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
国連の推計によると、今日で世界の人口が70億人に達したそうだ。

人口の急増は、サハラ以南のアフリカで特に顕著とのこと。人口の増加と貧困の悪循環が大きな問題だネ。

60年前、世界の人口は25億人だった。「世界人口白書」によれば、2050年には93億人に達すると予測している。それにしても、この限られた資源の地球は、どれだけの許容量が有るのだろうか。

国連人口基金では、10月31日生まれの赤ん坊に「70億人目の赤ちゃんの一人」と記した認定証を発行するらしい。
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僕らももう1億2650万人の日本人の一人という考え方から、70億人の地球人の一人として意識改革しなくちゃイカンのだナ。
       ◇         ◇         ◇
先週の土曜日は、いつもの土よ宇朝酒をお休みした。特に用事が有った訳でもなく、前日の深酒が祟って目覚めが辛かったからだ。

こんな日に限って、朝早くから近所で工事が始まっている。先日古い一軒家を取り壊ししたかと思ったら、もうマンションを建て始めている。

頭がガンガン鳴っているのかと思いきや、本当にガンガン地中に杭を打っていた。

それにしても、土曜の午前中を家で過ごすのは久しぶりだ。一汗かけば酒も抜けるだろうと、風呂掃除、トイレ掃除、そして掃除機をかけた。

掃除って案外重労働だネ。約二時間程かけて家中の掃除が終わった。
もう汗ダク君でアル。植木の水やりも終了。
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駄目だと思っていた薔薇が咲いてくれた。嬉しいなぁ。

昼飯は、商店街の肉屋で揚げてもらったロースとんかつを持ち帰り、カツ丼を作ってみた。
引越した時に親子丼用の立柄アルミ鍋を処分していたから、卵焼き用の角形フライパンで作った故、見栄えは悪くなったが我ながら美味く出来たと思う。

北海道から届いた玉ねぎはとても甘かった。火が通りやすいよう、薄くスライスするのだネ。

麺つゆを使えば簡単に出来るのだが、今回は出しツユも作ってみた。
醤油、酒、みりんを大さじ1、きび砂糖小さじ1.5、それに顆粒のだしを少々溶いた。

油はひかず、玉ねぎをツユで煮る。そこにカツを入れ、ざっくりと溶いた卵を回しかける。卵は少し残しておき、半分ほど固まってきたら、残りも入れてちょっとだけ蓋をして半熟を残す様に蒸らすのだナ。
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三つ葉があればもっと美味しいのだが、今回は我慢。豚肉と卵でスタミナ回復。これで、二日酔いも完全に抜けたのだ。
      ◇        ◇        ◇
午後は武蔵小山の酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。
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口開けを廻っていたので、暫く後ろの待ち合いで待つ。
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此処で外を眺めながら飲むビールも中々オツでアル。
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仕事場がご近所のヒゲオヤジ君とナミちゃんが先にカウンターで吞んで居た。口開けの方々が徐々に帰りだしたので、僕も座る事が出来た。
ガツ酢をアテにビールがススむ。

焼き場のヒロくんが気を使って、ヒゲオヤジ君達の隣りに席を移動させてくれた。『宇ち多゛』もそうだが、ちゃんと一緒の席にしてくれる心配りが嬉しいのだナ。こう云う酒場を贔屓にしたいのでアル。

地元愛が強いので、ハイサワーを戴く。
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ヒロ君自慢のつくねも相変わらず美味い。

午後三時を廻り、仕事場に向かう筈だった二人を拉致し、そのまま木場へと移動した。
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午後四時近く、永代通りには東京湾から流れて来る潮風が心地良く顔を撫でてくれる。
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この川を渡れば、『河本』の暖簾が見える。

真寿美さんと他愛無い話で笑い、ホッピーの瓶が並ぶ。
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いつものやっこさんをアテにジョッキが空いて行く。
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真寿美さん、この日も美味いホッピーをありがとうネ。感謝多謝!

酔いも大分廻ってきて、良い気分。このまま更に二人を誘って浅草へと向かう。
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雷門の居酒屋『簑笠庵』(さりゅうあん)は、既に暖簾を出していた。
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主人の山本さんと京子さんは神保町の酒場『兵六』で出会って以来、仲良くさせて戴いている。

芋焼酎「さつま富士」を兵六呑みで戴いた。
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段々とお湯割りが良い季節になってきたネ。
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カワハギの肝和えも酒に合う。
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このイカの一夜干しも素晴らしい味と香りだったなぁ。

あぁ、結構ヘベのレケになって来た。
この夜は、まだ数軒行ったのだが、記憶が残っていない。まぁ、メガネも無くさず、怪我もしていなかったので、大丈夫だろう。

そう云えば、お気に入りのギリシャ製マリンキャップを何処かに置き忘れてしまった。忘れて来た事さえ、数日後に気がつくのだから、もう完璧に駄目駄目爺ぃと化しているのだナ。

「70億人の世界×70億人のアクション」
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by cafegent | 2011-10-31 13:12 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)