東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2017年 03月 06日 ( 1 )

桃の節句を終えて、季節は「啓蟄」を迎えたネ。啓蟄とは、土の中で眠っていた虫たちが春の気配を感じて動き出す頃と云う訳だ。季節を72に分けて表す七十二候でも、「蟄虫啓戸」(すごもりむし、とをひらく)の時季となった。土の中で冬眠していた虫が土の扉を開けて這い出してくるのだネ。

今日の東京も雨模様だが、この季節は一雨一雨降るごとに春が近づいていくのだナ。雨上がりの街では、木蓮や辛夷(コブシ)の花が咲き、沈丁花の強い香りが漂い始める。
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路傍の足元では小さなスミレの花も咲き始める頃か。

さて、昨日は地元の飲み仲間のケイタが出演する舞台を観に池袋まで出かけた。17時開演だったので、少し早めに池袋に行き居酒屋『ふくろ』で軽く引っ掛けることにした。

午後3時でも、此処はお客さんで一杯だ。カウンター席に腰を下ろし、生ビールを頂いた。
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あぁ、ちょうど良い冷え具合でクィクィと飲めてしまうナァ。

ビールを飲み干したところで、昼の部の公演を見終えた酒朋アベちゃんがやって来た。
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焼酎とホッピーを頂き、カンパイだ!此処は焼酎を頼むと緑色の小瓶に入った甲類焼酎が出てくる。これをジョッキに注ぎ、ホッピーやウーロン茶などを好きに割るのだネ。
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酒の肴にしめ鯖をお願いしたが、これまた良い塩梅で〆てあったナ。

小瓶の焼酎を全部飲み終えたところで、劇場に向かう時刻となった。池袋西口から10分ほど歩いた所に在る『木星劇場』へと向かった。この日は公演最終日という事もあり、開場と同時に続々と人が集まって来た。
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40人も入ったら満席の会場は早々に一杯となったので、早めに席を確保できて良かったナァ。1ドリンク付いていたので、カールスバーグの小瓶を頂いた。このビール、久しぶりに飲んだが観劇の前に、ちょうど良い軽さだったナ。

この日の芝居は「劇団東京晴々」の第8回公演『看取りたがる男たち』だ。
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男3人女1人の「兄妹」が、とうの昔に出て行った父の「最期を看取る」ことになり、バラバラに暮らす彼らの誰が父を看取るのか、を巡って言い争ったり、兄妹ならではの絆も垣間見えたりして、とても面白い作品だった。

今の僕らの世代が現実問題として直面しつつある「家族を看取る」ことをテーマにしたをウィットに富んだ笑いとアイロニーに満ちたセリフ回しに、グイグイと引き込まれてしまったナ。長男役を演じた塩原啓太クンは、普段はCFのナレーションなど声の仕事が多いのだが、俳優としての魅力も存分に発揮していたし、これからもっともっと顔を出す仕事も積極的にやって欲しいな、と感じたヨ。

小さな舞台での芝居は役者と観客の距離が、ほとんど無い。一番前の席だと、役者の口から飛ぶ唾さえかかってしまう近さだろう。役者だって演じながら、観客と目が合ってしまい、可成りやりづらいだろうナァ。でも、これが小演劇の魅力と醍醐味だよネ。あっという間の75分間だったナ。

作・演出の矢野未知生さん、出演したケイタ君、後藤啓太さん、鮎澤由祐さん、加藤朝飛さん、客演の太野裕子さん、お疲れ様!次の舞台も楽しみだネ。

池袋を後にして、一路赤羽へと移動した。向かうはもちろん『まるます家』だ。一階は相変わらず外に行列が出来ていたのだが、僕らは3人だったので、二階の座敷席に入れて戴いた。
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先ずは、ジャン酎(ジャンボ酎ハイ)モヒートをお願いした。氷の入ったグラスにハイリキを注ぎ、生ミントとライムをギュッと絞る。あぁ、爽やかな香りが漂い、小さな春を迎えた気分に浸れるのだナ。

此処に来たら真っ先に頼むのが、たぬき豆腐でアル。めんつゆと揚げ玉が絶妙に豆腐に絡み、酒の肴にも最高だ。
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名物イカフライと共にマグロの赤身と中トロ、しめ鯖を相盛りにして貰った。
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マグロの赤身がとっても美味かったナァ。
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食感が命の鯉の洗いもスバラシかったし、久しぶりのジャンボメンチカツも肉汁たっぷりで美味かったネ。
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酒を丸眞政宗の燗酒に切り替えた。
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酒朋ひょうちゃんと我がカミサンは、うなぎの白焼きだ。
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僕は飯を欲してたので、うな丼を頼んだ。
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あぁ、むふふの旨さだネ。

うな丼もペロリと平らげて、ご馳走様!この日は一階のレジ場を担当していた和子さんも二階に上がって来てくれた。美味しいお料理とお酒、ありがとうございました!

「まるます家」を出て路地の左手を覗くと、なんとまだ『丸健水産』が開いていた。これは、寄らずには帰れない!と云う訳で、丸健兄貴の処へお邪魔した。
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酒はもちろん丸眞政宗のマルカップだヨ。クゥーッ、旨い。

春の夜風が赤羽の路地裏を通り抜けていく。
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燗酒が五臓六腑に沁み渡るネ。熱々のちくわぶも美味いし、カレーボールも最高だ。

酒が残り少なくなったところで、兄貴におでんのダシ汁を注いで貰うのだ。
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オォ、ダシ割り酒は相変わらず旨いネ。

あぁ、こうして赤羽の夜が更けていくのであった。
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by cafegent | 2017-03-06 16:51 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)