東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリ:ひとりごと( 457 )

b0019140_1583145.jpg
11月を迎え東京もすっかり秋が深まった。今日は朝から冷たい雨が降り続いているネ。晩秋から初冬にかけて降り出す雨を「初時雨」(はつしぐれ)と云う。

季節を72種類に分けて表す七十二候では「霎時施」(しぐれ、ときどきふる)の頃。「霎」は、こさめとも読むが、しぐれの方がこの時季の小雨らしいよネ。

   旅人と我名(わがな)よばれん初しぐれ    芭蕉

昨年からずっと日本全国を旅しているが、先人の芭蕉翁も「旅人」として生きる誇りの様な何かを感じて旅のはじめに詠んだのだろうネ。

そんな訳でこの土日をかけて長野から軽井沢へと旅に出た。今回は仕事ではなくまったくのプライベートな旅行となった。何故ならば、ずっと乗りたかったしなの鉄道の観光列車「ろくもん」の切符が手に入ったからでアル。
b0019140_15343361.jpg
乗車二ヶ月前に電話での発売予約となるのだが、10月1日の朝10時、話し中に耐えて百回以上も掛け続けてやっと取れた日程が12月26日の土曜だった。だが、年末の軽井沢は殆どの店が冬仕舞いをしており、寒いだけだ。軽井沢に詳しいカミサンからもこんな時季の軽井沢に行っても楽しくないヨ、と剣もホロロだった。そして仕方無くキャンセルをしようと電話を掛けたら、なんと10月31日のキャンセルが出て二人席が取れたのだナ。
b0019140_1529727.jpg
東京駅を出発し、いざ「居酒屋新幹線」の旅が始まった。車両が動き始めたら缶ビールを開ける。プシュッと云う音が旅の高揚感を盛り上げるのだナ。
b0019140_15293971.jpg
そして、駅弁の蓋を取る。今回は「えび千両ちらし」をゲット!品川駅から新幹線に乗る場合はいつも「貝ずくし」を買うのだが、東京駅での贅沢弁当はこちらだナ。蓋を開けると一面に卵焼きが敷き詰められており、ワクワク感をかき立てる。
b0019140_15294851.jpg
そしてペロッと卵焼きをめくると下から鰻や小肌が顔を覗かせるのだ。むふふ、あぁこれは堪らんナァ。

はせがわ酒店で仕入れた「空木」のワンカップをゴクリ。ふぅ、旨い。高崎を過ぎると車窓の向こうの山々が秋色に染まっていた。美しい紅葉を愉しみながら、新幹線は軽井沢駅のホームへと到着した。
b0019140_1540385.jpg
軽井沢からしなの鉄道に乗り、上田へと向う。この日は見事な秋晴となった。駅から上田城址まで歩いたら汗をかいた。真田昌幸によって築城された上田城は二度に渡る徳川軍勢の攻撃を防いだのたが、関ヶ原の戦いの後に廃城になった。
b0019140_15152753.jpg
この日は秋の紅葉まつりを催しており、多くの人で賑わっていた。
b0019140_15151274.jpg
真田十勇士の兜を冠り、鎧を身に纏った地元の皆さんが記念撮影に応じていたナ。

上田から再び列車に乗り長野駅へ。観光列車の出発時間を確認し、善光寺へと歩いた。
b0019140_1518871.jpg
ゆるやかな坂道の参道では沢山の店が軒を連ねており、観光客が足を止めていた。

境内に入ると先ず仁王門だ。
b0019140_15165590.jpg
名彫刻家の高村光雲と米原雲海の手による巨大な阿吽の仁王像に出迎えられて門をくぐる。そして山門を抜けて本堂へ。
b0019140_15195468.jpg
旅の無事を願いお詣りをした。

さぁ、午後1時34分、長野から軽井沢へゆっくりと二時間をかけて走る観光列車「ろくもん2号」の旅が始まった。
b0019140_15204274.jpg
美しい車両の内外装は、JR九州の数々の車両デザインで知られるドーン・デザイン研究所の水戸岡鋭治さんが手掛けている。
b0019140_15215766.jpg
沿線の景色をゆったりと堪能出来る様に窓も大きい。軽井沢発の「ろくもん1号」は洋食のコースで、この長野発の列車は和食コースとなっている。小布施で名が知れた懐石料理の『小布施 鈴花』が手掛ける上質な料理がこの旅の最大の魅力なのだナ。
b0019140_15421151.jpg
地ビールは2本セットとなっており、軽井沢高原ビールの「ワイルドフォレスト」とオラホビールのアンバーエール「赤備(あかぞなえ)」が用意されていた。
b0019140_1523511.jpg
日本酒は信州小布施の地酒、松葉屋本店の純米大吟醸「北信流(ほくしんりゅう)」だ。
b0019140_15265935.jpg
壱の重、弐の重と上品な料理が続く。中でも子持ち鮎と紅葉豆腐は絶品だったナァ。
b0019140_1543429.jpg
そして熱々の湯葉しんじょうの吸い物と炊きたての栗おこわは素晴らしい味だった。
b0019140_15262277.jpg
小布施の持田農園が作る「銀寄せ」と云う品種の和栗は、ほっくりとして甘く忘れられない味となった。

途中停まる各駅でも駅長さんや地元の方々の真心溢れるおもてなしを受けて大満足だ。
b0019140_15324555.jpg
戸倉駅では上山田温泉の皆さんがお茶と珈琲を振る舞ってくれた。
b0019140_1524377.jpg
三両編成のろくもん号は各車両毎にデザインが異なっており3号車では見事な組木の障子戸の個室になっており、さながら動く旅館と云った趣きだ。

車窓から上田城を望み、上田駅に到着。ホームでは真田幸村に扮して乗車記念の写真をパチリ!
b0019140_15311612.jpg
旅はこんな無邪気な心が不可欠なのだナ。追加で頼んだワインを愉しみながら、旅は続く。

料理の最後には点てたばかりの抹茶と生落雁(らくがん)を戴いた。
b0019140_1585344.jpg
この落雁、しっとりとして『すや』の栗きんとんを思い出した。

赤ワインと白ワインを追加で注文し、再び車窓の向こうの紅葉を愉しみながら旅が続いた。
b0019140_153659100.jpg
浅間山を眺めたら、もうすぐ軽井沢駅に到着だ。好天に恵まれ、赤や黄色に色付いた山の樹々を目にたっぷりと焼き付けた。
b0019140_15263760.jpg
ホスピタリティに溢れたキャビンアテンダントの皆さんの笑顔も素敵な旅の思い出となった。季節毎に料理の内容も変わり、ワインに特化したイベント列車も企画されていると聞いた。
b0019140_15504725.jpg
また季節を変えて「ろくもん号」に乗車してみたくなった。
by cafegent | 2015-11-02 15:51 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
今日の東京は快晴、気温も23度と高く朝の公園散歩もシャツ一枚で大丈夫だったナ。
b0019140_12141062.jpg
今日も小さな野の鳥、キビタキが顔を出してくれたが、いつもより数が少なかったから、この陽気で他の場所に移動してしまったのかもしれない。

先月あたりから秋冬の野鳥が次々と入り出しているが、一日二日で移動してしまう鳥も多い。
b0019140_12185457.jpg
オオルリは結局2度しか観ることが出来なかったし、いつもならもう来ている筈のマミチャジナイにも出逢えていない。もう少し寒くなって来たら、またいろんな鳥たちが入ってくるかナァ。

さて、十月の初旬、久しぶりに札幌の実家に帰省して来た。
b0019140_12201985.jpg
朝6時台の羽田発の飛行機にしたので、新千歳空港へは8時半に到着。空港からは列車で札幌駅へと向った。朝飯を食べていなかったので、地下鉄大通り駅に在る喫茶『さえら』へ。

此処は手作りのサンドイッチが名物で、2つの種類を組み合わせて注文出来るのがウレシイのだナ。毎回帰省する都度に此処のサンドイッチを食べている。テイクアウトも出来るから帰りの飛行機の中で食べることもある。

いつもはタラバ蟹のサンドとフルーツのサンドイッチを組み合わせるのだが、今回はパンをトーストしたタラバ蟹サンドを戴くことにした。
b0019140_12204180.jpg
こちらはイギリスパンをこんがりと焼いてあるので組み合わせは出来ず一種類の具材を選ぶことになるのだが、その分マヨネーズで和えたキャベツとタラバ蟹の身をたっぷりと味わうことが出来るのだヨ。
b0019140_1221429.jpg
人気のタラバ&フルーチサンドの他にもえびカツやスモークチキンサラダのサンドイッチも美味しいので是非札幌を訪れた際には食べてみて欲しいのだナ。

腹ごしらえをしたので市電に乗って実家に向うことにした。
b0019140_12222917.jpg
我が家は大通り駅から市電で15分程のところに在るので帰省しやすいのだナ。父も母も元気だが、父も今年80歳だし、母ももう86歳になるので、なるべく時間が出来たら帰省しようと思っている。

我が家から歩いて30分弱で北海道神宮の在る円山原始林へ行くことが出来る。
b0019140_12224969.jpg
此処は野鳥の宝庫なので、今回も望遠レンズを持参してきた。
b0019140_12331577.jpg
鬱蒼とした原生林の中を歩いてくと可愛いシマリスやエゾリスが出迎えてくれた。毎朝散歩に来る地元の方がヒマワリの種やクルミなどを撒くとリスたちの混じって小鳥たちもやって来る。

ヒマワリを好むハシブトガラが数羽飛んで来た。
b0019140_12323568.jpg
この小鳥は北海道にしか生息しておらず僕も出逢うのが愉しみだった。余り警戒心も少ないので近くでシャッターを切っても全く逃げることなく細かく砕いた餌を啄んでいたナ。
b0019140_12352283.jpg
ゴジュウカラもヒマワリに夢中!

つぶらな瞳が愛らしいエゾリスは、クルミを夢中でかじっていた。
b0019140_12342095.jpg
野鳥を探しながら山頂を目指して歩き進めていると、ラッパの様な奇妙な鳴き声が耳に入った。その声の方に目をやると大きなクマゲラが止まっていたのだナ。
b0019140_12524848.jpg
国の天然記念物に指定されている大型のキツツキだが、北海道と東北でしか観ることが出来ないのでとてもラッキーだった。
b0019140_12355967.jpg
大きな黒い躯に赤いベレー帽を冠った鳥は、インパクト大だったナ!

暫くは僕の目線の高さの木でコンコンと樹を突いていたので、シャッターを切ることが出来た。

円山の山頂から札幌の街を一望し、大きく深呼吸。
b0019140_1238029.jpg
さぁ、下山して酒場へと向おうか。午後2時に口開けの『第三モッキリセンター』へは、地下鉄で移動だ。テレビ塔の在るバスセンター前で下車して、徒歩数分で大好きな酒場に到着だ。
b0019140_1238214.jpg
コの字の細長いカウンターでは、既に大勢のお客さんが酒を愉しんでいる。先ずは、生ビールを戴いて円山散策の汗を拭うとしよう。
b0019140_12384553.jpg
ビールを一気に飲み干して、濁り酒へと切り替えた。
b0019140_12392731.jpg
グラスにモッキリ(盛り切り)の酒は口から持って行かないと零してしまう。大事な酒をカウンターに呑ませる訳にはいかないので、水飲み鳥の玩具の様に口を延ばして身体を折り曲げた。クゥーッ旨い!
b0019140_12395837.jpg
濁り酒のアテは、しめ鯖だ。此処のしめ鯖は結構しっかりと酢で〆ている。この酸味が濁り酒にとても合うのだナ。

そして、550円のつぶ鍋と冷酒1級白鹿を戴いた。
b0019140_12421279.jpg
モッキリの正一合で300円なのだから、ウレシイ限りだネ。

冷酒をお代わりして、程よく酔った。ご馳走さまでした。
b0019140_1243449.jpg
「第三モッキリセンター」を出て、テレビ塔前から大通り公園を歩く。
b0019140_12472535.jpg
この季節の札幌の愉しみは、市内数カ所で開催されている「さっぽろオータムフェスト」なのだナ。
b0019140_12442058.jpg
テレビ塔前の大通り1丁目から11丁目までの間を北海道の魅力溢れる味覚を提供する屋台がズラリと軒を連ねるのだ。
b0019140_12444453.jpg
好みの料理を探して、酒を求め公園内に設けられたテラスなどで大いに味わうのでアル。
b0019140_12465535.jpg
僕は、せたな町の出店する『浜の母ちゃん食堂』のうにごはんを購入。
b0019140_1245782.jpg
前浜産のウニをたっぷりと炊き込んだご飯の上に更に蒸したウニがてんこ盛りだ。
b0019140_12454852.jpg
サッポロクラシックの生ビールを飲みながら、うにごはんを頬張った。
b0019140_12461083.jpg
デュワースのブースを見つけたので、ハイボールを購入。
b0019140_12463242.jpg
秋空の下で飲むウィスキーハイボールのなんと旨いことか。

陽が翳りだし、少し肌寒くなってきたので「オータムフェスト20015」の会場を出た。ブラブラと街を歩き狸小路を10丁目まで。
b0019140_1248521.jpg
昭和の香りを色濃く残す飲み屋街がある10丁目は、小体の酒場が集まる「ひょうたん横丁」が在るのだが、やっぱり僕は札幌でも老舗の居酒屋『金冨士酒場』へと誘(いざな)われたのでアール。では、また!
by cafegent | 2015-10-14 12:57 | ひとりごと | Trackback | Comments(1)
暦ではもう夏の中日になったのだネ。

七十二候では「梅子黄」(うみのみ、きばむ)の頃となった。梅の実が熟し始めた。僕の廻りでも梅酒を漬けている人が多いが、我が家にも亡くなった叔母が漬けた20年物の梅酒が有る。トロリとして、ソーダで割ると美味いのだが、もったいなくて毎年チビリチビリと戴いている。
b0019140_13173051.jpg
先日観た是枝監督の映画『海街diary』の中でも庭の梅の木を摘み、梅酒を漬ける場面が登場した。三人姉妹の元に突然加わった末妹のすずが、懸命に梅の実を採る姿がとても印象的に映った。

この映画の原作である吉田秋生さんの描く鎌倉の街も、そこに登場する家族や彼女たちを取り囲む廻りの人々も僕は大好きなのだが、この映画には完全にヤラれたナ。
b0019140_1323239.jpg
写真家の瀧本幹也さんのカメラワークがとにかく素晴らしい。三女千佳を演じた夏帆の短いソックスにソソられたし、その彼氏役のレキシが好い味を出していて良かった。
b0019140_13224831.jpg
映画を観ながら、フトローレンス・カスダン監督が1983年に撮った映画『BIG CHILL』を思い出したのだ。邦題は「再会の時」だったと思うが、映画のキーパーソンである男の葬式で集まる旧友たちの人間模様を描いた話なのだが、その男が最初から最後まで一度も登場しないのだナ。

「海街diary」でも、この四人姉妹を引き合わせた父の姿は一度も登場しない。ただ、それだけの接点なのだが、何故かずっとあの映画が頭に浮かんだのだった。

まー、どーでもイー話だネ。だが、この映画を観て一番良かったのは、広瀬すずが可愛いかったことかナ。デビュー当時の宮澤りえを彷彿させ、スクリーンいっぱいに魅力のオーラを放ち、僕を釘付けにした。

梅雨入りした紫陽花の季節と映画の中が交差し、なんとも不思議な感覚だったナ。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

僕の住んでいる街・武蔵小山とその両隣り不動前と西小山の飲食店を紹介したぴあのムック本『武蔵小山食本』が発売された。
b0019140_13262599.jpg
和食、洋食、ラーメン、居酒屋、バー等々、盛り沢山の内容で初めて武蔵小山周辺を訪れる方にとっても大変重宝する一冊だ。
b0019140_13263830.jpg
もちろん、武蔵小山の居酒屋に関しては僕が紹介しているので是非ともご一読して戴きたい限りでアール。
b0019140_13275691.jpg
そんな訳で夕暮れ時になると足が向いてしまうのが武蔵小山の働く人の酒場『牛太郎(ぎゅうたろう)』だ。
b0019140_13282853.jpg
店主の新井城介さん、通称ジョーさんが奥さんと二人で切り盛りするコの字カウンターの酒場なのだナ。

此処はホッピーも置いてあるが、先ずは地元に本社と工場が在る博水社のハイサワーを戴こう。
b0019140_13284888.jpg
レモン果汁がバッチリ効いた甘く無いレモンサワーは何杯でも飲めてしまうヨ。
b0019140_13283910.jpg
ビアレモンテイストの「ハイサワーハイッピー」はボクの一番のオススメだ。

酒のアテは迷わず「とんちゃん」を頼んでみよう。
b0019140_13305158.jpg
独自のニンニクダレに漬け込んだモツの部位数種を水分が飛ぶまで鍋でじっくりと炒めており、そこへオリジナルの味噌を載せるのだ。
b0019140_13295173.jpg
都内の居酒屋は数限りなく在るが、この料理は牛太郎以外でお目にかかったことが無い。病みつく美味さなので是非!

20人で満席なので、入口の両脇に在る待ち合い席で待つことになる。此処は長年通っているご常連さんだって後ろで30分以上も待つことがザラなのだから、満席でも臆することなく後ろで待ってみて欲しい。カウンターが空いたときの喜びと酒の旨さの感動がきっと倍増するからネ。

さて、今夜も「牛太郎」の暖簾を潜ろうかナ。
by cafegent | 2015-06-16 13:38 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
風薫る五月、テレビのニュースでは、台風6号が今夜にも本州に上陸すると報じている。

ゴールデンウィークを過ぎて、暦では「初夏」となった。七十二候では「蚯蚓出」(みみず、いづる)の頃、蚯蚓(ミミズ)が地面の上を這いずり出る時季が来た訳だネ。
b0019140_1595539.jpg
気候が良くなり、やっと地上に出たと思ったミミズも油断する暇もなくムクドリなどの餌になって喰われてしまう。
b0019140_1510723.jpg
自然の摂理とは時に非情なものだが、こうやって地球は進化していくのだナ。

    出るやいな蚯蚓は蟻に引かれけり    一茶

地上に出た途端、人に踏まれたり灼熱の大陽によって干涸(ひから)びたりしてしまうミミズをしめしめと食糧として運ぶ蟻の群れを一茶は見たのだろうネ。

毎朝歩く公園では、キビタキのオスが美しい音色で囀(さえず)っている。
b0019140_15102193.jpg
この声を聴くと春から夏への移ろいを感じるのだが、今年は少し到来が遅かったようだ。だが、肝心のメスの姿が見えないので、オスも空振り状態が続いているのかもしれないナ。
b0019140_15122219.jpg
ウグイスもキビタキもメスの気を引くために、囀(さえず)るのだからネ。

五月も中旬を過ぎれば、今度はホトトギスや筒鳥が来る季節となる。だが、いつもの公園がどんどん整備されて雑木林が減っているので、今年は来てくれるかどうか微妙でアル。
      ◇           ◇           ◇
閑話休題。

さて、この連休は遠出をせずに日帰りで行ける小旅行に出掛けた。
b0019140_15332913.jpg
JRが販売している「休日おでかけパス」を利用すれば、2,670円で東京近郊の指定エリア内を一日中何度でも乗り降り自由となるので大変お得だ。しかも、特急券やグリーン券を購入すれば、普通列車のグリーン車や特急、新幹線まで利用出来るのだから嬉しい限りでアル。

今回は、品川駅から千葉の成田駅まで快適なグリーン車に乗って、暫しの「居酒屋グリーン」を愉しんだ。
b0019140_1517595.jpg
品川駅で買い込んだ駅弁はちょっと贅沢をして、東京が誇る老舗すき焼店『今半』が作るすき焼き弁当をチョイス。
b0019140_15181450.jpg
さすがに高いだけあって、牛肉の質が高かった。

船橋辺りを過ぎると、車窓の向こうの景色が一段と長閑になる。
b0019140_15193411.jpg
青々とした田んぼでは、田植えが始まっていた。二缶目のビールを飲み終える頃に成田に到着した。そこから電車を乗り換えて、砂原へと移動した。
b0019140_15182883.jpg
砂原の街は、倉敷の美観地区や小江戸川越の様に江戸時代にワープした様な家々が数多く残されている。
b0019140_15251870.jpg
よく時代劇の撮影にも使われているそうだが、最近のドラマ「東京バンドワゴン」の舞台にもなったらしいネ。
b0019140_1525550.jpg
豊かな水の郷では、沢山のツバメが宙を飛び廻っていたナ。
b0019140_1524962.jpg
東京でもツバメが営巣するが、こんなに沢山のツバメが巣を作っているなんて、やはり自然豊かな環境なのだネ。
b0019140_15244455.jpg
伊能忠敬の生家を見学し、街を歩いたあとは酒蔵見学へと向った。
b0019140_1526971.jpg
創業文政8年の歴史を誇る「東薫酒造」を訪れた。
b0019140_1526568.jpg
全国新酒鑑評会で金賞を受賞している大吟醸「叶」は、今もこの左側の年季の入った機械で搾っているのだそうだ。

酒蔵見学の後の試飲も愉しみの一つだが、搾りたて純米生原酒の瓶詰めを買うことが出来たのは嬉しかったネ。
b0019140_1527689.jpg
あぁ、来て良かった!

ツバメが多い中、違う鳴き声に目をやると電線にセグロセキレイの姿を見つけた。
b0019140_15253864.jpg
一眼レフを持って来なかったのが悔やまれたが、まぁ旅なんて記憶に残れば良いのだよナ。(と負け惜しみ!)
b0019140_15255539.jpg
砂原の街をグルリと廻り、大いに堪能した。
b0019140_15272065.jpg
再び成田へと戻り、成田山へお詣りすることにした。
b0019140_15302434.jpg
ゴールデンウィークなので、参道も凄い人通りだった。
b0019140_15303683.jpg
さぁ、参拝を終えた後はお待ちかね『川豊』での鰻だ。

成田山へ行く前に整理券を貰っていたので、店に戻ると丁度タイミング良く入店することが出来た。
b0019140_15305458.jpg
二階へと上がり、順番を待つ。この待つ間のひとときも鰻重の味を何倍にも盛り上げてくれるのだナ。
b0019140_1531846.jpg
フワフワに蒸してから焼いた鰻の美味いことったら、あぁ堪らない。

端午の節句を控えたこの日、子供に戻った様な心持ちで鰻重を頬張ったのでアール。
by cafegent | 2015-05-12 15:37 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
ワタクシごとで恐縮ですが、昨年一年をかけて日本全国を巡り、各地の漁港を訪ね歩いた旅行記『日本の漁港を訪ね地魚に唸る』が3月24日に発売になります。魚のイラストは、僕の大好きなイラストレーター矢田勝美さんに描いて頂いた。各地の漁港は旅をした僕が描いてみた。
b0019140_13124312.jpg
この本の始めにも記したのだが、古い旅の記憶を辿り、それを思い出す度にその土地や風景の感じ方が変わってきた。いつの間にか僕自身が歳を重ね、遠い昔の旅の思い出自体が郷愁を秘めたものになって来ているからだろうナ。

若い頃は海外にばかり目が行ってしまい、日本を巡る旅など数える程だったが、この十年余り積極的に旅を企てるのは国内ばかり。旅をしてみて、改めて我が国は廻りを海に囲まれている島国なのだと気付かされた次第でアル。その海岸線沿いには、三千近くもの漁港が在った。北海道だけでも285漁港在り、全国規模に流通している漁港だけでも623漁港在ると知り、日本は世界に誇る魚大国なのだと感じたワケだ。

この旅の手帖は、約一年をかけて日本各地の漁港を尋ね歩き、地元の方や漁師さん、漁協の方々などに地元で水揚げされる魚介類を教えて頂き食べ歩いた記録だ。雑魚(ザコ)と呼ばれる地魚は、決して東京の魚屋には並ばないのだナ。中にはセリにもかけられず、漁師の自家消費となる魚などが有る事を知り、自分の足で日本の漁港を尋ねてみたいと思ったのがきっかけでアル。

旅の宿の朝、春はウグイスのさえずりで目がさめ、夏はツバメの啼く声に誘われて浜に出た。行き交う人達と挨拶を交わす。時には何時間もバスを待ち、漁港まで辿り着いたことに喜びを覚えたり、やっと着いたら大時化で休漁となり、目当ての魚が食べられず悔んだりした。思えば、五十余年の人生の中で初めての経験かもしれない。

道を尋ねたら、方言が強すぎて判らないこともご愛嬌だった。
b0019140_13161181.jpg
水平線の向こうに太陽が昇る頃、大漁旗を掲げたイカ釣り漁船が朝日を浴びて漁港に戻って来る姿に歓喜した。時には、茜色に染まる夕暮れの波止場に立つ自分が哀愁に浸っていることに照れ笑いしたことも忘れないだろうナァ。
b0019140_1317867.jpg
この旅は日本各地の海沿いばかりの旅とはいえ、海や浜辺の景色だけではなく、海の向こうを望む山々の稜線もくっきりと旅の思い出として僕の中に深く刻まれた。
b0019140_13194927.jpg
旅に携えたスケッチブックに見聞きしたメモを記し、それを頼りに漁港を巡る旅を綴ってみた。

心はもう次の新しい旅へと動いているのだ。

まだ知らぬ漁港が私を旅へと誘(いざな)う。新しい画帖を携えて、もっと自由気ままな旅に出掛けてみたい。そして更なる未知の魚たちに出逢いたいものだ。

この本を読んで漁港を旅した気分に浸るのも良し、実際に旅に出て、漁港を訪ね、地魚を食べに行くのも良し。読んで戴いた多くの皆さんの新しい旅への架け橋となって頂けたら幸いなり。
by cafegent | 2015-03-20 13:23 | ひとりごと | Trackback | Comments(9)
今日の東京は気温が21度まで上がるそうだ。シャツ1枚で歩いても汗ばむ陽気だネ。武蔵小山駅前の都立小山台高校のソメイヨシノが今年もまた一本だけ一足早く開花した。
b0019140_1427239.jpg
見事に咲き誇る桜の花蜜を求めヒヨドリやメジロがやって来ていたナ。
b0019140_14214712.jpg
公園に居着いていた渡り鳥たちも皆飛び立ってしまい、留鳥の四十雀(シジュウカラ)やウグイス、オナガ辺りが目立つ様になった。
b0019140_14251311.jpg
今朝は気温が高いせいか虫たちも出始めていた。
b0019140_14253285.jpg
キチョウも今年初見だし、うららかな春の陽射しを浴びながら散歩が出来た。
      ◇           ◇           ◇
先週末、天気も良かったので梅見物に出掛けることにした。

青春18きっぷを使い、先ずは上野へ。上野駅構内で駅弁を購入し、快速ラビットで居酒屋グリーンの旅の始まりだ。
b0019140_14283365.jpg
列車内で食べる弁当は、どうしてこんなにも美味しいのだろうか?
旅の高揚感が、何もかも美味しく感じさせてくれるのだネ。

水戸の偕楽園に行くには、偕楽園駅で降りずに水戸駅まで出て、そこからバスに乗る方が良い。
b0019140_1433497.jpg
何しろ、偕楽園駅は偕楽園の出口前に駅が在るので、本来の入口から入れずに出口から見て回ることになるのだナ。

無事にバスで偕楽園に到着したら、好文亭表門へと進むのだ。
b0019140_14331215.jpg
この道(旧岩間街道)は、水戸の城下町から偕楽園に入園する正式なルートでアル。
b0019140_14304294.jpg
此処から入園し、孟宗竹林を抜けると徳川斉昭(なりあき)公の陰陽(おんみょう)の考えを基に造られた庭園の「竹林の暗」から「梅林の明」への誘(いざな)いを体感することが出来る訳だ。
b0019140_14313941.jpg
ほぉ、見事な孟宗竹林だネ。
b0019140_1439760.jpg
好天に恵まれた土曜日だけに園内は大勢の人で賑わいを見せていた。
b0019140_14392126.jpg
見事な紅梅、白梅を愛で、心身共に癒された。
b0019140_14393388.jpg
巨大な大理石で出来た井筒から清冽(せいれつ)な水がこんこんと湧き出る吐玉泉(とぎょくせん)は、偕楽園が出来る以前から在った泉で、徳川斉昭公の時代、茶会にこの水が使われたそうだ。
b0019140_14394261.jpg
咲き誇る梅を眺め、偕楽園を堪能した。
b0019140_14395292.jpg
水戸黄門さん御一行にも出逢ったし、次へ移動しよう。
b0019140_1442594.jpg
常磐線の線路上を渡り、田鶴鳴(たづなき)梅林を抜けると広い仙波湖に出る。
b0019140_1443954.jpg
暫く湖を囲む仙波公園を歩き、水鳥たちを鑑賞した。
b0019140_1442369.jpg
コブハクチョウ、コクチョウ、オオバン、ユリカモメなどが長閑に泳いでいた。
b0019140_14461258.jpg
おや、D51も展示されているのだネ。
b0019140_14462258.jpg
コクチョウは、こんな処まで来るのだナ。
b0019140_14482098.jpg
千波湖をグルリと廻り、水戸芸術館へ。
b0019140_14482965.jpg
現代美術ギャラリーにて現在開催中の『山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ』を拝見した。
b0019140_14484340.jpg
山口さんの作品はいつ観ても刺激的だったナ。

水戸駅までバスに乗り、其処からは再び青春18きっぷで、酒場を求め宇都宮へと向ったのでアール。
by cafegent | 2015-03-17 14:50 | ひとりごと | Trackback(1) | Comments(0)
   堀崩す土手のはづれの菫(すみれ)かな  正岡子規
b0019140_13393158.jpg
春が着々と近づいて来ているネ。雨上がりの土の匂いも仄かに春の香りがするようだ。季節も啓蟄を迎えた。ベランダの植木にも小さな虫がやって来たり、公園でも地面から虫が這い出し始める季節となった。

季節を72に分けて表す七十二候では、「蟹虫啓戸」(すごもりむし、とをひらく)の頃。土の穴の中でじっと冬を過ごして来た虫たちが、土の扉を広げて出てくる時季が来た訳だナ。
b0019140_13565049.jpg
だけど、せっかく土から這い出した途端、モズやツグミに食べられちゃうのだから、自然界はキビシイよネ。
b0019140_1357549.jpg
桜が咲く頃になっても、まだ肌寒い日があるが、それでも晴れた週末には川沿いの土手でも散歩しに出掛けたくなるのだナ。

土筆(つくし)が土手から顔を出すのはいつ頃だろうか。今月も後半になれば可愛い菫(すみれ)の花が咲き始めるだろう。
b0019140_13585181.jpg
稲田堤辺りまで出掛けて、土手を歩いてみようか。程よく汗をかいたら『たぬきや』の酒が癒してくれるだろうからネ。
      ◇           ◇           ◇
閑話休題。

年に何度か神保町の酒場『兵六』(ひょうろく)に集う酒朋たちと「散歩の会」を催している。毎回、幹事が知恵を絞り、都内の散歩コースを決め、皆で半日程歩き回るのでアル。缶ビール片手に歩くも良し、神社をお詣りするも良し、何と言っても我ら呑んべいの集まりだ。最後の酒場での打ち上げ目当てに歩くのだナ。

今回の幹事は両国の私設図書館『眺花亭』の主人(あるじ)渡辺信夫さんだ。渡辺さんは雑誌「東京人」を総て所有しており、眺花亭で拝読することが出来る。
b0019140_142163.jpg
今回の散歩ルートは「東京人」2012年8月号で特集を組んだ東京地形散歩から、東京の凸凹地形を歩くこととなった。

午後1時、江戸川橋駅に集合し、江戸川橋から田端まで「七つの丘」を踏破する東京地形散歩が始まった。午前中ずっと雨が降っていた東京だが、タイミング良く地下鉄の出口を上がると雨も上がっていた。

小石川植物園や田端文士村記念館に立ち寄り、山越え、谷越えの、さながらブラタモリな散歩の会なのだ。
b0019140_1413376.jpg
先ずは、江戸川橋を渡り、江戸川公園へ。
b0019140_145931.jpg
緑溢れる都会の中の森では、ツグミやヒヨドリが啼いていた。
b0019140_146367.jpg
さぁ、此処からもう階段を上がり高台へと進むのだ。息を切らせながら階段を昇り切ると瀟洒な造りの「サクラドミトリー文京」が現れた。
女子学生専門のドミトリーは、早稲田や上智、法政大学に通う女子大生たちが住んでいるのだろうネ。
b0019140_1471944.jpg
隣接するホテル椿山荘の前を過ぎ、目白通りを抜け音羽通りまで出る。
b0019140_1484858.jpg
高台へ目をやると鳩山会館がそびえ立っていた。脇の路地へ入り今宮神社へ。
b0019140_149348.jpg
此処も小日向の丘と呼ばれ、急勾配が続くのだ。

     とぼとぼと老宣教師の登り来る
             春の暮れがたの切支丹坂
    
歌人・金子薫園(くんえん)が詠った歌だが、本当に文京区には坂が多い。
b0019140_1413465.jpg
鷺(さぎ)坂、大日坂、切支丹坂と、ひたすら坂を歩く。

切支丹坂は夏目漱石の小説『琴のそら音』にも登場したネ。
b0019140_14141088.jpg
途中、小日向の住宅地では、農政学者の新渡戸稲造の旧居跡が在った。
b0019140_14153214.jpg
そして、東京メトロの小石川車両基地の高架下トンネルを潜る。
b0019140_1417990.jpg
再び、庚申坂の階段を昇ると春日通りに出た。春日通りを茗荷谷駅方面へと歩き、小石川五丁目から播磨坂の桜並木を下った。
b0019140_14204190.jpg
もうあと一ヶ月もすれば見事な花が咲き誇るだろうか。

播磨坂を下り切ると東京大学大学院附属の小石川植物園に到着だ。
b0019140_14202714.jpg
雨上がりの空はまだ曇っていたが、ニュートンのリンゴの木(実際にニュートンの生家の木から接ぎ木したのだヨ!)や美しい寒緋桜の花を愛でる事が出来た。
b0019140_14224823.jpg
まだ蕾みも小さな桜の木の枝では、シメを見つけることが出来た。
b0019140_14232553.jpg
シメは、こんな鳥だヨ!
b0019140_14251158.jpg
アテツマンサクの黄色い花も見事に咲いていたナ。
b0019140_14252281.jpg
ウメ林では、白梅、紅梅と多くの品種の梅の花が咲き誇っていた。
b0019140_140217.jpg
梅の花蜜を求めて沢山のメジロが群れで来ていたネ。
b0019140_14262759.jpg
白梅と黄色のサンシュユの花の競演も美しい。
b0019140_14304073.jpg
     植物園の松の花さへ咲くものを
          離れてひとり棲むよみやこに   若山牧水          

小石川植物園を堪能し、再び坂へ。
b0019140_14325890.jpg
かつて白山御殿が在った名残りの御殿坂を昇り、指ヶ谷へ。
b0019140_14331014.jpg
白山下から裏通りを抜けて階段を昇り白山神社へ。
b0019140_14331711.jpg
そこから、旧白山通りの坂を上がる。

散歩もいよいよ終盤戦だ。本駒込駅から右へ折れ、千駄木をひたすら真っ直ぐ歩く。不忍通りを渡り、田端駅へと向った。
b0019140_14332290.jpg
田端駅前に在る『田端文士村記念館』を訪れた。此処は入場無料だから、ちょっとした休息に良い。

田端周辺は、かつて多くの小説家や芸術家が住んで居たのだネ。館内に展示された資料や映像で、芥川龍之介や室生犀星、竹久夢二、平塚らいてう、サトウハチローなどの小説家たち、陶芸家の板谷波山、画家の小杉放庵など時代を牽引した文人墨客が集まった田端の歴史に触れることが出来た。

休憩を挟むことなく、一気に歩いたネ。田端からは京浜東北線に乗り二駅先の王子へと移動した。

さぁ、王子と云えばザ・大衆酒場の『山田屋』だネ。
b0019140_14444086.jpg
先ずは名物「半熟玉子」だ!
b0019140_14394146.jpg
コレ、卵と一緒に日本蕎麦と麺つゆが入っているので、酒を呑む前に食べておけば胃に優しいのだナ。
b0019140_14471559.jpg
瓶ビールを戴き、カンパイだ。
b0019140_14395296.jpg
渡辺さん、お疲れさまでした!
b0019140_1440610.jpg
このお好み焼き風きゃべつの天麩羅も此処に来たら食べなくちゃ!
b0019140_14442458.jpg
胡麻焼酎の「黒胡宝」のボトルも次々と空いて行く。

八海山が作る米焼酎「よろしく千萬あるべし」もボトルで戴いた。
b0019140_14441446.jpg
コレ、中々美味い焼酎だったナ。

薄さが良いハムカツや揚げたてメンチ、たらの芽の天麩羅、マグロぶつ、牛煮込み等々、大衆酒場ならではの味を存分に堪能した。

次の散歩の会は、何処を歩くのやら。あぁ、今から愉しみだナァ。
by cafegent | 2015-03-09 14:47 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
暦の上では今日から「雨水」(うすい)となる。雨水とは、降る雪が雨に移り変わり、氷が解け始める時季でアル。農村では、畑を耕す準備をし始める目安がこの季節なのだネ。

雪が降り、寒い日が続いた東京だが、今日は陽射し眩しく穏やかな日となった。
b0019140_15121714.jpg
今朝は、まさに「雨水」と云う言葉が当てはまる気候となった。

今朝は新しく手に入れた望遠レンズを取り付けて、野鳥探しへと出掛けた。先月カメラを新しくしたら、やっぱりレンズも買い替えたくなったのだナ。

腕が悪い分、カメラとレンズを一新したら写真もグッと良くなった気がしている。
b0019140_153543.jpg
自分への誕生日祝いにしては高価な出費となって仕舞ったが、如何せん気分上々なのでアル。

そんな訳で、今朝公園で出逢った鳥たちを紹介しようか。

此処の紅梅は、一月からずっと咲き続けている。
b0019140_1543050.jpg
可愛い声でさえずりながらメジロがやって来た。椿の花蜜を吸い終えたら、今度は梅の花か。

こちらは、モズだネ。
b0019140_1553881.jpg
地面に出てくる虫を狙っているのだナ。
b0019140_1555740.jpg
こんなに可愛い顔をしていても、猛禽類だからトカゲやカエルなども襲うのだよ。
b0019140_156694.jpg
樹の上ではオナガが啼いていた。この鳥も随分と増えたネ。モズと違い群れをなす鳥なのだ。
b0019140_1574851.jpg
いつもメスのモズに出逢う広場では、エナガに出逢った。
b0019140_15824.jpg
この冬はずっとエナガとモズに遭えているのだナ。

そして、ジョウビタキのオスもまた毎朝逢えるのだ。
b0019140_1574597.jpg
公園には今三羽のジョウビタキのオスが居るが、それぞれしっかりと縄張りを設けて自分の居場所を確保している。自然界って凄いよネ。

地面ではシロハラやツグミが餌を求め土を掘る姿を観ることが出来る。
b0019140_15165350.jpg
このシロハラは、満腹でお立ち台の上に居た。

さっきまで梅の花に来ていたメジロたちが、今度は河津桜に群れでやって来た。
b0019140_1513273.jpg
春はもうすぐ近くまで来ているのだナ。
by cafegent | 2015-02-19 15:18 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
十月ももう半ばを過ぎた。今朝の東京は雨が降り、白い雲が街を包み込んでいたナ。

十月だからと言う訳ではないが、久しぶりに書棚からレイ・ブラッドベリの短編集「10月はたそがれの国」を出して再読した。
b0019140_1515569.jpg
ブラッドベリといえば、トリュフォー監督が映画化した「華氏451」が有名だが、この短編集はちょっと怖かったり、不気味な話や幻想的な小説がちりばめられている。ホラーの様であり、爽快な読後感が残る作品もあって今読み返しても面白かったなぁ。

秋が訪れると、毎朝歩く公園に渡りの途中の野鳥たちが日々やって来る様になる。
b0019140_15354865.jpg
8月の後半にはツツドリ、サンコウチョウが来たし、9月に入るとキビタキやオオルリの姿を見る様になった。
b0019140_15283116.jpg
カブトムシやクワガタなどは一斉に土の中に潜り、蛇も穴に入ったことだろう。

このキビタキは、アオツユムシを食べていたナ。
b0019140_152635100.jpg
小さな虫が大好物のキビタキも虫が少なくなると木の実を食べるようになる。
b0019140_15192957.jpg
ミズキの実を求めて沢山のキビタキが集まってくるので、この木の下で待っていれば出逢えるのだナ。ただ、ヒヨドリもこの実が好きだから、ヒヨが来ると皆逃げてしまうのが厄介でアル。

そんな時は水場に行くのだ。
b0019140_15275730.jpg
食事を終えて満腹になれば、水を飲みにくるし羽に付いたダニなどを落としに水浴びをしに来るからネ。

だが、此処でも油断をしていると小鳥を餌にする猛禽類のオオタカやツミが木陰から狙っていたりする。
b0019140_15374671.jpg
コイツらが来ると小鳥たちは一目散に逃げてしまうのだナ。

この公園の池には縁日のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が捨てられて野性化し、繁殖しているのだが、昨日は先ず此処では見かけないリクガメを発見した。
b0019140_1538386.jpg
池から遠く離れた人気のない木陰に居たので多分ペットだったカメを捨てたのだろう。

この公園、捨て猫も多いし鯉を捨てる輩も多い。ペットを飼うのだったら、最後までちゃんと面倒見て貰いたいものだよナァ。

てな訳で、今日は酒を語らず。あしからず!
by cafegent | 2014-10-21 15:39 | ひとりごと | Trackback | Comments(1)
b0019140_11175586.jpg
    水打つや 蝉驚いて 飛んで行く    子規
b0019140_10565747.jpg
朝からアブラゼミとミンミンゼミのけたたましい鳴き声が響いている。
b0019140_1057449.jpg
アブラゼミは油が撥ねるような音に聞こえるから、その名が付いたとされている。
ジィジィジリジリとなく音色と路面を照りつける灼熱の太陽の姿が重なり、八月の「盛夏」にリアリティを与えているのだナ。

最近は法師蝉の声を余り聞かなくなった様な気がするが、もうすこし秋の気配を感じないと現れないのだろうか。
b0019140_10583096.jpg
こう暑い日が続くと、打ち水でもして路地を通り抜ける風が涼を運んでくれることを願いたい。
      ◇           ◇           ◇
今年の夏はまとまった休みを取らず、遠出もしなかった。早朝、いつもの公園で鳥や虫を探して歩き、6時半からはラジオ体操だ。
b0019140_1112955.jpg
ラジオ体操って第一、第二とやると結構汗をかくのだネ。固まった体の筋もほぐれるし、ストレッチ代わりにとても効果的なのだナ。

運動が終われば、商店街に戻り『コメダ珈琲』で朝の一杯を味わう。
それでもまだ7時半、家に戻りNHKの連続テレビ小説を観る。

このなんとも普通の日常の過ごし方を知ってからと云うもの、昔のような深夜のクラブ遊びがメッキリと減った。まぁ、夕方から呑み歩いているのだから、夜中まで身体が保つ訳もないのだネ。

酒場のお盆休みに便乗し、ピロリ菌除去の投薬をした。人間ドックで胃の検査をした際にピロリ菌が居ると言われたので、この機会に取り除くことにしたのだ。しかし、このクスリには抗生物質が入っているため、アルコールが入ると効き目が無くなるらしい。しかも、朝と晩の2回を一週間続けなくてはならないのだ。
b0019140_112269.jpg
そんな訳で、昨日までの一週間なんとか酒も吞まずに過ごしてみた。
とは云え、ウーロン茶やノンアルコールビールなどで、この一週間も開いている酒場で過ごしていた。
b0019140_11175139.jpg
武蔵小山駅近く居酒屋『長平』(ちょうべい)では、『牛太郎』難民の方々が毎日顔を出していたナ。

昨日は窓を開けても生温い湿り気を帯びた風しか吹き込んで来ず、こりゃ堪らんと街へ出掛けた。

向かった先は湯島だ。
b0019140_1181049.jpg
先ずは湯島天神にお詣りし、甘味処の老舗『みつばち』にお邪魔した。
b0019140_1143528.jpg
此処は創業が明治42年と古く、最初は製氷屋さんから始まったそうだ。今も名物になっている小倉アイスは売れ残ったあずきを桶に入れておいたら廻りが固まって、食べてみたら大層美味かったらしい。そこに仕入れたばかりのアイスクリーム製造機に投入してみたら、見事な小倉アイスが出来上がったのだとか。

店の軒先で今も最中に載せた小倉アイスクリームが販売されている。上野から湯島へと歩く人々も『みつばち』の前で足を止め、冷たくて甘い小倉アイスを買い食いしながら涼を取るのだネ。
b0019140_1143692.jpg
だが、この日の目当ては「かき氷」なのだ。

此処の抹茶のかき氷「抹茶金夏」は昔から変わらぬ味で夏になると一度は食べたくなる氷菓でアル。
b0019140_1144962.jpg
もちろん小倉アイスや練乳のトッピングもオススメだ。氷を少しずつ崩しながら、スプーンで口に運ぶ。抹茶の風味が爽やかで、喉から冷えていく。
b0019140_115144.jpg
サクサクサクとスプーンですくい、餡を載せた白玉と一緒に舌の上に載せるのだ。あぁ、真夏のささやかな幸せだ。食べ終えた後の緑茶の渋みが、これまた堪らなく旨い。ベットリとしていた腕の汗もいつの間にか消え去り、サラリとしていた。

よし、来年もまた八月に訪れるとしよう。

再び湯島からまっすぐ春日通りを東京大学の方へと歩く。
b0019140_11132093.jpg
街路樹のイチョウの木では季節を間違えたのか銀杏の実が沢山実っていた。

本郷三丁目に到着だ。交差点を渡り本郷通りから脇道へ入る。
其処は「菊坂」と呼ばれる坂道が延びている。昭和な佇まいを残した魚屋や肉屋さん。大きなインコが居る小鳥屋さんも在る。脇の細い路地には手押し式のポンプがある井戸も残っていたり、クルマの行き来も少なく長閑な通りだ。

この辺りは確か宮沢賢治が住んで居たことがあるのだネ。昔、文京区が設置した「宮沢賢治旧居跡」の案内表示板を見た記憶がある。
b0019140_1181292.jpg
クルマも入らない細い路地を右に折れると金魚屋の『金魚坂』が在る。
b0019140_1181711.jpg
此処は金魚の釣り堀も有り、この日も親子連れが大勢訪れていたナ。
b0019140_1185193.jpg
此処は僕の酒朋ムッちゃんが働いているのだが、この日はお休みとのことだった。
b0019140_1185954.jpg
奥のカフェで珈琲を戴き、歩き疲れを癒すことにした。

本郷三丁目を後にして、日本橋三越を訪れた。今日から北海道に行くので、実家の両親への土産を探しに行くためだ。

東京生まれの母が好きなのは「くず餅」でアル。
b0019140_11131517.jpg
亀戸『船橋屋』のくず餅と親爺の好物である山形の「富貴豆」を購入した。それにしても全国の銘菓が一堂に買えるのだから、東京って凄いよネ。

昨日までは禁酒期間中だったので、自分用にも和菓子を買った。
b0019140_11141930.jpg
各店が競い合うように夏菓子を並べていた。
b0019140_11143395.jpg
今回はどら焼きが旨い『KITAYA 六人衆』の夏菓子「赤いべべ」にしてみた。

赤いべべ着た金魚が、小石の敷かれた清流を泳ぐ姿が実に美しい。
b0019140_1114445.jpg
緑色の藻を模したのは羊羹だ。その上に敷き詰められた小石はあずきなど。箱庭の様な菓子は暫しその姿を愉しみ、美味しく戴いた。

さて、今日からまた旅に出る。今回は道南の旅だ。室蘭から苫小牧を抜けて日高へ。この辺りはもう涼しい頃だろうか。普段より一枚多く上着を持って行くことにしようかナ。
by cafegent | 2014-08-18 11:21 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)