東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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カテゴリ:ひとりごと( 460 )

種子島在住の中島修一という画家が居る。通称、修(しゅう)さん。筋金入りのサーファーでもある。もう10年位も前から波乗りの聖地を求めて、ビーチバム(浜乞食)と呼ばれる連中のコミューンの頭的存在でもあるらしく、いわゆる「兄貴」なのだ。修さんの描く絵は、スピリチュアルな世界が多く、波乗りをしながら、大きな波に飲まれるときのあの感じは天国との境を感じるのかもしれない。
画家の中島修一さんのサイト

そんな彼が「ガベージ・ファクトリー」と言う小説を書いた。全国書店にて販売しているが、刊行と同時に映画化が決定した。今年の夏あたりからクランク・インするだろうか。b0019140_12553616.jpg修さんは、僕の友人のキムさんから紹介されたのだが、数年前の在る日に、キムは友だちの葬式に参列するために種子島に渡ったそうだ。その友だちは波乗りをする為にこの地に住み付き、酒の飲み過ぎでこの世を去ったらしい。島の住人全てが日に焼けて真っ黒な顔付きの中、キムさん1人青白い顔をして葬式に参加していたから妙に気になって声をかけたそうだ。只の飲んだくれのサーファーの為に平日に仕事を休んでまでして、種子島にやって来たキム。それだけで、修さんは、キムと意気投合したんだそうだ。b0019140_12561449.jpg

僕は何年も前に、友人から関西で昔とてつも無くでかいサーフィン・チームを組織していた話を聞いて居た。趣味の域を超えて、サーフィン、ジェットスキーのブランドまで作ってしまい一斉を風靡する程のブランド展開をしていたらしい。僕も知っていた位だから相当な勢いだったのだろう。何でもやり過ぎると破綻してしまう傾向がある。その西村氏も一切を棒に降り、実家も取られて案の定、夜逃げしたそうだ。
そんな大阪の有名人、西村氏が世の中から消えて何年も経ち、まさか東京でインディ−ズ映画の中心人物になろうかとあの頃、誰が想像しただろうか。「あづみ」を撮った北村龍平監督や山口洋輝監督等を世に排出している「インディーズムービー・フェスティバル」を主催している。TSUTAYAで借りて投票できるシステムで優勝監督にはメジャー映画を撮らせてあげるのが人気の秘訣だ。この西村さんも非常に面白い人生を歩んで来た人で、彼の話だけで映画が1本撮れるほどハチャメチャな人生を送ってきた。その西村さんと大阪でつるんでいたのが修さんだったのだ。西村さんの独立映画人共和国サイト

歳の瀬にキムさんから映画のオーディションが在るから見に来ませんかと誘われ、修さんを紹介された。b0019140_1254250.jpgその映画の制作者が西村さんだったのだ。久しぶりに一緒に酒が飲めた以上に修さんと出逢えた事が嬉しかった。今の世の中と今の若者に一石を投じるのに、彼はペンのチカラを使ったのだ。

東京の中堅ゼネコンが鹿児島県と不正に許認可を取り付けて種子島に穴を掘っているらしい。誰もが採掘業との知らせを受けて、ただ黙って採掘現場を見て居たらしいのだが、その真相は実は原子力廃棄物の投棄の為に海の底に穴を掘っていたそうだ。地元の住民たちが反対運動を興して訴訟をしたそうだが、案の定敗訴したらしい。国と結託している連中にマトモに戦っても勝てる訳がない。だから、修さんは小説というカタチで世の中に戦いを挑んだのだ。西村さんも本を読んで、すぐ映画化を決めた。僕らも手伝わない訳には行かないだろう。みんなの力で、この映画を世に送り出し、表現の自由という立場で戦うとするか。
by cafegent | 2005-01-24 12:57 | ひとりごと
1月だと言うのにシャルル・ドゴール空港では、コートもいらない程陽が燦々としていた。毎度のつもりで防寒体制バッチリでやって来たのに拍子抜けしてしまった。

今回は、パリ在住のインテリアデザイナー、クリスチャン・リエグル氏に逢いに来たのが旅の目的であったから、まずは彼が手掛けた「ホテル・モンタランベール」に泊まった。b0019140_11403465.jpg10年ちょっと前に古いホテルを買い取りリノベーションしたらしく、シックで落ち着いたインテリアが特徴的だったなぁ。今から20数年前、80年代の始め頃に初めてパリにやってきて、友だちの家に泊めてもらったのも丁度この辺りだった。リュ・ド・バック駅からすぐの処で、オルセ−美術館の裏手側。リエグルさんとの打ち合わせ以外は、街のインテリアショップや雑貨屋を見て廻った。サンジェルマン・デ・プレを散策し、ポンピドォーセンターを抜けてオシャレなマレ−地区へ。b0019140_11404755.jpg数年ぶりに来るのにまるで変わりのない街並み。シックな石畳の街だからこそ、色鮮やかなファッションが映えるのだろう。b0019140_1142919.jpg
ここ何年かは、クライアントを連れてのパリ訪問が多かったから、泊まるホテルも右岸が多かった。シャンゼリゼ近くとか、フォーブル・サントノーレとかばかりだったから、今回久しぶりの左岸滞在で何だかホッとした気分に浸れることが出来た。

b0019140_11382175.jpgパリのマレー地区には、ボ−ジュ広場のすぐ前に「パヴィヨン・ド・ラ・レーヌ」という4つ星のシャトーホテルがある。1泊350ユーロだから、約5万円弱だけど、それなりに価値のあるホテルだと思う。ルイ13世頃のアンティークな調度品でしつらえているそうで、中庭もあってお忍び旅行にもってこいな処だった。

行きの機内の中で「ダヴィンチ・コード」という小説を読んだ。頭の中でパリの街並の記憶を辿りながら、読み進み一気に読破してしまった。b0019140_11375892.jpgパリに着き、実際にルーヴル美術館の中を通り抜けて、ガラスのピラミッドを見るとキリストの聖杯伝説もまんざら小説の世界だけでは終らない様な錯覚を覚えてしまった。

クリスチャン・リエグル氏は、欧米ではかなり著名な方で、サンジェルマンにも大きな家具の店を持っている。基本的には、個人住宅や別荘を多く手掛けていて、その家や住む人に合わせて家具もデザインしていた。b0019140_11384174.jpg
彼に家を建ててもらった方々は、カルヴァン・クライン、カール・ラガーフェルド、ヴァレンティノ・ガラバーニ、などがいる。みな個性的でこだわりを持った連中だが、彼等の個性を十分に把握してから取り組むそうだ。日本でも過去に2件だけ住宅を作ったことがあるそうだが、今は欧米が中心らしい。62才のインテリおやじだったが、40人近くいるというスタッフの大半が若い女性だった。お茶を持って来てくれるコや資料を運んでくれるコたちが何故かみんな若くて美人で、これが若い秘訣か、って勝手に解釈。本人も鍛えた体をさりげなく自慢するようなタイトなセーターを羽織っていて、ニクいオヤジだった(ちょっと、悔しいが..)そして、言うことがまたニクいのだ。「大抵いつも10幾つプロジェクトが進行しているから、
無理して仕事紹介してもらわなくっていいんだよね。とくにプロモートもいらないし。」と来たもんだ。「仕事の内容が、興味を惹くもので、あとはギャラが納得すれば請けるよ。」だってさ。ウムウム、僕もこんなセリフ吐いてみたいものだ。さすが、トップクラスだけの事はあった。誰かと仕事がしてみたいと思ったら、まずどこに居ようが、飛んで逢いに行ってしまう。これが一番だね。今回も本で見ただけのインテリアデザイナーに直感が働き、心が疼き、男3人で逢いに行ってきた。まさにピッタリの人だった。彼に仕事をお願いしたい、と思いつつ策略を練る日が続くんだろうなぁ。そんな事を考えつつ夜は、生牡蠣三昧の毎日であった。b0019140_114219100.jpg
by cafegent | 2005-01-24 11:49 | ひとりごと
2005年が始まり、今日から仕事をしてるけど世間はまだ休みの処が多いのか電話も無く静かなオフィスだ。僕のオフィスは元々倉庫だったもんだからエアコンを入れてもすぐには暖かくならず、メイルチェックをしていると体が芯から冷えてくるからたまんない。体育館のようなハコだから仕方ないが、大抵ここが暖かくなる頃には外出してしまうんだよなぁ。毎年、新年初出社というと、まずメイルチェックして、膨大な年賀状を拝見し、しばらく御無沙汰の処から賀状が届いていると電話してみる。b0019140_14294792.jpg今年も20人くらい御無沙汰している人達に新年の挨拶電話を架けてみた。みんな案外会社に出ているんだね。とっくに昼も過ぎているが、オフィスはまだ寒いのだ。

珈琲ももう3杯目だと云うのにまだ手が冷たい。

今年の正月は、どこにも行かずにほぼ全日ウチに居た。いつもだと大抵温泉に行ったり、海外に行ったり、誰かの家で新年会と称して飲んだくれていたりするのだが、今年は違った。年末にガーデンプレイスのTSUTAYAに行って『24』のDVDを24枚も借りてしまったのだ。いわゆるシーズン1と2を借りた訳だけど、1シリ−ズ見るのに約24時間かかる訳だ。皆に言わせれば、何今頃見てるのかって云われると思うのだけど、普段余りテレビとかを見る時間が無い僕にとって今回の正月は長旅の機内の様なものだったのだ。いつもニューヨークとかロンドンとかに行くと10時間以上飛行機の中に居るので長編小説とかを読破するのが楽しみなのだが、今年はそれのウチバージョンになった。過去、余りこの手のシリーズは観なかった。
「ツインピークス」も「ロズウェル」も1、2回見て辞めてしまったし、一回で終らないと途中で見る時間がなくなりそのまま辞めてしまうんだね。「24」もテレビで 放映しているのを何度か目にしたけど、話が判らないから、見ていなかった。年末にたまたまジムでシー・ユー・チェンさんと話をしていたら、彼が今24にハマっているという話を聞いた。あのこだわり屋で目利きのチェンさんが面白いって云うんだから、こりゃあ本当に面白いんだろうって思った。で、素直な僕は30日に一気にDVDを借りたのだ。さすがに正月休み中に2シリーズは観られなかったが、あと6時間で終るのだ。Assh特製のコーヒーウォッカちびちび飲みながら、こんなに長い時間映画を見たのも久しぶりかもしれない。それにしても物凄い展開のドラマだね。正直、僕もハマってしまいました。
年末は「デロリ」でカウントダウンをして発砲の濁り酒で年越しをして、そのまま西麻布のレッドシューズに向かってシャンパンを飲み、(そう云えば、シャンパンは別料金だったなぁ、Assh。)記憶の途切れるまま朝を迎え、そこから「24」を観だしたのだった。
b0019140_14254626.jpgさて、仕事始めの今日は芝大神宮に祈願もしたし、このブログの読者にも幸多き1年になる事を祈っております。
by cafegent | 2005-01-05 14:39 | ひとりごと
今年の2月に表参道のラユンヌ・ギャラリーでアーティストISSEIの展覧会が開催される。2003年12月に渋谷パルコ・ミュージアムで僕が企画した展覧会に参加してくれた画家である。ISSEIは、もともと『JUICE』というグループでMCを担当していた。b0019140_16175263.jpgキューンソニーより数枚のアルバムを出していたけれど、昨年の3月に活動を休止して、ISSEIも新たな音楽&絵画活動の準備をしていた。Candy Flavaという東京でも最大のHIP HOPイベントを毎年仕掛けているDJ RYUJI君から頼まれて、毎年そのイベントのスポンサードを手伝っているのだけれど、ISSEI君も彼に紹介してもらった。


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   左から2人目がISSEIだ。

音楽、絵、写真、オブジェ、ファッション、マンガと云ったあらゆるジャンルで活躍しているクリエーターに参加してもらいたくて、展覧会の内容をRYUJI君に伝えたら、ピッタリの奴がいるよと云ってISSEIの絵を見せてくれた。僕は、絵を見たとたんに一目惚れしてしまい、その場で作品を依頼した。『JUICE』は、2MC&2Track Makerという4人編成のHIP HOP Groupで、「ヤングジェネレーション」という曲はシングルカットされ、僕も結構好きだった。
年末、久しぶりに逢ったISSEIは相変わらずの笑顔でまわりを人集りにしていた。彼は握手をするなり、分厚い作品集を2冊も差し出して見せてくれた。
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それにしても1年間で、こんなにも作品のクォリティが高くなっているなんて正直びっくりした。NYでも個展を開いた事があるISSEIだけど、今度展覧会をする会場は元々森英恵がファッションショーをする会場だった場所をインテリアのショールームにした処だ。ここはまるでNYの誰かの家に来たみたいな場所だけど、偶然ミーティングの為にラユンヌを訪れたらISSEIに再会したのだ。b0019140_1641126.jpgb0019140_1641975.jpgb0019140_1642993.jpgこの場所はインテリアショップだけれども、いろんな使い方が出来る様になっている。12月に『Le Book』のパーティも同じ場所で開催されたけど、まるでバブルの頃のような盛り上がりだったなぁ。この話は、また今度書こうかな。ISSEIがこの空間にどう作品を飾るかが今から楽しみだ。

主催 S A G 〈Sound Art Gallery〉:Tomoya Saito Gallery 
共催 LAUNE

〈 日 時 〉 2005年 2月16日(水)〜2月28日(月)
〔終了日は延長の可能性あり。開始日の2月16日は確定。〕
〈 場 所 〉 LAUNE galerie

東京都港区北青山3-6-1 ハナエモリビル5F
TEL 03-6418-1130 (最寄り駅:表参道駅)
ラユンヌのウェブサイト&Map
2月16日(水)〜2月28日(月)
〔終了日は延長の可能性あり。開始日の2月16日は確定。〕
by cafegent | 2005-01-04 13:50 | ひとりごと
ELOHAのオープニングに行く為に中目黒まで出かけた。改札をでると、グッドタイミングで画家の阿部隆一氏に出くわした。「お−っ元気!!」って手をあげたら、今度はタクシーが僕らの前に止まって、そこから降りて来たのは鶴亀工房の島田君だった。そんな訳で三人でDEPOTに向かうことに。それにしても、個性的な男3人で歩いてるととてもカタギの生活をしている風には見えないね、僕らって。
線路の高架下沿いを歩いていて、やたらと新しい店が出来たなぁって思ったけど、どこも激変だね。

DEPOTのドアを開けると、そこからすぐに熱気が伝わってきた。既に馴染みの顔がいっぱい集まっていて、絵を見る前に「やぁやぁ、ご無沙汰」の挨拶タイムになってしまった。島田君ってずっとファッションのデザインやっているのかとばかり思っていたら、グラフィックだったんだね。知り合って随分と経つけど、完璧に勘違いしていたんだね。ごめんねー。この前、波乗りで右手を怪我したらしく、親指にプロテクター付けていたのに、思いっきり握手してしまった。またまた、ごめんね。
ハワードの遠藤君も子供連れで来ていたし、Kads MIIDAの二人の息子も元気いっぱいにしていた。みんな、下北沢で遊んでいた頃は悪ガキどもだった様な気がするけど、今じゃあ、僕が独りモンに戻っちまって、悪ガキ以下のろくでなしになっているかもなぁ。

Kads MIIDAは、この夏にまたジャマイカに行って来たらしく、熱くなっていた。今回の作品も油絵で描いており、Kads自身がソウルフルでスピリチュアルな何かを向こうで宿してきたようだ。LAから覆面アーティストのRockin' Jelly Beanも戻って来ていて、久しぶりに会えて良かった。会場があまりにも熱いせいかトレードマークのマスクを脱いでいたのには、笑えた。b0019140_11234810.jpg彼はアート以外に「ジャッキー&ザ・セドリックス」っていうバンドもやっていて、今日下北沢シェルターでライブの筈だ。今日、一緒にやるバンド「DMBQ」ってのもかなりイイバンドだね。あそこハコが小さいから満杯だろうな。こういう日に限って、夜に打ち合わせが入っている。バカヤローだなぁ、まったく。

ELOHAには、他にKen The Flattop、fish、Mieishiiが参加している。ピンストライパー・アーティストKen The Flattopの作品は、ブリキに直接描かれており、額装含めて一体化した作品は面白かった。Mieさんはお馴染みのロング・ボーダーの作品ではなく、エロ派な感じでした。彼は、ほんとに人柄がいいっていうか、気持ちの良い風貌だよね。僕の友だちが波乗りで会うけど、やっぱりイイ人だって云っていた。
fishの作品もヒステリックグラマーでのアートワークとはまるで違う作品で強烈な個性を発していた。とても絵の上手い人というイメージがあったけど、もっと沢山の作品が見たくなった人でした。

DEPOTって物凄くデカいハコなのに、熱気でムンムンしているのは、ショーケースをやっている入り口付近だけなんだよね。中で飯食べて呑んでいる連中は、全然こっちの絵を見る気配もなく、不思議だったね。僕だったら、何か面白い事やってるって判ったら、無理矢理でも入り込んで楽しんでしまうけどなぁ。これが、今の若者の姿なのか、悲しいね。さて、次の店に行こうか。

東急ストアの横のパーキングの前の雑居ビルの上に「SIX」というバーが出来た。串焼き屋の上なのだが、最初にいった奴は必ず迷うだろうな。僕も判らなかったし。そう云えば、かつて青山通りに『北青山ホテル』というバーが在ったけれど、そこのビルの雰囲気に似ているかもしれない、入り口だけね。北青山ホテルのボーイさんは、今どこで店をやっているのだろうか。誰か知っていたら教えてくださいな。
SIXは武藤君が独りで切り盛りしているカウンターバーで、真っ黒な店内は以外とスタイリッシュかな。カウンターの奥が丸くなっていて天井からポールが突き刺さっている。まるで、NYあたりのストリップバーのようにダンサーが踊れる雰囲気だ。聞けば、既に何人か酔っぱらったオンナがここで踊った事があるらしい。当然、ストリップしたんだよね、武藤ちゃん。彼は長い間、音楽家・織田哲朗のマネージャーをしていて、昔みんなでLAにロケに行った事がある。新人バンドの撮影だったんだけれど、65年式のマスタングのオープンカーを手配して、LAからニュ−メキシコ方面に旅をするという設定だった。あの頃から、武藤ちゃんは真面目だったね。僕とか織田さんは酒ばかり呑んでいた気がするよ。
ある時、下北沢のバーで織田さんが「僕もバーをやりたいんだよねー。」って云っていた頃があってね。それで、ウチの店のバーテンダー丸ちゃんも「この店に長く居すぎたので、そろそろ上がりたい」って云うんで、転職してさ。それから、数年したら織田さんの会社に入ったらしく、デビューしたての相川七瀬のマネージャーになっちゃったから世の中不思議だよね。織田さんは、その後目黒川沿いにCODAというバーと、代官山に今は無きDown to Earthというレストランをオープンさせた。武藤ちゃんもそのへんから触発されたんだろうね。
さっきのDEPOTを少し祐天寺よりに行った所に「SLOW JAM」という一軒家のフード&バーがある。この店のオーナーの吉田亮介も昔のバーの馴染み客で、今は丸ちゃんが仕事帰りにここで酒を創っているらしい。自分の店を出す為に腕が鈍らないように準備しているんだろうね。頑張れ、丸菱一郎。

さて、渋谷のMYKONOSに移動しよう。b0019140_1129678.jpgここの店の「よけまん」と云う焼酎が旨くてクイクイと飲めてしまって、ヤバいなぁ。ミコノスは、渋谷ののんべい横丁に「Non」というBooks&Cafeという3坪2階建てというヘンなバーもやっている。どちらの店も大抵飲んだくれ仲間の堀込さん&森さんに出会うんだよね。ホリさんは今、沖縄の映画撮っていて、そろそろクランクアップする頃だろうな。森んコも最近いつ電話しても「今、おきなわー」って非常にユルい返事が帰ってくる。みんなの話を聞いているだけでも、面白そうな映画になりそうだ。試写楽しみにしていよう。よろしくねん。
by cafegent | 2004-12-16 11:33 | ひとりごと
六本木の芋洗坂を下っていくとストライプハウス美術館の向かい側にコンプレックスというビルがある。
食糧ビルが取り壊しになって、そこに入っていたギャラリーが木場に移ったが、いくつかは六本木に集まった。オオタファインアーツやギャラリ−小柳、レントゲンヴェルゲなどの現代アートのギャラリーに加え、もともと六本木でギャラリーを構えていたGALLERY MIN MINがコンプレックスビルに移転してきたのだ。
このビルも相当古いビルだが、MIN MINが中心となって芋洗坂を現代アートの発信地にしようとビルオーナーの協力でアートビルとして再生させた。今年はその隣のビルもトーキョー・デザイナーズブロックの開催にあわせてアートエキシビジョンを展開していた。このビルの事は、まぁ別にどこでも紹介しているので、どうでも良いのだが、このGALLERY MIN MINを主宰しているMIN MINことイクミさんという方がとびきり素敵な女性なのだ。もともとモデルか女優なのだろうが、その物腰といい、スタイルといい、まるで「LUX スパモイスト!ッ」って叫びたくなる程の美女なのだ。ここ数年で一番素敵な美女じゃないかなぁって云う気がする。
そして、輪をかけて素晴らしいのが、このギャラリーのキュレ−ション力である。アメリカのアーティストが多いけれど、ここで見て好きになった現代アートの作家が沢山いる。
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10月に開催したキャメロン・マーティンやフェラス・ミックレイノルズ、グレッグ・ロック、グラハム・パークス等々、ここで好きになったアーティストたちだ。中でもグレッグ・ロックの作品が好きなって、その周辺の作家を巡ってスー・ケンジントンという素晴らしい作家に出会ったりした。このギャラリーは、今東京で一番センスのいい作品を展開していると思う。それはまた、「東京だから通じるヒップさ」を感じさせるアートであり、その趣味の良さに脱帽である。それに、普通ギャラリーと云うと真っ白な空間が定石だが、このギャラリーはなんとPINK色なのだ。クラウディオ・コルッチという売れっ子クリエーターが手掛けているのだけど、彼もフィリップ・スタルク事務所から独立してからは、素晴らしい作品を沢山発表している。コルッチが手掛けている店でMIN MINも良く顔を出しているシャンパン・バーが六本木のはずれに在る。b0019140_16535858.jpg「Shu !」という店で、ヴィンテ−ジ物から手頃な物まで極上のシャンパンを揃えている小さなバーだ。コルッチのセンスが光り、怪しい赤い店内にはMIN MINと同じくらい素敵な美女がいつも居る。何人か居るらしく日替わり美女軍団だ。シャンパンに酔い、美女に酔い、赤い世界に酔うのだ。美女は最高だね。

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12月10日から始まるJan Staller展も六本木で見たいと感じる作品展だと思う。ここの所、時間が合わずオープニングに顔を出してなかったから、久しぶりに行ってみようかな。ここに来ると、帰りは大抵向かいのビルの2FにあるHBと云うバーか、その地下の怪しいゲイバーに立ち寄る事が多いな。HBを経営している桑野君と横山君は、中目黒のバーHIGASHIYAMA TOKYOに居た連中だ。この二人、東山から独立してバーテンダーの派遣とバ−オペレーションを受託する会社を立ち上げたのだ。今も数店鋪のオペレーションをやりながら、去年自分達のバーHBをオープンさせた。凄いねぇ、若いパワーと云うのは。彼等の事もいづれここで紹介しようかな。地下のゲイバーは、その世界では知らない奴は居ないくらい有名な北野さんという方がやっている店だ。デヴィ夫人、坂口征二夫人(って云うよりも、坂口憲二のお母さんと言った方が早いか)なんかが豪快に酒を呑み交わし、業界の裏側が垣間見れるヘンな店だ。北野さんとは、展覧会のオープニングパーティとかサウナとかいろんな所で出くわして仲良くなったんだけれど、話をしていたらバンコクに永住したインゴの良夫さんやケンジさんとも仲が良かったらしいのだ。ケンジさんとは2000年1月1日のミレニアムオープンで高級お洒落和食の店を一緒に開いた事があった。 今で言う所のNOBU TOKYOのような店だけれど、オープンの日はタイ中のお金持ちや芸能人達が集まってパーキングはフェラーリやベントレーばかりで、バンコクで一番シャンパンが空いたんじゃねーか、と言う位の凄さだったな。

話しがそれたけど、北野さんも六本木界隈じゃ筋金入りのゲイなんだね。昨日会ったら、彼が新橋で流行っていると云うゲイバーを教えてくれた。ヤバそうな匂いもするが、こんど行ってみよう。今夜は恵比寿のNOSにてタボちゃんのライヴ・ペインティングだ。相変わらず、昼も夜も刺激的で面白い日が続くなぁ。
by cafegent | 2004-12-06 16:59 | ひとりごと
最近、BEAMS Tが立て続けにイイ展覧会を開いていた。一つは、Kads Miida、そしてもう一つはDALEKというブルックリンに住むストリート・アーティスト。

Kads Miidaは、もう10数年前から好きなアーティストであり、僕が昔下北沢に出したソウルの店「アルゴンキンズ・バー」の壁画も描いてもらった事がある。ジャマイカを旅して描きためた作品も良かったなぁ。そう言えば、昨年の12月に渋谷パルコ・ミュージアムで開催した「MARVEL FANCLUB EXIHIBITION」にも参加してもらい、ゴキゲンなスパイダーマンを描いてもらった。
b0019140_14542785.jpgb0019140_14545424.jpg今回は、JungleとShangri Laの造語、『JUNGLILA』というタイトルの個展だった。なんだか、最近の僕は『桃源郷』に導かれているのだろうか。いつもの事ながら、大勢の人が集まる中、レゲエのDJに合わせてライブ・ペインティングが始まったが、酒呑みながら絵が完成するのを見れるなんて、最高の気分だね。
Kads Miidaのウェブサイト

原宿のBEAMS Tで観たDALEKは、ちょうど台風直撃の日で、人の入りは散々だった。せっかくニューヨークからやってきたのになぁ。傘も壊れる程の猛風の中、僕はスパイラルから必死の思いで歩いてDALEKに逢ってきたけど、やっぱ良かったぜ。いやぁ、昔から彼が描いているスペースモンキーというキャラが大きな作品になっていて、あの迫力は直に観ないとダメだね。ムラカミまいったか!っつう感じかな。僕も1点作品を購入したから、こんどここで紹介しよう。b0019140_14503069.jpg

最近は、日本でもNYのストリ−トアートとかが見れるようになったから、嬉しい限りだね。去年は、KAWSやコスタス・セレメティスも観れたし、いいなぁ、日本は。

と、日記を書いていたら、LAに住むRockin' Jelly Beanの事務所から展覧会の案内メイルがきた。ジェリービーンが前述の三井田クン達5人で主宰する『ELOHA』(エロ派)の実に4年振りのイベントだ。
エロい秋もイイネェ。
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ELOHAのウェブサイト
Rockin' Jelly Beanのウェブサイト

以下、インフォメーションね。

Rockin' Jelly Bean、Kads MIIDA、Mie Ishii、Ken the Flat Top、FIshにより4年前に結成された芸術派閥、ELOHAが今年の秋、遂に活動を再開!!
11月中旬にフリーペーパー第2弾「ELOHA2」の配付、そして12月7日より中目黒DEPOTGALLERYにてART SHOWを開催します!!!
5人の絵描きによるフリーペーパー「ELOHA 2」の為に描き下ろされた作品を中心に展示。
初日のオープニングには全員集合です!!!

ELOHA ART SHOW
日時  / 2004年12月7日(火) 〜 12月26日(日)
開催場所/ DEPOT GALLERYのウェブサイト
所在地 / 東京都目黒区上目黒2-43-6 (東急東横線高架下)
※東急東横線中目黒駅より祐天寺方向へ徒歩8分
営業時間/ 火曜日〜土曜日:17:00〜22:00
      日曜日:15:00〜22:00 ※月曜日は閉館となります。
お問合せ/ DEPOT GALLERY 03-5773-5502
by cafegent | 2004-11-29 15:07 | ひとりごと
先日、東大医科学研究所の並木道を歩いていたら、植木の手入れをしている職人が二人で会話しているのが耳に入ってきた。「台風とかで野菜が高くなってるし、なかなか食べたいもんが買えんねぇ。」「うん、もう少し辛抱したら買えるだろうよ。」「そうねぇ、でもさぁ、わしなんかもう何十年辛抱してるんだろっ?」
何だか、お気楽に雨上がりの舗道を歩いている自分もこの数十年何をやってきたんだろうって考えてしまったよ。
偉そうに云う事じゃないが、この数十年、いろんな人と出会って、いろんな本読んで、いろんな音楽聞いて、いろんな処を徘徊しながら飲んでいる、っていうのは我ながら大したもんだ、と思う時がある。金が在っても、無くっても毎晩出歩いて、人から、モノから、コトから刺激を貰う。だから今の僕が在って、喰っていけているんだからなぁ。
そんな矢先に友人の名バーテンダーAsshこと青木君がメイルで、在るイベントの事を教えてくれた。東京の怪人とでも云うべき二人の不良中年が西麻布のレッドシューズでトークショーを開いたらしい。その二人とは、森永博志と立川直樹である。この数十年、どこに飲みに行っても、どのイベントに行っても必ず見かけた御大である。b0019140_19412872.jpgまぁ、世代が一つ上だけど、二人の書いた本も良く読んだし、何よりも飲んだくれている姿がイカしてた。「東京の遊び人はこーいう奴らか」って20代の頃に背伸びして遊んでた頃を思い出した。
それが今じゃ、僕もイカレた中年と呼ばれている。
彼らが80年代の終わりに「エスクァイア」日本版で連載していた「クラブシャングリラ」という連載が面白くて、毎回読んでいたが、何て云うか、これを読んでいる事を他人に知られたら、また自分がカッコ悪いとか思っちゃって、家で一人で読んでいたなぁ。何がカッコ悪いって、他人の情報を雑誌で読んで仕入れているって事がだ、まったく。それにしても森永さんはその不良さがカッコ良すぎて近寄りがたい存在だった。行く店、行く店、どこも彼のオーラが立ちこめていた記憶がある。今の東京の麻布界隈で遊んでいる連中は、みんなこの二人から派生している気がするし、実際そうだもんな。先週、東銀座に出来た「ビザール」というバーに行ってきたけど、そこも森永さん一派だった。アムリタのクロード芹沢氏が料理を作っていたのには、さすがに驚いたが、居心地の良い店だった。(ちなみにクロードはその昔、シー・ユー・チェンと一緒にグループサウンズで歌っていた過去がある。まぁ、どうでもいいが。)
二人の廻りに居た連中を見ても、当時の飲んだくれ達は筋金入りだった。
バーテンダーAsshと最初に出会ったのは、西麻布のアムリタがオープンした時だった。それから、代官山のエイトマン、日赤通りのMWT(More Wild Trip)、後は転々とさすらいのバーテンダーの如くいろんな店でパフォーマンスをしてる変にインテリな奴だ。東京一旨い梅酒「Hoshiko」を教えてくれたのもAsshだった。彼の居るバーでもこの二人の東京の不良も良く見かけたものだ。
BARTENDER Assh「考えの断片」
話があっちこっち行っているが、この前、在る女性にこんな事を言われた。「不良と遊び人って違うわよね。」って。そして、間髪入れずに「少なくてもあなたは不良では無くて、遊び人だわ」と云われてしまった。一体全体どこがどう違うのか、僕にも判らないが、不良は硬派で、遊び人は軟派って事か?まぁ、「俺」って云う言葉より、「僕」って云う方が性に合っているから、やっぱり僕は『遊び人』って事か。
さて、ぼちぼち街へ繰り出して考えよう。
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エスクァイアで連載していたクラブシャングラは、後に「シャングリラの予言」という書籍になった。僕は今でもたまに読み返してる。内緒ね、読んでいる事は(苦笑)
by cafegent | 2004-11-02 19:43 | ひとりごと
先週、打ち合わせで表参道を歩いていたら、なんとセリーヌのブティックの地下のギャラリーで、僕が昔から大好きなグラフィック・デザイナーであるギ・ペラートの展覧会を開催していた。この日は、阿部隆一という画家の展覧会の打ち合わせをするべく、カフェロータスの山本宇一氏と待ち合わせをしていたので、帰りに寄ろうと思って気に留めていたら、山本さんから「今、素晴らしい展覧会をやっているよ。
ギ・何とか?って云う人の...」って云い出して、阿部氏が「それって、ギ・ペラートじゃないの?」って云って、皆偶然大好きなデザイナーだった事が判明。山本さんのカフェ・モントークでオープニングパーティを開催したらしく、ギ・ペラート氏は大変元気な爺さんだったそうな。(阿部ちゃんは、もっと早く云ってくれよーって残念がっていた。)
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打ち合わせの帰りに阿部ちゃんと展覧会を見に行ってきたけど、さすがにお金に余裕があるルイ・ヴィトン傘下のセリーヌの事、素晴らしいインスタレーションでした。
グラフィックがグルビ、会場構成が片山正通、音楽が田中知之と日本じゃ、作家本人よりも人気な位のイマな方々を使っちゃって、まぁ大変って感じだね。
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僕がギ・ペラートを知ったのは、今回のフレンチ・コミック(バンデシネ)ではなく、「Rock Dreams」というスーパーリアリズムでロックミュージシャンを描いた作品集だった。1970年代のはじめ頃だったと思う。それからは、ストーンズやデビッド・ボウイのレコジャケで誰もが知る程の人気デザイナーになった訳だけど、未だ生きていたとは知らなかった。と云うか、とっくに存在を忘れていたから何故今年セリーヌが取り上げたかが驚きだったなぁ。b0019140_17214035.jpg「バーバレラ」や「キャンディ」が好きな連中はきっと気に入ると思う筈。僕が宣伝しても仕方ないが、10月24日まで開催しているので、要チェックを。

ちなみに、阿部隆一展は、10月22日(金)から27日(水)まで開催。こちらも要チェックを!!
阿部隆一ウェブサイト
  「UNFEIGNED」 展

   日程:2004年10月22日(金)〜 2004年10月27日(水)

   場所:西麻布 スーパーデラックス
   時間:18:00〜Midnight
   主催:株式会社ザットメン
   協賛:株式会社ビームス/バワリーキッチン
   企画/制作:株式会社ザットメン/阿部隆一
   協力:スーパーデラックス(http://www.super-deluxe.com)
   Opening Reception:Oct.22(Fri) 19:00 Open
by cafegent | 2004-09-27 17:28 | ひとりごと
最近、周りのみんなが自分のサイトを持ったり、ブログを始めたりと、なんだかパソコンを使いこなせないとどんどんと自分が取り残されていく感が否めないこの頃だなぁ、と思い先週ようやくデジカメを購入し、徒然日記でもつけてみることにした。

僕の仕事は、ここ東京じゃないと通用せず、また東京だからこそ、仕事が舞い込んで来るちょっと不可思議なる仕事です。いわゆる「目利き」と言うモノで、人が創ったモノやコト、これから創るモノやコトなどを世の中の動きから察知して動向を探ったり、または提言したりして、生業としている。要するに英語で言う所のプロデュースワークね。

だから、毎夜毎夜東京の街を徘徊したり、いろんな人と逢ったり、新しい店や、古い店に出かけて行っては、つまらない情報を沢山集めて、そこの中から拾えるネタを紡いでいるっていう感じかな。

と言う訳で、この大都会東京を舞台にした夜な夜な日記をつけていくことにしますので、皆さん宜しくお願いします。
by cafegent | 2004-08-31 18:38 | ひとりごと