カテゴリ:食べる
  • 日々ヘベレケ日記/『すし処まさ』で至福の時間。
    [ 2012-05-11 16:38 ]
  • 日々是日記/我が家のハレの日は、天ぷらなのだナ!
    [ 2012-04-26 16:32 ]
  • 日々是日記/春の新潟、『菊水酒造』にて観桜句会。
    [ 2012-04-23 16:29 ]
  • 日々是また日記/名店『すし処まさ』で、不覚にも寝落ち!
    [ 2012-03-29 14:56 ]
  • 日々是日記/中野『川二郎』で鰻串三昧!
    [ 2012-03-28 14:26 ]
  • 日々是日記/お気に入り、大井町『そのだ』に足が向く。
    [ 2012-03-15 16:58 ]
  • 日々是日記/震災復興プロジェクト展を観て、『花ぶさ』へ。
    [ 2012-03-13 13:17 ]
  • 日々是日記/たまには家で飯を喰う。春野菜も美味し。
    [ 2012-03-02 13:05 ]
  • 日々是日記/世の中無毛ヌード時代突入か!嬉しい限り!
    [ 2012-02-28 16:13 ]
  • 日々是日記/大井町にひな鶏素揚げの『そのだ』開店!
    [ 2012-02-27 15:46 ]
日々ヘベレケ日記/『すし処まさ』で至福の時間。
先日また新橋に在る小さな小さなお寿司屋さんにお邪魔して来た。
駅前の新橋駅前ビル2号館の地下一階に在るのだが、廻りが殆ど酒場なので雰囲気が異質だ。
先月もご一緒した酒朋キクさんとの再訪だ。

此処『すし処まさ』は、店主の鈴木優さんが一人で切り盛りしているカウンター三席のみの寿司屋だ。
一日3人の二回転のみなので、多くても6人しか食すことが出来ないのだ。時々無理をして4人で利用する組も居るそうだが、可成りキツいだろうネ。故に予約を取るのも必死なのだ。今では一年半以上も先じゃないと予約が出来ない程だそうだ。

僕の場合は訪れる度に幾つか予約を入れることにしている。但し、難点もある。酒に酔っているので、一体いつの予約を取ったのかを忘れてしまうのだナ。で、優さんに電話して再確認する始末。まったくねぇ。

先月は、この三人席の真ん中でヘベのレケとなりご主人の目の前で寝落ちしてしまった。記憶がなくなって当たり前か。トホホ。

先ずはビールで乾杯だ。
この日の魚も美味しそうだナ。

ご主人、店が狭いからと携帯カメラ用魚眼レンズを貸して戴けるのだ。コレを装着して写すと、ホラご覧の様な写真が撮れるのだヨ。
凄いネ、愉しいネ。

さぁ、先ずはアイナメの薄造りから。
歯ごたえ良し、実に美味し。

お造りは、かつお、牡丹海老。旬のかつおは美味い。
   目には青葉 山ほととぎす 初鰹

今の季節に相応しい名句だネ。

山口素堂が詠んだこの句には、季語が三つも入っているが、目で青葉を眺め、ホトトギスの啼く声に耳を澄まし、これで初鰹を食すことが出来たら最高なのになぁ、と詠んだのだろうか。この頃の江戸っ子は「女房を質に入れてでも、初鰹を喰いたい」と思っていたのだからネ。

この日は、誕生日の方をお招きしたので、ささやかな祝いの酒宴となった。しかも誕生日の本人持参の「黒龍」の特選吟醸を開けて貰った。
お猪口も持参。
コレは、錦糸町の『松徳硝子』が作るうすはりグラス。
蛇の目のコースターが透けるのがナイス!
店主の優さんと一緒に祝いの乾杯だ。

いつも思うが、優さんは本当に腰が低く、人当たりが良いのだナ。
寿司も美味いが、此処で過ごす時間のなんと心地良いことか。この至福の二時間を愉しみたいから、何度も足繁く通うのでアル。

続いて自家製の濃い豆乳で作った豆腐。
正に大豆の風味を味わう自慢の一品だネ。
今度は、牡丹の花の様なメバチマグロの登場だ。
これは、自分で炙って戴く。
マスタード風味のタレが、これまた合う。粒マスタードを裏漉しして同量の醤油で伸ばし、酢を少しだけ足すそうだ。
そして、京都の北、舞鶴で採れた岩牡蠣。
これも酒に合うが、次に出たホタルイカが最高でグィグィと酒がススんだのだナ。
さぁ、ここから握りが始まるのだ。
先ずは、本マグロ赤身のヅケから。
赤身の味が引き立つなぁ。

お次ぎは、香川県の赤貝だ。
愛知県の赤酢で〆たご飯に合う。
長崎県産の墨イカも美味い。
そろそろ墨イカの時季が終わるネ。
生鳥貝は裏をほんのりと炙ってくれた。
むふふ、の美味さ!
このアジも脂の乗り具合が良い。僕は小肌も大好きなのだナ。
この仕事が、目にもイイネ。
根室産のウニで握りが終了。
最後に鉄火巻きを戴いてご馳走様だ。結局、一升瓶も空になったネ。

あぁ、今回は店の中で寝落ちせずに済んだ。前回呆れてたキクさんもホッとしたかナ。
優さん、ご馳走さまでした。また、夏にお世話になります!

続いて、向かったのは神保町のビアバー『ユーロスターカフェ』だ。
此処は、キクさん手作りのスモークハムを食べる事が出来る店なのだ。
ハイ、ドヤ顔のキクさんとビールで再びカンパイだ!

だが、しかし。何と言うことでしょう!
ワタクシ此処の店で、すっかり寝落ちしていた。
気を取り直して、目覚めのビールを戴き復活!

三軒目は、神保町の酒場『兵六』の暖簾を潜る。
あいにくの満席状態だったので、暫く立ち飲みとなった。
ここでバーバラが登場し、合流。
さつま無双の湯割りで一献。
あぁ、良き友たちと酌む酒の美味いこと。五臓六腑に沁み渡るなぁ。
最後は酒朋トクちゃんとズドーンッ!とネ。

さぁ、これが怒濤の9連休のスタートだったのだナ。
by cafegent | 2012-05-11 16:38 | 食べる | Trackback | Comments(1)
日々是日記/我が家のハレの日は、天ぷらなのだナ!
桜が散り、春の花が続々と開花している。
街を歩いていると、文目、シャガ、鉄線などが咲いている。
花水木(ハナミズキ)も少しづつ咲き出してきた。

葛西臨海公園では、ライラックの花が咲いているのを見つけたヨ。
この花は僕の生まれた札幌市の花なので、一層親しみを覚えるのだナ。
     ◇         ◇           ◇
閑話休題。

さて、先週は結婚記念日だった。我が家では、ハレの日には「天ぷら」を食す。もう何年も続けている。

カミサンの誕生日が夏、僕の誕生日が冬、そして結婚記念日は春。まぁ、秋もナンダカンダと理由を見つけては食べに行くのだがネ。

鰻は毎月でも良いが、天ぷらは年にこの程度が丁度良い。季節毎の魚介と野菜を一番美味しい時季に頂けるから、これ幸い。

そんな訳で、先週は麻布十番に在る天ぷら『よこ田』さんにお邪魔した。
前回は息子さん側のカウンターで戴いたので、今回は大将の揚げる台に座らせて戴いた。

それにしても此処の親子は、そのお顔立ちが放つのか、二人とも僧侶の様な雰囲気を醸し出している。実に丁寧に説明されるのだが、自然とこちらの背筋もピンと伸び、「心して食す」と云う気持ちにさせてくれるのだ。
お客様全員に懇切丁寧に素材や揚げ方の説明をされるのを眺めていると、本当に恐れ入る。これを数十年間続けているのだから、正に禅寺の僧侶の域に達しているかもしれない。

先ずはビールの小瓶を戴いて、お馴染みのサラダから始まる。
紫蘇がアクセントとなり、胡麻だれも素晴らしい。よくかき混ぜて口へ運ぶと、あぁ、よこ田劇場の幕開けだ。

此処は天ぷらを戴く前に儀式がある。儀式といっても黒魔術ではナイ。
レモン塩を作るのだナ。

此処は天つゆの他にカレー塩、レモン塩、そして塩と四つの味わい方で天ぷらを堪能出来る。
生レモンをたっぷりと搾り、そこに塩を小匙で3、4杯盛るのだ。

大将曰く、どんな食べ方をしても自由だが、天つゆはたっぷりの大根おろしを入れて、酒のつまみとして食べると良いと薦められる。これ、案外イケるのだネ。

先ずは才巻海老の頭から。香ばしく揚げており、天然の海老煎餅なのだナ。これは、最初のビールに持ってこいだ。カレー塩をちょいとつけると美味さが増す。

此処からは日本酒だ。福井の銘酒「黒龍」を戴いた。
酒のつまみに息子さんから海老味噌を戴いた。これは、吞んべいには堪らない。

続いて、才巻海老だ。
絶妙な揚げ具合で海老そのものの味わいを存分に味わう事が出来る。
そして、尻尾も香ばしく揚がっており、美味しく戴けた。この中と外のバランスは本当に不思議なのだナ。

そして、メゴチ。これも今が旬だネ。
このメゴチ、天ぷらの為に生まれて来た様な魚かもしれない。他の食べ方で味わった記憶が無いなぁ。

お馴染みのベビーコーンの天ぷらだ。
よこ田で初めて味わったが、本当に美味しい。これは、カレー塩で先ず食べて、レモン塩が良い。

続いて、椎茸海老しんじょう揚げ。
撮影する前に食べてしまったので前回の写真。失礼!

こちらは、地鮎だネ。
鮎は、餌にしている川海苔の風味と独特の苦味が酒に合うのだナ。
鱚(キス)も天ぷらが美味い。

お次ぎは墨イカ。これももうそろそろ旬が終わる。
このねっとり感が堪らないのだ。夏になったらアオリイカや剣先イカが出てくるネ。

旬も終わりが近づいている筍(たけのこ)は、出汁で下ごしらえをしてあるので、何も付けずそのまま食べる方が良い。とご主人に云われる。これまた写す前に口の中(苦笑)

アスパラガスも香りが良い。同じくスグにパクリ。

続いて、春を食す。
たらの芽の天ぷらだ。

小柱の海苔巻きも撮影用に切ってくれた。
このレア感を残した絶妙な揚げ方が素晴らしい。
あぁ、至福の時だ。

此処で、京都の「桃の滴」を戴いた。
これは、黒龍よりもあっさりしているので先に吞めば良かったかナ。

さぁ、お待ちかね穴子が揚がった。
これもよこ田の自慢の一品だ。食感と香ばしさを同時に堪能出来る様にと、他の素材よりもわざと時間をかけて揚げているのだ。

ご主人「先ずは何も付けず、ガブリとやってくださいナ!」「ハイ、ではいきます!」と食らいつく。
いやぁ、本当に美味しい。江戸前の穴子は煮ても美味いが、天ぷらでも最高だネ。レモン塩、塩、そして天つゆと色んな味を楽しんだ。
茄子は、この色鮮やかな紺色を際立たせて揚げるのが実に難しいと聞いたことがある。茄子も天ぷらに欠かせない食材だネ。

腹も随分と膨れて来た。最後にもう一度、才巻海老が揚がる。
最後は天つゆで戴くとしよう。

お漬け物でさっぱりと口の中をリフレッシュ!
油の調合が良いのか、此処の天ぷらは胃もたれが全くない。

それどころか、まだまだイケる。まぁ、歳も歳なので追加はせずに我慢した。

〆の飯は、天茶にした。カミサンは、天丼にぜず、塩だけの「天ばら」をお願いしていた。本当は無いのだけれどネ。

天茶は茶漬けなので椀が付かないが、赤出しを出してくれた。
汁もの好きとしては堪らなく嬉しい。
さぁ、天茶がやって来た。
かき揚げを崩し、山葵を溶いて、一気にサラサラと戴くのだナ。
そして、ちゃっかりカミサンの天ばらも一口戴いた。こちらも美味い。

至福の時を過ごし、また一年無事に夫婦が続けられる様に頑張ろう。

最後にグレープフルーツシャーベットを戴いた。此処のデザートは果物そのものを食べている様だ。いや、果物以上かもしれない。前回の苺もスバラシイ味だったし、夏の桃のシャーベットも愉しみだ。

今回も素晴らしいお料理と酒をありがとうございました。感謝多謝!

気分良く麻布十番を後にして、目黒『権ノ助ハイボール』へと急いだのであった。
さぁ、カミサンに乾杯!
by cafegent | 2012-04-26 16:32 | 食べる | Trackback | Comments(1)
日々是日記/春の新潟、『菊水酒造』にて観桜句会。
今日の東京は霧雨が降り、少し肌寒い。明日はまた初夏の陽気になるらしいが、気温差が激しいと躯の調子が狂うのだナ。

先日は桜流しの雨が美しい花筏を見せてくれたが、今日の様な雨は春時雨(はるしぐれ)とでも云うのだろうか。
不動公園の片隅ではアヤメの花が雨を浴び、美しさを増していた。
こんな時に雨の日も素敵だなぁ、と思うのだネ。

週末の土曜日、東京は朝から冬に戻ったかの様に寒かった。東急池上線のホームでは、雀が朝ご飯を求めて線路に降りていた。
お腹一杯になったのか、ふっくらとしていたナ。

東京駅から新幹線に乗り桜咲く新潟を目指した。深川めしと酒を買い込み、MAXときに乗り込んだ。
さぁ、居酒屋新幹線の旅が始まるのだ。
昼過ぎに新潟に到着。

新潟では、この時季「高田お花見号」と云う臨時列車も出ている。直江津から高田間、満開の桜の中を列車が走るのだネ。
日本三大夜桜に数えられる高田の桜は、夜のライトアップされた城と桜が幻想的で美しい。
新潟駅で俳句仲間の佐々木夫妻とお遭いしたので、一緒に白新線・特急いなほ5号に乗り菊水酒造の在る新発田(しばた)駅へと向かった。

新発田駅からは、タクシーに乗り菊水酒造さんへと移動した。
途中、桜が見事に咲き誇りお花見をしている方々を多く見かけた。
この日の新潟がフェーン現象の影響か、初夏の様な陽射しだった。

先に到着していた吉田類さんは加治川の畔で一人吟行をしていた。僕も俳句のお題を求めて加治川沿いを歩いてみた。
川面の上を低く飛び、川岸に舞い降りたのはハクセキレイだった。
この辺りは鳥達の餌も豊富そうだネ。
樹々の上からはヒヨドリの啼く声が聴こえてくる。
土手では小さな土筆(つくし)が顔を出していた。

以前、詠んだ句を思い出した。

    土筆摘み かがむ乳房も 揺れてをり    八十八

加治川の向こうにはまだ雪が残る飯豊(いいで)連峰が連なる。
暖かい陽射しの中で眺める残雪も美しい。

「菊水」を造る菊水酒造は、飯豊山系を源流とする加治川沿いに建つ。
「ふなぐち」やにごり酒の「五郎八」など僕の好きな酒を多く造っている。越後が誇る米のみならず、飯豊連峰の雪解け水などが良質の軟水となり、美味い酒が生まれるのだネ。

千雪さんは桜の着物が素晴らしい。
吉田類さん主宰の句会「舟」は、今回この菊水酒造に在る『日本酒文化研究所』にて催された。
伊勢さんをはじめ、句会仲間が次々と到着だ。
此処には我が国初の有機空間の認定を受けた酒蔵「節五郎蔵」が在る。
江戸時代元禄期に造られていた酒の味を再現して造られた「節五郎元禄酒」の製造工程を見学させて頂いた。漕口(ふなくち)は、酒を絞る木製の水槽が舟型をしていたことからその名が付いたと伺った。
また、貯蔵蔵の奥に置かれた木の大樽も見事に江戸期の酒造りを再現していたネ。
此処には、盃を置く「杯台」の膨大なコレクションが有り、それはもう見事だ。
昔は直に盃を置くのはマナーに反するとのことで、細かく装飾を施した杯台が普及したそうだ。
また、時代物の燗付け器も素晴らしく、酒好きには堪らないコレクションばかりでアル。
更に酒や食文化に関する書籍の蔵書も凄い。

学術本のみならず、僕が集めているような吉田健一や池田弥三郎等の食の随筆本等も沢山集められている。
もちろん、我らが吉田類さんの本も何冊も有りましたヨ。

さて、酒蔵見学や素晴らしい加治川の眺めなどをお題に各自三句を詠むこととなった。
類さんも思案中。
そして、句会の皆さんも思い々々句を考えている。

皆さんの投句が終わるまで、暫く美味しい菊水さんの造る酒を愉しむことにする。
新潟と云えば笹団子だネ。僕は甘いものを食べながら酒を吞むのも好きなので、もう嬉しくて仕様がない。
「無冠帝(むかんてい)」の吟醸は、後味スッキリで料理との相性も良い酒だナ。

こちらは、新潟名物「ぽっぽ焼き」だ。
黒糖を使った菓子パンの様で実に美味い。新発田では「蒸気パン」と呼ぶと教えて貰った。

今回は菊水酒造さんでも開催されている句会の方々も参加された。
俳号「小紫」さんこと綾子さんを含め、皆さん新潟の方だったので、今後の新潟の旅も一層楽しくなりそうだ。
おや、伊勢さんと泥頭さんは早々に句を提出したのか、余裕で飲んで居ましたネ。

投句が終わり、先ずは、菊水で乾杯!
そして、真剣に句を選ぶのだネ。
さぁ、皆さん「天」と「地」の二句を選び、発表となった。
主宰から講評を聞くのが一番愉しい。
この日一番、「天」3つと「地」2つを獲得した句をご紹介しよう。

       酒の神 麹の床に 春眠す     泥頭

泥頭(でいず)さんの句は、先程ご案内戴いた蔵の「床(とこ)室」で寝かせている米麹を見事に詠んでおりましたナ。

私、八十八が「地」に取った句をご紹介。

       花散りて 地蔵様にも 髪飾り   夢音

新潟で俳句を詠んでいる夢音さんの句は、なんとも愛らしい光景が目に浮かぶネ。

では、主宰の句もご紹介しよう。

       黄水仙 マドモワゼルの 吐息(といき)かな

類さんが先程歩いた加治川の土手には沢山の黄水仙が咲いていた。
新発田の自然を歩き、絶妙なセンスで情景を切り取った一句でした。
こちらは、千雪さんと泥頭さんが「地」に取りましたネ。

ついでに八十八の詠んだ句もひとつ。

       紋白の羽根ひろげたる日和哉(ひよりかな)

この日は、本当に素晴らしい天気に恵まれた。加治川の土手を気持ち良さそうに飛んで来た紋白蝶が、羽根を広げて休みたくなる程の長閑な気候だったのだナ。

無事に句会も終わり、夕方から菊水酒造で働く皆様達と共に『菊水観桜会』が催された。
菊水酒造の五代目、高澤社長からご挨拶を賜り、いざ酒宴へ。

毎回、江戸料理を再現して振る舞われるとの事。今回も此処『日本酒文化研究所』が所蔵する江戸料理の文献から幾つもの料理を再現して、割烹『志まや』さんが春らしいお重にして提供してくれた。
「料理早指南」「豆腐百珍」「素人包丁」等の文献の中から、「桜ますのすずめ焼き」や「三色田楽」、「桜飯」などが作られた。

「素人包丁」に書かれた桜飯は、蛸を煮て桜色を出して、ご飯を炊いたのだネ。
見事な江戸料理だが、味もまた素晴らしかったナ。
最後に出た「菊水の酒粕」を使用した根菜粕汁も美味。
江戸元禄期の酒を再現した「節五郎元禄酒」は度数が高いが、実に奥深い味わいの酒だった。
素敵な方にお酌して頂くと、一層酒も美味くなるのだナ。
あぁ、至福の味わいだ。
今回も伊勢さん、大変お疲れさまでした。
吉田類さんも前日のイベントでも大いに吞まれたそうだが、この日も楽しく吞まれてましたネ。
佐々木夫妻、千雪さん、ゆりいさんもお疲れさまでした。
泥頭さんも夢音さんと俳句&酒談義に花を咲かせておりましたナ。

皆さん、大いに吞み、楽しく交流を深めることが出来た。
次回は一泊して地元の方々行きつけの店で酒宴といきたいところだ。

名残惜しかったが、翌日東京で予定が入っていたので僕は一人先に新発田を後にした。
短い滞在だったが、新発田では沢山の俳句のお題が見つかった。

帰りの新幹線では、車中ずっと手帖に句を詠んだ。もちろん酒を片手にだった事は、云うまでもないのだナ。
by cafegent | 2012-04-23 16:29 | 食べる | Trackback | Comments(0)
日々是また日記/名店『すし処まさ』で、不覚にも寝落ち!
不覚にもまた風邪を引いてしまった。今年二度目だが、大抵1日休めば治るのだナ。

昨日は午後5時には家に戻り、葛根湯を飲んで布団に入った。発熱すると悪寒がし、躯の節々が神経痛の様に痛くなるのが困り者。

酒場での寝落ち、ソファでのうたた寝と、すべて身から出た錆でアル。カミサンからは、「因果応報じゃ〜!」と冷たくされてしまった。

そんな訳で、夕べから熱にうなされながら、朝を迎えたのだ。

平熱が35度と低いので、38度を超すとフラフラになるのだナ。今朝もまだ36.7度だったが躯の痛みが無くなったので仕事場へ出て来た。まだ、本調子じゃないが、何とか立ち直ったかも。
     ◇          ◇          ◇
さて、風邪を引いた原因を作った寝落ちの日は、酒朋キクさんと神保町の『兵六』で待ち合わせをした。この日は9時から新橋の寿司屋『すし処まさ』を予約していたからだ。
軽くビールのつもりが、さつま無双を2合も吞んでしまった。

『すし処まさ』に、酒を持ち込もうと云うことになり新橋駅前ビル1号館に在る『地酒ミュージアム信州おさけ村』へと向かった。
此処は信州の銘酒を利き酒セットで吞むことが出来るのだ。

僕は、佐久の地酒を三種戴いた。
これで500円なのだから嬉しい限り。そして、キクさんと気に入った酒を二本購入し、『すし処まさ』へと移動。
こちらは、同じ駅前ビルの2号館の地下。
既に我がカミサンが来ており、ビールを吞んで居た。

前回お邪魔したのが昨年8月だから、実に7ヶ月ぶりの再訪となる。
三席しかないお寿司屋さん故に次の予約を取るのが大変なのだネ。今では1年数ヶ月先とのことだ。

それでも、店主の鈴木優さんの人柄と寿司の味に惚れ込んだお客さんが連日訪れるのだナ。
この日は4回目の訪問となり、キクさんをご案内した。

此処の料理は、おまかせ四千円と六千円の二種類。この価格設定もリーズナブルだが、お酒も二千円で持ち込める。この良心的価格も人気なのだナ。

先ずは天然の鯛から。
確か淡路島の鯛だったかナ。
そして、持ち込んだ佐久の地酒「深山桜 和和和」を開けた。
ご主人にも一献ネ。乾杯!
こちらは、真カジキと北海道産の島海老だ。
ご主人の優さんは本当に愉しく仕事をしており、観ているこちらも心が弾む。

さぁ、名物「自家製豆乳豆腐」だ。
濃い豆乳で作った豆腐は、口当たりも良く大豆の美味さを実感出来る一品だ。
こちらも、此処に来たら目当てとなっているメバチマグロの炙りだネ。
自分で炙るのもまた愉し。
どうですか、牡丹の花が咲いている様ですゾ。
お次の酒はキクさんセレクション、舞姫酒造「翠露 雄町あらばしり」純米吟醸酒だ。
こちらも、まぁおひとつネ。

胡麻ふぐの白子は炙りで戴いた。
香ばしく、濃厚で酒に合うのだナ。
ここから、握りとなった。
本マグロのヅケも美味なり。
小肌やウニなど旬の美味い素材を次から次と握ってくれた。
最後は巻物で〆た。
今回も美味しいものばかりでしたネ。ありがとうございました。
ご満悦のキクさんも大人のピース、ドーンッ!と決めましたネ。

しかし、この途中で小さなカウンターの真ん中に屈伏して寝てしまうとは。我ながらトホホでアル。ご主人、本当に申し訳ない。

しかし、お会計の時にはしっかり目を覚ましていたナ。

次回は、また来月。またキクさんと来るのだナ。ご主人、ご馳走さまでした。
by cafegent | 2012-03-29 14:56 | 食べる | Trackback | Comments(0)
日々是日記/中野『川二郎』で鰻串三昧!
夕べもまた失態をやらかした。
実に7ヶ月も前に予約をした新橋『すし処まさ』にて、不覚にも寝落ちしてしまったのだ。

酒朋キクさんと我がカミサンとで、三席しかない小さな小さなお寿司屋さんのカウンターの真ん中で屈伏してしまったのだ。なんてこった。

予約の時間が午後9時だったので、『兵六』に始まり、新橋駅ビル内の『信州おさけ村』とハシゴしたのがイケなかったみたい。

家に戻ってもバタンキューだったので、朝からカミサンに怒られっぱなしだった。
そんな訳で、今日は朝から二日酔いなワタクシです。
      ◇         ◇         ◇
さて先日、元秋元屋冷蔵庫前で現在『やきや』お手伝いのユリちゃんから酒宴のお誘いを戴いた。

先ずは武蔵小山『牛太郎』にて昼酒を楽しんだ。午前11時半には既に満席。次から次と常連さんたちがやって来る。そんな訳で、後ろの待ち合いで1時間程待つ。

ヒロ君「二時間は空かないんじゃないかナ?」と酒を出してくれた。嬉しいナ、優しいナ。
と後ろで待ちの瓶ビールなり。

僕がいつも世話になっている山田夫妻は、混んでるからと『晩杯屋』でガソリン補給してから再訪していた。
そんな訳で待つこと1時間ちょっとで山田夫妻と並んでヒロ君前に座ることが出来た。
白波の白湯割りを戴いて、復活した焼きものを堪能。
夕暮れが近くなったので、中野へと移動した。
『泡』のハイボールを我慢し、目指すは鰻串の『川二郎』だ。

ちょい呑み処『おかやん』も満杯だ。
素通りして川二郎へと向かうと行列が出来ていた。
相変わらず人気店だネ。

僕はと言うと、ユリちゃんが予約してくれていたので、この日は並ばず二階へとススむ。

『川二郎』の二階は、8人まで座れるのだが友人宅にお邪魔したかの様なアットホームな空間だった。
立石に引越した豆本作家の大久保美沙ちゃんも初川二郎だったっけ。
立石『倉井ストアー』でご一緒したイナバさんも参加。高木夫妻も交えて愉しい酒宴となる。
先ずは、肝刺しを戴きビールで乾杯!
そして、次から次と串焼きが運ばれて来た。
きも焼き、串巻、えり焼き、バラ焼き、あぁもう判らない!

二階は自由に酒を出して吞めるのがイイ。
ドーンと金宮焼酎が登場だ。
八幡巻が出て、お次は日本酒「新政」の栓を開けるユリちゃん。
それにしてもこういう姿が似合うネ!
短冊が来た。これも日本酒に合うネ。

此処の自家製漬け物も実に美味いのだナ。
この日も良い塩梅の浸かり具合だった。
〆にうな丼を戴き、ご馳走さまでした!
「新政」のラベルを貰ってゴキゲンなユリちゃん!

『川二郎』さん、大変お世話になりました。感謝多謝!
続いて、老舗サントリーバーの『BRICK』へ。
角をボトルで戴き、勝手にハイボール!
さぁ、乾杯!
さっきあれだけ食べたのに、みんなの胃袋はスゴイ!
次から次と料理が運ばれて来たナ。

そんな訳で、翌日は二日酔いとなったのだナ。

そうそう、美沙ちゃんの豆本『二日酔いの本』ってのが有るが、作者が一番二日酔いになったらしい。まいったね!
人のことを言ってる場合じゃないがネ!トホホ。あぁ、頭が痛い。
by cafegent | 2012-03-28 14:26 | 食べる | Trackback | Comments(0)
日々是日記/お気に入り、大井町『そのだ』に足が向く。
病弱な少女つぐみと従姉妹のまりあとの物語は、吉本ばななの代表的な小説『TUGUMI』だネ。故・市川準監督の映画『つぐみ』も懐かしい。

さて、同じつぐみでもこちらは野鳥の方。
仕事場近くの公園には冬の間越冬のためにやって来るツグミの姿を見かけた。
ムクドリの様に群れで行動せず、単体で縄張りを確保している。地面を歩き回り小さな虫を探しているのだネ。

ツグミと同様にクチバシが黄色いムクドリは、何となく悪知恵が働きそうな顔つきをしているネ。
昔のアニメ、ヘッケル&ジャッケルを思い出した。

自分の縄張りを守る野鳥には、アカハラなども居り、自分のエリア内にヒヨドリやツグミなどが入り込むと攻撃をしかけるのだネ。

今朝も自分の陣地で餌を探すアカハラが居た。
野鳥好きの方々は、こんな巨大な望遠レンズで遠くからシャッターを切っているのだヨ。

僕のリコーCX5では、届く筈もない。
ご覧の通り、アカハラも遠くに小さく写すことしか出来なかった。

それでも、公園での野鳥探しは愉しいのだネ。
      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

先日、大井町の『そのだ』に伺った。先に『肉のおおやま』で軽く発泡酒を飲んで、勢いをつけたのだナ。

『そのだ』は、ひな鶏の素揚げが実に美味い酒場でアル。僕は気に入ると通い詰める方なので、最近一番のお気に入りになっている。

大井町駅からゼームズ坂を過ぎ、池上通りとクロスする仙台坂の交差点まで辿り着くと左前方に酒屋『和田屋』が見える。その角の遊歩道を入ったらスグ左手に『そのだ』は在る。

遊歩道に面した入口をガラリと開けるとテーブル席は賑わっており、カウンターにもお客さんが居た。だが、辛うじてカウンターに座ることが出来た。前回もちょっとタイミングがズレていたら入れなかったしネ。
先ずはプレミアムモルツの生ビールを戴く。

この日のお通しは、ボンジリや鶏皮の煮込み。
あっさりした味付けで美味い。

酒のアテは、「鶏もつポン酢」をお願いする。
白胡麻が効いていたナ。
こちらは、僕が特に気に入っている「揚げたてあつあげ」だ。
外はカリッとして、中は絹ごしの旨味をそのまま封じ込めている。
さつま白波を白湯割りでお願いすると、黒じょかにしてくれた。
嬉しいナ。じょかで吞むと一段と美味く感じる。
こちらは、塩もみセロリ。箸休めに丁度良い。
甲府サドヤのこんなワインもあるのだネ。興味湧くなぁ。
芋焼酎をクイクイとやっていると、お待ちかねの素揚げが完成した。
最初は「むね肉」から。手羽も付いて香ばしい。噛んだ途端、カリっとして、スグにジュワーッと中の柔らかい肉の旨味が口いっぱいに広がるのだナ。

塩気が足りない時は、こちらのローズソルトをガシガシと振りかける。
高血圧なワタクシは、もちろん塩分控えめでアル。
あぁ、美味い!熱々をハフハフしながらかぶりつくのがイイ!

続いて、もも肉の素揚げだ。
カミサンと二人、ペロリと平らげてしまったネ。

以前は武蔵小山の某居酒屋で働いていたと云う若き店主たちは、実に清々しい。
味良し、居心地良し、値段良しと三拍子揃った大井町『そのだ』、足繁く通うのだナ。美味い酒と料理、ご馳走様でした!

二件目は、同じく大井町の歌謡曲バー『Sugar Town』だ。
先日、某A新聞社のコカ爺ぃに連れて来て貰ったのだが、古い吞み友達が週末だけDJとして入っているとの連絡が有ったのだ。そんな訳で、この晩早々に再訪してみたのだネ。
ハイサワーを呑みながら、懐かしい曲を沢山架けて貰った。

そして何故かソウルバー『MIRRACLE』の御大・川畑満男さんの手紙が貼ってあった。
聞けば、此処の店主と川畑さんが古い友人らしい。世間は、こうやって繋がるのだネ。
僕のリクエストは、リューベン&カンパニーの「薔薇の嵐」だ。
元Charのバンドメンバーとしてドラムスを叩いていたが、自身のバンドを結成して次々とヒットを飛ばしていたネ。あぁ、懐かしい。
ハイサワーの杯も重なり、愉しい夜となった。
蛇司君、ありがとうネ!また行きますネ。
by cafegent | 2012-03-15 16:58 | 食べる | Trackback | Comments(0)
日々是日記/震災復興プロジェクト展を観て、『花ぶさ』へ。
今朝の東京は青空が広がったネ。風は強いが、心も豊かになる。

仕事場へ向かう途中に立ち寄った公園では、早咲きの河津桜が開花し出していた。
花を撮影していたら、つがいのメジロが花の蜜を求めてやって来た。
春の息吹をたっぷりと吸い込んで仕事場へと向かった。
東日本大震災から1年が経った11日、末広町の「3331ARTS CYD(アーツ・チヨダ)」のメインギャラリーに於いて、『東日本大震災復興支援プロジェクト』展が開催された。
この1年の間に復興支援に加わった約80組のアーティスト・建築家・活動家・NPO・企業・新聞社等の様々なプロジェクト内容を展示紹介している。
また、モニターにより復興リーダーたちの語るメッセージも映像で観ることが出来る。
あの時の津波で大きくねじ曲がってしまった標識等の公共物を展示し、震災を長く後世まで伝える「3.11メモリアルプロジェクト」を始動した村上タカシさんの言葉には強く響くものを感じた。

会場では、俳優伊勢谷友介さんのボランティア「元気玉プロジェクト」を始め、沢山のボランティア活動を紹介し、みんなの参加を呼びかけている。
この展覧会を企画した「わわプロジェクト」は、東北各地で支援活動を行っている人たちと支援したい人たちを繋ぐためのアートプロジェクトを実施している。
色々なカタチで復興を支援出来たら、と考えさせられる実に有意義な内容の展覧会だったナ。

中学校跡地を千代田区がアートの活性に作ったこの「3331ARTS CYD」には、沢山の画廊も入居している。本プロジェクト展は今月25日までだが、いつ来ても面白い展覧会を観ることが出来て愉しい。

会場を出て、スグ左の路地に入ると『御料理花ぶさ』の暖簾が見える。
午後5時半の口開けにお邪魔した。
此処は上の座敷も良いが、僕は板長さんと話が出来るカウンターが定席になっている。
仕入れている旬の食材を伺って、酒の肴にするのだナ。

夕べは、白魚と虎魚(オコゼ)がオススメとのことだった。

先ずはビールから。
こちらは、くわいのおせんべい。香ばしくてビールに合うのだナ。

オコゼは凸凹した厳つい姿だが、これが食べると実に美味いのだネ。

上品な白身は歯ごたえが良く、フグよりオコゼが好きと云う人も多い。まぁ、僕は夏はオコゼ、冬はフグなのだけれど。昨日はちょいと贅沢をして、半分を薄造り、もう半分を唐揚げにして戴いた。
もずくも酢を控えめにして、上品に仕上げてある。美味い。
さぁ、薄造りには酒でしょ。
てな訳で、ビールは唐揚げに残し、燗酒を戴いた。

酢橘をギュッとかけて、オコゼを口へ。
この歯ごたえが良い。あぁ、たまらん美味さ。

続いて出て来たのは、白魚の卵とじだ。天ぷらと悩んだが、揚げ物が続くので胃に優しい決断を下す。
熱々の鍋の蓋を取ると良い香りが立ち上がるのだナ。
胃に優しいだけじゃなく、味付けも優しくて素晴らしい。
酒もススんでしまう。

こちらは、花ぶさでしか食べたことがない「雷豆腐」だ。
炒り豆腐なのだが、刻み葱とたっぷりの炒り胡麻が効いている。これはもう、大人の酒の肴なのだナ。

おぉ、香ばしい薫りのオコゼの唐揚げの登場だ。
頭から骨まで全部食べれられるのだナ。
これには、やっぱりビールだよネ。むふふ、の美味さ。

吞んべいは、米の飯より米の酒。てな訳でお銚子のお代わりが続く。
最後は、名物「芝海老のしんじょう」にしようか悩んだが、カニクリームコロッケで〆た。

蟹肉がたっぷり詰まったまぁるいコロッケは、立派な酒の肴だネ。
僕の好きな居酒屋、恵比寿の『さいき』しかり、秋葉原『赤津加』しかり、名酒場には決まってカニクリームコロッケが有るのだナ。ぐふふ。
酒もたんまりと戴き、ご馳走さまでした。

外に出ると昼間の穏やかさは無くなり、風も冷たくなっていた。

此処から御徒町までは目と鼻の先でアル。JRのガードを潜り抜けて、角打ち『槙島酒店』へと向かった。
入口近くの所に立ち、天狗舞を戴く。
韓国海苔とチーズは、意外と人気なのだナ。
猫のチャーミーは、顔を見せてくれなかったが、カレンダーで遭遇。
ご馳走さまでした。クィッと一杯引っかけて、神保町へと移動した。
いつもの酒場『兵六』は、相変わらず混んでいる。それでも殆どが知った顔ぶれなので、皆さん席を詰めてくれた。
それにしても夕べの『兵六』は女子率高かったナ。
まぁ、ナント嬉しかったこと!
さつま無双の白湯割りで温まり、地元へと戻った。

夕べもしっかりと寝落ちせずに帰れた自分が嬉しい限り。ナハハ。
by cafegent | 2012-03-13 13:17 | 食べる | Trackback | Comments(0)
日々是日記/たまには家で飯を喰う。春野菜も美味し。
今朝は天気が余り良くなかった。昨日と比べて気温も低いネ。
家の近所の小さな公園では、ムクドリが餌を探していた。こいつは木の実を摘むのかナ。
ムクドリにばかり眼を向けていたら、足元にはハクセキレイが降りて来ていた。
ヒョコヒョコと歩く足取りが可愛い。
昨日から三月だ。三月は、弥生の他に暮春(ぼしゅん)とか桜月(さくらづき)とも呼ばれている。しかし、今年の桜の開花は例年よりも遅いと聞く。卒業式に間に合ってくれると良いのだが。
     ◇         ◇         ◇
さて、昨日は第五福竜丸の水爆被ばく災害から58年の月日が経った。この事故をテーマにしたベン・シャーンの作品『ラッキードラゴン』シリーズは、先日の神奈川県立近代美術館での展覧会に於いて、多くの方々が来場した。
だが、アメリカの美術館の幾つかが、巡回先の福島県立美術館への作品の貸し出しを中止した。このことは、先の展覧会開催中に決まったのだが、昨日は第五福竜丸の無念と昨年の原発事故のことを改めて考えさせられた。

何も福島の美術館で展示したからといって、基準値を上回る放射線量など出るのだろうか。天国のベン・シャーンはどんな思いで、自分の作品の福島巡回中止を眺めているのだろうか。核実験に対する絵筆での抵抗を貫いたシャーン自身が一番悲しんでいるのじゃないかナ。なんとも皮肉なことだネ。
     ◇         ◇         ◇
日々、ハシゴ酒ばかりしているので、週に一度は家で吞むことにしている。
この日は、行きつけの鮮魚店オススメの鯛の兜と蛤を買って来た。岡山の義父の畑で取れた春牛蒡(ごぼう)と共に鯛の兜煮を作った。
牛蒡の香りが一足早い春を呼ぶ。
蛤(はまぐり)は小ぶりだったが、酒蒸しにして酒の肴にした。

付け合わせは菜の花でナムルを作ってみた。早春の味だ。
これも結構酒がススむ一品となった。

酒は誕生日祝いに贈られて来た岡山の地酒「極聖」(きわみひじり)の純米しぼりたて。
スグに空になってしまったナ。

翌日の朝、蛤の残り汁で炊き込みご飯を作ったが、これまた結構な味に仕上がった。魚介や肉から出るダシほど、美味しいものは無いネ。     

翌日も家ご飯にした。
岡山日生(ひなせ)で捕れる海老でダシを取り、海老芋と鶏手羽を炊いた。海老繋がりだが、余り関係ない!
こちらの土鍋では、豚バラ肉と白菜の蒸し煮でアル。
白菜の甘みが豚バラとマッチしてペロリと平らげてしまった。

たまには、酒場以外のことも語らないとネ。さて、仕事仕事!    
by cafegent | 2012-03-02 13:05 | 食べる | Trackback | Comments(2)
日々是日記/世の中無毛ヌード時代突入か!嬉しい限り!
先日、週刊現代の見出し広告を眺めていたら、ズドーンッと目に飛び込んだものがあった。

     「無毛ヌード」時代を始めよう
「私たちは無毛にしています!美しき無毛ヌード」うんぬんかんぬん。

単に無毛ヌードのグラビアを載せるだけに終わらず、深く掘り下げていたのが良い。そして最後には、〈90年代に一世を風靡したヘアヌードの次は、無毛ヌードがブームを起こす〉と記しているのだナ。

僕の友人の女のコは、以前からブラジリワンワックスによる手入れ方法により下の毛が無い。そう、今話題になっている無毛女子でアル。彼女に頼まれて一冊の本を探した。幸い古書店でスグに見つかったので早々に送ってあげた。

それが「壺中庵異聞」だ。著者は版画家池田満寿夫の最初の妻、富岡多恵子であり1960年代の二人の廻りで起った出来事を書いた小説だ。
あくまでも小説だが、実実在した人物を主人公としている。その人とは小説家江戸川乱歩の実弟であり、豆本制作に情熱を捧げた平井通(とおる)氏だ。

平井氏の作った豆本はコレクターの間でも高く評価され、池田満寿夫の銅版画が入った乱歩の名作「屋根裏の散歩者」は、今でも数十万円の値が付いている。

だが、豆本作りよりも平井氏が情熱を捧げたのが「無毛の女性」の研究だ。全国津々浦々、無毛の女性が居ると聞けば、60過ぎの老体にも関わらず眼を輝かせて逢いに行ったと云う。

平井が豆本の挿画として依頼した女性のヌード画に池田満寿夫がヘアを描いて、大喧嘩になったなんてエピソードさえ残っている。

「壺中庵異聞」では、平井通の無毛愛の追求を実に丁寧に描いている。平井が書いた「なめらかな脂丘への妄執」は、是非とも探してみたい。

僕が以前書いた「新版-東京奇譚」でも、平井通の無毛に対する情熱を記しているので興味のある方は再読してみては如何かナ。

また、その昔平井通が書いたとされる幻の春本「おいらん」が二つの出版社より出ている。平井蒼太名義で、どちらも「性の秘本」「幻の性資料」といったシリーズのひとつだが、内容は同じだ。

これを読むと平井自身の性癖の凄さに恐れ入るのだナ。なんせ、自分の奥さんの妹とどうしてもヤリたくて、あの手この手を尽くすのだから。
「壺中庵異聞」で知った本だが、古書店で手に入れる事が出来た。そして、当然ながら僕も無毛女性フェチへと突き進んでいるのである。

      VIVA! 無毛女性たちよ!
     ◇         ◇         ◇
閑話休題。
恵比寿に住んでいた頃、牛もつ焼きの『縄のれん』と共によくお邪魔していた居酒屋がある。

駅前の駒沢通りを渡りみずほ銀行の細い路地を入った右手にひっそりと佇む日本家屋が在る。居酒屋『さいき』の戸をガラリと開けると、中から「おかえりなさ〜い」と優しい声で迎えてくれる。
年季の入ったカウンターに座り、先ずは冷えたビールを戴く。店主のクニさんは、まだ散歩の最中だろうか。クニさんが体調を崩した頃からだろうか、座ると黙って三品のお通しが出るようになった。これが、すこぶる美味しいのでお通しだけで酒が何杯もススむのだナ。
この日は、ハタハタの南蛮漬け、メジマグロとひらめ昆布締めの刺身、そして京芋の唐揚げだった。
何と言っても、この京芋が大変に美味かった。

ビールを一本飲み終えたあたりで、旧友が到着だ。この日は、今季の仕事の作戦会議とでも云った酒宴だ。もう数十年の付き合いになるが、今では大事なクライアント先の部長である。

もう一本ビールをお願いし、乾杯だ。

黒板の品書きから、その日のオススメを思案する。
白子の天ぷらとだし巻玉子を御願いした。旬の白子には酒が良い。
『さいき』自慢の「一ノ蔵」凍結酒を戴いた。
シャリシャリに凍った一ノ蔵が溢れんばかりにグラスに山盛りとなる。

此処は創業64年を迎えた老舗の酒場だ。亡くなった立松和平さんも良くいらしてた。二階では吉行淳之介など多くの作家たちが集まって酒宴を催したりしていたそうだ。
熱々ふわふわのだし巻玉子も酒がススむ。
最後に湯豆腐を戴いて、三杯目の凍結酒を呑み干した。

会計を済ませ、席を立つとカウンター内の若き女性たちと店主クニさんが「行ってらっしゃ〜い!」と声をかけてくれた。これが聞きたくて、また暖簾を潜るのだナ。

この晩の風は、ほんの僅かだが春の匂いがした。早春を纏った爽やかな夜風が僕の頬をなでていく。あぁ、もう数軒行けるナ。

友人と渋谷で別れ、僕は一人青山方面へと宮益坂を昇った。
青山通りの喧噪を抜けると裏路地はもの静かな気配が漂っている。
だが、半地下の階段を数歩降りると『立ち飲み なるきよ』の店内からは賑やかな声が響いていた。

生ビールを戴き、店主の吉田成清の自慢料理を戴いた。
此処は何も言わずとも色々と出してくれるのが嬉しい。
何より、この立ち飲みとは思えない盛り付けも魅力だネ。

そして、いつもながら店内はエロモード全開だ。
厨房の上を巨大な魔羅が飛んでいる酒場も珍しい。
このねぎぬたも美味かったナ。
芋焼酎のロックは、いつもお任せだ。

らっきょうの入った陶器の蛤にも、小さな魔羅が乗っている。
こんな素っ頓狂なセンスもまたこの店の良いところでアル。
団扇(うちわ)に「やらせろ」って書いてあるのも凄いだろ。

開店当初から来ているが店主の風格も板に付いてきた。
『なるきよ』は、この界隈を牽引する名店になっていたネ。

いやぁ、この日も美味い料理と焼酎、ありがとうネ!いつも成清君には感謝だナ。

すっかりヘベのレケになった僕はまたしても電車で寝落ちしたらしい。
気がついたら何故か浅草橋だった。ハテ、どうやったら其処に辿り着くのだろうか。未だに疑問!

「新版-東京奇譚その3」
by cafegent | 2012-02-28 16:13 | 食べる | Trackback | Comments(1)
日々是日記/大井町にひな鶏素揚げの『そのだ』開店!
今朝の東京は青空が広がっていたが、顔にあたる風は冷たかったナ。桜の蕾みも膨らみ始めているが、週の半ばにはまた雪が降るそうな。

      春待つや万葉、古今、新古今

これは久保田万太郎が詠んだ一句。凄いよネ、この発想ったら。こんな句が浮かぶことが凄いのだナ。頭の「春待つや」で、もう何を持って来てもハマると思うが、和歌に出てくる春の歌が幾つも頭に浮かんでくるところが、この方の狙いだろうか。

  我がやどの梅の下枝に遊びつつ鴬鳴くも散らまく惜しみ

  春の野に鳴くや鴬なつけむと我が家の園に梅が花咲く

どちらも万葉集の中で詠まれた梅の歌だ。

仕事場の近くの公園では、鶯の声はすれど姿は見えず。
だが、美しい鶯色をしたルリビタキのメスとメジロに出逢えた。
ルリビタキはオスは青色をしているが、メスと幼鳥は鶯色をしている。
こちらは、大きさからしてメスだろうナ。
メジロは相変わらず可愛い顔をしている。
樹々の上ではホカケインコのつがいが子作り中だ。
雌が木の穴の塒(ねぐら)に籠り、雄がせっせと餌を運ぶのだナ。
小川では四十雀とシロハラも水を飲みに降りて来た。
シロハラは立ち姿が凛として素敵だネ。

池では青鷺(さぎ)の死骸があった。きっと野良猫の仕業だろうか。
せっかく小魚を食べにやって来たのに、可哀想なことをしたものだ。
林試の森公園では、いろんな人が野良猫に餌をあげてしまうし、噂を聞きつけて大人になった飼い猫を捨てに来る人も後を絶たない。野鳥好きで猫・犬好きとしては、なんとも歯痒い思いだナ。
      ◇         ◇         ◇
先日、フランス料理『廣田』の猿渡(エンド)さんから電話を戴き、蒲田『うえ山』で勉強をした方の、ひな鶏の素揚げを出す店が大井町に出来たと教えて頂いた。

友人のユリコさんもすっかりお気に入りの一軒になっていると聞いていたので、早速土曜日の夜にお邪魔してみた。

大井町駅西口を出てゼームス坂上方面へと歩き、池上通りとクロスする信号を左手に折れると地酒の『和田屋』が見える。その前の遊歩道沿いに出来たのが『そのだ』だ。
二月のはじめに開店したばかりだそうだから、まだ一ヶ月も経っていないホヤホヤの新店だ。

だが、次から次とお客さんが訪れる地元の人気店になっている様子。
この日は、タイミングよく先客は御一人だったのでカウンターに座る事が出来た。
先ずはプレミアムモルツの生で乾杯。
ここの店は、若鶏がウリだが、お通しは豚肉だった。
吞ん兵衛のツボを押さえた美味いアテに酒がススむ。
このポテトサラダも大変美味い。

そして、ユリコさんも絶賛していた「揚げたてあつあげ」を戴く。目の前の揚げ鍋で豆腐が揚がるのを待つ。
どうですか、この勇姿!
外こんがりで中フワフワの厚揚げでアル。これ最高に美味しい一品だ。

お次は「鹿児島県産の鳥刺し」を戴いた。
これに芋焼酎の「薩摩寿」をロックで合わせる。
むふふの美味さだネ。

焼酎や日本酒も豊富に揃えて有るのが嬉しい限り。

さぁ、お待ちかねのひな鶏の素揚げの登場だ。絶妙な揚げ加減で外はパリっとして中はとてもジューシーなのだナ。
こちらはもも肉。
そして手羽付きの胸肉だ。

揚げ上がった後、油切りと余熱で中の具合を調整しているのが凄い技なのだナ。

塩が足りない方には、ローズソルトのミルを出してくれるから嬉しい。
しかし、高血圧なワタクシは塩分控えめなのでアール。

此処の素揚げは、立石『鳥房』ともまた違い実に美味い。
今は無き蒲田の名店『なか川』直系の味なのだネ。
『なか川』の味を受け継ぐのは、自由が丘『とよ田』、蒲田『うえ山』に次いで『そのだ』が登場したって訳だ。嬉しいなぁ。

さすがに味にウルサいエンドさんが一押しするだけの事はある。味も素晴らしいが、何よりも若い店主の人あたりの良さがイイ。

大井町は安くて美味い酒場も多いので、またまたハシゴ酒のコースに新しい店が仲間入りだ。夕暮れから『肉のまえかわ』で始まり、『武蔵屋酒店』で角打ち、そして『そのだ』でひな鶏の素揚げを味わい、最後はワインバー『8huit』辺りで締めくくるってのもイイ。

これは、チョクチョク通いそうだ。

『そのだ』の詳しい情報は、「yuricoz cafe」でネ!
by cafegent | 2012-02-27 15:46 | 食べる | Trackback | Comments(5)