東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

カテゴリ:食べる( 277 )

立春を迎え、東京は冬晴れが続き、今日も青空が広がっている。季節を72に分けて表す七十二候では、「黄鶯睍睆(こうおうけんかん)」うぐいすが鳴く季節となったのだネ。
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ホーホケキョと鳴くウグイスのさえずりはまだ聞こえず、ジッジッという地鳴きは朝の散歩の中で、彼方此方から聞こえてくる。この季節によく鳴いているので「春告鳥」とも呼ばれているが、梅の開花の頃にウグイスに出会うと、とてもウキウキとした気持ちになれるのだナ。

    鶯や柳のうしろ藪の前    芭蕉

柳の木の上に居たかと思ったら、もう藪の前に居る。チャカチャカと動き回るウグイス独特の姿を切り取って描写した一句だネ。

昨日も朝から天気が良かったので、家を出て明治神宮へと散歩に出かけた。原宿駅から南参道を歩き中ほどに在る東門より御苑内へと進む。日曜日ということもあり大勢の人たちが訪れており、パワースポットとして知られる「清正の井戸」では、百人以上の行列が出来ていた。

つつじ山では青い鳥ルリビタキが出迎えてくれた。
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愛らしい表情をしてポーズを決めていたナ。
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隔雲亭の前の小高い斜面の芝生の庭では、ジョウビタキのメスが餌を探していたナ。
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人懐っこいヤマガラも餌が欲しと鳴きながら飛び回っていたヨ。
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1時間半ほど、御苑内を歩き回ったので、大鳥居の前に先月リニューアルオープンしたばかりの『杜のテラス』で珈琲ブレイクをとった。
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此処の空間は木をふんだんに取り入れているのだが、国産の材木と明治神宮御造営時の献木の枯損木を再利用しており、釘の代わりに木のクサビを使用するなど、明治神宮の杜を肌に感じながら一服することが出来るのだネ。
    ◇            ◇            ◇
閑話休題。

先日、久しぶりに新橋の小さなお寿司やさん『すし処まさ』にお邪魔した。この日の予約は確か3年半ほど前だったかと思うが、訪れる度に予約を入れているので、年に数回は来られるのだナ。

この日は、酒朋のユウジ君と野鳥仲間のKさんをお誘いした。二人とも初訪問だったので、楽しみだった。同じ新橋駅前ビルの1号館の一階に在る『信州おさけ村』で集合。
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ビールで軽く0次会をして、長野の地酒を購入。
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さぁ、2号間の地下へと向かおうか。
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ガラリと戸を引くと笑顔の主人に迎えられた。
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今回は、上田の地酒「互 先発」純米吟醸生酒を持参した。
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ワォ、今回も極上の魚介が勢揃いしてるネ!
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まずは、北海道の水ダコと佐世保で水揚げされたブリのお造りから。
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程良く脂の乗ったブリは酒に合うナァ。噛むほどに甘みが出る水ダコも美味い。

こちらは、佐渡島のアワビ。
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柔らかくて、旨味が凝縮されている。

そして、名物メバチマグロの炙りの登場だ。
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生でも美味いメバチマグロを炙り、店主オリジナルのマスタード風味のつけダレをつけて戴くのだ。炙りに良く合うこのタレは、粒マスタードを裏ごしして醤油で伸ばし、酢を少々足している。
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あぁ、美味い!酒もクィクィとススんでしまうのだナ。

お次は、大豆の香り豊かな自家製豆腐だ。
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まずはそのまま口へと運び、風味豊かな大豆の味を楽しむ。二口目からは塩で戴くと美味い。

さぁ、ここから「まさ劇場」の第二幕、握りの始まりだ。
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最初は本マグロのヅケから。むふふ、相変わらず美味いナァ。

此処は間口一間ほどの小さな寿司屋なので、僕らの真正面に一人店主の鈴木優(まさる)さんが立つ。初めての方は、ちょっと緊張する筈だネ。でも大丈夫、その名に違わず、まささんは実に物腰の優しい方だからでアル。
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オープンしたての頃から訪れいているから、もう7年ぐらいになるだろうか。以前は十条駅前の『斎藤酒場』の近くで店を構えていたのだが、夫婦二人で切り盛りするには広過ぎたとの思いから、20人程のお客さんを待たせてしまうよりも3名の方にじっくりと美味しい料理を愉しんでもらいたいと場所を探していたら、此の場所に巡り会えたと伺った。新橋駅前ビルは、1号館も2号館も飲食街は小さなスナックや立ち飲み屋、居酒屋が集まっているのだが、その中でもひと際異彩を放っている寿司屋だネ。

お次は大分産の赤貝の握りだ。
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随分と立派な身だが、旨味も凝縮されていて唸るほどの美味さだったナ。

続いて、小肌だ。
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さぁ、どうですか!目にも鮮やかな手仕事の技、こうなるともう芸術の域に達しているネ。

こちらは、ミル貝の握り。
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二枚貝から太い水管がはみ出している、お馴染みの貝だが、甘みが強くて実に美味い。

そして登場したのは、細魚(さより)だ。
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またしても芸術品のような装いの握りでアル。目で愉しみ、香りを楽しみ、舌で味わう。あぁ、至福のひとときだ。

優さん、本当に愉しそうに寿司を握ってくれるのだナ。
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こんなに間近で客と対峙しているのだから、物凄く気疲れしそうだが、終始笑顔を絶やさないのだ。此処は本当に居心地の良い店でアル。

続いて出たのは、ヤリイカだ。
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イカ飯のように身の中に酢飯を詰めて煮切りのツメが塗ってある。おぉ、最高だ!
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最後は炙り穴子の握りで握り劇場の幕が下りた。

二人とも大いに満足してくれたみたいで、こちらも嬉しい限りでアル。
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ユウジ君、次回の予約を取っていたが、2023年と6年後の予約に驚愕していたネ。

優さん、今回も美味しい料理の数々、ご馳走様でした。また、次回も宜しく!
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『すし処まさ』さんを出て同じフロア内に在る立ち飲み居酒屋『こひなた』に移動した。
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此処で、酒朋キクさんと合流し、再びカンパイ!
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こうして長い夜が更けて行くのでアール。
by cafegent | 2017-02-13 17:00 | 食べる | Trackback | Comments(0)
12月も半ばを過ぎて、街もクリスマスムード一色になってきたネ。商店街を歩けば、彼方此方からクリスマスソングが流れ、いつの間にか自分も鼻歌を鳴らしているのだナ。

暦では「大雪」を迎え、本格的な冬の到来となる訳だが、東京はまだ紅葉が続き晩秋の余韻を残しているネ。
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毎年、この季節は浅草「浅草寺」の境内で開催される「羽子板市」に出向いているのだが、今年はマンションの理事会やら忘年会などが続き行きそびれてしまったナ。
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羽子板市は元々「歳の市」と呼ばれており、正月用品や縁起物を売る露店が軒を連ねて、注連(しめ)飾りなどを此処で買い求め訪れる新年の縁起を担ぐ人たちで賑わっている。浅草では年間を通じて様々な行事が催されるが、一年の締めくくりのこの市が浅草人たちの総仕上げと言えようか。

冬の灯が夜空に映え、白い吐息が北風に揺れる。この北風に乗って街の雑踏や露店の啖呵売(たんかばい)などが入り乱れて聞こえてくるのだナ。「羽子板市」は昨日で終わってしまったが、来る年の無病息災を願い、浅草の観音様にお参りに出かけるとしようか。
       ◇           ◇           ◇
先日、飲み友達の百合子さんを誘って食事に出かけた。午後18時過ぎ、武蔵小山駅で待ち合わせをして、夜の都立林試の森公園を歩く。都会の喧騒が何処かへ消えたように静かな夜だ。風も無く冷たい空気が澄んでいて思い切り深呼吸が出来るほどだったナ。公園を抜け暗渠の道を進み、目黒の住宅街へと歩く。

住宅街の中にひっそりと佇んでいるのが、この日の目当て『寿司いずみ』でアル。
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入り口には相変わらず「準備中」の札が出ているのだが、ガラリと戸を開けるとすでに先客が来ており、大将が笑顔でダジャレを飛ばしていた。此処は一年中予約で埋まっているので、「営業中」の札を出したことがないのだヨ。

先ずは、ビールで乾杯!クゥーッ、旨い!
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此処はサッポロ赤星が置いてあるのが、嬉しいのだナ。
最初に登場したのは、能登産の海鼠(ナマコ)を使った「茶ぶりなまこのヅケ」だ。
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番茶に浸して柔らかくしたなまこは食感も良く風味も抜群だ。土佐酢で和えたなまこに自然薯のトロロとオクラを合わせており、いずみ定番の料理だネ。

続いて「変わり出汁巻き卵焼き」だ。
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芝海老のすり身を入れた卵焼きには赤山椒が合うのだナ。

そして、国産物の「鮟鱇の肝」だ。
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国内産のあん肝は、築地でも手に入りにくくなっているらしく、年々値が上がっていてキロ1,5~2万円もするそうだ。前回は山口県萩の鮟鱇だったけれど、今回は島根県産と伺った。これは、もう日本酒に行かなくちゃネ。

最初の酒は、宮内庁でしか手に入らない貴重な酒「御苑(みその)」を戴いた。
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濃い口の味わいにあん肝が合うナァ。

さぁ、あん肝は半分残しておくのだ。それを潰して陸奥湾で水揚げされた寒鮃(カンビラメ)に乗せて口へと運ぶ。
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むふふ、なんて贅沢なのだろう。

刺身をもう二つ、今度は寒ぶりと寒メジマグロだ。旭川で取れた野生のアイヌネギを溶いた醤油にすった淡路の新玉葱、それに京都宇治で作られる和芥子(からし)で戴くのだ。

酒は近江湖南の北島酒造が造る「北島」だ。低温熟成のひやおろしは、口当たりが優しくスーッと喉を流れていくヨ。

次の料理は、紅玉りんごを使った大将のアイディアいっぱいの一品だ。
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三陸牡鹿半島の外海で育った天然の真牡蠣とりんごの「土手焼き」だ。真牡蠣は粒が小さいが、味が濃厚でりんごの酸味と絶妙なバランスでマッチしている。土手になる味噌は白味噌と信州味噌を合わせており、不思議な取り合わせの素材を縁の下で支えているようだった。これぞ、正に「いずみの冬の名物」だナ。

七品目は、長崎県対馬産のブランドアナゴ『黄金穴子』を使った「みぞれ揚げ出し」の登場だ。
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水深1000メートルに生息し、深海イワシを食べて育ち、対馬市西沖の韓国との国境付近、水深2~300メートルの付近で獲れるので、とても脂が乗っている穴子だ。里芋にも味が沁みて実に美味い。

あぁ、幸せなひとときが続く続く。

これにて、いずみ劇場の第一部が終了だ。我ら夫婦と百合子さんは、日本酒も大好きだから、幕間に酒に合う珍味を用意して戴こう。痛風人生まっしぐらな酒盗とカラスミ類は、総て手間をかけて仕込んでいるのだナ。
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一年以上寝かせた鮪と鰹の酒盗は、僕の大好物でアル。あぁ、日本酒がススむススむ。
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左上が6ヶ月寝かせた鯛の魚卵の塩辛、右上が5ヶ月寝かせた金目鯛の魚卵の塩辛、右下が5ヶ月寝かせた鱧(ハモ)の魚卵の塩辛だ。

合わせる酒は、秋田の山本合名会社が造る「山本 和韻」の純米だ。
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米は「秋田小町」を使い、秋田の新酵母「UT-2」にブルゴーニュのシャルドネ種のワイン酵母を合わせて仕込んだ酒は、ワインと日本酒が見事に融合した新しい味わいだ。カミサンは、同じ酒の純米吟醸を戴いた。こちらは、美山錦の米にUT-2酵母とヌーボースタイルの赤ワインの酵母で仕込んだそうだ。スッキリとした味の奥にワインの香りが仄かに漂うのだネ。

さらに珍味が続くのだ。
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これは、ゴマフグの卵巣の塩辛だ。ちょっとずつ舐めながら、日本酒をクィっとやるのだナ。ぐふふ。
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この皿は、左から自家製カラスミ、カラスミ味噌漬け、筋子、鶏卵味噌漬けだ。この珍味のオンパレード、大将は「プリン体ア・ラ・モード」と呼んでいるのだヨ!八週間もの間、風干しして仕込んだカラスミは、極上な日本酒の相棒だナ。

さぁ、幕間を堪能し、いずみ劇場の第2ステージの始まりだ。

ちなみに此処の寿司は、総て手仕事を加えた魚しか使っていない。ヅケに使う醤油は、赤身魚用、白身魚用、光りもの用の三種類。米は赤酢、白酢の二種類。煮ツメに至っては、煮穴子、煮蛤、煮蛸、煮烏賊、煮鮑の、何と五種類!凄いよネ!

先ずは、いずみの代名詞である「小鰭(コハダ)四連発」から。
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最初は、赤酢〆の小肌から。そして、白酢(米酢)で〆た小鰭。
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こちらは、キビ酢〆でアル。4つ目は、白板昆布で〆た小鰭だネ。
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あぁ、最高だ!これが食べたいから年に何度かは足を運びたくなるのだナ。

酒は山形の菊勇(きくいさみ)が造る「三十六人衆」の純米大吟醸を戴いた。スッキリとした淡麗辛口で、リフレッシュした気分になれる酒だった。

カミサンと百合子さんの酒は富山の富美菊酒造が造る「羽根屋」の純米大吟醸ひやおろしだ。こちらは、ガツンとした味だったナ。

握りは熟成させたキハダマグロだ。
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甘みが強くて美味い。

こちらは、北九州の豊前海で採れた天然赤貝だ。
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これまた味が濃くて美味かったナァ。

続いて穴子の白蒸しだ。
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江戸前の仕事で、穴子の骨で出汁を取ってから蒸すのだそうだ。米と穴子の間に梅肉が挟まっておりスバラシイ握りだった。

そして、こちらもいずみ名物「車海老の酢おぼろ漬け」だ。
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冷蔵庫などまだ無かった江戸時代、魚の保存方法のひとつが「おぼろ」だ。車海老を保存用に漬け込んだおぼろを酢飯の代わりに握ったものがコレだ。酸味と甘みが渾然一体となった握りで、病みつく美味さだヨ。

握りをご覧頂いてお分かりだと思うが、寿司いずみでは、握りをスグに口に運んで欲しいとのことから、握りを置くゲタと云うものが無いのだネ。板前さんが握った寿司は直接こちらの手のひらに置いてくれるのだ。それをそのまま口へと持っていけば良いのでアル。

お次は、スミイカのヅケだ。
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柚子が効いて、イカの甘みが引き立っていた。

こちらは、先ほどりんごと一緒に食べた天然真牡蠣だ。
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小粒なので3つもの牡蠣が握られていたネ。牡蠣独特の磯の香りに思わずよだれが出てきたヨ。

さぁ、今度は幻のカニと呼ばれている浜名湖のどうまん蟹の握りの登場だ。
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内子と外子を混ぜて蟹身と和えてあり、かなり濃厚な味で旨味が凝縮して詰まっていたヨ。この蟹は、トゲノコギリガザミ」と云いガザミの一種だそうで、築地でも希少な蟹だそうだ。

こちらは、寒メジマグロのヅケだ。
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アクセントに乗った新玉ねぎが効いていた。

そして、甘海老の昆布〆だ。
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これは、ねっとりと甘くて美味かった。

手のひらに乗ったのは、真ダラの焼き白子の握りだ。
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おぉ、香ばしい香りが僕の鼻腔をくすぐるのだナ。そして口の中いっぱいに濃厚な旨味が広がった。
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銀色に輝くお椀に蓋を開けると、有明の新海苔と昆布出汁のお吸い物が現れた。
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香り良く、昆布の出汁も効いている。あぁ、美味い。半分ほど飲み終えたら、そこへバルサミコ酢と黒胡椒を加えるのだネ。ひと椀で二度美味しい吸物だった。

以上で、一通り握ってもらったのだが、僕と百合子さんは更に煮蛤を握って戴いた。
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そして、最後にカミサンのリクエストで山葵の効いたかんぴょう巻きをお願いした。
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ツーンと効いた山葵と甘いかんぴょうが実に良く合うのだネ。

これにて、いずみ劇場オンステージの終了だ。あぁ、大いに食べて、大いに呑んだネ。
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そうそう、『いずみ』の対象が雑誌「buono」に魚と究極のひと皿を紹介する連載を持ったそうだ。
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これを読めば、皆さんも此処を訪れたくなることだろうナァ。

大将、シュンスケさん、女将さん、大女将、相変わらずの素晴らしい料理の数々、ご馳走様でした!

冬の夜風は冷たかったが、僕らの身体はポカポカ気分だったナ。百合子さんをタクシーに乗せて、僕らは再び公園の中を通り抜けて武蔵小山へと戻ったのでアール。
by cafegent | 2016-12-20 12:21 | 食べる | Trackback | Comments(0)
今日の東京は気温が20度と高く、晩秋という気候ではなかったナァ。
昨夜は冷たい雨が降り、今朝は岩手、福島方面で大きな地震が起こったネ。我が家でも棚に飾っていたオブジェが落ちたぐらいで、大事には至らなかった。
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晩秋の頃、晴れていた空から突然雨がにわかにパラリと降りだすことがあるネ。昨日の夕暮れ時がそんな感じだったが、そんな雨を「秋時雨」(あきしぐれ)と云うのだナ。

    秋しぐれ塀をぬらしてやみにけり   久保田万太郎

昨夜は、家を出た時には降っていた雨も馴染みの居酒屋へと着いた頃には上がっていた。暗くなり始めた空を眺めていたら、万太郎のこの句を思い出したのだナ。
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街のイチョウの木も黄色く染まって来たし、青々としたモミジの葉も今朝は赤く色づいていたナ。もう少し紅葉しだしたら「もみじ狩り」にでも出かけようか。

     ◇           ◇           ◇

閑話休題。
先日の土曜日、いつも隅田川花火大会を一緒に楽しんでいる友人夫妻の企画で、江戸の伝統文化の幇間(ほうかん)芸を堪能しながらの酒宴を催した。
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場所は吉原大門のスグ傍に店を構える『金すし』だ。
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時々お邪魔してカウンター席で呑ませて戴いているが、握り寿司はもちろんの事、酒の肴も豊富で実に美味いのだナ。今回は20名以上も集まったので、二階の座敷を借り切った。
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先ずはビールで乾杯し、喉が潤ったところで日本酒に切り替えた。
酒は、宮城県の平孝酒造が造る「日高見」の超辛口純米酒でアル。
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キレの良いスッキリした口当たりでクィクィと喉を流れていくので、呑み過ぎは禁物だ。
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芸を観る前に寝落ちしちゃいけないからネ。
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刺身の盛り合わせは、マグロ、秋イカ、タコ、ホタテ、甘エビ、カツオ、サザエ、ヒラメ等々がボリュームたっぷりで供された。

刺身を食べ終えた頃に再び大きな皿が登場したヨ。
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これまたたっぷりと盛られたアンコウだ。さぁ、フツフツと沸いた出汁でアンコウ鍋の開始だネ。

鍋の準備をしている頃に、この日のゲスト幇間芸の櫻川七助さんが入ってきた。
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「幇間」とは、太鼓持ちと言ったほうがわかり易いかナ。女芸者さんたちと共に江戸時代から続いている伝統芸だ。

僕も随分と昔に櫻川米七さんの幇間芸を拝見したことがあったが、今回の七助さんは米七師匠の愛弟子だネ。
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僕より5歳若い七助さん、十代の頃は男性5人組のポップスグループのメンバーとして活躍し、その後はグラフィックデザイナーになったそうだが、1995年に米七師匠に弟子入りしたとのこと。そして、なんと2年の修行を経て’97年に櫻川七助を襲名したのだネ。
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芸を始める前に各席を回って乾杯をしてくれて、七助さんの人柄の良さに触れることが出来た。この、お客さんとの会話で「間」を盛り上げるのが、幇間さんの本領だ。
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さぁ、皆が程よく酔ってきたところで、七助さんの芸の始まりだ!

着物の裾をめくって帯に入れ、ステテコ姿になったら頭に手ぬぐいを巻いた。
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襖(ふすま)を一枚真ん中に立てて演じてくれたのは幇間芸の極め付けとも言える「屏風芸」だヨ。
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屏風の向こうに、あたかも誰かが居るかのごとくに一人芝居を演じるのだが、軽妙な動きに僕らも笑いが止まらなかった。七助さん、今が一番脂が乗っている時期なのだろうナァ。
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おぉ、生牡蠣も美味い!

途中、何度か我々と酒を酌み交わしながら場を盛り上げてくれ、再び舞台の方に立った。
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「♪カッポレ、カッポレ〜ッ♪」とお馴染みのフレーズに乗って滑稽に踊り出す七助さん、見事な舞いだったナ。
やっぱり「かっぽれ」を観ないことには、江戸の幇間芸は始まらないネ。
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「金すし」自慢の握り寿司も登場し、酒宴は一段と盛り上がりを見せていた。最後に再び踊りを披露してくれて、拍手喝采だ!
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それにしてもビールに日本酒、焼酎と一体何本の酒が空いただろうか。日頃から飲んでいるツワモノばかりが集まった酒宴だけに、お店の皆さんも大変だったろうナァ。
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浅草花柳界の貴重な幇間の櫻川七助さんを招いてくれたmooちゃん&小ヒロ夫妻には大感謝だネ。

次回は来月、我が家恒例の牡蠣パーティを催すので、二人には大いに飲んで食べて酔っ払って頂くとしよう。
by cafegent | 2016-11-22 18:57 | 食べる | Trackback | Comments(0)
台風16号が列島を直撃し、九州から四国沖を東へ猛烈な勢いで移動している。東京も昨日から雨が続き、一向に止む気配もない。愚図ついた天候にイライラしているのは、朝の公園散歩、野鳥探しに出かけられないからなのだナ。

9月に入った途端、秋の渡り鳥がいつもの公園に現れるのだ。毎年、観察しているから、どんな鳥がいつ頃飛来してくるか、おおよその見当がつく。ただ、デング熱の恐れから蚊を駆除するために公園の木々を大量に除去したせいで、小鳥が隠れる場所がなくなったり、餌になる虫たちが減っているので、鳥たちの数も随分と減っている。そんな訳で、雨が続くと野鳥を探しにいけないのだヨ。キビタキやツツドリ、サンコウチョウは観ることが出来たので、そろそろ瑠璃色の美しいオオルリに出会いたいものだ。
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季節を表す七十二候では、「玄鳥去る」(つばめ、さる)の時季を迎えた。春に渡って来て営巣し、たくさんのヒナが巣立ちしたツバメもそろそろ南方へと飛び去る頃なのだナ。もう二日もすれば「秋分の日」を迎えるネ。
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東京の街でも、彼方此方に彼岸花(曼珠沙華)の花が咲き始めている。田舎では来季の豊作を祈願して、おはぎを作る準備を始めているのだろうか。
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閑話休題。

先日、友人たち8人が集まり、岩本町に在る不思議な場所で小さな酒宴を催した。
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アウトドアファンに人気の有るショップ『ムーンライトギア』が1階の古い雑居ビルの階段を三階まで昇ると店名も何も出ておらず、初めて訪れた方は戸惑うかもしれない。

オフィスに良くあるようなドアをガチャリと開けると、中からお香が漂ってきた。おぉ、此処に間違いない!と中へとお邪魔する。

そう、この摩訶不思議な空間が、フランス植民地時代の魚醤とハーブを使ったインドシナ料理を提供してくれる『Indochinoise』(アンドシノワーズ)なのだ。植民地だったフランスの影響を受けたインドシナの料理を古いレシピブックなどを参考に再現したり、国内外の食材を活用して独特のインドシナ料理を提供してくれるのだネ。
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店内は右手がオープンキッチンになっており、店主の園 健さんと田中あずささんの二人が厨房で料理を仕込んでいる。
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お二人がどうして旧フランス領のインドシナ料理に興味を抱いたのかは「アンドシノワーズ」のサイトに紹介されているので、是非ご覧くださいナ。

厨房の反対側には大きなダイニングテーブルがドーンと置かれている。此処はケータリング等の出張料理やイベントに加え、4名から8名までの貸切での営業となっている。

今回は初の料理に興味津々な気の合う仲間たちが集い、各自で酒を持参してきたのだナ。
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赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、シェリー酒、そして僕はコニャックの樽で仕込んだ長崎の焼酎「529」を用意した。
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さぁ、酒宴のスタートだ!
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先ずは、サワガニと様々なハーブをすり潰したディップを青ナスとキュウリで戴く。
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本来はタガメをすり潰すそうだが、タガメは中々手に入り難いのでサワガニを用いたそうだ。蟹の殻が歯ごたえ良く野菜とマッチしていたナ。
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クメール・ルージュのような雰囲気を醸し出す園さんとも白ワインで乾杯!

お次は、冷やしたゴーヤに食用菊とエビを和えたインドシナの居酒屋料理の登場だ。
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氷でキンキンに冷やしてあるので、湿度の高い夜にピッタリだった。

こちらは、巻貝のココナッツ煮込みだ。
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インドシナでは何の巻貝を使うのだろうか、今回はツブ貝を用いて調理してくれた。
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このココナッツのスープが絶品の味だったナァ。

料理のレシピについて伺うと、園さんが一冊の本を取り出してきてくれた。
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1972年に刊行された「酒のつまみの芸術」と云うタイトルのレシピ本だった。言語がマレー語なのか、ラオス語なのか、カンボジア語なのかは定かじゃないが、園さんは言葉が判るので、このレシピ本を熟読して料理を学んだのだネ。凄いナァ。

続いて登場した大きなザルには、沢山の野菜が盛られていた。
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こちらは、ベトナムの居酒屋料理だそうだ。
野菜類をディップするソースは、魚醤に刻んだ茹でタマゴを和えた一品だった。日頃、野菜不足気味の僕にはなんとも嬉しい料理だったヨ。
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こちらは、レモングラスで味付けしたグリルポークとアーティチョークだ。これには、パイナップルと発酵した小魚のソースをつけて戴くのだネ。
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くさや風の香りがクセになりそうな味だったナ。

お次も肉が続く。
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今度はイチジクとミントのローストポークの登場だ。

森一起さん持参のロゼ・ワイン「Rainbow Juice」にも合う味だネ。
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オーストラリアのジェントル・フォーク・ワインが造る一本だが、生産者のギャレス・ベルトンは元海洋生物学者という一風変わった経歴を持つ。ワイナリーを作って2年目でオーストラリアで開催された国際ワイン品評会「HOT100」で最優秀ワインに選出され話題をさらった若者だ。虹色のように7種のブドウ品種を合わせた魅惑のワインは、インドシナの魚醤料理とうまくマリアージュしてくれたナ。

さぁ、何やら凄い料理がやって来たゾ。
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黒光りする三匹はインドシナ産のナマズだそうだ。
うどんライターのこんちゃんも興味津々のご様子だネ!
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インドシナのナマズ焼きには、マンゴーソースを合わせて戴く。
向こうのナマズの身は淡いピンク色なのだネ。
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全く泥臭くなく、淡白な味だったナ。

今度は、大きな蓮の葉の登場だ。
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ハテ、一体何だろうと思いきや、蓮の葉を取ると中からシュウマイが現れた。
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酒を使わずに蓮の葉で蒸しあげたカンボジア料理とのこと。これは酒のツマミにちょうど良い。

こちらは、インドシナ中部、ラオス料理だ。
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山の野菜、たけのこ、ササゲ豆に川エビを合わせて炒めた料理だ。
くさやの様な強い香りがする魚醤で炒めてありライムで味を調える。これも箸が止まらない一品だ。

僕の持って来た長崎・大島酒造の麦焼酎「529」は、コニャックの樽で熟成させた焼酎だ。
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オン・ザ・ロックで風味を楽しみながら味わった。

そろそろ〆のスープが登場だ。
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ラオス北部の野菜スープは、優しい味わいだったナァ。白米に汁をかけて食べると、これまた抜群に美味かった。

大いに食べて、飲んだが、野菜が多かったので、ペロリと平らげてしまったネ。
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食後のデザートはドラゴンフルーツやスターフルーツだった。
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料理の腕をふるってくれたあずささん、園さん、本当に未体験の料理ばかり、ありがとうございました!

今回は使わなかったけれど、ノコギリコリアンダーと云う野菜もあるのだネ。
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知らない食材も多くて、ますます興味を抱いたネ。

次回はどんなインドシナ料理で僕らを魅了させてくれるのだろうか。
料理に合う酒を選ぶのも迷いそうだし、今からもう楽しみだナ。
「アンドシノワーズ」のサイト
by cafegent | 2016-09-20 12:16 | 食べる | Trackback | Comments(0)
四月も20日を過ぎ、暦では「穀雨」を迎えたネ。穀雨とは春の雨のこと、その名の通り穀物を育むのに「恵みの雨」となる訳だ。
春の長雨は「春霖(しゅんりん)」と云うが、熊本での雨は続かないで欲しいと願うばかり。
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一年の季節を72種類に分けて表現する七十二候では「葭始生」(あし、はじめてしょうず)の時季。春爛漫の桜が散り、今度は水辺に葦(あし)が生え始めた頃となる。芽吹いた葦は、これから夏に向かってどんどんと背を伸ばすことだろうネ。

     日の当たる水底にして葦の角(つの)   高浜虚子

葦の角とは、葦の若芽のこと。春先の水辺に咲く若芽は角のように尖っており、牙の様にも見えることから「葦牙(あしかび)」とも呼ばれている。葦の角も葦牙も共に水温む春の季語でアル。

    葦牙(あしかび)のごとくふたたび国興(おこ)れ

現代を代表する俳人、長谷川櫂さんが東日本大震災の後に読んだ句集に収められた一句だが、尖った剣のごとく天に伸びる葦の如く、再び国が復興することを願う前を向いた名句だナ。

今回の熊本地震のニュースを目にしていたら、この句を思い出してしまった。
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

一昨日四月二十日は、我が家の結婚記念日だった。毎年、この日は美味い天ぷらを食べに出掛けていたのだが、今回はカミサンが寿司を希望したので、知り合いがオススメしてくれた銀座の寿司店にお邪魔した。

場所は銀座のコリドー街の一角、大好きなバー『ロックフィッシュ』が入っている雑居ビルの三階だ。午後6時半、タイミングよくビルの一階でカミサンと合流出来たので、二人でエレベーターに乗り込んだ。

小さな入り口にえんじ色の暖簾が下がっている。
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洒落た手書きの『鮨処やまだ』の文字が染め抜かれていた。

ガラリと戸を開けるとカウンター8席程の小体の寿司店だった。美しい木造りのカウンターの中から格闘家の如くガッシリとした身体つきの大将が笑顔で出迎えてくれた。その奥では多分大将のお母君だろうお方が店を手伝っていた。
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先ずは喉が渇いていたので、生ビールをお願いした。

小体ながら清潔感溢れる店の上品な雰囲気は、さすが銀座の寿司店ならではの設えだ。無事にこの日を迎えられた事への感謝を込めてカンパイをした。冷えた生ビールをゴクリ!クゥーッ、美味い!

此処は握りのみの直球勝負の店でアル。大将にお任せし、僕らはひたすら握りを喰い酒を呑むのだナ。

先ずは、マコガレイの握りから。
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口に入れた途端に旨味がじわっと広がった。粕酢と米酢を合わせた酢飯は、固めに炊いてある。大将、大きな体とは裏腹になんとも軽く酢飯を握るのだネ。魚の味を存分に発揮できるようにご飯がハラリと口の中で解けてゆくのだ。

二貫目は、クロムツだ。
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旨味が凝縮されていて、思わず二人で唸る程だった。続いて、アオヤギだ。こりゃ、早速日本酒を戴こう。酒も大将にお任せだ。岡山・倉敷は十八盛酒造の地酒「多賀治」を注いで貰う。おぉ、程よい辛味と呑んだ後の爽快感が実に旨い酒だ。貝の旨味の余韻を直汲みの純米酒が包み込むって感じかナ。

四貫目も貝でアル。
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トリガイも最高だ。

続いて豊後水道で獲れた関イサキだ。こちらも数日間寝かせたのだろうか。イサキの柔らかい白身は、ねっとりと旨味が増しているようだ。
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最近、熟成肉が大流行りだが、此処の大将も熟成にこだわっている。だが、いちいち説明などせずに淡々と握り、差し出してくれるのだネ。だから、こちらは出されたら直ぐに口へと運び、感動し続ければ良いのだナ。ゆえに、酒もススむススむ。もうクィクィとグラスが空いていく。

お次は三重の鰆(サワラ)の握りだ。
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そろそろ旬が終わりの魚だが、絶妙な仕事ぶりに脱帽だ。

続いて登場したのは、椎茸の握り!それも今話題の徳島県阿波の「しいたけ侍(ざむらい)」を焼いて握りにしてくれた。
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水分を極力抑えた栽培方法で旨味を濃くした椎茸なので、香りも高く自然の旨味がぎっしりと詰まっており、酢飯との相性も抜群だった。この握りは大将の自慢の一つだそうだ。納得だナ!

そして帆立貝の握りだ。
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旨い!続いて車海老だ。
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茹で具合も良く、海老の甘みが際立っていたナ。

海老の余韻に浸りながら酒を口に運んでいると目の前で大将が大きな北寄(ホッキ)貝を切っていた。そしてそれを炙りにしている。見ているだけで、涎が垂れそうになった。

ホッキ貝の炙りも大将の自信作だそうだ。
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ホッキに目がない僕らは、このピンク色の貝の旨味の虜でアル。あぁ、口いっぱいに大海原が広がっていく。今まで食べたホッキ貝の中でも一番好きかもしれないナァ。
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酒は三重の「瀧自慢」を戴いた。
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生原酒無濾過の純米吟醸は、三重の山田錦と神の穂を掛けて仕込んだ酒で、スッキリとした口当たりで握りとの相性も良いネ。

続いて細魚(サヨリ)の握りだ。
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これは何日間熟成させたのだろうか。むふふ、の美味さだナ。

そして春子鯛(カスゴダイ)だ。
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これも春の魚で「桜鯛」ともよばれているネ。今しか味わえない魚を最高の仕事で仕込んでくれているのだから、幸せ独り占めって感じだヨ。

十三貫目は関アジだ。
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こちらも佐賀県沖豊後水道の一本釣りの真アジだネ。ギュッと締まった身は、ヒラメや鯛以上に美味かった。

そして、大将が自信を持って「お次はメインの小肌」と言う握りの登場だ。
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おぉ、文句なしに旨い!絶妙な〆具合で、まるで160キロの直球ストレートを受けた様な衝撃だ。
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最後は卵焼きを戴いた。
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帆立と北寄貝、トリガイをすり身にして作った卵焼きは濃厚な味わいで素晴らしかったナァ。

まだまだ呑み足りなかったので、もう少し握って貰うことにした。
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蝦蛄(シャコ)も旨い。
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このキンキの炙り(だったかナ)も美味かった。
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酒は長野の「鼎(かなえ)」の純米吟醸を戴いた。
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カミサンは秋田の「天寿」純米吟醸の生酒だ。鼎はフルーティな吟醸香が素晴らしく、キリッとした酒だったナ。

そして熟成させたマグロの握りを戴いた。
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何日間熟成させたのかは聞かなかったが、旨味が何倍にも増している。これも酒がススむナァ。

続いてホワイトアスパラガスの握りだ。
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香ばしく焼かれた上に細かい削り節が乗っていて美味かった。

追加の最後は穴子の握りだ。
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ふっくらと仕上げてあり、ツメもあっさりとして素晴らしい味だった。

存分に食べて呑んだ。やまだ劇場、最高に素敵なひとときだったナ。カミサンも終始笑顔だったし、良い結婚記念日となった。

他のお客さんも居たのだが、大将仕事の手を止めて店の外まで見送りに出て来てくれた。こんな気遣いも僕らを幸せにな気分にしてくれるのだネ。
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大将、ご馳走様でした。次回、また違う季節に訪れよう。またお気に入りの店が一軒増えた。

そして、階を降りて『ロックフィッシュ』のドアを開いたのでアール。
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シュワシュワ〜ッとカンパイ!では、またネ!
by cafegent | 2016-04-22 16:39 | 食べる | Trackback | Comments(0)
先日新年を迎えたばかりだと思っていたが、もう二月も後半に入っていたのだネ。ボクも昨日から確定申告の書類作成にてんてこ舞いだ。面倒なことは早々に済ませてしまった方が気が楽になるから、今月中には提出しておこうかナ。

暦の上では既に春を迎え、「立春」から「雨水」へと季節も移ろいだ。「雨水」とは、山に降る雪が雨に変わり、氷が解け出して裾野の田畑に雪解け水が流れ込み人も大地も潤いを見せる季節なのだネ。だが、それも暦のハナシ、実際はまだまだ寒い日も続いているものネ。先日も東京で20度を超える春の陽気の翌日に雪が降った。身体の方が気候について行けずに調子悪くなってしまい、風邪を引いてしまったヨ。

それでも、春の気配を感じると心も弾み、ウキウキとした気分に浸れるから不思議だネ。
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我が家の近くの公園でも早咲きの川津桜が見頃を迎えている。保育園児たちも桜の花の下で駆け回ったり、昼時になると主婦たちがピクニックシートを広げてランチを楽しんでいる。
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木の上では可愛いメジロたちが花の蜜を求めて集まっていたナ。
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小鳥は、可愛いナァ。  
     ◇           ◇           ◇
閑話休題。

二月は僕の誕生月でアル。毎年、誕生日には天ぷら屋に行くことが定番になっていたのだが、今年は肉祭りにしてみたのだナ。

そして、吉祥寺に在る名峰『肉山』の頂上を目指し登山へと向かった。
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平日の午後5時、酒朋ルイちゃんとダンディ岩崎さんを誘って肉山の登山口へと階段を昇っていく。
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この日は店主の光山さんが出迎えてくれた。
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さぁ、肉好き男女四人のパーティで肉山踏破に挑むのだ。
先ずは生ビールで乾杯!
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肉山一合目に登場したのは、お馴染みのパテ・ド・カンパーニュだ。
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濃厚な味わいに酒もススむススむ。

続いて牛肉ソーセージだ。
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これには赤ワインを合わせよう。

いつもの肉山では牛肉、豚肉、馬肉、鹿肉、鳩肉等々、様々な肉の赤身にこだわったものが出てくるのだが、この日は牛肉がメインとなった。

どうですか!この牛のランプ肉のローストは圧巻だネ。
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味良し、歯ごたえ良し、あぁ、堪らないネ。
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ルイちゃん、口いっぱいに頬張ってご満悦だ。
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極太のエリンギとアスパラガスのソテーもよい箸休めになるナァ。
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二本目の赤ワインと共にやって来たのは名物の80分じっくりとローストした豚ロースだ。
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エゴマの葉に乗せてガブリと行こう。オォ、相変わらず素晴らしい豚肉だナ。

お次に登場したのは、肉山では初お目見えの牛カツだった。
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薄い衣を身に纏った厚切りの赤身肉は実にジューシーだったナァ。ロースト中心の肉山では新鮮な出会いだったネ。

そろそろ、六合目辺りを登り切った頃かナ。
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キュウリが登場した。これがまたサッパリとして肉と肉の合間にピッタリなのだヨ。
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続いて牛肉が登場したのだが、部位を忘れてしまった。失敬!

さぁ、肉山の頂上に辿り着いたゾ。四十日熟成させたと云うサーロインのローストがやって来た。
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これは見事な牛肉だネ。噛めば噛むほどに肉の旨みが口の中に広がっていった。肉をじっくりと味わう楽しみはこの店で改めて再発見したと言っても過言ではないネ。前回の馬肉尽くしも素晴らしかったが、今回の牛肉オンパレードも最高に素敵な登山となったネ。

我ら四人ガッツリと肉を喰らったネ。
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〆のご飯は胡麻油と塩で頂く卵かけご飯と特製カレーライスから選べるのだナ。
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僕ら夫婦は一つずつお願いして交互に食した。
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ダンディさん、ルイちゃん、お付き合いありがとうネ!

帰り際、光山さんから誕生日祝いにと赤ワインを一本プレゼントして戴いた。
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こんな粋で優しい気遣いがまた次回へと繋がるのだネ。
たっぷり二時間の肉山登山も無事に終わり、下山した。

午後7時、僕らは腹は満たしたが、酒はまだまだ足りないモードだ。
そんな訳でハーモニカ横丁へと吸い込まれていったのだナ。
by cafegent | 2016-02-23 14:24 | 食べる | Trackback | Comments(0)
東京は今夜からまた雪が降るらしいネ。大寒も中頃を迎え、七十二候では「水沢腹く堅死」(みずさわあつくかたし)の季節、沢の水が分厚く氷り張りつめる時季が来たのだナ。

今の季節は「三寒四温」と云って、三日ほど寒い日が続いた後は、四日ぐらい暖かい日がやって来ると伝えられている。この1週間ほどは、正に三寒四温を肌で感じているネ。
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毎朝散歩する公園でもアオジやウグイスが地面に落ちた木の実や落ち葉の下の小さな虫などを探して食べている姿を見かけるようになった。また、民家の軒先などでは胸に色鮮やかな橙色を輝かせているジョウビタキのオスの啼く声を耳にする。
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ジョウビタキは人を余り恐れないので、近くからカメラを構えても逃げずに居てくれて、素敵なポーズを決めてくれるのだナ。
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昨年のデング熱の騒ぎから、野趣に溢れた公園も蚊の対策として一斉に草木が刈られてしまいハゲ野原になってしまった。草むらが無くなると野鳥たちが姿を隠す場所が無くなり、カラスや猛禽類に襲われる機会が増えてしまう為に、今まで毎年渡りの途中で飛来していた鳥たちが来なくなったと云う訳だ。

野鳥探しを毎朝の愉しみにしている僕にとっては、実にサビしい限りでアル。
        ◇            ◇            ◇
閑話休題。

今週も都立林試の森公園に野鳥を探しに出かけ、昼飯どきになったので何を食べようかと思案しながら我が家の方へと歩いた。

桐ヶ谷斎場の脇を不動前駅の方へと下り、攻玉社中学校の裏手で永年暖簾を出しているのが、『中華こばやし』だ。
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ガラリと戸を開けて赤い暖簾を潜ると、其処は「ザ・昭和」な世界にワープするのだナ。

テーブル席はそれぞれ一人客が居り、ラーメンを啜っている。カウンター席のお客さんはラーメンと餃子に半チャーハンだ。僕は此処のわんたんめんが好きなのだが、この日は店に到着する前から「軟らかいヤキソバ」にしようと心に決めていたのだ。それに餃子もお願いした。

此処は創業昭和40年、今年51年目を迎える老舗の街中華なのだネ。

「半わんたん」や「半チャーハン」があるので、その日の気分で組み合わせを変えるのも此処に来た時の楽しみのひとつなのでアル。

実はココ、偶然に見つけた中華屋さんなのだナ。30年以上住んだ白金台を離れ、新居を探している時に不動前周辺を歩き廻っている途中で見つけて、その佇まいに一目惚れして暖簾を潜ったのが8年前のこと。

そしてこの店から徒歩7、8分のところに住むことになったのだナ。以来、時々来ているってワケだ。

澄んだ醤油ベースのスープと柔らかめな細麺は、子供の頃に食べた屋台のラーメンの味そのものだった。この日に食べた「軟らかいヤキソバ」は生麺を使っており、その名の通り軟らかい焼きそばであり、どこかホッとする味なのでアル。
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武蔵小山『自慢亭』の軟らかい焼きそばとはまるで違う代物だが、僕は甲乙つけがたいほどにどちらも好物なのだナ。

カウンターに座ると正面に小林さんの奥さんが立っている。
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その横でご主人が黙々と中華鍋を振ってチャーハンを炒めている。この光景を眺めているだけで、朗らかな気持ちになれてしまうから不思議なのだよナァ。今日はどんな鳥が居たの?と奥さんから声を掛けられた。先ほど写したジョウビタキやウグイスの写真をお見せすると、この辺りでもメジロやウグイスが啼いているわネ、と答えてくれた。
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チャーハンを作り終えたご主人も僕の写した小鳥の写真を眺めて、ニコリと笑みを返してくれた。
餃子をつまみながら飲む昼間のビールも最高に旨い。
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此方の餃子は、ファイト餃子を小ぶりにしてもう少し柔らかくした感じなのだネ。もっちりとした厚めの皮が独特なのだナ。小さめのサイズなので6個でもペロリと食べられてしまうのがイイ。

 小さな店である事を恥じる事はないよ。
    この小さな私の店に人の心の美しさを一杯に満たそうよ。
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ご主人は店の壁に幾つもの言葉を貼っている。「生涯現役」の言葉も僕らにはウレシい限りなのだ。

此処が地元の小林さん、ご両親がかき氷屋さんなどをこの場所で営んでおり、23歳の時に中華食堂として開業したそうだ。今年74歳になるであろうご主人、白い帽子と白衣に年季の入ったブルージーンのエプロンが板についている。

小林ご夫妻のメガネの奥から覗く目も笑みを絶やさず、僕らを幸せにしてくれるのだナ。

よし、次回はわんたんめんと半チャーハンにしようかナ。三寒四温の冬の午後、眩しい日差しの中を歩いて我が家まで戻ったのでアール。
by cafegent | 2016-01-29 17:04 | 食べる | Trackback | Comments(0)
暦では既に「大雪」だネ。季節を72に分けて表した七十二候では「熊穴に蟄(こも)る」の時季、熊が穴の中に入って冬ごもりをする頃と言う訳だが、今年は見事に暖冬だネ。今日の東京もピーコートを来て歩いていると汗ばんでしまう程だった。

そう云えば、今日から東京の冬の風物詩「世田谷ボロ市」が始まった。
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四百年以上も続くボロ市だが、毎年世田谷で12月と翌1月の二度開催され多くの人が訪れて活気に満ちあふれるのだナ。ところ狭しと古道具屋などが出店し、掘り出し物を求めて歩き回るのが愉しいのでアル。
僕の場合は、酒器にまつわる物を探して歩くことが多い。何処かの居酒屋が使っていた酒徳利とか、祝い時に造られた盃などを見つけると胸が躍るのだナ。
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そして、長い行列に並んできなこや大根おろしのからみが美味い「代官餅」を買うのも毎年恒例の行事となっている。
今年は明日からまた出張なので、年明けの1月に行く事にしよう。

僕の野鳥好きは、もう長い間続いているので地元の酒仲間たちも皆知っている。夕べも武蔵小山の大衆酒場『牛太郎』で一人呑んでいるとガラリと戸が開いて「おぉ、居た居た!」と近所で骨董屋を営んでいる知人が入って来た。

「こんな本を見つけたので、是非読んでみてよ!」と手渡されたのは昭和15年に出版された中西悟堂(ごどう)の著書「野鳥と共に」だった。
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中西悟堂と云えば、鳥類研究の第一人者であり、日本野鳥の会の創立者なのだネ。
ヨシゴイを放飼し育てた記録や野鳥を捜し求めた旅を綴った「探鳥紀行」など実に面白い内容だったナァ。しかし、旧仮名遣いや読めない漢字も多く、読み進めるのも一苦労した。
それでも、こんな貴重な古書を見つけてくれるのだから、骨董屋さんって凄いネ。ちなみにこの御仁は牛太郎の店主と中学校の同級生なので、時々店で顔を合わせたり、朝の公園で野鳥探索をしている際に出逢うのだナ。
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素晴らしい本に巡り会えて、益々野鳥探しが愉しくなりそうだ。
     ◇           ◇           ◇ 
閑話休題。

さて、年の瀬の師走を迎え、いつも季節毎に訪れる寿司店も今年最後の訪問となった。武蔵小山駅から毎朝野鳥を探しに散歩をする都立林試の森公園を抜けた住宅街の中にひっそりと佇んでいるのが『寿司 いずみ』でアル。
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10席程のL字のカウンターのみの小体のお寿司屋さんなのだが、一年中予約で埋まっているのだネ。故に此処は「営業中」の看板を出したことがなく、いつも「準備中」になっているのだネ。  
この日の予約は午後七時、ガラリと戸を開けると既に三人のお客さんが居た。

先ずはサッポロ赤星で、喉を潤そう。
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ゴクリ、あぁ旨い。この日は何処にも寄らず此処が一件目なので、最初の酒なのだ。
そして最初に登場したのは、お馴染み「茶ぶり海鼠(なまこ)」だ。
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能登の海鼠を番茶にくぐらせたいずみの名物の一つなのだナ。土佐酢に柔らかい海鼠と自然薯のトロロが絶妙にマッチして唸る美味さだ。

続いて登場したのは「新海苔の卵焼き」だ。
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風味豊かな海苔の味がダシと卵と三位一体となっていた。

国産物の鮟鱇の肝だ。海外物に圧され築地でも国内のあん肝はキロ1.5から2万円はすると云う。山口萩産のあん肝は濃厚で甘い。
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ここで、酒を日本酒に切り替えよう。宮中で出される酒「御苑(みその)」を戴いた。
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信州の酒とのことだが、酒米も酵母も明かされないらしいネ。

一切れ残したあん肝を荒く箸で潰し、青森で獲れた寒ビラメに合わせるのだナ。
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5日程寝かせたヒラメの刺身にたっぷりとあん肝を絡ませて口へと運ぶ。ん〜ッ、美味い!日本酒もススむススむ。  

お次は刺身だ。佐渡産の寒ブリのはしり、そして寒メジだ。
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メジマグロは腹の部位と背中の部位を切ってくれた。いずみの刺身は、淡路の新玉ねぎの擦りおろしと京都宇治のユーサイドの久保田さんが造る和芥子(わがらし)で戴くのでアル。
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切り身の上におろした玉ねぎと和芥子を載せてから、旭川の野性のアイヌネギのタレに浸けて食べるのだナ。寒ブリも脂乗りが程よく、素晴らしい味わいだった。

次に登場したのは「真牡蠣の茶碗蒸し」だ。
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蓋を外すと濃厚な牡蠣の香りが僕の鼻腔をくすぐった。おぉ、こりゃ凄いナァ。
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大将曰く、ひとつの椀の中に南三陸の荻浜で育った天然真がきが10個すり潰して蒸したので、この日はお客十人だから百個の真がきをすり潰したんだとか。更にその上には甘味噌で焼いた牡蠣が一つ乗っていた。牡蠣そのものの蒸し物には驚いた。テンメンジャンと隠し味のニンニクの餡が牡蠣の味を引き立てていたナ。

日本酒は、広島の地酒「旭鳳(きょくほう)」を戴いた。
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土井杜氏が仕込む年内搾りの蔵の酒はガツンとくる味だった。

こちらは「鯖のつみれの椀」でアル。
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中にキウィを入れてつみれにした鯖を三日間寝かせて熟成させたのだとか。たぐり(一番)湯葉を載せて、返しにサッとくぐらせる一品だ。一口目はそのまま味わい、二口目は山椒を少し振り掛けて口へ運ぶと風味が増してさらに美味くなった。

さぁ、いずみ劇場の第一幕目はこれにて終了だ。幕間は珍味タイムとなる。痛風まっしぐらなアテで日本酒を堪能しようか。
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いずみと云えばこの「カツオの塩辛」と「マグロの塩辛」だネ。毎年正月もこれを爪楊枝でつまみながらチビチビと酒を呑み続けるって訳だ。そして、上は「真がきの塩辛」だ。
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こちらの四角い皿の上は「アワビ肝の酒粕漬け」と「ボラ子の塩辛」でアル。

酒は明鏡止水でお馴染み信州大澤酒造が造る「明鏡の鬼辛」を戴いた。鬼辛純米は日本酒度+12!超辛口の純米は爽快で新しい味わいだった。濃厚な珍味にベストマッチだナ。

珍味の合間に出て来たのは東京湾で獲れたウツボを焼いたものだった。
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ウツボと云えば高知産が有名だが、東京湾物も身がしっとりとして皮部分のコラーゲン凄し!ねっとりと歯にまとわりつくコラーゲンを日本酒で流しこんだ。むふふ。

そして更に「痛風まっしぐらパートⅡ」だ。
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筋子に軍鶏(シャモ)のべっ甲卵、沖ボラのからすみ、からすみの味噌漬けだ。8週間風干しして仕上げたからすみは酒のアテに最高だナ。

続けて出されたのは、なんと四年もの間熟成したイカの塩辛だった。
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これはもう、塩辛を通り越して別の珍味になっていたが実に美味し。あぁ、酒がススむ。

幕間の珍味もこのへんで締めくくろうか。
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よし、いずみ劇場の第二幕は、もちろん握りだネ。先ずは、いずみ恒例の小肌四連発からだネ。
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こちらは、赤酢〆の小肌だネ。
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そして、白酢(米酢)で〆た小鰭(コハダ)だ。
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こちらは、キビ酢〆だ。
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最後は、白板昆布で〆た小肌を口へ運んだ。相変わらず善い仕事をしているネ。

寿司いずみでは、握りを置くゲタが無いのだナ。板前が握った寿司をいの一番で口へ運んで貰いたいとの思いから客の手のひらに直接置いていくのでアル。なので、こちらは置かれた握りをそのまま口へ放り込めばいいのだネ。

酒は山形、新藤酒造店が造る「九郎左衛門 雅山流(がさんりゅう)新・影の伝説」純米吟醸 無濾過生詰酒の登場だ。
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裏・雅山流が三年ぶりに造った酒だと伺ったが、吟醸ならではの香りも優雅で、口当たりもまろやかでフルーティーな味わいの純吟だった。

お次は、東京湾の千葉側で水揚げされたスミイカのヅケだ。
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ねっとりと甘く、程よいヅケに仕上がっていた。

こちらは、穴子の白蒸し握りだ。
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間に梅肉が挟まっており新しい味わいだった。そして、イワシの握りだ。
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擦りおろしの玉ねぎが良いアクセントになっていた。

続いて手に乗るのは真牡蠣の昆布〆だ。
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おぉ、牡蠣の旨味を昆布の風味が包み込んで極上の味わいだ。

さぁ、握り劇場はどんどん続くぞ!
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こちらは、大トロの外套を身に纏ったマグロのヅケでアル。こりゃ、反則ワザだよネ、美味いに決まっているじゃないの!凄いのが来たナァ。
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天然の赤貝もスバラシイ。そしてこちらも寿司いずみの名物「車海老のおぼろ」だ。
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「おぼろ」とは、江戸の頃の魚の保存法のひとつ。車海老を漬け込んだおぼろを酢飯の代わりにして握るのだネ。これも一度食べたら病みつく美味さなのだナ。

そして、煮蛸の握りだ。蛸の風味豊かなツメが実に旨い。
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此処いずみでは、魚それぞれに違うツメを使っている。穴子のツメは穴子を煮た汁を煮詰めて作り、蛤のツメも蛤の煮汁で作る。そんな訳で当然ながら、煮ダコのツメも蛸を仕込んだ煮汁を煮詰めて作っているのでアル。おぉ、柔らかくい!美味いのなんの、南野陽子!なんちて!(我ながら久しぶりに出たナ)

酒は明鏡止水の変わり種「ラヴィ・アン・ローズ」を戴いた。マスカットの様なフルーティーな香りが心を豊かにしてくれて、口に含めばサラッとした華やかな味わいが口一杯に広がった。

新雪の様なこの握りは、真ダラの焼き白子だ。
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おぉ、濃厚で美味い。本当は巻物も食べて締めくくりたかったのだが、胃袋の許容量が限界に達して来た。よし、今度は年明けにまた来よう。
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最後は有明の新海苔ともずくのお吸い物を戴いて締めくくった。
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途中でバルサミコ酢をほんの少し垂らすとまた違った味になり二度美味しいのだネ。

僕の左隣りの若者二人は初めてのいずみに感動していたネ。右隣りの5人組もそのうち4人が初いずみらしく喜びの声が何度も聴こえてナァ。それにしても、こんな素晴らしい名店に後輩たちを連れて来てご馳走してくれるのだから、なんて素晴らしい上司なのだろう。羨ましい限りでアル。

左端の若者はまだ40代前半だが、某球団社長だった。寿司いずみには何故か球団社長の方が常連になっているが、野球選手も方々も多いからかナ。連れて来てくれた若者たちも諸先輩の活躍を励みに成功を手にして、自分の財布で此処に通ってくれるとイイネ。

あぁ、ご馳走さまでした。外は12月とは思えない程、生暖かい風が吹いていた。酔い覚ましに歩いて帰るとしようか。
by cafegent | 2015-12-15 16:06 | 食べる | Trackback | Comments(0)
暦が「処暑」を迎えた途端、東京の気温がグンと下がったネ。今朝は肌寒ささえ感じて、長袖のシャツを着た。

この時季、台風が次々と到来する季節でもある。沖縄から九州にかけて猛烈な勢いで台風が襲来したネ。今後の台風が日本列島を直撃しないことを願うばかりでアル。

夏の間、毎朝の公園散歩は野鳥が居ないため足元の昆虫ばかりを探して歩いたが、昨日は秋の気配を感じたのか、渡りの途中の野鳥が公園の樹々に舞い降りて来た。

留鳥の四十雀(シジュウカラ)の群れに混じり、センダイムシクイが数羽入っていた。
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小鳥だから撮影が難しい。
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派手に飛び廻るサンコウチョウも二羽見つけることが出来た。
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懸命に虫を捕らえて食べているのだナ。

これから九月に入ると更に色々な種類の渡り鳥がやって来る。大きな筒鳥(ツツドリ)の姿も来週あたり見られるだろうか。
    ◇           ◇           ◇
閑話休題。

行きつけの酒場の夏休みが終わり、酒場難民もやっと救われた。と云う訳で、いつもの武蔵小山『牛太郎』の暖簾を潜った。
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馴染みの酒場は、どの時間帯に訪れても知った顔に出逢えるから愉しいのでアル。

先ずは、瓶ビールの大瓶を戴いて、喉を潤す。

「牛太郎」には冷暖房という設備が無い。故に此処に来る連中は、皆さん扇子(せんす)か団扇(うちわ)を持参して来るのだナ。
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中には小さな扇風機持参の御仁も居るのが笑える。

左手で扇子を扇ぎ、右手でビールグラスを持ち上げる。クゥーッ、冷えたビールが「命の水」の如く乾いた喉を滑り落ち一気に火照った躯を爽快にしてくれた。
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アテに頼んだのは、煮込みだ。此処の煮込みは玉ねぎが入っているのが特徴的だネ。玉ねぎの甘さとモツの味が絶妙に絡み合い酒に合うのだ。

昨日は俳優の金井裕太クンもやって来た。
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映画にドラマにと大活躍だけに中々飲みに来られない様子だが、合間を縫って「牛太郎」には来てくれるのだからウレシイ限りでアル。

お次は、名物の「とんちゃん」だ。汁気が飛ぶまで鍋で蒸し焼きにされたモツはニンニクが効いて酒がススむススむ。あぁ、薩摩白波の水割りも旨いナァ。

「牛太郎」を出て、向ったのは武蔵小山駅前の飲食街「りゅえる」に在るビストロ『キャトル・アブリル』だ。フランス出身のジャン・ボスコさんがオーナーシェフを務める小さなビストロはいつも混んでいるのだが、この日はタイミング良くカウンター席に座ることが出来た。
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此処は何を頼んでも美味しくてハズれが無い。しかもボリューム満点だからワインもススむのだ。

先ずは前菜の盛り合わせから。皿が見えなくなる程に盛られた料理はビストロならではだネ。
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サクサクの生地が美味しいキッシュもボスコさんの自信作だネ。鴨のスモークも赤ワインに合うのだナ。

二杯目のカラフェをお願いした頃にお待ちかねのメインディッシュが完成した。この日ボスコさんがオススメしてくれたのは大きなラム肉のローストにたっぷりのロックフォールチーズがかかった一皿だ。
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ブルーチーズの青カビ臭は好きな人には堪らないのだヨ。フランス最古のチーズと云われているだけに、ボスコさんのレシピは抜群だ。さすが、フランスの三ツ星ホテルでシェフを務めていた経験が存分に生かされているのだネ。付け合わせのレンズ豆のソテーもラタトィユも美味しかった。
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満席の店内をボスコさん一人で切り盛りしているのだから、大変だネ。もうスグこのエリアは再開発のために取り壊しとなる。「キャトル・アブリル」も新たな移転先を探している最中だと伺った。好い場所が見つかることを願うばかりでアル。

ボスコさんのビストロを後にして、スグ近くの酒場『長平』へ。
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この日は日付が変わると我がカミサンの誕生日だったので、店主の充クンから赤のスパークリングをプレゼントして戴いた。
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こちらも満席だったので、暫くはスタンディングでワインを愉しんだ。
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カミサンがゴキゲンだと実に平和なのだ!
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「牛太郎」のご常連たちも集まり、賑わっていたナ。
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そんなこんなで夜が更けて行ったのでアール。
by cafegent | 2015-08-26 16:56 | 食べる | Trackback | Comments(1)
季節を72に分けて表す七十二候では「土潤溽暑」(つちうるおいて、むしあつし)の頃、ムッとした熱波が漂い肌にまとわりつく蒸し暑い季節がやって来た訳だネ。「溽暑」とは、いささか難しい漢字だが「じょくしょ」と読む。腕の毛穴から汗が吹き出して来る、そんな湿度の高い蒸し暑さを指す言葉でアル。
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「溽暑」が過ぎれば、今度は「炎暑」の到来だ。クラッと目眩のする様な砂灼(すなや)くる暑さは堪ったもんじゃない。ゆらゆらと陽炎の様に熱波が揺れる灼熱のアスファルト、打ち水をして涼をとる光景を目にする季節だネ。

    柔らかく女豹がふみて岩灼(や)くる    富安風生

酷暑が続く八月の夏真っ盛り、長屋の一角、開け放たれた玄関の簾の向こうに肌襦袢姿で畳の上に横になる女の姿を目にして、灼けた岩の上でしなやかな姿態をさらけ出す女豹(めひょう)にでも見立てたのだろうか?
あぁ、そんな光景に出会(でくわ)してみたいものだナ。
      ◇           ◇           ◇
閑話休題。

先日、久しぶりに大好きな寿司屋へと出掛けた。我が家から歩いても10分程に在るのでもっと通えるのだが、如何せんその店の主人(あるじ)が15年以上修業した寿司屋さんに行くことが多いので、ご無沙汰してしまっている次第なのだ。

その店は目黒と五反田の間、桐谷斎場の通りから脇に入った処に在る。
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『なかのや』の暖簾を潜ると主人のキンちゃんが笑顔で迎えてくれた。

席に着くと、先ずは日本酒と塩のみで味つけした白身の骨と貝ヒモの出汁で仕上げた一口大の雑炊が出て来た。
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柚子の香りが立ち、胃に優しい一品だ。最初にこれを戴くと悪酔いしないかもしれないナ。

続いて、三浦半島で獲れた蛸を粗塩で戴いた。
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うん、旨味が凝縮して噛めば噛む程に美味さが広がっていく。これに合わせる酒は、「魚沼」の辛口純米だ。むふふ。
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出汁に漬け込んだ子持ちシャコも実に美味い。そして、漬け込んで二ヶ月の茶ぶり赤なまこの登場だ。
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こんな手間のかかる仕事ぶりは、キンちゃんが研鑽を積んだ目黒の『寿司いずみ』仕込みだネ。さっぱりとして、涼を感じる一品だ。

再び、シャコが出てきた。
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愛知産の蝦蛄を酢で〆ている。おぉ、これまた美味い。酒を和歌山の地酒、平和酒造の「紀土(キッド)」に切り替えた。純米の風味豊かな香りにしっかりとキレのある口当りの酒だった。クゥーッ、旨い。

お次は、琵琶湖の天然鮎だ。
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季節を味わうってのは、至福のひとときだナ。小さいながら、豊富な藻を食べて育った鮎の肝に琵琶湖の味を感じることが出来た。
今度は、ホシガレイだ。
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こちらは、肝ポン酢に付けて戴いた。ギュッとした歯ごたえも美味さを引き立てる。続けて、ホシガレイのエンガワの炙りだ。
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皮付きのエンガワは、口溶けが凄かった!あぁ、幸せだ。

さぁ、この季節がやって来た。
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エゾバフンウニの濃いオレンジ色が磁器の器に映えている。ムヒョーッ、口へ運ぶと濃厚な旨味と甘味がズンと残る。可成り後味が強いウニだネ。冷酒がクィクィと進むのだ。
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外房で獲れたアワビの蒸しも素晴らしい。
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山葵をちょいと載せて口へ運ぶ。おぉ、身が柔らかく味も濃い。

次に出て来たのは、青柳を干したモノだった。
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コレは酒に合う珍味だナ。噛めば噛む程旨味が口一杯に広がり、酒を誘う。

続いてもまた珍味だ。
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アワビの肝の味噌粕漬けか。キンちゃん、「寿司いずみ」の大将仕込みの味をしっかりと受け継いでいるネ。酒は山形の地酒「銀嶺月山」の純米だ。おぉ、酒米の仄かにフルーティな香りが僕の鼻腔をくすぐる。月山の名水で仕込んだ酒ならではの、まろやかで優しい喉越しの酒だ。クィッと呑める一杯だ。

さぁ、キンちゃん劇場の第一幕が終わり、握りの幕が上がった。

先ずは、小鯛のおぼろ握りから。
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おぼろに漬け込んで小鯛の味を濃く出していた。こんな江戸前の仕事は、中々他店では味わえないのだナ。むふふ。

こちらは、蒸しあゆの握りでアル。
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鮎の肌の色が美しいネ。
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続いて、中トロの握りと静岡で獲れた小肌の握りだ。
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どちらも云うこと無しの美味さだネ。

続いて出たのは、キタムラサキウニの握りだ。
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こちらは、エゾバフンウニよりも色が白い淡い味が特徴のウニだネ。
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愛知のトリガイは、歯ごたえも良く良い味がしていた。
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鹿児島のアジ握りも脂の乗りが良く旨い。
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マグロ赤身、クルマエビおぼろ漬け握りと美味い寿司が続く。
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そして、箸休めになかのやの焼き印が押された卵焼きを戴いた。
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おぉ、甘くて美味い。
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キンメ昆布締めには、広島の地酒「極鳳」の純米酒を合わせてみた。間違いない取り合わせだナ。
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沢庵をかじり、ホッと一息。

お次は、三重桑名のはまぐりの二つ合わせ握りだ。
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あぁ、もう申し分ない美味さに感動だナ。

立て続けに煮穴子の登場だ。
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穴子のためだけに煮詰めたツメが極上のテリを魅せていた。
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イカの握りも甘い。

マイワシの細巻きをリクエストしてみた。
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むほッ、脂の乗りが絶妙で美味い。細巻きなので、パクパクとイケるのだナ。

そして最後の締めくくりは、銚子の金目鯛の炙りだ。
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脂乗りも凄い!口の中で溶けるようだった。

キンちゃんの握り劇場も無事に終演だ。
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〆の味噌汁が満腹の胃袋をサラリと流してくれた気がした。

相変わらず、良いおもてなしをしてくれたネ。残った酒をグィと飲み干し、ご馳走さま。
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渋めのお茶を戴いて、酔いを冷ますことが出来た。

次回はいつ訪れようか。ウニの季節にもう一度来ようかナ。外はすっかり暗くなっていた。我が家を通り過ぎ、そのまま武蔵小山『長平』に向ったのでアール。
by cafegent | 2015-07-29 16:49 | 食べる | Trackback | Comments(0)