東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリ:食べる( 278 )

子母澤 寛(しもざわ かん)の『二丁目の角の物語』と云う本を手に入れた。

随分と探したけれど運良く昭和38年に文芸春秋社から発行された初版本を見つける事が出来て嬉しいのだ。子母澤 寛は、「新撰組始末記」や「勝海舟」で作家として活躍したが、もとは読売新聞の記者をしながら執筆活動をしていたらしい。
b0019140_19375042.jpg
北海道から夜逃げ同然で東京に出て来て、銀座のど真ん中の2丁目の角に在る「日出の木商会」なる不可思議な怪しい会社(と云うより、詐欺まがいの事ばかりで借金を貯めて倒産したインチキ会社)に就職したが、給金もロクに貰えず、困り果てたあげくに運良く読売新聞に記者として働きだした主人公『私』の物語なのだが、子母澤本人の自伝小説だ。実はこの本、飲み仲間であり、青山のバーbrutを営んでいるKeyさんに以前教えてもらった事があった。『立ち飲みなるきよ』で飲んでいる時に、「丁度、GATTACAのマスター、ボーイさんに貸すので持っているんだよ」、と云って見せてくれたのだった。今年、大河ドラマのシリーズになった『新撰組!』の脚本家/三谷幸喜さんもドラマの参考にしているのだと思う。それと、この本の装画も実に味があって良いのだけれど、なんとグラフィックデザイナーをしていた頃の故伊丹十三氏の絵と文字だったのだ。タイトルも活字の様に見えて実は手書き文字だったりして、伊丹さんの『超こだわり』はここにも表われていて驚いた。
ネットで、子母澤 寛の事を拾ってたら、「新撰組!」からドラマ「タイガー&ドラゴン」につながって、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」の中のすげー面白い記事を見つけたから、みんなにも読んで笑ってほしい。兎に角オカシい!!

「タイガー&ドラゴン with ほぼ日テレビガイド」


僕は、酒とか料理とかを題材にした随筆が好きでいろいろと集めているんだけれど、まぁそれも少しづつ紹介しようかなぁ。
吉田健一の『舌鼓ところどころ』とか狩野近雄の『好食一代』、 池波正太郎 の『食卓のつぶやき』、他にも山口瞳の『行きつけの店』なんかだなぁ。
子母澤寛の作品でも『味覚極楽』と云う食に関する随筆、いわゆるエッセイもすごく面白い。
「 蛤の藻潮蒸し」だの、「冷や飯に沢庵」だの、「 鯉の麦酒だき」と云った話が満載していて、読みながらよだれが垂れてくる本なのだ。

先日、仕事先の方と神田明神下にある『佐々舎』に行って竹の子と鯛しゃぶをご馳走になってきた。神田に着いたとたん土砂降りの大雨、それは、それはもの凄い洪水の様な雨な訳で、靴の中はぐしょぐしょ状態になっていた。
b0019140_19422666.jpg
さすがに、こんなに濡れた足で座敷にはあがれないなぁ、と思っていたら女将さんが新品のソックスを持って来てくれたのだ。ジャケットもちゃんと乾かしてくれたり、いたれりつくせりで、心遣いに感謝感激だった。京都の新竹の子も美味かったし、鯛のしゃぶしゃぶも絶品だった。この店は、山口瞳さんが贔屓にしていた店で、本来はふぐが美味しい店だ。カウンターを悠々自適にかっ歩する猫も妙に馴染んでいるし、ご主人も女将さんも良い方だったし、食事は美味いし、で云う事なしだった。僕も歳をとったら、こういう店を贔屓に持ちたいものだな。ちょうど梅雨の季節には、『はも』が始まるころだ。淡路玉葱の鱧すき、京湯葉の鱧しゃぶ、うぅ...書きながらよだれが出て来たわい。
b0019140_19421365.jpg
b0019140_19424580.jpg

神田明神下  ふく四季御料理 佐々舎
千代田区外神田2-10-2 
03-3255-4969
by cafegent | 2005-06-17 20:07 | 食べる
先日、『立ち飲み なるきよ』の常連さんの恭子ネーサンから電話を頂き、銀座にちゃんこ鍋を食べに行くことになった。東銀座の新橋演舞場の裏手。
新橋演舞場は歌舞伎を知らない人でも知っている東京の名所な訳だが、高級料亭「金田中」も経営している。最近、代替わりしたので、料亭の枠を超えた新しい料理屋の展開にも精を出している。渋谷のセルリアンタワーに入っている『金田中 草』や銀座並木通りの『金田中 庵』なんかは、明らかに若者(と云っても30代だな)を狙っている。好きなコを口説いたり、大事な上客をもてなすには良いんだろうな。政治家が悪巧みをしたり、もみ消して欲しい事柄をそれなりの連中にお願いする場所として頻繁に活用されているのが高級料亭な訳だが、そんな処に僕らは縁が無い。その高級料亭の代名詞の様な「金田中」の真隣りに建っているのが目当ての『相撲茶屋 佐賀昇』なのだ。前説が長くなったが、となりがそんな料亭なもんだから黒塗り運転手付きのクルマが何台も待機している横をススっと入って行くのも銀座ならではの雰囲気を味わえて楽しいのだ。
b0019140_17431714.jpg
「佐賀昇サイト」
元内幕力士の佐賀昇さんが大阪で経営するちゃんこ鍋の味をそのままに出しているのだが、「塩ちゃんこ鍋」がむちゃくちゃ美味い。最近、両国でも塩ちゃんこを出す店が出て来たが、佐賀昇が最初に創ったらしい。たっぷりの出し汁に佐賀県七山
村の手作りゆずこしょうを溶いて、ちょっとピリ辛にして頂く。ん〜ッウマい!!
野菜が中心だし、何杯もおかわりしてしまうんだけど、4人で3人前で十分満足できるのだ。一人前3000円だし、両国に行く手間もいらないから仕事帰りにはいいんじゃないかなぁ。
さて、オーナーの遠矢松太郎さんは、僕よりもずっと若いのだが、その風体は豪傑な体育会系でその筋の方々も避けるような感じだった。このビル2階から上がちゃんこ鍋屋なんだけど、1階は『PineTerrace』なるお姉ちゃんクラブラウンジになっている。モダンなインテリアの中で、素敵な女の子に囲まれて酒が飲めるのだから、云う事なしだ。銀座8丁目あたりのクラブ街に比べてもリーズナブルらしい。(らしい、と云うのはこの日は松太郎さんにご馳走になったからだ。ウレシイナリ。)
今回何で恭子ネーサンからお誘いを受けたかと云うと、1階のクラブでライブをしてくれるミュージシャンを紹介して欲しいっつう事だった。
週に何度か生のサックスライブがあるのだけど、演奏しているのが伊藤タカツグ君というジャズ・ミュージシャンだった。浜松町の世界貿易センターの前でストリートライブを披露していた伊藤君の演奏を聴いて、松太郎さんが口説いたらしい。なかなか良いGrooveで演奏していたから、頭の片隅に気に留めていた。そんな訳で、先週は美味いちゃんこにありつけたのさ(ウレチィ!!)
余談だが、この『PineTerrace』に居たコの中に一人だけ凄い方が居たのだ。僕らの世代しか知らんだろうが、その昔CMで一斉を風靡したアイドルタレント「松本ちえこ」だったのだ。たぶん、40過ぎのお客連中は、松本ちえこ目当てでこの店に通っているのだろう。結構、客足が絶えなかったしな。まぁ、どーでもいいけど。
by cafegent | 2005-05-23 17:47 | 食べる

荒井商店奮闘中!!

今日、ランチで荒井商店に行ったらデッカい木の看板がぶらさがっていた。
ショップカードも出来たって云うし、他のブログでもいくつか取り上げていたからまた紹介してみた。今日はグリーンカレーを食べたけど味は良かったよ。欲を言えばもう少しご飯が欲しいけど、今度は大盛りでも頼んでみようかなぁ。あの店は夜に行って、ペルーの食材の話なんかを聞きながら何か訳判んない料理を創ってもらうのがベストだろうな。もちろん、ペルービールを飲みながらね。
さて、今夜は銀座にちゃんこ鍋だ!!
b0019140_19324797.jpg


荒井商店のホームページが出来てたから紹介しておこうかな。

「荒井商店のホームページ」

by cafegent | 2005-05-12 19:33 | 食べる
世間がゴールデンウィークの真っただ中、いつもと変わらない土曜日をオフィスで過ごし、近くにランチでも食べに行こうと外へ出ると、まぁ何とも良い天気だこと。こんな日は昼からビールも美味しいかな、と近所でも人気のピッツェリアに行ってみたら、案の定ゴールデンウィークでお休みだった。トホホ、と思いつつ先週オープンしたてのレストランに行ってみた。メニューには、「中南米創作料理」と書いてあった。新しい店だし、休日にも開いており、気が利いてるなぁと入ってみた。若い夫婦らしい二人で店を切り盛りしているらしく、戸惑いながらも一所懸命頑張っている姿が微笑ましかったなぁ。訊けば、ペルー料理の店との事。南米ペルーと云えば「セビーチェ」が絶品だ。去年、ニューヨークに行った時も、中南米レストランが流行っており、その店々の独自のセビーチェをウリにしていたっけ。「セビーチェ」は、白身魚やタコなんかをハーブヤレモン、ライムに漬け込んだマリネだ。暑い夏なんかに、これ喰って冷たいモヒートなんかガバガバ飲んだら、もう最高だね。ブラジル料理と聞くと、シュラスコなんかの肉、肉、肉って云うのが浮かぶけど、となりの国のペルーとなるとアマゾン河の淡水魚料理とかムール貝なんかを思い出す。あっ、あと豆料理かな。

連休前にオープンしたこの店の名前は『荒井商店』。何とも人を食った名前だけど、僕の友人も近藤商店なる企画会社を営んでいるから、妙に馴染めたのだ。で、当然、若き店主の名前も荒井タカヒロ君と云う。写真でも判るように、かなりのイイ男だ。b0019140_17282511.jpg1974年生まれだと云うシェフのタカ君は、なんとフレンチの名店「オテル・ド・ミクニ」で修行したそうだ。ある時、自分の料理に悩んでいるときに読んだあるシェフの本がきっかけで中南米の料理に興味を持ち、スペイン語を学び、ペルーに飛んだそうだ。いくつになっても、こういう思い切りが出来るようじゃなくちゃイカんな。職人と云うのは、それが出来るから常々羨ましいと思う事がある。土曜日の天気の良い昼休み、誰かに逢う予定もないからビールを飲んだ。ペルーのCRISTALなるラガービールは、昼に飲むにはちょうど良い軽さだった。
b0019140_1742950.jpg
元来、気に入ると凝り性気味の僕は、翌日の日曜日にもまた『荒井商店』に足を運んでしまった。と、云うよりもランチだけではこの店の本来の味が判らんから、ゆっくりといろんな料理を食べてみたくなったのだ。隣のテーブルでは、ブラジルに長く住んでいたと云う連中が旨そうにあれやこれやと食べていた。どうして、人が食べているモンは旨そうに感じるのだろうか。蜂の巣を焼いた料理だったが、僕もそれを注文した。とても長い時間茹でてから、焼いたのだろう。口の中でとろけるような蜂の巣・トリッパの逸品だった。それからLomo Saltadoと云うペルーの肉野菜炒め。b0019140_1728216.jpgマダイのセビーチェ。カンチータなるペルーのとうもろこしも旨かった。ブドウの蒸留酒「ケブランタ」は強いけど、セビーチェにピッタリの酒だったなぁ。テーブル席が4つの小さな店内は、荒井君夫婦の手作りらしいが、白い壁と木の風合いが馴染んでいて、とても居心地の良い空間に仕上がっていた。こう云う小さな店では、あれこれ聞きながら、奥の深いペルーの料理を覚えていくのに良いかもね。本来ペルー料理って、植民地だった事もあって現地の味とスペイン料理がベースになっていて、それにアフリカとか中国とか日本の影響が混ざり合って、今のスタイルになっている訳だが、ミクニでしっかりとフランス料理の基礎を身に付けているシェフならではの、繊細な味のこだわりが更に混じり合って『荒井商店』スタイルの料理に進化しているのだった。b0019140_17372339.jpg
いやいや、美味しいひとときを楽しませてもらった。

新橋6丁目の『荒井商店』
当分通うかもなぁ。
by cafegent | 2005-05-06 17:43 | 食べる
芝大門に夕方になると煙りモクモクで大にぎわいのモツ焼き屋がある。その名も「秋田屋」と云うのだが、先週そこで待ち合わせをしてライブに出かけたのだ。それにしても、この店午後3時半から営業開始なんだけどすぐに満席になるんだよね。b0019140_19171186.jpgこの日も友だちが先に入ってたから良かったけど、外に数十人溢れていた。ここの焼きトンは全部大振りである。だから、数本食べてビール飲んで、さっと出ると云うのが粋な使い方かもしれん。この店で、廻りのみんなが必ず頼むのが『たたき』と云う代物。これは豚ののど肉をニラと一緒にタタいた、いわゆるツクネなんだけど、これは一人1串限定である。なんでも豚一頭から2串しかとれないらしい。
僕はここのハツやレバが旨くて気に入っているが、煮込みも美味しい。普通、モツ煮込みって味噌仕立てなんだけど、ここのは塩で煮込んでいるのだ。夕方5時を過ぎると、女性客も増えてくる。安くて、旨くて、目の保養もできるなんて、幸せな限りだなぁ。ここって、ビールと日本酒がメインで焼酎をおいていないのだ。なのに女性客が多いせいか、ワインあります、のはり紙が貼ってあった。さて、ほろ酔いになった頃遅れてJがやって来た。ブラジルから来たJがモツ焼き食べながら変な質問をしてきた。「パチもんとバッタもんは、どう違うの?」...。実に煙りモクモクの店にぴったしの質問だった。そんなもんばかり売っているような連中が商売早く終ってその日の上がりで一杯やっている風情のやからが目立つのだ。
簡単に云えば、「パチもん」はにせもの、「バッタもん」はB級品かな?秋田屋から浜松町の駅方面に行く途中の路上で本物そっくりのシャネルのバッグやブランド時計を売っているが、あれはパチもんね。錦糸町あたりの衣料品店で売っているアディダスに似ているがロゴがadiosとかになっているのがバッタもんだね。これって説明になっているかなぁ。
そんなこんなで、時間が過ぎて、ライブの時間が近付いたから、浜松町からタクシーに乗り込みお台場のZepp Tokyoというライブハウスに向かった。
この日のライブというのがPファンクだったのだ。昨年末に年明けにPファンク来るから行こうよと誘われて久しぶりに来るのなら見てみようかと思ったのだ。あのバンドは元気一杯のヘンタイ集団だから、4、5時間ぶっ通しで演奏しまくるのだ。会場には案の定、見たことある顔ばかりが来ていた。東京中のソウルバーに出入りしているソウルマニアやバ−のオーナー達だ。大抵のソウルのライブに来ると見かける顔である。僕の後ろの席にソウル評論家の吉岡さんが居た。随分と可愛い女の子を連れているなぁと思って声をかけたら、ソウルバンドでコーラスをしているというコだった。ソウル・サーチャーの吉岡さんは、今度映画になったレイ・チャールズの伝記本の翻訳をしたらしい。みんな、読んでみて欲しい。

さて、ちょうど開演した頃だったが、「The Fifth Element」というラップグループが出ていた。ちょっとヘビーなラップだったけど、まぁ、前座だからすぐ終るだろうと思っていたら、なんと一時間もパフォーマンスしやがって、よくよく聞いたら前座ではなくて彼等もメインだと云う事だったらしい。休憩をはさみ、次に出て来たのが「ZAPP」だった。あの超有名でゴキゲンなファンクバンドのZAPPである。しかし、リーダーでボーカルのロジャーって数年前に亡くなったんじゃなかったけ?という不安が頭をよぎったが、懐かしいサウンドが蘇ってきた。ロジャ−無き後のバックバンドのZAPPオンステージであった。"Dance Floor"、"I Can Make You Dance "、"I Want To Be Your Man"、"Computer Love"そして"California Love"まで懐かしいヒット曲を大連発してくれたから、それはそれなりに楽しめたライブショーだった。ビールで心地良く酔いしてながら踊っているうちにZAPPのステージは幕を閉じた。さて2回目の休憩の時に誰かが云った。「スペシャルゲストのジョージ・クリントン、来日していないんだってさ!」、「えっ来て無いの!!」って時既に遅し。ジョージ・クリントンが来ないって、それじゃPファンクじゃないじゃん。ここで初めてコンサ−トチケットを良く見返してみたら、GEORGE CLINTON & THE P-FUNK ALL STARSなんてどこにも書いておらず、Original P Funkというバンドの名が記されていたのだ。あぁ、呼び屋に騙された、と云うか最初に確認するべきだった。そしてステージ再開。白人の若いお兄ちゃんがキーボードを弾いている。この時点でもうあのファンカデリック、パ−ラメントではない事は直感できた。そして、聞き慣れた楽曲のリズムにのって訳のわかんない変なオジサンたちが登場してきたのだ。それにしても、ジョージ・クリントンもバニー・ウォーレルもブーツィー・コリンズもかなり変な連中だが、違う意味で十分変なそっくりさんたちだった。あのホーンセクションはどこに居るのだ。ホーンがいないのだ。でも、名曲の数々を演奏している。そう、あの"MAGGOT BRAIN"、"FLASH LIGHT"、"ONE NATION UNDER A GROOVE"なんかも見事に演奏しているのだ。ようするに、赤坂、六本木でビートルズの演奏をするそっくりさんバンドのようなものなのだ。きっと、全米中のライブハウスや飲み屋などを巡業しているPファンクそっくりバンドなんだろう。ZAPPから引き続きでこのバンドを見ていて、昨年見た井筒監督の映画「ゲロッパ!」を思い出した。なんだか自分が熱海とか岐阜の下呂温泉あたりのホテルのそっくりショーにでも来ている錯覚を覚えた。すげぇキワモノを見たって感じかな。このバンド、一応、初期のP-Funkのメンバー達らしいのだが、すぐに二分して他のメンバーがP-Funk Allstersになったらしい。知らない訳だよね。Fazzy Hanskins、Grady Thomas等何人かが初期メンバーらしいが、あの若いキーボード奏者は絶対に違うだろうな。

そう、俺はこれが見たかったのだ。このふんどし姿を!!
b0019140_19241917.jpg


いやぁ、なんかモノ凄いもの食っちゃったなぁって云う感じの後味だった。帰りにみんなで何か食べようか、っていう気にもならんかった。レッドシューズのトシくんは結構楽しんでいたみたいだったが、僕はダメだった。一人くらいメンバーがいなくちゃおかしい。絶対におかしいのだ。『オイッ、金返せ!!』っていう位許せん感じだった。一緒に見たJにも思いきりイヤミを云ってしまった。スマンって思った時に頭にある言葉がよぎったのだ。「J、ようするにあれこそが、正真正銘のパチもんやねん!!」...。

      絶対、次回は来てくれ、ジョージ・クリントンよ!!
by cafegent | 2005-02-03 19:18 | 食べる
朝から、パシフィコ横浜で仕事が入っていたので、前日から横浜ロイヤルパ−クホテルに泊まった。
このホテルは何度か来ているが、非常に落ち着くホテルだ。ロビーフロアのシャンデリアのしつらえや調度品がヨーロッピアン・アンティーク風(本物なのだろうか)なのだが、恵比寿のウェスティンと違い妙に僕にしっくりと来る。横浜に来る大抵のカップル同士は海の見えるベイサイドという部屋を予約するのだろうが、僕は決まって富士山が見える部屋を予約する。朝早く目がさめて富士山が見えるのは実に気持ちが良いものだ。そう言えば今年の正月は、自分の部屋から富士山が絶景に見える、と云う脳天きな『夢』を見た。我ながら幸せモノだと思ったなぁ。

昨日は仕事を終えてそのまま渋谷からみなとみらい線で中華街まで出かけた。久しぶりに美味しい中華が食べたくなったのだ。b0019140_17505014.jpg本当は、中華街大通りのすぐ脇を入った所の「海員閣」で、牛バラ飯と海老の辛し煮が食いたかったのだけど、何しろこの辺の店は閉店が早い。ここも8時には閉まってしまうのだ。まぁしょうがない、と海員閣のおカミさんが大好きだという「慶福楼」に行こうと思ったが、まだ時間があるなぁと思い中華街の関帝廟通りに面する「金福楼」に行ってみた。「慶福楼」は中華街ではめずらしく夜中2時まで営業しているので、別の日でもいいのだけれど、たまに早い時間(と云っても「海員閣」は閉まっている時間ね。)に来たんだから、こっちにしてみたのだ。ここは、我らがクレージーケン・バンドの横山剣御用達の美味しくて安い広東料理の店である。ここに来たら、まずは酢豚。
b0019140_1753113.jpg
そして、小龍包、湯葉巻。青菜の炒め物である。b0019140_17502984.jpg昨日は豆苗(トウミョウ)があるって云うので、それをニンニクで炒めてもらった。b0019140_1750155.jpg絶品だった。風邪気味の躰に栄養分をしっかりと補給出来た感じがした。ここのおカミさんは木田喜代子さんと云う。何故か、美味しい中華のマダムは美人が多い。六本木の新北海園、西麻布の南翔小龍しかりだ。b0019140_17504211.jpg

中華料理は、大勢で円卓を囲みながらワイワイと食べるのが種類も沢山頼めて楽しいものだけど、この店の逸品を楽しむのであれば一人でも十分堪能出来るものだ。以前、オフィスが飯倉片町にあった頃は、「中国飯店別館」の牛ガツ麺と中華粥が好きだったし、「新北海園」の豚の黒豆煮込みや黄ニラ炒めを良く食べた。もう、20年近く経つだろうか。西麻布の北海園の料理長がケンカでもしたのか辞めてしまって、子供家族たちとマネージャーを連れて飯倉片町に開店した店が「新北海園」だった。当時、息子の漢明が東京を余り知らないと云うので仕事が休みの時にディスコに連れて行ったりした思い出がある。また、ここの名物マネージャーは、過去訪れたお客様全員の名前を覚えていると云う。数千人と云っていたなぁ、客商売のカガミだね。

中華はどの店にも必ず名物料理があるから、それを教えてもらうと良いと思う。白金台の「聚寶園」は揚州炒飯(カニあんかけ炒飯)、六本木六丁目「中国飯店」は、黒酢の酢豚とメニューには無いが、海老のニンニクせいろ蒸し(絶品だぜ!)、西麻布の「南翔小龍」は、焼小龍包。この店は以前、青山のスパイラルの脇道にあったのだが、何を食べても美味しかった。特に焼いた小龍包は、ここで初めて口にして感動した思いがある。南翔小龍は、料理に加えマダムの千賀子さんが美人で素敵だった。クリスマスにはスパイラルカフェのケーキを訳もなく持って行ったものだ。小龍包は昔から新橋の新亜飯店だったけど、今はここかな。あぁ、マダムも食べたい!!
他にも小龍包と云えば、新宿高島屋に台湾の超人気店「鼎泰豊」(ディンタイファン)があるが、あれも台湾で食べるから気分も増して美味しいのだろうね。高島屋で主婦のざわめきの中で食べても何にも美味しく感じられないのは僕だけじゃないだろう。
あと、西麻布「麻布長江」の純ごま坦々麺も美味しい。長坂シェフの料理に対する探究心とアイディアの量は誰にも負けなんじゃないだろうか。前にも紹介したけど、芝大門のエロ爺いの店「美芳斎」の重慶牛肉飯(牛丼)とマ−ボ飯も風邪が一発で吹き飛んでしまう刺激とウマさだね。

たまには、一人で中華三昧も楽しいぞ、諸君。
ここ最近は、グルメーな話題を書いていなかったなぁ。ここも「ポタ食」に追い付かなくては!!...
by cafegent | 2005-01-27 17:55 | 食べる

東京の隠れ家的食堂

六本木と飯倉の間を麻布台と云い六本木の喧噪を抜け、少しほっと出来るエリアだ。昔は狸穴と云われたくらい狸が沢山いた場所だけど、大使館が近くに沢山あったり外資系企業が連ねているから外国人がとても多く、この辺りは日本じゃない雰囲気を醸し出している。

いつもお巡りが立っているロシア大使館の脇の坂を麻布十番の方に下るとすぐ左側に麻布タワーズというマンションに行く坂に出る。エントランスが通りから見えないこともあり、このマンションは昔から芸能界、政界、財界の連中が良く住んでいた処だ。今でこそ高級マンションはどこにでも建っているが、その昔はとても少なくてここもそんな中の一つだった。このマンションの地階に「クラーク・ハッチ・フィットネスセンター」と云う日本で最初と云っても良い程、老舗のトレーニングジムが存在する。実は僕もここのメンバーなのだが、入会したのが既に20年も前である。今年で35年目になるこのジムは、当時プロのスポーツ選手や役者達が体を鍛える場所が無かった頃に本格的にフィジカル・フィットネスを目的としてスタートしたクラブであり、俗に言うボディビルダー専用では無いのである。今もメンバーだけど、高倉健さんは既に70才を過ぎているのに現役でトレーニングしているし、最近だとエグザイルのメンバーもトレーニングしていたなぁ。K-1負け続きの曙も夕方必ずトレーニングしているよ。クラーク・ハッチ・フィットネスセンター
b0019140_1438429.jpg
このジムに併設されていて、カロリーコントロールをするのに最適なのが、今日紹介する「Ono's Calorie Dining」だ。元々、シェフの小野さんが「Ono's Calolie Kitchen」として永く展開していた店を双子の娘達が引き継いで新装開店したばかりである。僕もトレーニング後には、自慢の「ローカロリー・ハイエナジー・シェイク」にプロティンを入れてもらい欠かさず飲んでいる。隣がアメリカンクラブという立地から、米国人も多く訪れる為ここのグリル料理は人気がある。ビーフ100%のハンバーグステーキやメカジキのグリル等、高タンパク質、アミノ酸を沢山取るには最適のカロリーバランスフードが沢山なのだ。b0019140_14394725.jpg

女性客も多く、近隣からわざわざ足を運ぶ人も多い。新装開店の時に真っ先に胡蝶蘭を届けたのはやはり高倉健さんだった。本当に義理堅い方だね。

そろそろ気候も涼しくなってきたから、外のテラスでのんびりと食事をするのに良い季節になってきたかな。ここは是非、お勧めするレストランだね。b0019140_14405484.jpg
by cafegent | 2004-09-06 14:46 | 食べる

暑さに勝つ食事を求めて

b0019140_1742485.jpg
芝大門の駅から御成門方面の出口を出ると大通りの1本裏に芝神明商店街という時間が止まったような静かな通りがある。この商店街の中に「味芳斎」(みほうさい)と言う中華屋さんがポツンとあるのだけれど、ここが一度行くと病みつく旨さの料理店なのだ。店は決して綺麗とは言えず、狭いし、混んでいる。なんでこんなに混んでいるのかと言えば、安くて旨いからに他ならない。この店は日本で最初の薬膳中華の店として根強いファンに支持されており、すぐ近くの芝パークホテル前にも2代目の支店がある。どちらも味は同じだが、本店はたぶんもう90才前後だろう親爺がやっており、これがまたかなりのエロ爺いなのである。b0019140_1721293.jpg
b0019140_17271193.jpg
何が凄いかって、小さな店内の壁一面にヌード写真が貼ってあったり、さらに凄いのは、今年の夏期休暇のお知らせをマジックで書いていたのだが、そのメモ用紙の山が全部PCからプリントアウトしたエロ画像の数々だった。そして、食べてる僕に向かって、「どうだ、俺の料理を食べてたら、こんなに元気に立つぞ!」って満面の笑みでほざいていた。
b0019140_17202950.jpg本店も支店も一押しのオススメは、重慶牛肉販(通称、牛丼)と重慶牛肉麺。何でも、これだけは支店の息子にも作らせず、エロ爺いが自ら仕込んでいるらしい。鷹の爪と八角、四川山椒等々の香辛料でつけ込んだ牛筋肉がもやしと一緒にご飯の上にかかった丼だが、ちょっとやそっとの辛さじゃなく、最初は舌が痛くなり、汗と一緒に涙が出る程の辛さで胃もビックリする尋常じゃない辛さだった。ご飯の場合は、全部混ぜずに食べれば、辛さを白いご飯で逃げられるのだが、麺の場合はその辛いのが全部汁に溶けているから逃げ場が無いのだ。でも、食べた者ほぼ全員が病みついている筈。他のオススメは、ピーマンレバーとナスの辛し煮、それに納豆炒飯ですか。
この店で何にしようか悩んでいたらエロ爺いが、「納豆は体に良いからこれにしろっ!!」って言ってきた事があった。ピーマンレバーは昼どきの定番で、女性にも結構人気なんだよね。レバーを一度油で揚げていてシャキシャキのピーマンと一緒に炒めてある。もう、ご飯が進む進むオイシイ昼の定食なのだ。(それにしても、よくこんなエロ写真の店に若い女性たちがお昼食べに来るよなぁって、いつも思っているけど、結構彼女たちも精力つけたいのかな?)
b0019140_17211081.jpg
で、今日は東銀座に用事があったので、帰りに大江戸線に乗って「味芳斎」にやってきました。遅い昼食を取るときに、この店はずっと開いているから重宝してる。と言うか、休憩時間も客を入れているっていう感じかな。エロ話も結構この時間だしね。
今日は、鷹の爪を仕込んでいて、親爺の働いている姿を垣間見れた。そして、注文は納豆炒飯なり。タンパク質とって、残りの仕事をこなすとするか。
b0019140_1729113.jpg

ちなみにこれが、納豆炒飯なり。
b0019140_18221036.gif
こちらが重慶牛肉販なり。
by cafegent | 2004-09-01 17:46 | 食べる