東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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カテゴリ:食べる( 282 )

冬の『寿司いずみ』にお邪魔した。
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此処は僕が毎朝歩く都立林試の森公園の裏手の住宅街にひっそりと佇む小体のお寿司屋さんだ。
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いつも予約が入っているから、一年中「準備中」の札が出ているのだ。

四季折々に仕入れた旬の素材総てに一手間かけた仕事をしており、そのままで出される事がない。刺身だってしっかりと熟成させたり、江戸前の仕事を再現したりと、奥が深い。

先ずは、サッポロ赤星でカンパイ!
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カミサンへの一年の感謝の意を込めて、美味しい料理と酒を振る舞うのだナ。
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夕べも大将が饒舌に料理の説明をしてましたナ。

マンボウの腸のゴマ和えを戴く。
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伊東沖で穫れた30キロ級のマンボウだけにその腸も肉厚だった。

続いて、「虎玉」(とらぎょく)と云う松葉蟹の卵焼きだ。
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オレンジ色のツメは、香箱蟹(ズワイガニ)の内子、紫色のツメは、タラバ蟹の内子だ。卵は奥多摩地鶏。濃厚な味で旨味がたっぷりと凝縮されていたナ。

続いて刺身が出るので、日本酒を戴いた。
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加島屋の「惣花」の代わりに出して頂いたのは、宮内庁の職員にしか分けないと云う信州川中島の酒千蔵野が造る「御苑」(みその)でアル。
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純米大吟醸でサラリとした味わいの酒だ。
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氷見のブリと八戸のイワシを新玉葱のすり卸しと和芥子で戴くのだナ。
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氷見のブリは、こんなご大層な証明書と箱が付くから、その分値が張るんだとか。
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必要ないから値下げ欲しいと言ってましたネ。
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そして、今回の蒸し物は、石巻市荻浜の外湾で穫れた天然の真牡蛎だ。
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その真牡蠣を10個も裏ごしして蒸した、いわゆる茶碗蒸しだ。
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濃厚かと思いきや、実に優しい味だったナ。椀の底まで綺麗に平らげました。

続いて、鯖のつみれの湯葉和えだ。
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湯葉は愛知県三河「伊藤農園」の一番たぐり湯葉だ。先ずは、湯葉だけを食べてみる。濃厚で深い味わいだ。

湯葉の下のつみれは、鯖を半分叩き、半分をすり潰して、キウィを入れて二日間寝かし、キウィの酵素でふわふわの食感に仕上げるそうだ。このつみれの中には巨峰が入っていて、風味が良いのだナ。

酒とみりん、鰹、ソウダガツオで二晩寝かした本返しの汁が、湯葉と絶妙にマッチした一椀だった。

お次の酒はカミサンと別の銘柄にして戴き、味見し合った。

僕のは岩手の地酒「あづまみみね」だ。
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春先に搾られた新酒を一度火入れして貯蔵し、秋まで熟成させた後に二回目の火入れをした酒だそうだ。
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カミサンは、長野県佐久の「豊香 初しぼり」だったが、結構濃い味だったネ。

この酒に合う様にと出されたのは、ブリの肝臓をお茶で炊いた珍味だ。
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寿司茶で炊いたもので、江戸料理の再現とのこと。お茶の香りがしっかりと沁みており、実に美味い。あぁ、酒がススむススむ。

そして、氷見のブリのカマの登場だ。
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親方も食べたかったそうで、六つに分けて五人に振る舞われたのだネ。


続いて、戴いた酒は、新潟県大洋酒造の「鄙願(ひがん)大吟醸」だ。
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いつも戴く「越の魂」の営業の方のお父さんである平田さんと星野さんと云う二人の杜氏が造り上げた大吟醸で、とても心地良い澄んだ味わいだったナ。
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この酒に合わせる様に出されたのは、スッポンの卵だ。
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イクラより大粒で口の中で弾ける味は、この上なく酒に合う味だった。

ここからは、大将お得意の「プリン体アラモード」の登場だ。吞んべいとしては、握りの前にコレを戴かないとネ。
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鰹とマグロの酒盗から。あぁ、酒がクィクィとススむなぁ。
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こちらは、鹿児島の甑島(こしきじま)で穫れたカマスの内臓で造った塩辛だ。味としては、にがうるかに近いかナ。

そして、風干したボラのからすみ、煮たボラのからすみ、タラのからすみにべっ甲卵だ。
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何れも濃厚で、酒がススむ珍味でアル。しかし、食べ続ければ、本当に痛風まっしぐらだネ(笑)

こちらは、ブリの胃袋を焼いたもの。
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これまた、酒に合うのだナ。

酒は秋田県山本郡の「山本 大吟醸」だ。
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これも二回火入れだとのこと。
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あぁ、むふふの旨さだナァ。

さぁ、ここから「いずみ劇場」の第二幕の幕開けだ。
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先ずは、外房の大原で水揚げされた寒平目の昆布〆から。
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いずみでは、握りを盛る寿司下駄が無い。何故ならば、握った寿司を掌の上に置くからなのだ。
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此処の寿司は総てネタに合わせたツメを塗って出すので、こちらは掌に置かれた寿司を迷わず口に運べば良いのだナ。

続いて、いずみ名物コハダ五種の登場だ。
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先ずは赤酢で〆たコハダから。
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そして、ジンとライムで〆たもの。

お馴染み白酢で〆たもの、キビ酢で〆たコハダ。
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最後は、柚酢で〆たものを戴いた。以前は、コハダ三連発だったが、勢いを増した。

小肌ひとつで、これだけヴァラエティに富んだ握りを味わえるのだから至福だネ。

お次は、函館・戸井産のマグロの赤身だ。
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戸井の活〆鮪は、水揚げ後の処理技術が素晴らしいそうだネ。本当に美味しい赤身だったナ。

酒は秋田の吟醸「奥清水」を戴いた。
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こちらは、ワタリ蟹の握りでアル。
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続いて、石巻市荻浜の牡蠣の握り。濃厚で美味。

握りの合間の一休みに「伊勢海老のすまし」の登場。
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「すまし」とは、味噌汁の味噌が沈んだ上ずみの部分をすくった汁だそうだ。ホッとする味だったナ。
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煮た墨イカにイカを煮詰めて作ったツメを塗った握りは、ハカマと云う切り付けで登場。
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一組のお客様が帰って、大将も一休みだネ。

続いて、金目鯛のヅケだ。
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大将が先日、金目鯛を一つ仕入れたそうだが、神津島と三宅島の間の水深200~500mの深場に生息し、地元でも「深場キンメ」と呼ばれて高値で取引されているとのこと。
一般では、1匹1万5000円で出荷するので売値では、ナント4万5000円もの値で取引されるんだとか。高値の花だが、大将は直に仕入れているらしい。

あぁ、幸せなひとときが続いてる。

こちらは、高知県室戸岬ブリの砂ずりだ。
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砂ずりとは、太ったブリが海底に沈むと腹が砂でこすれるからだネ。マグロの大トロよりは、脂っこくなくて美味いのだナ。
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そして、鯖の握り、焼き白子の握りと続く。
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白子の甘さが最高に美味い。
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今度は、十勝沖で穫れたカジキマグロのヅケ炙りだ。
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蛤のツメを塗った蛤の握り、甘くて旨い。

酒は、三重県名張市の地酒「滝自慢」の純米(二回火入れ)を戴いた。

続いて、メジマグロの砂ずりだ。
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脂が乗って旨かったなぁ。こちらは、北寄貝だ。
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この時季の北寄は本当に美味しいネ。北海道人の血が騒ぐ!
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小休止していたカミサンは、穴キュー巻を戴いていたネ。

僕は〆に煮穴子を戴いた。
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これも寿司いずみの自慢の握りなのだ。

あぁ、食べた、吞んだ!料理14種、握り19貫に日本酒7種類か。

冬の『寿司いずみ』にて極上の時間を過ごしたナ。
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大将、ご馳走さまでした!

外に出るとまだ雨が降り続き、吐息が白くなるほど寒さが増していた。だが、僕らは心も躯も温かさに包まれていた。次回もまた、此処に来られる様に頑張らなくちゃナ、そんな気にさせてくれる一軒だ。

先代が健在だった頃の『寿司いずみ』紹介のyoutube
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by cafegent | 2013-12-19 15:02 | 食べる | Trackback | Comments(0)
    寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃(はり)   加藤楸邨

今朝の東京は、冬の雷が鳴り響いていたネ。寒雷(かんらい)とは冬の雷のこと。真夜(まよ)とは真夜中、玻璃とはガラスの意だ。

静まり返った冬の真夜中、突然に雷鳴が轟き、窓ガラスがぴりりぴりりと震えている様子を詠っているのだネ。

俳句だと「冬の雷」(ふゆのらい)だが、加藤楸邨は寒雷(かんらい)と云う言葉を用いている。昭和14年に出した句集「寒雷」について「冬の雷」では言い切れない重苦しい自身の生活を寒雷(かんらい)と云う造語を作って詠んだと、後に語っているのだナ。

北陸地方では冬の雷のことを「雪起こしの雷」とか「雪下ろしの雷」と呼ぶ。雪が降る前の前兆や大雪が降る時の合図としているそうだ。

今朝の雷は激しい雷鳴が何度も続き、雨音を掻き消す程だった。
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毎朝歩く公園に、今年は冬鳥の姿が少ない。
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東京近郊の山々に雪が降りグンと寒さが増してくると野鳥たちが山から降りて来てくれるかもしてないのだが。
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昨年の今頃には公園の樹々にウソやヒガラ、ヤマガラ、ツグミ、ジョウビタキ、ルリビタキ、キクイタダキなどが集まってくれたが、今年はやっとウグイスやアカハラ、シロハラ、ツグミが数羽来ただけだ。

    手作りの湯呑み分厚し冬の雷(らい)   長谷川嘉代子

    ◇           ◇           ◇
国家公務員に冬のボーナスが支給されたそうだ。もう何十年もボーナスと云う物を貰ったことがないが、サラリーマン生活を辞めて早や23年が経つ。我ながら、良く生き延びて来れたものだナ。

さて、先週の土曜日は京成立石で昼酒となった。前日の深酒から『宇ち多゛』の口開けを諦めて、宇ち入り後の酒朋たちと『鳥勝』にて合流。

向かいのお好み焼き屋さんから持ち込んだ豚平焼きと豚玉をアテに酒がススんだ。鳥勝の豚足の煮込みも実に美味かったナ。

この日は、四つ木で長い間手打ちうどんの製麺をしていた『四ツ木製麺所』の立石移転、新装開業の内祝いの酒宴に大島さん達宇ち多゛仲間と出向いた。
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マスターの森田さんが新鮮な鯛の刺身を用意してくれていると云うので、酒を持参しお祝いに駆けつけた。
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本場讃岐の製麺所を彷彿させる店内では、年が明けて暫くしたら店内でうどんを食べられる様にするとのことだ。嬉しい限りでアル。
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コカ爺ぃ画伯が描いたマスターの笑顔が柱に飾られていたネ。
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『四ツ木製麺所』の広報部長ホッシーが音頭を取ってカンパ〜イ!
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暫くすると地元のアキちゃんも合流。彼も此処のうどんをこよなく愛しているからネ。

さぁ、どうですか、この刺身盛りは!
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捌いたばかりの鯛やホタテ、マグロにハマチと日本酒がススむものばかり。
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マスター自慢の北寄貝の刺身もスバラシかったネ。
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次々とお刺身が出て、僕もニンマリ!
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日本酒がススむのだナ。
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立石の重鎮イシさんも合流。
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いつもより細めに打ったうどんで作ってくれたシジミうどん!
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ダシの香りが立って美味しかったなぁ。

こちらのカレーうどんも店主の自慢の一品だそうだ。
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銀座のうどん屋さんにもこのルゥを提供しているとのこと。ダシとカレーが良く合い、うどんに絡んでいたナ。
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後半、地元のウシさんも参加して、一段と賑わった。

東立石『四ツ木製麺所』の増々の繁盛を祝って、再びカンパイ!
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『宇ち多゛』からグンと近くなったし、打ち立てのうどんを買う機会も増えるネ。

マスター、心よりおめでとうございます!そして、美味しいおうどんとお刺身、ご馳走さまでした。
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by cafegent | 2013-12-10 14:21 | 食べる | Trackback | Comments(2)
昨日から今朝にかけて東京を襲った台風26号は、24時間降水量が750mmを超え、観測史上最高値となったそうだ。東京都の大島町では、この台風で13人が亡くなり、今も35人の方が行方不明になっているらしい。

都心では激しい雨も上がり、暴風もおさまり出している。
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だが、この大型台風は風速25m以上の暴風域を伴ったまま関東から北へと進んでいるのだから、まだまだ心配だネ。
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関東地方を襲った台風としては「十年に一度の勢力」だと、テレビのニュースで伝えていたが、いつもの公園でも大きな樹木が幾つもなぎ倒されていた。
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イイギリの木の太い幹が折れている姿を目の当たりにすると、暴風の威力の凄さに言葉も出なくなった。
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それでも樹々の上では餌を求めて小鳥たちが飛び回っていた。
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メジロは木の実をせっせと啄んでいたナ。
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また、秋の渡りの蝶、アサギマダラの姿を見つけることが出来た。

北上中の台風26号の被害が、これ以上広がらない事を願うばかりだネ。
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閑話休題。

さて、今週の月曜は「体育の日」だったネ。毎年、春と秋の二回催される渋谷のんべい横丁の仲間たちのBBQ大会が行われた。前回もギリギリまで雨だったり、ここ数回は天気が不安定の中での開催だったが、今回は見事な秋晴れとなった。
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バー『クルヴァ』のヨッさんと健太郎君が中心となって運営してくれて、美味しい料理と酒が振る舞われた。
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ヨッさんの掛け声と共に楽しいBBQがスタート!
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此処、目黒の駒場野公園では、事前に申し込めばバーベキューを楽しめるのだナ。天気が良かったからか、今回は100人以上もの方が集まったのだネ。
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ハイ由美ちゃん、カンパイ!
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此処に集まっている殆どの方が、のんべい横丁内のバー『クルヴァ』や『タイト』、『アミュレット』そして、『ビストロ・ダルブル』などのお客さんたちだ。
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渋谷のんべい横丁の酒場は、殆どが小体の店なので混んでくれば他の店に移動したりと、酒場同士の交流も深いのだナ。ゆえに、いつの間にか他店の常連さんたちとも仲良くなっていたりする。そんな所が、この横丁の素敵なところでアル。
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今回はオースティンが働く恵比寿『カドヤ』のお客さんも初参加してくれましたネ。
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幹事役の健太郎クン、カンパ〜イ!
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また、年々会を重ねる度に子ども連れの方々も増えて来た。
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此処で子どもたちの成長を確認するのも、BBQの楽しみのひとつになって来た。
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今回は大鍋で仕込んだつみれ入り豚汁や白ワインたっぷりのチーズフォンデュー、野菜たっぷりのラタトゥイユ、そして炭火焼きの肉や魚類が用意された。

料理を担当している正ちゃんもお疲れさまでした!今回はデジカメの調子が悪くて、余り多くの写真を写せなかった。そんな訳で、ひたすら食べて吞んでいたのであった。

午後4時までには完全撤収しなければならないので、最後は皆が協力して一気に片付けが始まった。ゴミ捨て、洗い物、火の始末等々、回を重ねているだけに、皆さん手際が良いのだネ。
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ヨッさん、健太郎クン、そしてチーム「GROUMET HUNTER」のみんな、お疲れさまでした!感謝多謝!

皆は二次会へと移動したので、僕は武蔵小山へと戻ることにした。
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だが、案の定、電車で寝落ち!目が覚めたら武蔵小山を通過して、多摩川駅だった。早い時間だったのと、早期に気付いたので助かった。

なんとか地元に戻り、いつもの酒場『牛太郎』の暖簾を潜ったのでアール。トホホ!
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by cafegent | 2013-10-16 14:54 | 食べる | Trackback | Comments(0)
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カミサンと映画を観に行こうと云うハナシになり、互いに今公開中の映画を調べ始めた。僕が「パシフィック・リムかマン・オブ・ドリームはどうか?」と聞くと、
「ワタシ、高等向けの映画ってダメなのヨ」とのこと。ハテ?そんなにこの二つの映画は難しい内容だったっけ、と思っていたのだが、後でちゃんと聞いたら「荒唐無稽の映画は苦手」と云ったのだったのだナ。
「高等向け」と「荒唐無稽」か。書くと聞くじゃ、大間違いなのだネ。

以前もベランダに置いていたロッカーの扉を開けたカミサンが「物質の匂いがするから掃除しよう!」と云ったのだが、ハテ?何の物質なのだろうと思ったのだナ。

で、「何の物質の匂いなんだ?」と聞くと「高校の頃の部室の匂いよ」とのことだった。「部室の匂い」を「物質の匂い」と勘違いしていたのだネ。

歳とって酔いの廻りが早くなっただけかと思いきや、耳までボケて来たらしい。トホホ。


ボケは日々進行するのだナ、と思っていたが、先日読んだ作家阿川弘之のエッセイの中にまるで僕と同じ様なエピソードが出ていて笑ってしまった。

 〈女房と娘が台所で何か面白そうに話し合っているから、「墨イカがどうしたって?」口をはさんだら、
「イカの話なんかしてません。スニーカー、運動靴。夏祭の派手な浴衣姿で電車に乗って来た若い女の人の足元、ふと見ると、スニーカーはいてるんですもの。世の中どうなっちゃったのかと思って」

 その世の中が「最中」に聞こえる。「汚職事件」の前後が聞き取れなくて「お食事券」と間違える。

一々例を挙げればきりが無いけれど、「未だ九時前じゃない」が「又栗まんじゅうだ」、「三分の一の値段」を「サンドイッチの値段」、「エドワード・ケネディ」は「江戸前の鰻」うんぬん。〉

 この先生は、全てが喰うことに聞き間違える傾向があるらしいネ!
あぁ、僕も気をつけなくちゃ!
     ◇            ◇            ◇
閑話休題。

土曜日の寒さから打って変わって、日曜は朝から空が晴れ渡ったネ。

午前中はいつもの公園に野鳥を探しに出掛け、戻ってから家の掃除を終えた。

午後2時過ぎ、武蔵小山を出て高田馬場経由で新井薬師へ。此処から二駅散歩をしてビールが旨く感じる様に体を仕上げるのだナ。

西武新宿線沿線は、東京オリンピックの頃を目指して線路の地下化を進めているらしい。
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この風景が観られるのももう残り数年なのだネ。

午後3時45分、野方に到着だ。午後になっても西日が強く汗をかいた。
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酒朋マタェモンさんや皆川さん、豊川さんといつもの面々が集ってる。
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そして、ホッシーも到着だ。

日曜は、4時丁度に『秋元屋』は開店だ。
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いつもの席に皆で並ぶのだネ。
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ひと汗かいたから、生ビールを戴いた。さぁ、カンパイ!
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喉ごし爽やかに冷えたビールが体をシャキッとしてくれるのだナ。
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ホッシーはTシャツに合わせて、サッポロ黒ラベルだネ。
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ガツ酢をアテにビールがクィクィと入っていったネ。

特製ハイボールに切り替えて、カシラやせせりの味噌焼きを戴いた。

この日は、サクッと吞んでご馳走さま!一時間の滞在でした。

皆さんと早々に別れ、僕らは目黒方面へと戻った。

久しぶりに不動前の『寿司 なかのや』に来た。
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『秋元屋』でビールを戴いたので、日本酒から開始した。
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福岡は久留米の山口酒造場の特別純米「庭のうぐいす」を戴いた。
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キンちゃん、最初に胃に炭水化物を入れておくと悪酔いしないとのことで、白身魚のアラで取ったダシに貝ひも等のダシを合わせた吸い物に鮓飯を入れた椀を出してくれた。
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キンちゃんこと金城毅さんは、東京の名店中の名店『寿司いずみ』で16年間修行を積み一年前の十月に独立し、此の地に店を構えたのだネ。

キンちゃんの兄弟弟子には、ミシュランで三ツ星を取っている銀座『あら輝』の店主、荒木水都弘氏なのだナ。荒木さんはロンドンに移るらしいが、キンちゃんはこの地に根付いて欲しいものだ。

『いずみ』の親方直伝の料理は、本当に丁寧な仕事が施されている。ことば数の少なかった当時のキンちゃんが何処へ行ったのかと思うほど、会話が弾む様になった。矢張り、この一年で店の主としての身構えが出来たのだネ。
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料理は、甘鯛塩で〆て、酒で湯引きしたものが登場。

続いて、千葉県産のアワビを蒸したもの。
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海の海苔を餌にして育ったアワビは味も香りもよく、柔らかく蒸し上がっていたナ。

こちらは、長崎の穴子白焼きだ。
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香ばしく、酒がススむススむ。

北海道のブリ、淡路の鯖の刺身の登場。
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『いずみ』ならば新玉葱のすりおろしと和芥子だが、こちらでは普通に山葵で戴くのだネ。

酒は宮城の純米辛口「阿部勘」に切り替える。これも旨い酒だネ。
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山葵の茎は、さっぱりとして箸休めに良い。

醤油のみで仕込んだいくらは、目から鱗だったナ。
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今まで我が家でも酒やみりん、醤油などいろんな合わせ方で試してみてが、醤油のみがこんなに美味しかったなんて驚きだった。

さぁ、珍味といこう。『いずみ』でもお馴染みの「痛風まっしぐら」だネ!
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べっこう玉子とマナガツオの玉子でアル。これをチビチビと嘗めながら、酒をクィッと飲れば、ドッと幸せが舞い降りるってもんだ。

続いて登場したのは、甘鯛の酒廻し焼き。
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日本酒を廻し掛けしながら焼いた甘鯛は良い味と香りだ。

酒は長野の酒「豊香 秋あがり 別囲い純米生一本」を戴いた。
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夏を越した秋あがりの純米は、まろやかで深みある味と香りだった。

墨イカのゲソを鰹酒盗に漬けて焼いたものは、秋あがりの酒との愛称抜群だったナ。
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濃厚な鰹の酒盗が絡み合って、イカゲソの美味いのなんの、南野陽子!なんちて。
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さぁ、ここから握り寿司劇場の始まりだ。

先ずは、小鯛の酢おぼろ漬けだ。
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江戸の仕事を再現した酢おぼろは、素晴らしいネ。

そして、カワハギ肝乗せでアル。
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もう云うこと無しの美味さだ。

お次ぎは、小肌の米酢の登場だ。
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『いずみ』と云えば小肌三種の酢が名物だが、キンちゃんはその味を見事に継承しているのだネ。

ここで、岡山の純米の限定生詰原酒「燦然」を戴いた。
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こちらは、愛知のアオヤギだ。
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適度に脂の乗った鯵も最高だネ。
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マグロづけを戴いて、沢庵で箸休め。
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あぁ、酒がスィスィと入っていくなぁ。

どうですか、この中トロらしい中トロは!
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もうとろけてしまうなぁ。

続いて、スミイカを戴く。
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これは、ねっとりと甘く美味い。

カミサンはこの辺りで満腹になったらしく、打ち止めだ。

こちらは、桑名の煮蛤わた付きだ。あぁ、もう駄目だ。
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蛤を煮詰めてとったツメもまた最高の味で身を引き立たせている。幸せだ!
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キンちゃん、素晴らしい仕事ぶりだネ!

お次ぎは、金目鯛のづけ。
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皮の部分も本当に美味かったなぁ。

こちらは、ブリの砂ずりだ。
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天然鰤の腹の部位は、脂の乗りが良く、口の中でトロける程だったナ。

こちらは、ホッキ貝だネ。
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北海道生まれの僕は、北寄貝には目がないのだ。

そして、マグロ霜降り!
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凄いでしょう、コレ。
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キンちゃんオススメの白海老は、ねっとりとして甘かったネ。

こちらは、キンちゃん自慢の鉄板焼き白子だ。
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白子を香ばしく鉄板で焼いて酢飯に乗せてあるのだヨ。香り高く、濃厚な味わいはこの季節にぴったりだったネ。

さぁ、最後の握りは、煮穴子だ。
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これもまた口の中で、とろけてしまうのだ。

この日は、大いに食べたなぁ。いつもならば、とっくに満腹になっている筈だが、すこぶる体調が良かったのかナ。
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最後にカミサンのリクエストでかんぴょう山葵巻を戴いた。
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お茶を戴き、ホッと一息。

ここでキンちゃんから恩納村の古酒泡盛の「萬座」をご馳走になった。
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万人に愛される泡盛と云う意味を込めてこの名がついた酒だと聞いた。古酒43度の酒は、濃厚で甘い。口の中でトロけるような柔らかい口当たりは、病みつく旨さだナ。
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恩納村出身のキンちゃんもまた皆に愛される優しい人柄ゆえに、此処に通うファンも多くなっているご様子だ。
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此処もまた『寿司いずみ』同様に予約で一杯になると外に準備中の札が出ているものネ。
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最後に長ネギの赤出しを戴いて、ご馳走さま。

極上の寿司と旨い酒で、我ら夫婦も大満足であった。

そして、何よりも歩いて家路に着けるのが嬉しい限り。次もまたハレの日は、『なかのや』の寿司を食べに来たいものだ。

外に出ると、ようやく涼しい秋風が吹くようになっていた。
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カネツキムシの声を聴きながら、千鳥足で帰る二人であった。
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by cafegent | 2013-10-10 15:54 | 食べる | Trackback | Comments(0)
暦ではもう「秋分」だネ。七十二候では明日から「蟄虫坏戸」(むし、かくれてとをふさぐ)の頃。

三月「啓蟄」の初候「蟹虫啓戸」(すごもりむし、とをひらく)の逆なのだ。春に土の中から這い出して来た巣篭もり虫たちが、秋になり再び土の穴に隠れて戸を塞ぐのだナ。
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九月も終わりに近づいてきた。カブトムシなどは、随分前にもう土の中に潜ってしまったネ。そう云えば、いつも行く公園で今年は一度もクワガタを見かけなかったなぁ。子供たちが早々に採ってしまったからだろうか、ハテ?

秋になると虫だけじゃなく、蛇や蛙も土に潜る。そして、渡り鳥たちが旅の途中に餌を求めてやって来るのだナ。

今朝は今年初のキビタキが三羽飛来して来た。
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全てメスだったけれど、可愛い姿で僕を愉しませてくれた。
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来月になれば、もっと多くの種類の野鳥たちも飛んでくることだろう。虫探しの日々から野鳥を追いかける季節の到来だ。今から愉しみだナ。
     ◇          ◇          ◇
     布袋草美ししばし舟とめよ   富安風生(ふうせい)

布袋草とは布袋葵(ホテイアオイ)の花のことだネ。
先日、近所を歩いていたら大きな火鉢に水を張ってホテイアオイを育ている家を見つけた。

もう随分昔、淡紫に咲き誇ったホテイアオイの群落に出逢ったことがある。確か、行田市の水城公園だったかナ。池の水が見えなくなる程の群生は圧巻だった。

風生の様に舟を止めさせて眺める風流さは、僕の心には微塵も無いのだが、あの美しい光景は今でも覚えている。
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この花は葉柄が真ん中で膨らんでおり浮き袋の役目をしている。この膨らみが布袋さまの腹の様に見えるからこの名が付いたのだネ。

愛嬌のある布袋様の様な緑の茎と可憐な紫色の花を久しぶりに観て、風生の句と共にあの池の群生を思い出した。先月が見頃の花だから、もう花も終わりだろうか。家の近所のホテイアオイはまだ咲いていたが、あの鉢には金魚も居るのかなぁ。
     ◇          ◇          ◇
さて、昨日はいつもの様に仕事場近くの酒場『牛太郎』に出掛け呑み始めた。
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ガツ酢をアテに冷えた瓶ビールが旨い。
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そして、薩摩白波の白湯割りに移る。
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こちらは、つくね串とピーマン串だ。このピーマンの中につくねを割り入れて、「勝手にピーマン肉詰め」にして食べると美味いのだナ。

相撲中継も終わり、店も混み出して来たので移動することにした。
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カミサンが先日忘れ物をしてしまった戸越銀座駅前の『三善寿司』へ。
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ご常連の藪さんが一足先に『牛太郎』から到着していたので、合流。

この日は前々から気になっていた旬の握りセット(1,980円)をお願いした。
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コレ、旬の握り寿司12巻にもずく酢、茶碗蒸し、あら汁、そして生ビールのジョッキが付いているのだヨ。
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かなりお得なセットなのだが、いつもロクに寿司を食べずに呑んでいて頼んだことが無かったのだ。
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藪さんはいつもの薩摩白波だネ。そして藪さんのワガママリクエストで定番となってしまった「穴キュー」が出て来た。
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普通、穴キューと云えば穴子と胡瓜の巻寿司だよネ。だが、酒吞みはあくまで酒の肴に徹するのだネ。そんな訳で、山盛りの胡瓜の千切りの上にたっぷりと煮穴子が乗った特製「穴キュー」が生まれたのだナ。

いつも、板場のオカチャンが苦笑いをしながら作ってくれるのが可笑しいのだナ。
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握りも美味いネ!
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暫くして仕事帰りのカミサンが合流。
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此処の刺身盛り合わせも素晴らしい。
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そして彼女の好物、ヒモキューも戴いた。

『牛太郎』で呑み過ぎたのかワタクシまたもや握りの途中、カウンターで寝落ちしてしまった。
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そして起きて再び鮨を喰らう。
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こんな情けない姿で一日が終わったのでアール。トホホ。  
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by cafegent | 2013-09-27 17:09 | 食べる | Trackback | Comments(0)
    餅の名や秋の彼岸は萩にこそ    正岡子規

子規はたいそう牡丹餅(ぼたもち)、お萩が好きだったそうだ。病に伏せていても、好物はたらふく平らげたと云う。お萩のみならず、子規の日記には「牛乳一合ココア入り、菓子パン」との記述がほぼ毎日の様に出て来た。この菓子パンが、時に羊羹であったり、煎餅やお萩になっていたのだナ。
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    お萩くばる彼岸の使(つかい)行き逢ひぬ

こちらは、知り合いの家にお萩を配る人たちが道で出会った光景が眼に浮かぶ。子規はよほどお萩、牡丹餅が好物だったのだろう。

明日20日は秋の彼岸の入りだネ。子規が目にした様に、お彼岸にお萩を手土産に配る人たちを目にしたいものだ。
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暑い日が続いた東京も彼岸花が咲き始め、漸く秋らしくなってきた。

今夜は「中秋の名月」。台風が過ぎ去り、東京も秋晴れが続いている。
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今年も中秋の名月が満月になる。

三年連続で満月になったが、いつもこの日が満月になるとは限らない。
次回の中秋の名月が満月になるのは、東京オリンピックの翌年2021年9月21日とのこと。

今夜は満月を盃に映して、月見酒を愉しみたいネ。
      ◇            ◇            ◇
閑話休題。

秋の味覚の代表格でもある秋刀魚(サンマ)が食べ頃を迎えている。東北・北海道で水揚げされた秋刀魚が東京の市場に並んでいる。

四国や紀伊半島あたりの海域を泳ぐ秋刀魚は、春を迎えると水温の低い海を目指して太平洋を北上するのだネ。

北海道から千島列島にかけての海域で豊富な餌を食べて成長し、夏が終わる頃に南下し始める。産卵を控えたこの時季が脂もたっぷりと乗って一番美味しくなるのだナ。
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北海道から三陸沖にかけて南下した旬の秋刀魚で、飛び切りの酒を吞みたいものだ。

秋刀魚は昔は「狭真魚」(サマナ)とか「青串魚」(サンマ)と言われていたそうだ。夏目漱石は『我輩は猫である』の中で、「三馬」(サンマ)と記述している。

現在の秋刀魚(サンマ)は「秋に穫れる刀のように鋭い体付きの魚」との含意から名付けられたそうで、佐藤春夫の詠んだ詩「秋刀魚の歌」で全国的に知れ渡ったとのこと。我が国のみならず、中国でも「秋刀魚」と書くそうだ。

先日の日曜、目黒区の田道広場公園周辺で「第37回目黒のSUNまつり」が催された。その前に目黒駅前で開催された「目黒のさんま祭り」は品川区ということもあり、こちらの目黒区での祭りは地元色の濃いイベントなのでアル。

午前中の大雨で開催が危ぶまれたが、雨が上がった途端大勢の人たちで賑わいを見せた。
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家からノンビリ散歩しながら、先ずは目黒区民センターへ。
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こちらでは沢山の屋台が出ていて、駆けつけビールを味わった。
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またホールでは、春風亭柳之助師匠の落語「目黒のさんま」も披露されたのだナ。
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ふれあい橋の上では高円寺阿波おどりにも登場した「め組連」の方々の見事な踊りが披露された。
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おチビちゃんたちも懸命に踊っていたネ。
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田道広場公園では、宮城県の気仙沼から新鮮な秋刀魚が五千匹届けられ、炭火で焼いて振る舞われた。
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雨が上がったとたん、大行列となったネ。
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大分県臼杵市産のカボスも無料配布されたので、ギュッと絞って味わう人々で賑わっていた。
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ボクも大分かぼすPR大使のカワイコちゃんとゆるキャラのカボたんと記念撮影!

午後3時半、盛況のうちにイベント終了。皆さんお疲れさまでした!

再び武蔵小山へと戻り、立ち飲み『晩杯屋』へ。
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この日は西五反田の氷川神社例大祭だったので、酒朋タケと大西クンが神輿担ぎの前に一杯やっていた。
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大西クンの黒い衣装は別注だそうだ。洒落男だネ。
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ウチのカミサンは、セナちゃんが気に入ったらしくずっと遊んでいましたナ。
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新秋刀魚刺し150円も脂が乗っていて美味い。
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晩杯屋では、秋刀魚を大漁に仕入れ過ぎたらしく、焼き秋刀魚はナント二尾で150円と云う大判振る舞いなのでアル。

タケたちも神輿を担ぎに出掛けたし、僕らも引き上げることにした。

テレビで「笑点」を観ながら、お家居酒屋のスタートだ。
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金宮のソーダ割りで始めて、秋のから揚げ祭り開催!
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こちらはナンプラーから揚げだ。風味良く酒がススむネ。

続いて、マヨネーズから揚げの登場だ。
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鶏肉が柔らかく揚がるのだネ。
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オリーブとトマトのブルスケッタは、赤ワインで!
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こうして連休の中日が終わったのでアール。

お萩の画像はプロカメラマンのフリー写真素材・無料画像素材のプロ・フォトから。
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by cafegent | 2013-09-19 11:25 | 食べる | Trackback | Comments(0)
夕べは夜半から激しい雨となったネ。今朝の東京は豪雨が嘘の様に上がり、青空が広がった。
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街を抜ける風も、どことなく秋の気配を運んでいたネ。

しかしまだ八月だもの、今週も後半は夏日が戻ってくるとの予報が出ている。夏の終わり、どこか旅に出たいナァ。

       遠き日の兄弟ゲンカ 秋の蚊帳   八十八
      
さて、昨日はカミサンの誕生日と結婚記念日だった。毎年、八月の後半はハレの日を祝い、夫婦水入らずで食事に出掛けている。

夕べは大森海岸駅から数分のところに佇む天ぷら懐石の『いせ』を訪れた。考えてみれば結婚してから毎年この日は天ぷらを食べているかもしれない。『みかわ』『天茂』『よこ田』『近藤』『山の上ホテル』と続いていた。
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八月ももうすぐ終わるし、この夏最後にもう一度浴衣を着てみた。

今回お邪魔した『いせ』は、カウンター8人の小体の店でアル。午後5時半開店に合わせて伺ったのだが、まだ暖簾が出ていなかったので、近くを一回り歩いてから戸を潜った。

ヿ字型の白木のカウンターは見事に手入れされていた。気持ち良く料理を愉しめるのだナ。

まだ若い主人だが、寡黙で一途に料理と向き合っている様な雰囲気を醸し出している。外の暖簾にも記されていたが、ご主人の飯村さんは神田猿楽町の名店『天政』(現丸の内丸ビル)出身らしい。
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先ずはビールを戴いた。付き出しは茶豆だ。香りも良く一番搾りに良く合った。

目の前では才巻海老を包丁で叩き大きな実の椎茸に詰めていた。この丁寧な仕事ぶりを眺めているだけで、酒がひと味もふた味も旨くなる。

茶豆を食べ終えた頃合いに穴子の骨せんべいと活才巻海老の頭が揚がった。
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香ばしい薫りとカリカリの食感でビールがススむ。

さぁ、天ぷらの開始となった。
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剥きたての活才巻海老が二尾順番に出て来た。これは塩が合うのだナ。

こちらでは、たっぷりの大根おろしが入った天つゆ、塩、そしてレモン汁の皿が用意されている。二尾目の海老の前に冷酒を戴いた。

酒は福島の飛露喜(ひろき)を二合お願いした。
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冷酒が正一合入った片口が二つ出て来た。涼しげなガラスの猪口も美しい。

お次はアオリイカだ。
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甘くてレモン塩が合うネ。

こちらは新銀杏。
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風味豊かで一足早い秋を食む。

このアスパラガスも美味しかったなぁ。
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今の時季は国産ものよりもオーストラリア産の方が味も香りも良いと伺った。いやぁ、本当に美味い。

続いて、天然の鱧が揚がった。
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半分は塩で戴き、残りは天つゆで。あぁ、至福のひとときだ。

江戸前のめごちもこれまた旨い。
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夏の時季に食べれて良かったナ。

新蓮根はサクサクで甘い。
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そして、これが先程仕込んでいた海老のすり身入りの椎茸揚げだ。
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椎茸の香り高く、酒がススム天ぷらだネ。
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鱚(キス)も身がふっくらと揚がっており素晴らしい。

お次は僕の大好物、トウモロコシだ。
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言うことなしの美味しさでアル。

天ぷらの最後は羽田沖で捕れた穴子だ。
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天ぷらの素材によって揚げ方を変えているのか、穴子はカリッと香ばしくしっかりと揚がっていたかナ。

ご主人曰く、魚介は全て生で食べられる新鮮なものだけを使用しているとのことだった。大森海岸と云う土地がら江戸前や近場で捕れた素材を上手く生かしているのも素晴らしい限りでアル。
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お新香でひと息ついて、〆のご飯となった。

〆は天ばら、天茶、天丼の三種から選べる。
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カミサンは天ばらで、僕は天丼を戴いた。
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海老と貝柱のかき揚げが乗った天丼に蜆(シジミ)の赤出しが合うのだネ。

食後に出て来た甘味は、手作りの葛きりだった。
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ご主人がせっせと鍋をかき回しているので、何を作っているのかと思ったら、これだった。蜜も美味しくてとても幸せな気分になった。

量も丁度良く、大変美味しく戴いた。

ワインもシャブリやムートン・カデ・ルージュを用意しているので、次回はワインで愉しもうかナ。

年に一度の結婚記念日に相応しいひとときを過ごすことが出来た。ご馳走様でした。

外に出ると日が暮れていた。秋の虫が集(すだ)く声が聴こえ、そこはかとなく秋の香りが漂っている様だった。

電車に乗り、武蔵小山へと戻った。まだ雨の気配も無かったので、馴染みの酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。
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いつもの酒場でいつもの顔が集っている。こんなに素敵な時間は無いのだナ。
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そんな訳で、地元のハイッピーを戴いて、和み酒を愉しんだのでアル。
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by cafegent | 2013-08-27 14:53 | 食べる | Trackback | Comments(0)
      おこうこぐらいで飲んでね、
      焼き上がりを
      ゆっくりと待つのが
      うまいわけですよ、
      うなぎが。
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     ☆          ☆          ☆
うなぎはね、この頃、昔から知られている一流のうなぎ屋へ行くと、会席料理みたいにまず、突き出しが出る。刺身が出る、それこそ椀盛りも出てくるということでね、そのあとでうなぎが出るわけだよ。だからね、もう、うなぎがまずくなっちゃうんだよ、おなかがいっぱいになっちゃっているから。これは本当じゃない、うなぎの味わい方としては。

昔は、うなぎの肝と白焼きぐらいしかないですよ、出すものは。東京のうなぎ屋はね。その代わり、やっぱりおこうこはうまく漬けてあるからね、まず、おこうこをもらって、それで飲んで、その程度にしておかないと、うなぎがまずくなっちゃう。

ぼくを連れててくれた人なんか、小さな株屋さんの主人(たいしょう)だったけど、おこうこも食べさせなかったね。

「まだ何も食っちゃいけないよ。おこうこも駄目だよ」
と言われたものですよ。
「それじゃあ、何を食っていたらいいんです?」
と言ったら、
「酒飲んで待ってなきゃ駄目だよ」
     ☆          ☆          ☆
池波正太郎の名エッセイ「男の作法」から抜粋。

粋だよネ、いちいち云うことがスバラシイのだナ。
「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などの時代小説も面白いが、エッセイが特に好きなのだ。「旅」「食事」「映画」「銀座」等々、池波センセイの本から沢山のことを学んで来た。
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そんな池波センセイの「生誕90年 池波正太郎」展が今月28日から、松屋銀座8階にて催される。書斎の再現や小説の制作ノートなど貴重な資料も数多く展示されるそうだ。

今一度、池波正太郎の世界を垣間みてみようかナ。
     ◇          ◇          ◇
さて、先日久しぶりに末広町の『御料理 花ぶさ』にお邪魔した。
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此処は池波正太郎がこよなく愛した店でアル。二階、三階の個室には池波センセイが描いた書画も飾られているし、暖簾の文字も手掛けているのだからネ。
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午後1時半頃にお邪魔したのだが、満席だった。
暫し待つことにしたが、池波正太郎展のチラシが有ったので助かった。じっくりと読めたからネ。

午後2時、続々と個室のお客さんたちも降りて来て、カウンターも空いて来た。

夏の午後、板長が鱧(ハモ)の骨切りをする音が涼を運んでくれた。
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そして、鱧の天ぷらが出て来た。本日のご飯は、とうきびご飯だった。
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鱧は塩で戴いて、野菜は天つゆで戴いた。とうきびご飯をお代わりし、夏の季節をたっぷりと味わった。

料理の終わりに出る白玉ぜんざいが、これまた美味い。
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変らぬ美味しい料理、ご馳走様でした。暖簾も中に仕舞われ、昼どきの最後の客となったが、大変満足した。

外に出るとアスファルトを灼熱の太陽が照りつけ、足元から暑い。
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旧練成中学校跡地の『3331アーツ千代田』の壁面では、ミンミンゼミがけたたましく鳴いていた。

松屋銀座「池波正太郎展」のサイトはこちらから!
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by cafegent | 2013-08-09 15:10 | 食べる | Trackback | Comments(1)
今日は八月八日、暦の上では今日から「立秋」となった。季節を72種類に表した七十二候では、「涼風至」(すずかぜ、いたる)の頃。秋風が初めて立ち始める時季が来た訳だ。
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しかし、東京の空は熱波がゆらりと漂っており、とても秋風など感じないネ。ただ、昨日の夕暮れに蜩(ヒグラシ)のカナカナカナと啼く声を聞いた。どこか物悲しげに啼く声に少しだけ夏から秋への移ろいの気配を感じたのだナ。

さて、昭和がずっと続いていれば、今日は「昭和八十八年八月八日」なのだネ。八が四つも並び末広がりの良き日でアル。

僕の俳号は「八十八」(やそはち)だが、これは米の文字をバラしたもの。歌人だった祖父の名前、米作から一文字戴いた。米作り農家の長男に生まれた祖父は弟たちに農業を任せ、若山牧水に師した。

晩年は印刷業を営みながら、北海道の歌人たちの歌集をボランティアのようにして作り続けていた。末広がりの目出たい日に今は亡き祖父を思い出したのだナ。
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    黒揚羽 揺蕩(たゆた)う先に夢のあと   八十八

     ◇           ◇           ◇
さて、昨日はカミサンが休みを取ったので、浴衣を来て出掛けることにした。
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この浴衣は江戸時代の型紙を使って染めた桔梗(ききょう)柄だ。秋の季節を先取りするのが着物の粋なところだネ。半幅帯を貝の口に結び、小料理屋の女将さん風にしてみた。

僕の角帯は親爺が長唄にハマっていた頃にお気に入りだった帯だ。
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今回は関西風に右巻きで締めてみた。

新橋駅前ビル1号館の一階に在る『信州おさけ村』は信州の地酒を常時百種類も用意している立ち飲み酒場だ。

先ずは乾いた喉を潤すため、信州のオラホビールが作るヴァイツェンを戴いた。
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コクと芳醇な香りが暑い夏を爽快にさせてくれた。
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先に来ていたダンディ岩崎さんは三種唎き酒セットだネ。では、僕も純米酒を三種選んでみた。
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大信州、黒松仙醸、初鶯(はつうぐいす)の生一本。
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一杯300円で提供しているのだが、三種類のセットだと500円になるのだヨ。なんとも懐に優しい酒場でアル。
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少し遅れてネイリストのまゆみちゃんが合流した。
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粋な着流しの爺さんもやって来た。
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こんな年寄りになりたいものだネ。

『信州おさけ村』で仕入れた川中島の純米酒「幻夢」を持参して、この日のメインである『すし処まさ』の暖簾を潜った。
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東京一小さなお寿司屋さんは、新橋駅前ビル2号館の地下に在る。
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三人でいっぱいになる小体の店だが、椅子が少し小さくなったせいか今回は四人でお邪魔したにも関わらず、キツくなかったネ。
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冷えた幻夢をグラスに注ぎ、店主の鈴木優さんとカンパイ!
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米の香りがしっかりと効いた純米酒だネ。

今回のネタはご覧の通り。
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さぁ、優さん劇場の幕開けだ。
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先ずはクリーミーな岩牡蛎から。
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最初はそのまま食べる。そしてレモンをギュッと搾って口へ放り込む。あぁ、ノッケから幸せが口の中に広がった。

続いて北海道の帆立貝を磯辺焼きで。
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醤油も塩も酒がススむ逸品だったナ。

バカラのタンブラーはお水だ。
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日本酒は水を飲みながらだと、悪酔いせずクィクィとイケるのだ。

料理も美味しいが、此処は何と言っても優さんの笑顔が良いのだ。
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物腰の温かさと丁寧な仕事ぶりを眺めているだけで、酒席が和やかな空気に包まれる。此処は、本当に至福のひとときを過ごすことが出来る。

続いて、お造りは北海道熊石の牡丹海老とカツオだ。
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濃厚な牡丹海老はねっとりとして甘い。このカツオも堪らん美味さだったなぁ。

そしてお待ちかね!牡丹の花が咲いた様なメバチ鮪のカマだ。
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生でも美味いのだが、これをさっと炙ってタレをつけて戴く。
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このタレは、マスタードを裏漉しして同量の醤油でのばし、酢を少々足して作る。このひと手間が素晴らしいのだナ。
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ダンディさんもまゆみちゃんも初まさを愉しんで貰えているご様子で、なによりだ。

酒もススみ、料理の〆は自家製の濃い豆乳で仕上げた豆腐だ。
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大豆本来の風味を味わえる自慢の一品でアル。

さぁ、美味しい料理の数々を堪能した後は、いよいよ握りの始まりだ。
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先ずはマグロのヅケから。
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赤身が実に巧く引き立っていた。云うこと無しの美味さだネ。
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こちらは水蛸だ。

続いて小肌の三身付け。
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絶妙な〆具合で、実に美味い。

続いて、青柳を握って戴いた。
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アオヤギはバカ貝の剥き身のことを云うが、味よし、風味よし、そして歯ごたえ良しと三拍子揃って、僕の好物でもある。
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優さんが包丁を入れているのは、愛媛県で捕れた釣りアジとのこと。
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あぁ、脂が程よく乗って美味い。酒がススむススむ。

こちらは白イカだ。
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ねっとりと甘く、スバラシイ味わいだ。

お次は横須賀で捕れたエボダイを炙りで戴いた。
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エボダイは干物で食べることが多いが、鮮度が良いと握りでも美味いネ。
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根室産の生雲丹(ウニ)は軍艦ではなく握りで登場。
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最後は、鉄火巻きで〆た。歳を取ったせいか、このくらいの量で腹が一杯になった。若い人だともうちょっと握って貰うと良いだろうネ。
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あぁ、大満足だったネ。この後のお客さんがまだ到着していなかったので、ゆっくりと寛ぐことが出来た。

優さん、今回も本当に有り難うございました。
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今月はもう一回予約を入れているのだが、来たがっている友人に譲ることにした。少しでも『すし処まさ』ファンが増えると良いものネ。

新橋駅前ビルを出て、我々一行は新橋と銀座の間の路地裏に佇むスペインバルへ移動した。
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『バル・ビエン』はワインやシェリー酒を気軽に楽しめる立ち飲みバルだ。

ハモンセラーノをアテに赤ワインを戴いた。
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流石に日本酒一升を空けたばかりだったから、ワインはボトル1本で十分だったナ。

まゆみちゃんとダンディさんとは新橋で別れた。
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カミサンは眠くなったと云うので、一足先に帰宅。残ったボクはいつもの酒場『牛太郎』の暖簾を潜った。と云っても、暖簾はとっくに仕舞われているのだがネ。
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気心しれた常連仲間たちとカンパイ!

仕事を終えた店主のジョーさんとパチリ!
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ハイサワーとクェン酸サワーを戴いた。
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カウンターでは酒朋のライター森一起さんと学芸大学前のカレー屋『VO VO』の小川さんが呑んで居た。『VO VO』は昔の『GHEE』の味を受け継いでる新潟の名店の東京支店なのだネ。
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一緒にいらした小濱さんはウェア・ブランド「MY LOADS ARE LIGHT」を営んでいる方だった。
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ギーのカレーが好きだった森さんとも話が弾んだし、二人も初『牛太郎』を愉しんで戴けたみたいで何よりだったネ。
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ジョーさん、ヒロシ君、ご馳走様でした。

こうして、昨日も愉しい一日を過ごすことが出来た。
     ◇           ◇           ◇
そんな訳で、今日の昼飯は学芸大学に在るカレー屋『VO VO』へ。

ランチタイムのコンビネーションカレーは、ベジタブルカレーとバターチキンにした。
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ブルックリンラガーで喉を潤し、汗をかきながらカレーを戴いた。
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暑い日のカレーは、躯によさそうだネ。さぁ、午後は何処に呑みにいこうかナ。
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by cafegent | 2013-08-08 15:13 | 食べる | Trackback | Comments(2)
   “Le vent se lève, il faut tenter de vivre”
       風立ちぬ、いざ生きめやも

宮崎駿監督の五年ぶりの新作映画「風立ちぬ」を観た。
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渋谷の映画館で観たのだが、宮崎アニメにしては珍しく子供より大人の方が多かった。
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映画の主人公である堀越二郎は実在の人物であり、宮崎監督は初めて実在の人物をモデルにした映画を製作したそうだ。

堀越二郎とは、七試艦上戦闘機、九試単座戦闘機、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計などを手掛けた航空技術者だ。もっとも僕はこの映画の発表時まで知らなかったが、国産旅客機YS11の設計も行い、東大宇宙航空研究所の講師や防衛大教授なども歴任した方らしい。YS11機は幼い頃、札幌東京間の度に乗っていた飛行機だったので、実に親しみが湧いた。

宮崎監督は、堀越二郎の半生に同時代に生きた作家堀辰雄の小説「風立ちぬ」の話を盛り込んだところが面白かった。
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小説「風立ちぬ」は堀辰雄自身の自伝的小説であり、語りべの「私」が晩夏の避暑地で節子と云う美しい女性と出逢う。そして、彼女に恋をして、生活のメドが立ったら結婚しようと決め、婚約をした。だが、彼女は結核を患っており、高原のサナトリウムで療養しなければならなかったのだネ。

最初の章から最後の章まで、「風」の流れを感じる小説だった。

作中に登場する「風立ちぬ、いざ生きめやも」という有名な詩句は、ポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節を、堀辰雄が訳したもの。

死の訪れを感じている婚約者を支えながら、懸命に生きなければならない。堀辰雄は実際に婚約した1年後に彼女をサナトリウムで亡くしており、彼女と出逢った軽井沢の避暑地でこの小説を書いたそうだ。

航空技師堀越二郎と薄幸の美少女菜穂子との恋を織り交ぜ、そこに二郎の夢の世界が絡み合う、なんとも不思議な映画だった。

関東大震災が起きた後の東京復興の勢いと戦争へと突き進む日本帝国の姿が、東日本大震災以後の今の日本と重なり合うのだナ。

自民党の圧勝で「憲法改正」への懸念が高まるばかり。映画を見終えて、この先の日本の姿がどの方向に向かって行くのか、重く心に残った。

ただ、ひたすら純粋に美しい飛行機が作りたい。主人公の二郎は幼い頃からの夢を実現し、航空機の設計に取り組む。だが、実際には戦争に使われる道具に過ぎず、飛び立ったら戻っては来ない。兵隊たちを死の谷へと運ぶゼロ戦を作った。

この映画では戦闘シーンが少ない。宮崎監督は、戦争をあえて描かないことで「戦前回帰」しそうな今の政治思想へのアンチテーゼを試みたのだろうか。
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映画のキャッチコピーに書かれた「生きねば。」の文字は、実に強い。

東日本大震災を乗り越えて懸命に生きている人たち、原発事故で生まれた街を離れて生きている人たち、これから未来を生き抜く全ての人たちに向けて訴えているのかもしれないネ。
     ◇          ◇          ◇
閑話休題。

さて、昨日は映画を観終えた後、渋谷のワイン酒場『アヒルストア』に出掛けた。

午後6時半、店を訪れると既に満席で賑わっていた。
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相変わらず凄い人気だなぁ、と思いつつ奥の樽席へ。
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今回は酒朋コカ爺ぃこと小梶さんが予約を入れてくれた。それに僕ら夫婦と「元秋元屋冷蔵庫前、現在やきや」のユリちゃんの4人だった。

先ずはハーフパイントのビールで乾杯!
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猛暑に戻った東京の夕暮れ、ビールが旨いネ。
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最初の一皿は、玉ねぎのパイから。
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白ワインは微発泡で辛口、甘いタマネギに良く合うのだナ。

続いて、ポテトサラダを戴く。
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独特のポテサラは必ず頼んでしまう。

和歌子さん手作りのパンは、フランスパン、カンパーニュ、それに胡椒の効いたフランスパン。
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どれもが本当に美味しい。このパンに合わせるのは、パテだ。
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付け合わせの大根のピクルスもさっぱりとして美味しかったなぁ。

白の次は赤ワインを抜いてもらった。
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そして、ブーケガルニが効いた塩もつ煮込みの登場だ。
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シロやハチノスが良い塩梅で煮込まれていた。汁をたっぷりとパンに浸して口へ。あぁ、もう堪らん。この煮込みも病みつく美味さだったナ。
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店主の輝彦さんにお次のワインを選んで頂く。
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三本チョイスして戴いた中から、ジュラのビオワイン「アルボア・ピュピヤン」をセレクト。
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ロゼの様な赤ワインは独特の酸味で飲む程に味が変化するのだ。

そして、デーンと登場したのは丸ごとピーマンの肉詰めトマトソース。
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このボリュームに圧倒され、お腹も十分に満足したのだナ。

『アヒルストア』は本当に居心地が良い。料理は何れもボリュームがあり、ワインに合うものばかり。手頃な価格帯も実にウレシイ限り。

ビオワインのことは、輝彦さんに伺えばベストな物を薦めてくれるし、言う事無しだネ。
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最後はデザートのカボチャのケーキを戴いて、ご馳走様!

店の外では次々と席が空くのを待つ方々が訪れていたネ。
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輝彦さん、和歌子さん、美味しい料理とワイン、ありがとうございました。
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そして、コカ爺ぃに感謝多謝!また次回もヨロシクね!
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輝彦さんが上梓した本も購入したし、ビオワインをもっと知ろう。

『アヒルストア』を出た我々は、書店『SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS』を訪れた。此処、SPBSは出版社と本のセレクトショップが一緒になった所なのだ。コカ爺ぃは小さなサボテンの鉢植えを買っていた。カミサンも欲しい本を見つけてゴキゲンだった。

続いて向かうは道玄坂百軒店のラブホの前のロック酒場『WOKINI』(ウォキニ)へ。
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此処も気心しれた酒場でアル。ジン&ソーダを戴きながら、80年代のロックに酔いしれた。
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コカ爺ぃがリクエストしたドナルド・フェイゲンも懐かしかったし、店主の黒瀧光祐クンも元気そうでなによりだったナ。
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二杯目のギネスを飲み干して、ご馳走様!

この夜の三軒目は渋谷駅近くの雑居ビルの上だ。『Bar Music』のドアを開けると心地良い音楽が響いていた。

此処は元カフェ・アプレミディの中村智昭さんが三年前に開いた店。
今はムジカノッサを主宰し、DJや選曲家として活動する傍ら、この店を営んでいるのだネ。
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実家が広島市で60年も続く自家焙煎珈琲の店『中村屋』と云うだけに、此処の珈琲も評判だネ。
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真夏の夜、カイピリーニャが旨い。雨上がりの渋谷は、昼間と変らない程に人で溢れていた。夕べはそんなにヘベのレケにならなかった。都会の雑踏を抜け、家路へと戻ったのでアール。
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by cafegent | 2013-07-25 14:24 | 食べる | Trackback | Comments(1)