東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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続けてアート連発

先週末に新宿駅西口プロムナ−ド・ギャラリーにて、『Subliminal Tokyo』と言う東京在住のフランス人作家3人の展覧会が開催された。中でも、HNというアーティストの「TokyoScapeS」のシリーズが良かった。写真作品で、実は2年程前に青山で彼の作品集を見せてもらったことがあった。その時から、結構好きな作品だったので、興味を持っていたけど、いいカタチで完成されたシリーズになっていたと思う。
b0019140_16225241.jpg視点が良いのだ。ガイコクジンが言葉も判らないままに東京に来たら、漢字もカタカナもひとつの記号として目に飛び込んでくる。ましてや、新宿のネオンであったり、ビルの看板であったり、と摩訶不思議なアートとして映るのだろう。そんな、外人の素直な視点を見事に具象化して表現されていて、新しいアートに触れることが出来た。b0019140_16235079.jpg
僕の友人のジャーナリスト、エティエンヌ・バラールはもうかれこれ20年近く東京にいるんじゃないかなぁ。旧友オリヴィエ・シルヴァに紹介してもらってからは、時々渋谷のんべい横丁の「鳥重」で顔を合わせたりしている。アエラで原稿書いていたり、朝日新聞でコラムを担当していたり、エティエンヌの活字は何度か読ませてもらっていたが、まさか写真芸術を極めていたとは全く知らなかったのだ。b0019140_1565845.jpg

先週、僕がカフェ・アプレミディの橋本徹君と「FREE SOUL 10th Anniversary Party」と言うイベントを青山のCAYでオールナイトで行ったのだけど、そのインフォメーションを見たらしく、久しぶりにエティエンヌから電話があった。なんと数年前まで彼は公園通り上の「カフェ・アプレミディ」を毎日事務所代わりに使っていたらしく、橋本君にも随分と世話になっていたという訳で、そんな橋本君と僕が一緒にイベントをやるって事にびっくりして、電話してきたのだ。久しぶりだったので、しばらくは雑談を交わしていたんだけど、そのうちアートの話になってきて、2年前に見てもらった作品を続けていて、大阪で大きな展覧会をしたという話を聞いた。そして、ようやくアーティストとしての自信もついたので、ア−ティスト宣言するのだ、と。作家名も『HN』(エイチエンヌの進化か、ナルホド。)
HN、イイ顔してたなぁ。いつも思うけど、アーティストは、展覧会とかをやると実に良い顔つきになるね。この前の阿部隆一もそうだったけど、みんな自信に満ちていて、確実にそれまでよりも言う言葉が違うのだ。イイコトだね。HNももっともっと多くの人に見てもらいたいね。そうそう、都築恭一さんが作品展のコメントを書いていたのも興味深かった。b0019140_1512165.jpgHN、来年は一緒に何かしよう。
HNのウェブサイト
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『Subliminal Tokyo』
開催日:11月27日(土)
時間: 18:00〜20:00
参加アーティスト:HN/Philippe Chatelain/Roberto Giostra
場所:新宿駅西口プロムナード・ギャラリー(京王百貨店の向かい側・明治安田生命ビル地下通路)
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by cafegent | 2004-11-29 16:29
最近、BEAMS Tが立て続けにイイ展覧会を開いていた。一つは、Kads Miida、そしてもう一つはDALEKというブルックリンに住むストリート・アーティスト。

Kads Miidaは、もう10数年前から好きなアーティストであり、僕が昔下北沢に出したソウルの店「アルゴンキンズ・バー」の壁画も描いてもらった事がある。ジャマイカを旅して描きためた作品も良かったなぁ。そう言えば、昨年の12月に渋谷パルコ・ミュージアムで開催した「MARVEL FANCLUB EXIHIBITION」にも参加してもらい、ゴキゲンなスパイダーマンを描いてもらった。
b0019140_14542785.jpgb0019140_14545424.jpg今回は、JungleとShangri Laの造語、『JUNGLILA』というタイトルの個展だった。なんだか、最近の僕は『桃源郷』に導かれているのだろうか。いつもの事ながら、大勢の人が集まる中、レゲエのDJに合わせてライブ・ペインティングが始まったが、酒呑みながら絵が完成するのを見れるなんて、最高の気分だね。
Kads Miidaのウェブサイト

原宿のBEAMS Tで観たDALEKは、ちょうど台風直撃の日で、人の入りは散々だった。せっかくニューヨークからやってきたのになぁ。傘も壊れる程の猛風の中、僕はスパイラルから必死の思いで歩いてDALEKに逢ってきたけど、やっぱ良かったぜ。いやぁ、昔から彼が描いているスペースモンキーというキャラが大きな作品になっていて、あの迫力は直に観ないとダメだね。ムラカミまいったか!っつう感じかな。僕も1点作品を購入したから、こんどここで紹介しよう。b0019140_14503069.jpg

最近は、日本でもNYのストリ−トアートとかが見れるようになったから、嬉しい限りだね。去年は、KAWSやコスタス・セレメティスも観れたし、いいなぁ、日本は。

と、日記を書いていたら、LAに住むRockin' Jelly Beanの事務所から展覧会の案内メイルがきた。ジェリービーンが前述の三井田クン達5人で主宰する『ELOHA』(エロ派)の実に4年振りのイベントだ。
エロい秋もイイネェ。
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ELOHAのウェブサイト
Rockin' Jelly Beanのウェブサイト

以下、インフォメーションね。

Rockin' Jelly Bean、Kads MIIDA、Mie Ishii、Ken the Flat Top、FIshにより4年前に結成された芸術派閥、ELOHAが今年の秋、遂に活動を再開!!
11月中旬にフリーペーパー第2弾「ELOHA2」の配付、そして12月7日より中目黒DEPOTGALLERYにてART SHOWを開催します!!!
5人の絵描きによるフリーペーパー「ELOHA 2」の為に描き下ろされた作品を中心に展示。
初日のオープニングには全員集合です!!!

ELOHA ART SHOW
日時  / 2004年12月7日(火) 〜 12月26日(日)
開催場所/ DEPOT GALLERYのウェブサイト
所在地 / 東京都目黒区上目黒2-43-6 (東急東横線高架下)
※東急東横線中目黒駅より祐天寺方向へ徒歩8分
営業時間/ 火曜日〜土曜日:17:00〜22:00
      日曜日:15:00〜22:00 ※月曜日は閉館となります。
お問合せ/ DEPOT GALLERY 03-5773-5502
by cafegent | 2004-11-29 15:07 | ひとりごと
僕が夜な夜な徘徊しているBAR MARUKUSUのバーテンダー、タボちゃんが絵を描いていることは、以前ここで紹介したと思うけど、彼の新作が恵比寿のNOSで見られることになった。展覧会自体は12/1から年末までだけれど、12/6(月)にライブ・ペインティングをやることになったから、是非みんなに観てもらいたいなぁ。NOSのウェブサイト

いつもの只の飲んだくれにもこんな素晴らしい才能があったのか、と再認識してくれ、みんな。しかし、一貫してひたすら23年間オンナだけを描き続けているという事が凄いと思う。先月僕が開催した展覧会の作家/阿部隆一も女性だけを描きつづけているけど、タボちゃんの絵は阿部隆一とは全く違うスタイルであり、とてもエネルギッシュで、エキサイティングなのに妙に色気があるのだ。一見すると、イヴ・クラインの青の作品(と言っても、あれは実際の女性の裸体にクライン・ブルーと呼ばれる絵の具を塗ったくって、キャンバスの上で寝転ばせた作品だけど..)を彷佛させる絵だけど、さぞかしいろんな女性をたくさん見続けて描写したんだろうと思うくらいその裸体の表現がイイ!
いざ、男なら、この絵で勃起して欲しい。女なら嫉妬して欲しい。そんな絵を描くタボちゃんは、おバカと天才の紙一重的な、いいキャラなのだ。6日のライブ・ペインティングは、何枚も一気に描くらしいから、見応えもあると思う。
みんなNOSに集合だな。

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MASAKI TABO EXIHIBITION 12/1 WED-12/31 FRI
LIVE PAINTING 12/6 MON 20:30〜
by cafegent | 2004-11-25 19:09 | 飲み歩き
先日、東大医科学研究所の並木道を歩いていたら、植木の手入れをしている職人が二人で会話しているのが耳に入ってきた。「台風とかで野菜が高くなってるし、なかなか食べたいもんが買えんねぇ。」「うん、もう少し辛抱したら買えるだろうよ。」「そうねぇ、でもさぁ、わしなんかもう何十年辛抱してるんだろっ?」
何だか、お気楽に雨上がりの舗道を歩いている自分もこの数十年何をやってきたんだろうって考えてしまったよ。
偉そうに云う事じゃないが、この数十年、いろんな人と出会って、いろんな本読んで、いろんな音楽聞いて、いろんな処を徘徊しながら飲んでいる、っていうのは我ながら大したもんだ、と思う時がある。金が在っても、無くっても毎晩出歩いて、人から、モノから、コトから刺激を貰う。だから今の僕が在って、喰っていけているんだからなぁ。
そんな矢先に友人の名バーテンダーAsshこと青木君がメイルで、在るイベントの事を教えてくれた。東京の怪人とでも云うべき二人の不良中年が西麻布のレッドシューズでトークショーを開いたらしい。その二人とは、森永博志と立川直樹である。この数十年、どこに飲みに行っても、どのイベントに行っても必ず見かけた御大である。b0019140_19412872.jpgまぁ、世代が一つ上だけど、二人の書いた本も良く読んだし、何よりも飲んだくれている姿がイカしてた。「東京の遊び人はこーいう奴らか」って20代の頃に背伸びして遊んでた頃を思い出した。
それが今じゃ、僕もイカレた中年と呼ばれている。
彼らが80年代の終わりに「エスクァイア」日本版で連載していた「クラブシャングリラ」という連載が面白くて、毎回読んでいたが、何て云うか、これを読んでいる事を他人に知られたら、また自分がカッコ悪いとか思っちゃって、家で一人で読んでいたなぁ。何がカッコ悪いって、他人の情報を雑誌で読んで仕入れているって事がだ、まったく。それにしても森永さんはその不良さがカッコ良すぎて近寄りがたい存在だった。行く店、行く店、どこも彼のオーラが立ちこめていた記憶がある。今の東京の麻布界隈で遊んでいる連中は、みんなこの二人から派生している気がするし、実際そうだもんな。先週、東銀座に出来た「ビザール」というバーに行ってきたけど、そこも森永さん一派だった。アムリタのクロード芹沢氏が料理を作っていたのには、さすがに驚いたが、居心地の良い店だった。(ちなみにクロードはその昔、シー・ユー・チェンと一緒にグループサウンズで歌っていた過去がある。まぁ、どうでもいいが。)
二人の廻りに居た連中を見ても、当時の飲んだくれ達は筋金入りだった。
バーテンダーAsshと最初に出会ったのは、西麻布のアムリタがオープンした時だった。それから、代官山のエイトマン、日赤通りのMWT(More Wild Trip)、後は転々とさすらいのバーテンダーの如くいろんな店でパフォーマンスをしてる変にインテリな奴だ。東京一旨い梅酒「Hoshiko」を教えてくれたのもAsshだった。彼の居るバーでもこの二人の東京の不良も良く見かけたものだ。
BARTENDER Assh「考えの断片」
話があっちこっち行っているが、この前、在る女性にこんな事を言われた。「不良と遊び人って違うわよね。」って。そして、間髪入れずに「少なくてもあなたは不良では無くて、遊び人だわ」と云われてしまった。一体全体どこがどう違うのか、僕にも判らないが、不良は硬派で、遊び人は軟派って事か?まぁ、「俺」って云う言葉より、「僕」って云う方が性に合っているから、やっぱり僕は『遊び人』って事か。
さて、ぼちぼち街へ繰り出して考えよう。
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エスクァイアで連載していたクラブシャングラは、後に「シャングリラの予言」という書籍になった。僕は今でもたまに読み返してる。内緒ね、読んでいる事は(苦笑)
by cafegent | 2004-11-02 19:43 | ひとりごと