東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

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2月14日St.バレンタインディの夜にまた1軒のバーが誕生した。

この日記でも以前紹介した元アルゴンキンズバーのバーテンダー丸菱一郎の店だ。丸ちゃんは、たぶん89年頃から8年位アルゴンキンで働いていたんだろうか。その後、ニューヨークに渡り、戻ってきてからは、前も書いた通り音楽プロダクションでア−ティスト・マネージャーをしていたのだ。b0019140_1830230.jpg 目黒川沿いの小道を池尻大橋方面に程近いところにCODAというバーが在るのだが、そこの2階に出来たのだ。さて、どこから入るのだろうと思っていたら、ビルのインターホンの上に店のDMが張り付けてあった。あぁ、これを鳴らすのか、とボタンを押すとなんとも魅力的な女性が応対してくれた。期待に胸踊らせて、ドアを開けて階段を上がり、店に入るとなんとも素敵な空間が広がっていた。白い壁にアーチ状になった天井は、どことなくスペインのバールの様な雰囲気を醸し出していた。丸ちゃんもようやく自分の店を出せたのでさぞかしご満悦だろう。そしてカウンターの中には、声の感じ同様に素敵な美女が居た。うーん、また通っちゃおうかなぁ、って思って、いつも居るのか聞いたら、臨時のヘルプだった。彼女は中目黒駅近くのGARDENというダイニングバーで働いてるコだった。ガーデンは、ビルの上にある店だが、中々こ洒落た所だからたまに利用している。この近くの「扇」という店のほうが強烈かな。その話はまた今度にしよう。


丸ちゃんの店は、「Bar D.S.」と云う。D.S.とは、ダル・セーニョ。音楽用語で「そこにまた、戻る」という意味だ。b0019140_18285674.jpg下のCODAといい、D.S.といい、さすが音楽家がオーナーなだけあって、こだわりどころのツボは押さえているね。そう、彼はまだ、音楽プロダクションに属していて、そこの飲食店部門なわけだ。内装にも結構お金をかけているし、余裕のある人の店の作り方は違うなぁと、羨んでしまった。しかし、店内を見渡せばカウンターもソファ席もみんなアルゴンキンの常連客たちで埋まっていた。みんな、何だか楽しそうに酔っぱらっていて、15年前位にワープしたような錯覚を覚えてしまった。遠藤くんも足立二郎くんもEROHAのパーティ以来だし、アローズ僧侶軍団の酒井くんも板谷くんも久しぶりに会ったなぁ。みんなあの頃は、20代後半だったけどもう40代なんだよね。我ながらびっくりしてしまう。みんな所帯を持ったりして、何だか今だに「やんちゃ」やっているのは、もう僕だけかも知れんなぁ。 と云うか「半端やっているのは」だな、正確には。

目黒側沿いの2階に位置するので、4月の桜の季節は気持ち良いだろうな。窓越しに夜桜見物しながら酔いしれる。最高だね。みんな、また集れる場所が出来た。丸ちゃんの名詞も常連仲間の米倉くんが作ってあげたらしいね。ヨネちゃんはアルゴンキン時代から、とにかくひたすら酒を飲んでいたけど、またマイグラス持参で入り浸るんだろうな。かく云う僕も、寄り道する店が増えてしまった訳だからなぁ。CODAで待ち合わせでもして、2階に上がって、心地良く酔って、こ腹が空いたら24時間営業の中華一楽。ここの揚げわんたんとホルモン炒め、最高ね。

そんな訳で「Bar D.S.」は、入り口も判らないような隠れ家の様な店だから、口コミで客を増やすしかないのだ。当分は、みんな強化月間だから、いろんな奴を連れて行こうじゃないか。で、僕は、最近めっぽう羽振りの良さげな南日のおとうさんのツケで飲もうかしら。
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by cafegent | 2005-02-22 18:36 | 飲み歩き
ランドマークタワーの上の横浜ロイヤルパークホテルがなかなか良いホテルって言う話はこの前書いたけど、大抵の連中は横浜湾側が見える部屋を取るらしい。そりゃあ確かに海が見えるのは気持ちが良いが、僕は逆側を指定するのだ。だいたいホテルにチェックインするのだって夜遅くだし、そんな時間に海を見ても何にも見えはしない。でも、山側の部屋だと横浜の夜景が一望できる。高いところに泊まる愉しみはやっぱり夜景と朝の絶景だ。まぁ、サッポロとか地方から来る人にとっては横浜湾の景色は素晴らしいのだと思う。それも事実だね。でも、しょっちゅう横浜に来ている僕らの様な連中にとっては、夜景を眺めながら酒を愉しむって言うのがいいんだね。

街のネオンの明かりを肴にシングル・モルトなんぞを舐める。イイねっ!!。仕事でのホテル前泊ほど心地良いものは無いのだ。今日の仕事も終わり。明日は朝早くに家を出なくてもいい。ゆったりと朝食でも摂取(と)ろう。そんな事を想いながら、ニタニタと酒を片手にぼんやりと夜のヨコハマを眺めてる。そして案の定、そのまま独り掛けのソファでウトウトと寝てしまい、「あぁ、せっかく良いホテルに泊まったのにまた椅子で寝てしまった」と一瞬思うのだが、寝ぼけた眼(まなこ)をこすりながら窓の外を見ると絶景の富士山が窓の向こうにデンと構えているのだ。コレぞ、極上の幸せなり。
         これ、泊まった部屋からの景色ナリ!
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人間、ある程度の歳を重ねてくると、前はあんまり興味が無かったり、そんなに好きじゃなかったモノにやたらと執着してくるのである。僕もここ最近、というか数年、やたらと蕎麦が好きになった。前は食べても腹にたまらないし、すぐ腹が減ってしまうから余り食べなかったのに、今じゃ週に何度かは蕎麦を食べている。神社や富士山もしかりだ。最近、やたらと神社に足を運ぶことが多いし、富士山も自分の中で占める割り合いと云うか、それに対する思い入れが日増しに強くなっている感が否めない。富士山を見るとつい拝んでしまう。何なんだ、と思いつつも富士山に敬意を祓い、富士山を見れた自分が幸せになった気がしてならない。僕は霊感も全く無いし、スピリチュアルなことには無縁の存在だけど、富士山は別な気がしてならない。
日本人のDNAなんだろうな、きっと。でも、誰だって、富士山見て気分悪くなる奴なんていないよね。今の世の中、富士山見て「富士の樹海で集団自殺」とか思い浮かべる奴が何人もいるんだろうな。毎日、新聞読んでいて、殺人と自殺が多くなった日本を僕らも真剣に考えなくちゃだぜ、まったく。
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by cafegent | 2005-02-08 02:35 | ひとりごと
芝大門に夕方になると煙りモクモクで大にぎわいのモツ焼き屋がある。その名も「秋田屋」と云うのだが、先週そこで待ち合わせをしてライブに出かけたのだ。それにしても、この店午後3時半から営業開始なんだけどすぐに満席になるんだよね。b0019140_19171186.jpgこの日も友だちが先に入ってたから良かったけど、外に数十人溢れていた。ここの焼きトンは全部大振りである。だから、数本食べてビール飲んで、さっと出ると云うのが粋な使い方かもしれん。この店で、廻りのみんなが必ず頼むのが『たたき』と云う代物。これは豚ののど肉をニラと一緒にタタいた、いわゆるツクネなんだけど、これは一人1串限定である。なんでも豚一頭から2串しかとれないらしい。
僕はここのハツやレバが旨くて気に入っているが、煮込みも美味しい。普通、モツ煮込みって味噌仕立てなんだけど、ここのは塩で煮込んでいるのだ。夕方5時を過ぎると、女性客も増えてくる。安くて、旨くて、目の保養もできるなんて、幸せな限りだなぁ。ここって、ビールと日本酒がメインで焼酎をおいていないのだ。なのに女性客が多いせいか、ワインあります、のはり紙が貼ってあった。さて、ほろ酔いになった頃遅れてJがやって来た。ブラジルから来たJがモツ焼き食べながら変な質問をしてきた。「パチもんとバッタもんは、どう違うの?」...。実に煙りモクモクの店にぴったしの質問だった。そんなもんばかり売っているような連中が商売早く終ってその日の上がりで一杯やっている風情のやからが目立つのだ。
簡単に云えば、「パチもん」はにせもの、「バッタもん」はB級品かな?秋田屋から浜松町の駅方面に行く途中の路上で本物そっくりのシャネルのバッグやブランド時計を売っているが、あれはパチもんね。錦糸町あたりの衣料品店で売っているアディダスに似ているがロゴがadiosとかになっているのがバッタもんだね。これって説明になっているかなぁ。
そんなこんなで、時間が過ぎて、ライブの時間が近付いたから、浜松町からタクシーに乗り込みお台場のZepp Tokyoというライブハウスに向かった。
この日のライブというのがPファンクだったのだ。昨年末に年明けにPファンク来るから行こうよと誘われて久しぶりに来るのなら見てみようかと思ったのだ。あのバンドは元気一杯のヘンタイ集団だから、4、5時間ぶっ通しで演奏しまくるのだ。会場には案の定、見たことある顔ばかりが来ていた。東京中のソウルバーに出入りしているソウルマニアやバ−のオーナー達だ。大抵のソウルのライブに来ると見かける顔である。僕の後ろの席にソウル評論家の吉岡さんが居た。随分と可愛い女の子を連れているなぁと思って声をかけたら、ソウルバンドでコーラスをしているというコだった。ソウル・サーチャーの吉岡さんは、今度映画になったレイ・チャールズの伝記本の翻訳をしたらしい。みんな、読んでみて欲しい。

さて、ちょうど開演した頃だったが、「The Fifth Element」というラップグループが出ていた。ちょっとヘビーなラップだったけど、まぁ、前座だからすぐ終るだろうと思っていたら、なんと一時間もパフォーマンスしやがって、よくよく聞いたら前座ではなくて彼等もメインだと云う事だったらしい。休憩をはさみ、次に出て来たのが「ZAPP」だった。あの超有名でゴキゲンなファンクバンドのZAPPである。しかし、リーダーでボーカルのロジャーって数年前に亡くなったんじゃなかったけ?という不安が頭をよぎったが、懐かしいサウンドが蘇ってきた。ロジャ−無き後のバックバンドのZAPPオンステージであった。"Dance Floor"、"I Can Make You Dance "、"I Want To Be Your Man"、"Computer Love"そして"California Love"まで懐かしいヒット曲を大連発してくれたから、それはそれなりに楽しめたライブショーだった。ビールで心地良く酔いしてながら踊っているうちにZAPPのステージは幕を閉じた。さて2回目の休憩の時に誰かが云った。「スペシャルゲストのジョージ・クリントン、来日していないんだってさ!」、「えっ来て無いの!!」って時既に遅し。ジョージ・クリントンが来ないって、それじゃPファンクじゃないじゃん。ここで初めてコンサ−トチケットを良く見返してみたら、GEORGE CLINTON & THE P-FUNK ALL STARSなんてどこにも書いておらず、Original P Funkというバンドの名が記されていたのだ。あぁ、呼び屋に騙された、と云うか最初に確認するべきだった。そしてステージ再開。白人の若いお兄ちゃんがキーボードを弾いている。この時点でもうあのファンカデリック、パ−ラメントではない事は直感できた。そして、聞き慣れた楽曲のリズムにのって訳のわかんない変なオジサンたちが登場してきたのだ。それにしても、ジョージ・クリントンもバニー・ウォーレルもブーツィー・コリンズもかなり変な連中だが、違う意味で十分変なそっくりさんたちだった。あのホーンセクションはどこに居るのだ。ホーンがいないのだ。でも、名曲の数々を演奏している。そう、あの"MAGGOT BRAIN"、"FLASH LIGHT"、"ONE NATION UNDER A GROOVE"なんかも見事に演奏しているのだ。ようするに、赤坂、六本木でビートルズの演奏をするそっくりさんバンドのようなものなのだ。きっと、全米中のライブハウスや飲み屋などを巡業しているPファンクそっくりバンドなんだろう。ZAPPから引き続きでこのバンドを見ていて、昨年見た井筒監督の映画「ゲロッパ!」を思い出した。なんだか自分が熱海とか岐阜の下呂温泉あたりのホテルのそっくりショーにでも来ている錯覚を覚えた。すげぇキワモノを見たって感じかな。このバンド、一応、初期のP-Funkのメンバー達らしいのだが、すぐに二分して他のメンバーがP-Funk Allstersになったらしい。知らない訳だよね。Fazzy Hanskins、Grady Thomas等何人かが初期メンバーらしいが、あの若いキーボード奏者は絶対に違うだろうな。

そう、俺はこれが見たかったのだ。このふんどし姿を!!
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いやぁ、なんかモノ凄いもの食っちゃったなぁって云う感じの後味だった。帰りにみんなで何か食べようか、っていう気にもならんかった。レッドシューズのトシくんは結構楽しんでいたみたいだったが、僕はダメだった。一人くらいメンバーがいなくちゃおかしい。絶対におかしいのだ。『オイッ、金返せ!!』っていう位許せん感じだった。一緒に見たJにも思いきりイヤミを云ってしまった。スマンって思った時に頭にある言葉がよぎったのだ。「J、ようするにあれこそが、正真正銘のパチもんやねん!!」...。

      絶対、次回は来てくれ、ジョージ・クリントンよ!!
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by cafegent | 2005-02-03 19:18 | 食べる

一陽来復

今日は2月3日、節分だね。一日好天気にめぐまれてどこの境内も盛大に豆まきを行ったんだろうね。
僕もちょうど打ち合わせが終り時間が出来たので、芝大神宮の豆まき行事に足を運んでみた。b0019140_1731228.jpg

芝大神宮の節分祭は、木遣(きや)り威勢の良い響きの中、神主と御子さんが行列をなして、境内まで行進する神聖な行事である。b0019140_17351040.jpgめ組の半天を纏った連中の粋な姿も青空に映えた。b0019140_17424797.jpg芝大神宮は、「関東のお伊勢様」と呼ばれて伊勢神宮に行かなくても天照大御神(アマテラスオオミカミ)に参拝できる所だ。運気が好転できればと境内で福豆をもらってきた。b0019140_17425670.jpg

節分とは本来、立春、立夏、立秋、立冬の季節の変わり目の前日のことらしい。
その中でも、寒い冬が終わり、暖かな春の始まる立春の節分が大変おめでたいと言われて、更にその前後に旧暦のお正月がくることから他の節分より珍重されるようになったんだってさ。友人の占い師の新さんが教えてくれた雑学ね。
そして、節分といえば豆まき。家の中にたまった悪い気や鬼を豆をまいて追い出す訳だ。
この儀式のことを本来は追儺(ついな)と呼ぶらしい。

この追儺は朝廷の年中行事でしたが、もともとは中国の儀式で、日本で初めて行われたのは慶雲三年。
追儺は「おにやらい」とも読み「鬼遣」と書くこともあるのだそうだ。
読んで字のごとく鬼を追いやる行事で、いわゆる「鬼は外」になったんだね。

豆まきで使う豆は「しっかりと煎った大豆」であることが大事らしい。
豆は大豆じゃなくても余り関係なく「堅い豆を煎る」という事が重要なんだそうだ。
もし煎った豆から芽が出ると悪いことが起こるらしい。(人から聞いた話は、らしい、らしい、が多くてすまんね、まったく。)
煎ることで病の素になるものを焼き尽くすといういみがあるようで、このとき食べる豆は自分の年齢+1個なんだってさ。今まで生きてきた年に加えて新たに始まった年の分の豆を食べることで無病息災になるという願いが込められているのだ。さぁ、今日は豆まきをして、自分の年+1個の豆を食べて今年をよい年にしてみてはいかがだろうか。

2月3日は、我が兄弟の誕生日でもあるのだ。1959年の2月3日は、伝説的ロックン・ローラー、バディ・ホリーが飛行機事故で亡くなった日でもある。音楽にドっぷりと浸かっていた中高生の頃、我が兄は、「俺はバディ・ホリーの生まれ変わりだ」と廻りの連中にのたまいていた。が、月日が流れ、本当に名うてのミュージシャンになってしまった。我が兄よ、誕生日おめでとう。それにしても、マツケンサンバⅡの次は、小倉優子か!「来るもの拒まず」の音楽活動なんだろうね。

節分に話を戻そう。『一陽来復』って知っているだろうか?昔の中国の占い「易経」に出てくる言葉だ。b0019140_17303875.jpgイチヨウライフクのフクは福ではないのだ。復活の復ね。要するに、陰の気が去って、陽の気がまた来る、良く無い事が続いた後にようやく良い事が訪れると云う意味だ。我が家では、代々ずっと正月を迎える午前0時になると、方角を確かめて『一陽来復』のお札を家の角に貼る。親と離れて暮らすようになって久しいが、今でも毎年正月になるとこのお札を貼っている親父を思い出すものだ。

運気の転機は新年ではなく、節分にあると云われています。昨年は、人災、天災を問わず「災い」の多発した一年でした。今年も、世の中まだまだ様々な問題を抱えていると懸念されますが、節分にあたり、共に「運気好転」を祈りましょう。

我ながら、たまには真面目に心して節分を祝いたいと思います。

平成17年 節分
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by cafegent | 2005-02-03 17:42 | ひとりごと