東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

<   2005年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

昨日はなんでも記録的な猛暑だったらしい。6月に37度を記録したのは40年ぶりとニュースで伝えていた。週末からずっと熱帯夜が続いているが、僕は今年もエアコン無しの生活をしている。もともとクーラーの冷たさが苦手だったからたまにしかスイッチを入れた事がなかったんだが、2年前にエアコンが壊れてしまったから、どんなに部屋が暑くなってもウチのエアコンはウンともスンとも云わないのだ。オフィスには巨大なエアコンが2台あるが、僕が不在になると皆ギンギンに部屋を冷やすのだ。だから僕はオフィス用にジャケットを必ず持って出かけるのだ。少数派の意見はすぐにもみ消されるのである。トホホ...。

夏の暑さも苦手だけど、あの暑さが夏を感じさせてくれるのだ。冬は寒くて当たり前、夏は暑くて当然だ。小さい頃は、夏の暑さを凌ぐために玄関に水を打ったり、扇風機の前に大きな氷を桶に入れておくと冷たい風がきたもんだった。
「夏炉冬扇」と云う言葉がある。夏の暖房や冬の扇子は役に立たない、季節外れで無用という意味だ。役に立たない事柄や芸のたとえだね。まるで、このブログの様なもんだ、まったく。
しかし、梅雨だっつうのに雨が少ないねぇ。四国のダムでは水が1/3で渇水らしいし、これからドッと大雨が来るといいんだが。僕は結構雨の日も好きなのである。傘とか帽子とかでお洒落も楽しめるし、赤とか黄色の派手なレインコートを羽織ると気分が良くなるんだよね。

さて、こー蒸し暑い日が続くとスタミナが付くもんが喰いたくなる、っと話を切り返し。
で、凝り性の僕は、ここんところ毎日鰻を食べている。月曜は打ち合わせで恵比寿に行ったので夕方「松川」の特上うなぎを食べた。ここ、ほんとに美味しいんだよね。特上でも2200円だしコストパフォーマンス高い店だと思う。松川は30年以上も続いているし、出前もしてくれるから贔屓の店のひとつなのだ。そう言えば、サラリーマンから独立して最初に構えたオフィスが六本木のはずれの飯倉片町と云う所だったけど、その近くに「野田岩」っつう、うなぎ屋の老舗が在る。あの頃、僕らは仕事がうまくいくと必ずここの鰻を食べたっけなぁ。麻布の「野田岩」は美味い天然ものを出してくれるけど、なんせ高いから最近はすっかり足が遠のいている。野田岩のご主人はワイン好きが高じて、うなぎに合うワインを揃えているし、ついつい飲んじゃうから万札が消えてしまうのだ。スタミナ付くのにふところ寒いのである。トホホ...。
で、最近はもっぱら安くて美味い鰻屋を探して行っているのだ。b0019140_16194065.jpg昨日の昼には新橋3丁目の「宇奈とと」なる店のウナ茶漬けを食べた。熱々のご飯の上にざく切りの鰻の蒲焼きが乗っていて、そこにほうじ茶をかけて食べるのだ。お茶も南部鉄の様な鉄瓶に入っていて、これで600円はかなり安いぞ。
美味くて、安くて、一気に食べちゃったから写真撮るのすっかり忘れてしまった。トホホ...。
ちなみにうな丼は500円、肝吸100円とウレジー(東海林さだお風)のだ。

今日は珍しく打ち合わせが一件も無く、事務所でのんびりと企画案を練っていたから、またまた鰻屋に入ってしまったのだ。3日続けるって、ほんとおバカな僕だったりして。事務所からプラプラと5分くらい歩いた所に在る「うなぎのお宿」と云う店に入った。数ヶ月前に改装して奇麗な店構えになったけど、値段は据え置きだったからホっとした。ここの良いところは、「うなぎのおはなし」と云う小冊子があって、ウンチクが書いてあったりするのね。で、これ読んでいるとどんどんとうなぎ欲が向上していって、あぁ、うなぎが恋しいって云う気分が最高潮の時にうな重が「おまちどうさま」って登場するのだ。へぇ、この冊子、もうVol.5なんだ。今日は午後も誰も来ないし、昼から飲むとするか。では、暑さを吹き飛ばすビールの中瓶と冷やしトマト。これ夏の定番ね。そして、うな重の「梅」。うなぎ一匹が重箱に目一杯に乗っていて、よだれものなのだ。b0019140_1623026.jpgこれで980円は安いだろ。目の前で焼いてるのが見れるし、この季節から利用頻度が増える店なんだよね。b0019140_16233725.jpgこの店、静岡の駿河淡水と云う活きうなぎ専門問屋の直営らしく、鮮度とうなぎの質には、かなりの自信を持っているらしい。「梅」の他の「桜」は、うなぎが一匹半のっていて1280円なり。どーだ、まいったか。冷たいビールと季節のトマトに油の乗ったうなぎで〆。

さて、このスタミナどー使おうか。
「うなぎのお宿」
b0019140_16202675.jpg
by cafegent | 2005-06-29 16:38 | 食べる
うだる様な暑さの日曜日の夜、そんな暑さを吹き飛ばしてくれるような、ユルくて爽やかなライブを観た。
イベントのタイトルが「Pすけ祭り」、なんだかなぁ、って思ってしまうよーなベタなタイトル通り、アフロヘアでゆる〜い感じのPすけ氏が仲間を集めてオーガナイズしたライブだった。
僕は、AMADORIと云うシンガーソングライターを見に行ったのだけれど、一緒に出ていたおおはた雄一とCaravanと云う二人のシンガーソングライターもとっても良くて、気に入ってしまったのだ。登場したアーティスト全員が、ユルい空気感を醸し出し、どことなく西海岸と云うか、湘南の匂いがした。白金台『ケセラ』でよくライブをするゴトウゆうぞう氏の夏らしい音や、Great3の初期の感じ、小さなハコでのブレッド&バターのライブ、そーゆー雰囲気を久しぶりに味わう事が出来た。Pすけ氏が葉山に住んでいるせいだろうか。
下北沢のライブカフェ『440』(Four Forty)が、まるで藤沢の『WESTSIDE』の様になっていた。
主催のPすけ氏だが、コピーライターの森さんあたりはきっとご存知だろう、湘南のユルい夫婦ユニット「ウンチャカ」を。サンディさんのライブにも出ていたしね。Pすけ氏は、彼らと「ウンチャカたこP」なるユニットもやっているらしく、今度是非ウンチャカたこPのライブ見てみたいなぁ。
「ウンチャカ 公式サイト」

おおはた雄一氏は、オリジナル以外の選曲が良かった。先日亡くなった高田渡さんの名曲「コーヒーブルース」、細野晴臣さんの曲をカバーしていた。僕も修学旅行で京都、奈良、姫路に行った時に、この唄に出てくる「三条堺町のイノダって云うコーヒー屋」を探してミルクコーヒーを飲んだ思い出がある。なんと、イノダの珈琲は、はじめからミルクが入っているのだ。もう30年近く前の話だけど、きっと未だに変わってないんだろーなぁ。彼のギターもなかなか良かったけど、創る曲もヴォーカルも良かった。1週間前に青山のCAYでライブやったばかりだったんだねぇ。観たかったなあ。かなり要チェックなシンガーでした。
「おおはた雄一 公式サイト」

AMADORIは、まだ24歳の若いシンガーだけど、その少しだけハスキーで、心に滲みる声は、グッと聞き入ってしまうヴォーカルだった。一曲目は、ノラ・ジョーンズのカバーだったかな確か、彼女なりのオリジナルなアレンジに仕上がっていて、なかなか聞きがいがあったなぁ。そう、ギターも結構イイ感じにスタイルを持っていて良かった。心に残る曲が多かったけど、僕は「キャッシー」と云う歌が響いたね。
彼女の昔のバイト仲間に誘われて観に行っただけれど、またまた良いアーティストを知る事が出来てほんとラッキーだった、感謝なり。
「AMADORI 公式サイト」

ライブのトリを努めたのがCaravanというシンガー。最初、バンドなのかと思ったら、一人だった。Original Loveの田島君みたいだね。僕もこの日初めて知ったアーティストだったけど、骨太だけど、肩の力が抜けた程よい感じの唄が良かった。彼のサイトを見たら、ベネズエラで育ったらしい。だからか、最近歌詞の中に自然に外国語が入っている曲が多いけど、多国籍言語の若者が増えているんだね。ラヴサイケデリコなんか、最初曲聞いた時にシェリル・クロウかと思ったら、なんで途中に日本語入るんだろーってビックリしたけど、曲はまんまシェリル・クロウだったね。まぁ、それはどーでもいいが。
彼は、ジュディマリのYUKIにも「ハミングバード」と云う曲を提供しており、昨日,その曲を聞くことが出来たけどとても良い曲だったよ。
こんなに良いシンガー達を一同に集めたPすけ氏、今後も目が離せないかな。
それにしても、7時半頃から11時半まで、かなり長いライブだったけど、会場も満杯で唄っている彼らも気持ちが良かった事だろう。
いつも渋谷の「ミコノス」で飲んでいるソニーのイサクさんの顔も見えた。はて、誰を観にきたのだろうか、気になるなぁ。
「Caravan 公式サイト」

b0019140_1763758.jpg心地よいライブで、気分もゆるゆるになって中華料理店にて冷たいビールと熱々の水餃子&チャーハンで ゴキゲンになっていたら、持っていた「れんげ」がコレまたゆるゆるの笑顔になっていたのだ。
あぁ、つくづくイイ夜で僕もゆるゆるなり。
by cafegent | 2005-06-27 17:20 | ひとりごと
蒸し暑い日が続いているねぇ。
最近、午前中だけ雨が降って午後から晴れる、っつう日が多くて困ったもんだ。大抵、帰りに傘が邪魔になるのだ。そーやって、事務所にどんどんと傘が溜まってくるのである。まぁ、どーでもいいけど。

外での打ち合わせの後、コンビニで「ゼクシィ」なる雑誌を購入した。「何!お前、また懲りずに結婚でもするのか?」って云われそうだが、そーゆー訳じゃない。僕の企画した結婚式場が9月にオープンするので、その1回目の広告が登場したのだ。それは、「ホテル銀座ラフィナート」の3Fに新装オープンする『Angel Bear Wedding Ginza』と云う式場なのだが、ドイツのロマンティック街道と愛らしいテディベアをコンセプトにしたチャペルとバンケットをクリエイティブしてみました。宣伝はこれくらいにしてと。

それにしても「ゼクシィ」って雑誌、とんでもなく重いのだ。僕でさえ重たいと感じたのだから、か弱い女性が持って帰れるのだろーか?本誌だけで、なんと1300ページもあり、さらに付録が3冊と結婚準備お役立ちDVDなんつぅのも付いている。絶対に3キロくらいはあるぞ。これを両手に持って運動すれば、結婚式までに確実にシェイプアップできるだろーな。こんなに分厚くて付録も満載で500円なんだから、そーとー売れているのだろう。まぁ、どーでもいいけど。

映画「ニライカナイからの手紙」が今月から公開が始まったが、主人公の蒼井優ちゃん、人気がうなぎ昇りで上がってるね。金曜ドラマの「タイガー&ドラゴン」の人気もあいまって彼女のファンが増えているらしい。みんなも応援しなくちゃ、だね。そう云えば、来月から公開される『逆境ナイン』という映画が面白そーだ。
最近は漫画が原作のドラマや映画が多いけれど、これも昔「少年キャプテン」に連載されてた島本和彦さんの同名マンガが原作だ。島本和彦作品では、他にも「炎の転校生」って云う、熱血転校生マンガも好きだったなぁ。漫画も面白かったけど、今回何が凄いって脚本が、スマスマ(「SMAP×SMAP」)の構成作家の福田雄一と云う方で、監督は羽住英一郎、そう昨年「海猿 ウミザル」で監督デビューした注目株の監督の最新作なのだから、面白くない訳がないっつうの。
『逆境ナイン』って、いわゆる野球部のスポ根マンガなんだけど、主人公の名前が「不屈闘志」、高校の名前も「全力学園」。なっ、かなりバカバカしいだろ、不屈の闘志で逆境に立ち向かう熱血ど根性男なのだ。
とんでもなく弱い野球部のキャプテン不屈闘志が廃部に追い込まれそうになり、甲子園に出ることを校長に宣言するんだが、次々と逆境が待ち受けているのだ。スポ根モノに「少林サッカー」ばりの特撮CGがてんこ盛りなんで、みんなで楽しく観れる映画かも。
主役はイケメン俳優の玉山鉄二、いまはたしか「離婚弁護士2」に出てるね。
ダメダメ野球部の監督役がココリコの田中直樹なんだけど、これがまたイイ味だしてる訳よ。彼は、三谷幸喜監督の「みんなのいえ」と云う映画を観て好きになった。あの映画は、ココリコ田中が居なかったらつまらん映画だったと思うなぁ。
あとは、探検隊長・藤岡弘が脇を固めているのだ。
渋谷のピカソビルの上に在る「アミューズCQN」で7月2日から公開されるから、騙されたと思って観て欲しいなぁ。あっ映画を観終わったら、1Fの「IXC CAFE」でお茶してねん。って今日は自分の宣伝が多いなぁ。
「逆境ナイン公式サイト」

昨日は恵比寿のWhoopeeで飲んでいたら、見覚えのある顔が店に入って来た。でも、その人札幌で酒場を6、7件やっている人だから、東京に居る筈は無いし、他人のそら似だろうと思って、また酒を飲んでいたら、向こうから声を掛けてきた。やっぱり、その人だった訳で、なんでも札幌に立ち飲み屋を創ろうと思って、東京の立ち飲み屋を見に来たとの事だった。通称、まろさんは、札幌の飲食業界では古株の方で、僕が高校生の頃に通った「ソウル喫茶しゃらく」の経営者であり、彼が1ヶ月ほどインド旅行とかに出かけている間、僕が店を開けていたこともあった。16,7年前に僕が初めて下北沢にソウルバーを出したときも、役に立てばって、ソウルの名盤コレクションを100枚近く譲ってくれたのだ。今じゃ、バー、居酒屋、ダイニングバーなんかをいくつも経営して飲食ビルも持っている。これからオープンさせる立ち飲み屋も狸小路の中らしいけど、繁盛するといいね。
彼らは昨日東京に来て、すぐ八丁堀の立ち飲み屋「スタンドバー・マル」を皮切りに、恵比寿「18番」あたりを数件ハシゴして来たらしい。それじゃあ、って云う事で彼らを「なるきよ」に連れて行って、東京の流行りの立ち飲み屋スタイルを見せてあげて、夜も絶好調になってきたので、宮益坂裏手の「ムードトランプ」に場所を変えた。午前1時を少し回ったところだけど、いつになく空いていて6人が難なく座る事ができた。が、空いていたのもつかの間で、どんどんとすし詰状態になっていき、知った顔が集まって来た。姉妹店Pianoのルア君や青山Stairの築地加奈ちゃんもヌードトランプのオーナーの松村さんと一緒にやってきた。それにしても加奈ちゃんは可愛いなぁ。恵比寿の「Whoopee」もみんな可愛いが、八丁堀の「スタンドバー・マル」の女の子もそーとー可愛いらしい。まろさんがしきりにほざいてた。じゃあ、ぜひ今度行ってみよーかなぁ。
さて、話がどーでもいー方向にそれたので、今日はここまで、と。
『はいっ、タイガー&ドラゴン!』なんつって。
by cafegent | 2005-06-23 19:20 | 飲み歩き

New Moon on Monday

今朝は、紫陽花の花が奇麗に咲いていた。日本は四季を肌で感じることが出来るから楽しいね。
b0019140_1245558.jpg
夕べは梅雨の湿った空気の中で、どんよりとおぼろ月夜が楊炎な明かりを放っていた。満月に近いのか、まぁるいけれど周りが霞んでいてドライアイスの煙のようで奇麗だったなぁ。渋谷の街で月を見上げていたら、Duran Duranの名曲「New Moon on Monday」が頭に浮かんで、妙に懐かしい思いがした。そうか、月曜の月だったのか。
渋谷から『なるきよ』まで散歩しながらたどり着いたら、12時半だっつうのにクローズしていた。行こうと思った店が締まっていると、なんだか他の店に行くのもおっくうになり、渋谷から恵比寿を抜けて家まで歩いて帰ってきた。こーゆー時にi-Podは、実に快適なお供になる。その時の気分で曲を選びながら楽しんでいれば、3,40分は難なく歩けてしまうから不思議だ。酒も抜けるし、一石二鳥なのだ。

さて、昨夜の妖艶な月夜に酒を飲むのにぴったりハマるバーが渋谷・のんべい横町に開店した。その名も『Bar Piano』なり。重厚な扉を開けると、深紅の世界が飛び込んでくる。3坪程の店内はてんこ盛りのシャンデリアやオブジェの数々で溢れていて、まるで小宇宙に迷いこんだかの様だ。2階建てなのだが、1階のカウンターはアップライト・ピアノだ。店の間口とほぼ同じ大きさのピアノがそのままバーカウンターになっているのだ。右側に、これまた細い階段があるのだが、巨漢は絶対に上がれないだろう。とにかく急で狭いからなぁ。2階の空間も良いのだ。まず、音がない。窓を開ければ、街の音と風が入ってくる。音の無いバーって云うのが、イイ。毎日、音の在る処で生活しているから、なんとも新鮮なのだ。
b0019140_1252491.jpgこの店には、日替わりで男女数人のスタッフが入っているのだけど、みんなイイ男、イイ女たちだ。ルア君、薫ちゃん、真由美ちゃん、貴之、あともう一人いたっけかな。貴之は普段は僕の店で働いているのだが、毎週火曜日だけこの店のカウンターに入っている。その他の日はルア君が居て、女性陣は2階担当らしい。
b0019140_12525381.jpg

b0019140_12534056.jpgb0019140_12535555.jpg
のんべい横町もかなり様変わりしてきている。もう50年以上も営業している店もあるのだから、代替わりするのも当然なのだろう。『鳥重』のお母さんは、相変わらずの勢いで店を繁盛させているし、最近の店では、『ビストロ・ダルブル本店』も『Non』もいつも賑わいを見せている。僕の知っている連中でも、のんべい横町の中だけで何軒もハシゴ酒をしている奴が沢山いる。あぁ、僕もそうだった。
『Piano』のオーナーは、お洒落な古着屋「Nude Trump」の松村さんだ。なんでも、渋谷の宮益坂の中程の裏手にある松村さんの店(ここも凄いインテリアで、Pianoはその進化版だね)が飲み物全て500円だから安すぎて、混みすぎて困ってしまったとの事。それで、金無い外人に占拠されないような店を創ったらしい。
そう、『Piano』は高いのだ。まぁ、高いと云ってもチャージ1000円、飲み物もビール7〜800円、カクテル1000円〜だから、ずば抜けて高い訳じゃぁない。ましてや素敵な美人も居るしなぁ。是非、大人の皆さんはあの怪しい扉を開けて欲しいもんだ。
素敵な美人と云えば、先日も並びの『鳥重』で美味い焼き鳥を食べていたら、狭い店内の奥にお洒落番長の野宮真貴ちゃんとGoldFingerオーガナイザーのチガちゃんが居た。互いに途中まで気付かずでビックリしたけど、真貴ちゃんは相変わらず美人だった。彼女のサイト「おしゃれ手帖」を見るとヌードトランプの松村さんも登場していた。
「野宮真貴 おしゃれ手帖」

チガちゃんは、昔ビブラビのみっちゃんに紹介してもらったけど、毎年スパイラルビルで開催するゲイ・レズビアン映画祭とかで見かけたりする。以前、海外でかなりハイセンスな写真・ファッション情報誌で、チガちゃんの事が数ページにも渡って紹介されており、『Tokyo God Mother』とか云われていた。そう、その業界では知らない人が居ないお方なのだ。『Gold Finger』なるクラブイベントもその世界では、かなり有名でレディースオンリーのイベントだから当然僕は行った事がない。
かなり前に渋谷のアンダーライン(今の『4』の場所)で、チガちゃんとベリーダンサーの高麗華さんにお会いして一緒に飲んだ事があった。その時に丁度読み終わったリチャード・ブランソンの自伝をお貸ししたんだけど、なんと返却の際にリチャード・ブランソン本人のサインをして貰ってくれていて、なんとも驚いた事があった。高麗華さんは最近、僕の家のご近所に越してきたらしく、たまに真夜中のスーパーマーケットで会う事がある。都会のスーパーっていろんな方々と出会うもんだね。お互い気取りも無いから立ち話に花が咲いて、意外とイイ情報交換の場として利用している。あぁ、東京は不夜城だね、まったく。

b0019140_1302082.jpg

   Bar Piano
   03-5467-0258
by cafegent | 2005-06-21 13:03 | 飲み歩き
子母澤 寛(しもざわ かん)の『二丁目の角の物語』と云う本を手に入れた。

随分と探したけれど運良く昭和38年に文芸春秋社から発行された初版本を見つける事が出来て嬉しいのだ。子母澤 寛は、「新撰組始末記」や「勝海舟」で作家として活躍したが、もとは読売新聞の記者をしながら執筆活動をしていたらしい。
b0019140_19375042.jpg
北海道から夜逃げ同然で東京に出て来て、銀座のど真ん中の2丁目の角に在る「日出の木商会」なる不可思議な怪しい会社(と云うより、詐欺まがいの事ばかりで借金を貯めて倒産したインチキ会社)に就職したが、給金もロクに貰えず、困り果てたあげくに運良く読売新聞に記者として働きだした主人公『私』の物語なのだが、子母澤本人の自伝小説だ。実はこの本、飲み仲間であり、青山のバーbrutを営んでいるKeyさんに以前教えてもらった事があった。『立ち飲みなるきよ』で飲んでいる時に、「丁度、GATTACAのマスター、ボーイさんに貸すので持っているんだよ」、と云って見せてくれたのだった。今年、大河ドラマのシリーズになった『新撰組!』の脚本家/三谷幸喜さんもドラマの参考にしているのだと思う。それと、この本の装画も実に味があって良いのだけれど、なんとグラフィックデザイナーをしていた頃の故伊丹十三氏の絵と文字だったのだ。タイトルも活字の様に見えて実は手書き文字だったりして、伊丹さんの『超こだわり』はここにも表われていて驚いた。
ネットで、子母澤 寛の事を拾ってたら、「新撰組!」からドラマ「タイガー&ドラゴン」につながって、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」の中のすげー面白い記事を見つけたから、みんなにも読んで笑ってほしい。兎に角オカシい!!

「タイガー&ドラゴン with ほぼ日テレビガイド」


僕は、酒とか料理とかを題材にした随筆が好きでいろいろと集めているんだけれど、まぁそれも少しづつ紹介しようかなぁ。
吉田健一の『舌鼓ところどころ』とか狩野近雄の『好食一代』、 池波正太郎 の『食卓のつぶやき』、他にも山口瞳の『行きつけの店』なんかだなぁ。
子母澤寛の作品でも『味覚極楽』と云う食に関する随筆、いわゆるエッセイもすごく面白い。
「 蛤の藻潮蒸し」だの、「冷や飯に沢庵」だの、「 鯉の麦酒だき」と云った話が満載していて、読みながらよだれが垂れてくる本なのだ。

先日、仕事先の方と神田明神下にある『佐々舎』に行って竹の子と鯛しゃぶをご馳走になってきた。神田に着いたとたん土砂降りの大雨、それは、それはもの凄い洪水の様な雨な訳で、靴の中はぐしょぐしょ状態になっていた。
b0019140_19422666.jpg
さすがに、こんなに濡れた足で座敷にはあがれないなぁ、と思っていたら女将さんが新品のソックスを持って来てくれたのだ。ジャケットもちゃんと乾かしてくれたり、いたれりつくせりで、心遣いに感謝感激だった。京都の新竹の子も美味かったし、鯛のしゃぶしゃぶも絶品だった。この店は、山口瞳さんが贔屓にしていた店で、本来はふぐが美味しい店だ。カウンターを悠々自適にかっ歩する猫も妙に馴染んでいるし、ご主人も女将さんも良い方だったし、食事は美味いし、で云う事なしだった。僕も歳をとったら、こういう店を贔屓に持ちたいものだな。ちょうど梅雨の季節には、『はも』が始まるころだ。淡路玉葱の鱧すき、京湯葉の鱧しゃぶ、うぅ...書きながらよだれが出て来たわい。
b0019140_19421365.jpg
b0019140_19424580.jpg

神田明神下  ふく四季御料理 佐々舎
千代田区外神田2-10-2 
03-3255-4969
by cafegent | 2005-06-17 20:07 | 食べる
東京も梅雨入りして外の空気も湿度が高くなってきたけれど、そんな日曜の夕方に日比谷野外音楽堂で素晴らしいライブを観ることが出来た。

たまたま数ヶ月前に新聞で読んだ記事で、ホームレス寸前だった元落語家がシンガーソングライターとして活動している事を知った。頭の片隅にずっとその事が残っていた訳だが、2週間前に久しぶりに亀戸に焼き餃子を食べに出向いたら、店の壁にライブの告知ポスターが貼ってあったのだ。「50歳過ぎたら聞きたいライブ!/クーペ&Shifo」、そんな変なタイトルのライブだった。どっからどう見てもその風貌は、人差し指を立てて頬を縦に降ろすヤカラ、その筋のお方に見える。その白髪の短髪頭で無骨な顔のオヤジがクーペさん。故林家三平師匠の弟子だった頃は、林家クーペと云う落語家だった。酒とバクチなんかで林家一門を9回も破門されて、ついには落語家も辞めて、女房と娘にも愛想をつかされて孤独な人生に転落したそうだ。そんなロクデナシ男が25年ぶりに別れた娘から手紙をもらった事がきっかけで、詩を書き、曲を創るようになって本気で歌うようになったそうだ。元々唄が好きだったらしく、数年前から聖蹟桜ヶ丘駅の近くで『Stand by me』と云うライブレストランバーのマスターをしているが、やっぱり借金だらけだそうな。50歳を過ぎた常連さん達の救いの手でなんとかこの店もクーペさんも保っているらしい。そのクーペと一緒に唄を創り、歌っているShifoさんもほとんどバイト代も貰えていないそーだ。そんな彼らがライブを続け、自主制作でCDを発表していたら、東芝EMIのディレクターの耳に止まり、思わぬメジャーデビューとなっていった訳である。銀座博品館でのライブやニッポン放送主催で開いたコンサートが好評だった事から、急遽日比谷野音での追加ライブが決定したのだ。
それにしても、ホームレス寸前だった男が3000人も入る日比谷野音でライブを実現するなんて、まるで『タイガー&ドラゴン』の1話にでもなりそうな、無茶苦茶だが本当の話なのだ。

先週の朝日新聞でその事を知り、そう云えば亀戸餃子にポスターが貼ってあった事を思い出した。そんな訳で日曜の夕方、日比谷野音でクーペさんの唄を聴くことが出来た。唄によっては、Shifoこと岩永志保さんが歌う曲もあって、それも凄く良いのだけど、詩は全てクーペ作詞である。あんなハチャメチャな人生を送った男から、どーしてこんなにも素敵な詩が書けるだろうか。「俺は昔落語家だった訳だけど、今じゃ落伍者だよ」なんて事を言いながら、詩で切なくも、美しい歌を歌い上げるのだ。落語で云うところの、まくらがあって、詩の中にドラマが在って、オチがある。そんな進行で次々と歌い上げる。約2時間のライブは、笑いと涙を誘ういぶし銀のステージだった。やっぱり落語家の血も通っているのだろうなぁ。
金の悩みを唄った「もう駄目」、会社も家も居場所がない中年男を唄った「家に帰れないお父さん」、別れた娘から届いた便りを唄った「25年ぶりの手紙」等々十数曲のオリジナル曲を二人が歌い上げた。
ベタで直球玉のような詩は、観客全員の心をわし掴みにしただろう。実際に50を過ぎた観客も多く目立ったけれど、50前の僕だって、曲聴いて涙が出てしまった。年期の入っただみ声は、さながら和製トム・ウェイツだろうか。機会があれば是非みんなにも聴いてもらいたいブルースシンガーだ。いやぁ、本当に良かった、マイったよ。
b0019140_16315347.jpg

最近は、増田太郎さんの唄に感動したけど、クーペさんの唄にも惹かれてしまった。また、生で聴いてみたいものだ。一度、「Stand by me」のドアを空けてみようかな。それにしても、増田太郎もクーペもニッポン放送がプッシュしているミュージシャンな訳だが、ホリエモンで話題になるより、こーした活動で話題になるって云うのがラジオファン冥利に尽きるのだ。

「Stand by meサイト」


そうそう、7月14日(木)に青山スパイラルカフェにて『増田太郎ライブ』が決定した。一人でも多くの方に聴いてもらいたいからチャージ無しのカフェライブになった。21時から2ステージなので、是非みんなにも来てもらえると嬉しい限りです。
by cafegent | 2005-06-13 16:45 | ひとりごと