東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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昨日、「さいたまスーパーアリーナ」にて『QUEEN』の再結成コンサートを観て来た。フレディ亡き後、ヴォーカルにポール・ロジャースを引っさげて実に20年ぶりの来日だった。駅を降りたあたりから、もう人、人、人で溢れていて、会場入り口がずっと先の方だったので、ギリギリに行った僕は焦ってしまった。イーグルスの時もそうだったけど、40代、50代が本当に多く観に来ていたなぁ。ポール・ロジャースは、無茶苦茶唄がウマい。そして、しっかりとフレディをリスペクトしながら唄ってくれた。ジョン・ディーコンが不在なのが、ちと寂しかったけど、ブライアン・メイのギターもまったく変わっていなかったし、ロジャーは太り過ぎだけど相変わらず良いドラミングだった。
クイーンはポール・ロジャースもしっかり立て、往年の名曲をやってくれた。僕は『バッドカンパニー』も好きだったから、2倍楽しめた。

後半、『ボヘミアン・ラプソディ』の演奏が始まると、会場の熱気は一気に最高潮になった、というか僕が興奮したのだ。この唄はフレディしか唄えんだろうと思ったら、フィルム映像でフレディが唄い出したのだ。涙腺の弱い僕はもう目がウルウルしてしまった。フレディのピアノと唄にブライアンのギターとロジャーのドラムが生でかぶさるのだ。こんな光景がまた観れるなんて思いもしなかったなぁ。一緒に観に行った田中氏も泣いていた。
アンコールの最初にブライアンが12弦ギターを弾き、ロジャーが唄う『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』は、もう最高でまたまた僕の目はウルんでしまった。コンサートが終わったのが、10時前。たっぷり2時間数十分のステージだったけれど、ロジャーは大丈夫だったろうか。演奏が終わるたびに息切れしていた様子だったからなぁ。ちと心配ナリ。

さて、帰りの事をまったく考えてなかったワタクシは、JRの切符を買っていなかったから、皆に責められてしまった。あーゆー時に「スイカ」って役立つのね。トホホ。赤羽で埼京線に乗り換えて、恵比寿まで一気に戻ることが出来たので、ロックの興奮冷めやらぬままに『BarTrack』に向かった。恵比寿駅から線路脇を渋谷方面に向かってすぐの所に出来たバーなんだけど、最近ハマッている店である。
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何が良いって音楽の趣味が良いのと、店が妙に馴染んでいるのだ。札幌あたりのロックバーや吉祥寺あたりに昔からあるバーが突如移築してきた雰囲気を醸し出している。角のハイボールを数杯飲んで、シングルモルトに移る。で、チェーサーにギネス。あぁ、幸せな時を過ごせる場所だなぁ。昨日は、カウンターに居合わせた馴染みの客たちとクィーン話に花が咲き、しまいにゃあみんなで唄い出していた。
あれ、ほとんどお店の乗っ取り状態だね。他の客、黙って帰ってしまったもんな。
店のスタッフも今日の『QUEEN+PAUL RODGERSコンサート」に行くらしい。うん、彼奴もきっと泣くぞ。
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このバーは、チャージがあるけど、その分テーブルの乾きものは好きに食べて良い訳。だからついつい酒もすすんでしまうのだ。

BAR TRACK
渋谷区東3-24-9 サンワード恵比寿101
Phone:03-5466-8871
年中無休(←これが良いのだ)
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by cafegent | 2005-10-27 20:05 | 飲み歩き
雨が続いているけれど、雨も結構楽しいもんだ。朝、外を眺めると遠くの景色が山水画の様に美しい情景だったし、雨の日はなんだか派手な洋服も街に調和する様な気がする。

夕べはパルコ劇場で「大渕博光/エステ・アモール」コンサートを観て来た。フラメンコの唄、カンテの歌い手の大渕君の初メジャーCD発売記念のライブだった。b0019140_19294421.jpg今回もスパニッシュ・コネクションをサポートに従えて、実に気持ち良く、のびのびと10数曲を歌い上げていた。
テレ東の『美の巨人たち』のエンディングでかかっている「エステ・アモール」は耳に馴染んでいたけど、アルバムに入っている「ミラ・メ」、「蒼い予感」がこのライブでより一層、僕に響いた。ゲストDJでドラゴンが登場したのが可笑しかった。そう云えば、このライブJ−WAVEが後援なんだっけ。大渕君の唄も素晴らしかったけど、スパコネの紅一点、平松加奈さんがあんなに唄が旨いとは驚いた。ヴァイオリンのイメージしかなかったから、大渕君とひけを取らないコーラスは、このライブの厚みを数倍増した気がした。今回はレコ発記念ライブだからアルバムを紹介しましょ。「大渕博光CD紹介」CD発売なのに、いまだにレコ発って云うのも可笑しいね。

ライブの興奮を抱き、ラテンの血が騒いできたから、食事も和じゃないだろう、と雨の中タクシーを飛ばして松見坂の『レストラン ボラーチョ』に向かったのだ。
頭の中は「マッシュルーム・ガーリック」に「タンシチュー」、この時期だから「カキグラタン」云々かんぬんと高揚した気持ちそのままにまっしぐら。ところが、タクシーを降りたとたんに店の明かりが暗い事に気付いたのだ。そうか、月曜定休だったのか。ボラーチョはもう25年も通っている店なのに、月曜が休んでいる事を忘れていた。実に学習能力のないワタクシだった。でも、降りてしまったんだから仕方ない。歩いてどっかに行くか、と巷で人気の立ち飲みレストラン『BUCHI』に伺った。いつもタクシーとかで外から観ているとかなりの人で賑わっている大繁盛店だが、昨日はあいにくの雨ですんなりと入る事ができた。ビール400円、ワインも美味しい銘柄を手頃な値段で揃えていた。でも、この店のウリは日本酒のカップ酒を沢山取り揃えている事だろう。いい感じで飲んでいたら、TBSだかの取材が入って、そのカップ酒の撮影を始めていた。何もこんな混む時間に仕事するこたぁ無いだろうと思いつつ、まぁどーでもいーか、とまた飲む事にした。
この店、料理も豊富だし、美味しいしだが、何と云っても店のコが皆可愛いから、あんなに流行ってるんだろうなぁ。恵比寿のWhoopeeもそうだけど、何故か皆カワイイのだ。まぁどーでもいーか。この店にも「大渕博光ライブ」のチラシが置いてあった。うんうん、またライブの熱気が蘇ってきたぞ。チラシ置いてあるだけでも、この店が好きになった。単純だけど、そんなもんなんだろうなぁ。
でも、神泉の近くに住んでいたら、きっと毎日通うのだろーなぁ、と思ったけどやっぱり近所に誰かいないと行かないだろうな。立ち飲み屋とかって、ご近所に在って、毎日帰りがけに「よっ!」って一杯引っ掛けに行くって云う場だね。
と云う訳でまだまだ当分は「なるきよ」や「Whoopee」な日々が続きそうだ。
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by cafegent | 2005-10-18 19:41 | 飲み歩き
10月に入り、バタバタとしていたら日記も全然更新出来ずに中旬を迎えてしまった。昨日は夕方から六本木のスタジオでレコーディングの立ち会いをしていたのだけれど、時間があったので六本木ヒルズの森美術館で開催中の「杉本博司 時間のおわり」展を観て来た。何号か前の雑誌「BRUTUS」で特集をしていたから観た人も多いことだろう。
現代アートが好きだった事もあり、アート関連の仕事もしているけど、10数年前はペインティングなどのファインアートに比べて写真作品に対する価値感が非常に低かった気がする。だから、と云う訳でもないが10数万円位でかなりの素晴らしい写真作家の作品を手に入れる事が出来た。あれから、かなり芸術に関する認識も高まったのだろう。あの頃は、写真はプリントが出来るから、とその高い価値を理解してもらえなかったのに、ようやく脚光を浴びる様になってきたと感じた。
杉本博司さんの作品は、絵画をも超越する説得力があった。フィルターを通じて、生活空間の中に在る筈の無生物を切り取り、時間軸を超えてしまう。
世界中の海の水平線を撮った『海景』は、彼が在るときに「人類が生まれて初めて目にした景色はどんなだろう。」と云う興味心から生まれた作品だと云う事を知って、さらに作品を追い続けたくなった。他にも、『ポートレート』、『ジオラマ』、『建築』、『劇場」、など70年代から今に至るまで、複数のテーマでの作品をずっと撮り続けているのだ。そして、この継続こそ、アートなのだと思った。
「森美術館」
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地震の後の森ビルは、怖かった。

さて、もうひとつ写真の紹介。
夏にニューヨークで開催されたGregory Colbert氏の『ASHES AND SNOW』と云う展覧会も凄かった。動物と人が被写体なのだけど、一体どうやって撮影したのか不思議な世界だった。展覧会場のインスタレーションが建築家の坂茂さんだった。坂さんとは、もう20年位前に「エミリオ・アンバース」展と云う展覧会の仕事で一緒だったなぁ。今じゃ、世界的な建築家だもんなぁ。
『ASHES AND SNOW』は、来年あたり東京で開催されるのだろうか。待ち遠しいかぎりなり。
「ASHES AND SNOW」
今回は、観て欲しい展覧会と来て欲しい展覧会のおハナシでした。
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by cafegent | 2005-10-17 18:34 | ひとりごと