東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2008年 03月 ( 15 )   > この月の画像一覧

キュルキュルと啼きながら地面の餌を探しているつがいのムクドリを見かけた。クチバシと足がオレンジ色なので、すぐに判る野鳥だ。
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雀よりも大きい体でヒョコヒョコと歩く姿がとても可愛い。こうやって見ると東京って案外自然が多いんだよネ。

昼飯を食べようと外に出てみると、今日はまだ平日だと云うのに目黒川沿いではお花見客たちが大勢出ていた。明日の花見用にブルーシートを貼って場所取りをしている輩も居る。凄いね、こりゃ。
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目黒区民プールの裏手に在る小さな公園はとても静かで川沿いの喧噪が嘘のようであった。
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侘びたあずまやがひっそりと佇んでいるので、其処でお弁当を食べる事にした。
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雀や鳩が長閑に過ごしており、空を舞う度に桜の花びらが風に舞う。
なんとも美しい光景だなぁ。
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先日、随分久しぶりに西麻布「とく山」にお邪魔した。
野崎さんが日赤医療センター下の「分とく山」に居るようになってからは、向こうへ行く事の方が多くなったかもしれない。

今シーズンの河豚も今月がもう最後だろうと「とく山」になったのだ。
此処は接待などに向いている店では無いが、気心しれた仲間たちと本当に旨いふくを食べるのだったら、まず間違いなく此の店が良い。

此の日は、カウンターに3組のお客が居たが、そんなに忙しいと云う訳でもない。其れなのに料理と料理の間合いがとても長く、腹を空かした大飯喰い男4人組はイライラしながら箸を加えて待たされたのである。
ご主人もおらず、若手が板場に入っていたが、彼等だってもうベテランなのに何故あんなにも手際が悪かったのだろう。お酒ですら、お代わりが来るまで随分と待たされ、コチラから催促した程だった。

其れでも、出て来る料理はどれも大変美味しいから困ったモノである。口に運んだとたんラガーマンの大男の顔もユルんでた。

先ずは先付けに「白魚と海苔の茶碗蒸し」が出た。のっけからヤラれてしまう程旨かったナ。続いて「てっさ」だ。少し辛めの紅葉おろしが効いたポン酢でふくの刺身を戴く。此処の刺身は薄造りでは無い。可成り厚めの刺身にしているので皿の絵が透ける事が無いのだ。他のふく屋だったら箸で2、3枚ぐぐっとすくわないと食べた気がしないものだが、此処は一枚づつで十分だ。歯応えも良く美味い。

酒をビールから芋焼酎に変えた。次に出してもらったのは、とく山イチオシの一品だ。「ふくの中落ち炙り」だが、所謂スペアリブである。ホネの廻りをしゃぶるように喰らうのだがプリプリの歯応えと香ばしい醤油の焦げた味が最高に美味いのだ。もう、此れと雑炊で十分満足なのだが、続けて「ふくしゃぶ」と「唐揚げ」を戴いた。

此の間、何度「こっちのお酒まだですか?」、「料理まだですか?」と訪ねただろう。随分と嫌な客だっただろうナ。でも、手際が悪いのは店の方だから仕方ないよね。しゃぶしゃぶも大変結構な味だったが、此の後の雑炊のための様なものだからナ。ふくの出汁がしっかりと効いて大変スバラシく美味しいのだ。〆に食べた此の雑炊にまたもヤラれてしまい、皆イライラなんて何処吹く風に成って居た。

「とく山」を出た後、西麻布の裏手に在るバー「きえん」で飲み直ししてお開きとなった。
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先日、日記に書いた「フリー・ビルマ」のメッセージTシャツが届いた。僧侶の袈裟(けさ)を彷彿させる濃いエンジ色。
背中には「WE ARE BUDDHIST, TOO(俺たちも仏教徒だからな)」と入っていた。
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此れ、デザインと製作が「アンダーカバー」だった。皆がビルマの民主化を支援しているのだナ。さて、さっそく来て歩こうかナ。
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by cafegent | 2008-03-28 16:31 | 食べる
朝、オフィスまで歩く途中、2羽のカラスが挨拶してくれた。
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僕は昔から何故かカラスとクモが好きなので、今朝は上機嫌だ。

月曜日は日曜の陽気が嘘のように寒い一日だったナ。咲き始めた桜の蕾みも縮こまって仕舞ったんじゃないだろうか。
でも、昨日、今日はとても暖かだ。また春の陽気を取り戻した天気になったが、明日からまた雨らしいネ。天気なのは良いが、其の分、家を出てからずっとくしゃみが止まらないのが、悩みどころである。
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目黒川沿いでは着々と「目黒川桜まつり」の準備が進んでいる。
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今週末あたりが満開かな。週末は、宇ち多”の後にでも区役所通りの桜見物でもしてみようか。缶ビール片手に歩く中川の土手沿いも気持ちが良いだろうナ。

週初めは、用事も有ったので「立ち飲み なるきよ」へ出掛けた。まだ早い時間だったので口開けの客となった。旬の筍に湯葉で生ビールを貰い、一息つける。

さて、無類のヴィンテージ・クロージングのコレクターを誇る店主の吉田成清が満を持してモードの世界に打って出る事になったのだ。
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其のブランド「Two Pole」は、今回がデビュー・コレクションとなる訳だが、成清自身も可成り気合いも入り、裏原宿界隈から脱皮したい輩には注目を浴びる事だろう。是非とも此れは応援しなければ、だろう。
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フルーツトマトの後は、空豆に山菜盛りを戴いた。酒の肴は矢張り旬が良い、蕗が実に美味いねェ。芋焼酎に切り替えた頃、「マルクス」のタボちゃんが現れた。
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何か顔がいつもと違うと思ったら、みかん食べて前歯が折れたらしい。でも、何故「みかん」で折れるのだろうか?

先週末の恵比寿リキッドルームで開催された田保昌喜のライヴ・ペインティングはその前に酔い潰れて行けなかった。ゴメン、許せよ。
最近は個展よりもライヴ・ペインティングに精を出しているそうだ。
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なるきよ自慢の地鶏に続いて、ヒカルが僕の好物の「焼き餃子」を出してくれた。
此れを喰わなくちゃ「なるきよ」に来た甲斐が無い程、好きなのだ。
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成清がまたヤンチャな姿になっていた。

店も混んで来たので、早々に引き上げ渋谷に向かった。
途中、「CA4LA」の吉澤社長に会うが、「のんべい横丁」とは反対方向の、夜の帳へ消えて行った。

僕は其のまま、「Non」に行く。カウンターで、ひとり呑んでいた小山君を酒の肴にビールを戴いた。時計を見ればまだ22時か。
もう少し、何か食べたいナと思い立ち、恵比寿「縄のれん」の暖簾をくぐる。ミノ、シロ、牛ハラミにレバーをお願いする。サトシ君、まかないカレーの最中だったのに申し訳ナイ。
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ハイボールもいつも通り変わらぬ美味さ。あぁ、幸せだ。
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昨日は目黒の「蔵」でスタート。
マカロニグラタンをアテにホッピーを戴く。
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蔵のグラタンは侮れない程に旨い。
此処は焼酎のナカがたっぷりだから、ホッピー1本で3、4杯は呑めて仕舞うから厄介だ。かえって酔っちまう。

時間が早いので武蔵小山へ移動した。
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ムサコの友人ツッチー君に教えて貰った仙台牛が評判の「ワラウカド」へ行く。
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ミックスピザが懐かしい味だ。昭和40年代頃、初めて食べたピザパイを彷彿させる味わいだった。
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評判通り、此処の仙台牛のハンバーグはとても美味しかった。待っている間、厨房の奥から「ペッタン、ペッタン」とハンバーグを捏ねる音がして、何だかほのぼのとした気分になった。

すっかり満腹になったので、店を出て、すぐ近くに在るロックバー「Hocus Pocus」へ。此処も初めて訪れたバーだが、厨房を間仕切るカーテンの柄が「デッドベア」だったりして、店主のゆるいこだわりを感じられて嬉しくなった。

ジャックダニエルズのロックを二杯戴いた。ジャック・ジョンソンが流れていたが、何時の間にやらニール・ヤングに代わっていた。どちらも良い選曲だった。

ムサコの商店街を抜けた所にこんな良い雰囲気のバーが在るなんて。
店の名の「ホーカス・ポーカス」って魔術や奇術の呪文だよね。
魔法をかけられて、また足を運んだりして。まぁ、其れも良いか。
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by cafegent | 2008-03-26 15:42 | 飲み歩き
中国政府の武力によるチベット制圧は全世界に一体どう映ったのだろうか。8月のオリンピックを目前に控え、世界中を敵に回したとしか思えないのだ。1950年代、中国は軍の武力によりチベットを支配した。チベット仏教の僧侶の中で、最高指導者のダライ・ラマ14世はその時から亡命している。彼は非暴力を貫き、中国政府に対して、チベットの独立を訴え続けている。
中国政府は一般メディアでもネットの世界でも情報を操作し、武力制圧のシーンを漏らさない様にしているらしい。

ダライ・ラマ14世が亡命政府を置いているインドには中国支配下のチベットに居られずに難民となった民が13万人も居るそうだ。中国政府にとって、ダライ・ラマ14世とは、それほどまでに怖い存在なのだろうか。ダライ・ラマ14世はチベット独立の前に、先ず「高度な自治」を訴えており、世論の支持を得た。

中国軍力による武力弾圧に我慢し続けながら、1959年のチベット動乱から49年目、僧侶たちのデモ抗議は起こるべくして起きたのだと思う。
ニュースによれば、暴動になるよう仕掛けたのも中国警察側のようだ。

英国のチャールズ皇太子は8月のオリンピック開会式に出席しない意向らしい。その前にダライ・ラマ14世と会うそうだ。

先週の土曜日の朝日新聞を読んでいたら、いとうせいこう氏がビルマ軍事政権に対する抗議Tシャツを作り、その利益を反政府運動を支持する放送局「ビルマ民主の声」に寄付すると記されていた。
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ビルマと云えば、昨年9月にジャーナリストの長井健司さんが反政府デモの取材中に、ミャンマー(ビルマ)政府軍の治安部隊に射殺されたばかりである。

チベットやビルマ、素手の僧侶たちの静かな抵抗に対して、武力で制圧しようとする軍事政権への憤りと怒り。隣国で繰り広げられている出来事にも、僕らなりの抗議の仕方が有る筈だ。
「軍事政権に抗議するTシャツ FREE BURMA」

ライターの森一起さんも「フリーチベット」を唱えていた。
「たくさんのみんなが一斉に心の中で「フリーチベット」と何度も願えば、何か少しずつ変わって行くような気がする。」と。
その通りだと思う。
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「Free Tibet」をプリントして一緒に唱えようじゃないか。
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此のブログを書いている時に森一起さんから電話が入った。

写真家のハッチャンさんこと、橋本祐治さんの訃報が届いたのだった。
びっくりである。昨日、モリンコの「牛太郎」コラムにコメント寄せて居たばかりなのに。人生とは本当に不思議なものだ。

久しく酒場でお見かけしなかったが、以前は白金台「ケセラ」辺りでゴキゲンに酔って居る姿を拝見したものだった。
謹んでお悔やみ申し上げます。合掌
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by cafegent | 2008-03-25 17:38 | ひとりごと
先週金曜日の深夜、「なるきよ」へ行くと、知った顔たちが既にいい感じで酩酊しているじゃないか。ドレスキャンプのヤギちゃんも岩谷さん達とゴキゲン状態だった。遅い時間だったので、店主の成清もカウンターで一緒に呑み出した。

地方へ転勤中の朝日新聞社の編集者「コカ爺」こと、小梶さんとも久しぶりに会えた。手掛けていた我が兄の新しい本「僕は散歩と雑学が好きだった。」(朝日新聞社刊)の出版も無事に終えたので一段落したのだろうか。そう云えば、青山ブックセンターで出版記念サイン会が有ったのだっけ。
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また、ギャラリー1950の北修三さんにもお会い出来たし、随分と愉しい夜になった。

此の後、「マルクス」へ移動すると、「なるきよ」から流れて来た連中がまだ陽気に騒いで居たナ。ビールの小瓶を貰い、一息つけて地下の「ビブラビ」に顔を出す。あぁ、此の晩も5軒のハシゴ酒か。
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土曜日は朝から荒川を渡り、いつもの「宇ち多”」へ。
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此の日は午前中から日差しも強く、桜の蕾みも一層膨らんで来るのだろう。宇ち多”の「マドンナ」あいちゃんは、梅割りを引っ掛けて、上野方面に出掛けたらしく、一足早く咲いた桜の花の写真を届けてくれた。
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富士山と桜の花は日本人のDNAに深く刻まれているらしく、見るだけで心和むそうだ。外の日差しを感じながら呑む酒は最高に美味しくて、此の日はいつもより一杯多く飲んで仕舞った。お陰で三田で乗り換える筈が、気がつきゃ京浜川崎だ。
しかし、電車の中でぐっすり眠れたから、気分爽快である。

目黒線で武蔵小山まで出て、「牛太郎」の暖簾をくぐる。暫くの間、後ろで待ち、30分程で席に着くとホッピーとお新香を戴く。
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いい気持ちで呑んでいるとガラガラと戸が開き白いハンチング帽を冠った頭が覗いた。ライターの森一起さんである。
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おや、偶然だ。森さんも東京の酒場を縦横無尽に歩いて居るネ、恐れ入るばかり。
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日曜はお彼岸の最後の日、皆お墓参りの後行きつけの酒場に足を運ぶのだろう。
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途中、代々木公園に寄ったら、桜の花がもう咲いていた。来週あたりが見頃かな。

午後、JR恵比寿駅で人身事故が起きて仕舞ったので、JR線がストップした。地下鉄を大回りして高田馬場に出て、其処から野方まで出た。「秋元屋」では、既に外に沢山の人が並んで居たが、天気も良く待つ間も愉しいひと時だった。

席に着くとタイミング良く大相撲の相星決戦。朝青龍が豪腕を振り上げて快勝したが、あの子供の様な不敵な笑いは彼の取り柄でもあるのだろうナ。
焼酎ハイボールを呑んでいたら、お墓参り帰りのクマちゃん登場。
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一緒に呑む事にした。「宇ち多”」ではいつもタイミングが合わず、すれ違いだから「ぼんそわ」以外だと余り一緒にならないね。
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此処でも梅割りが旨い。

あぁ、愉しい春の週末だった。
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by cafegent | 2008-03-24 15:24 | 飲み歩き
先日、構成作家の溝渕君が手土産を持って来てくれた。しかも、僕の大好物「阿佐ヶ谷うさぎや」のどら焼きである。どら焼き、鯛焼きの類いは散歩の途中に買い食い出来るから良い。手に持って、其のまま食べて歩けるからだ。そして、何よりも手土産に大変良いのである。皿も要らず、羊羹の様に包丁で切る事も無い。だから、男所帯の仕事場には、なんとも素晴らしい手土産なのである。
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仕事の手を休め、渋目のお茶を煎れて、皆でしばしの休憩をとる。
疲れた躯に甘いお菓子がエネルギーとなって午後の仕事も頑張れる訳である。美味しいどら焼きをありがとう。

打ち合わせの途中、芝大門に在るエロ爺ぃの薬膳中華の店「味芳斎」に行った。中に入って驚いたのは、壁一面に張り巡らされていたヘアヌードカレンダーの写真などが一掃されて仕舞ってるじゃないか。こんな健全な「味芳斎」なんて!実に悲しい限り、である。
まぁ、しかし孫たちから見れば恥ずかしいのだろうナ。前にも爺さんが病で暫くの間休みを取っている間に全部剥がされてしまったのだが、復帰して間もなく新たなヘアヌードが貼られていたものだ。
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ただ、一つ残っていてホッとしたのは、棚の漢方薬の瓶には相変わらず「不感症に効く」と貼って有った事だ。
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ピーマンレバーの味も変わらずだ。此の辛さに更に辣油をかけて極辛にする。此れでスタミナバッチリ、仕事に望めるって訳だ。

此の日は、夕方渋谷で打ち合わせが終わり、仕事仲間と二人で「富士屋本店」へ。
ハムカツとトマトをアテに大瓶1本で乾杯。酒を焼酎に切り替えK君はロック、僕はホッピーを呑んだ。仕事帰りのサラリーマン達が続々と来店し、混み出して来たので、僕らは此の辺で仕舞いである。

K君と別れ、目黒に戻りメイルチェックをして、武蔵小山「牛太郎」の暖簾を潜る。何時もならば3,40分は待つだろうと覚悟する時間帯だったのだが、タイミング良くスッと座る事が出来た。こんな「小さな幸せ」がたまらないのだ。「とんちゃん」をアテにホッピーを戴く。既に酒が入っているので、一杯目から心地良い。お新香を貰い、焼酎中身を追加。〆て700円のお勘定。此処から祐天寺へ移動し、馴染みの赤提灯の明りを目指すのだ。

「もつ焼き ばん」は相変わらず混んでいる。だが、此処は皆が親切に席を作ってくれるのだ。テレビ下の席で手を振ってる客が居た。ひとみ姐さんとハヤマさん達だ。お尻を少しづつずらして席を空けてくれた。嬉しいネェ。
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ハヤマさんは此処の常連さん、僕もいつも仲良く呑ませて貰って居る。

水曜日は「玉子の日」じゃ無いのに、何故か此のテーブルの上に茹で玉子が有るじゃないか。おかしいなぁと思っていたら、ハヤマさんがティンカーベル似のレイちゃんに無理を言って茹で玉子を貰ってくれたのだった。彼女の笑顔が可愛いのだ。
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「なんやわタレ」を食べ、生レモンサワーに大いに酔い、僕と同い歳の豊浦さんとも仲良くなり、愉しい休日前を過ごした。

三軒ハシゴ酒で可成り酔ってきたのだが、足がそのまま学芸大へ進む。「ばん」から皆で歩き、居酒屋「楽助」でシソ味の自家製バイスに大変美味しいニラ玉を作ってもらった。
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此処の大将加藤さんが以前目黒で居酒屋を営んで居た時の僕のお気に入りの一品だったので、作ってもらったのだ。
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何時食べても美味しいなぁ、此れは。
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大将、旨いアテをありがとう。此処でも友人ヤスが現れて、酒宴は無限大に盛り上がったのだった。
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その昔、五反田駅から目黒川方面に進んだ裏通りに、すこぶる「お茶漬け」の旨い居酒屋が在った。「てやん亭」と云う店だったが、赤提灯の亭の字に濁点が打ってあり、立石「宇ち多”」と同じである。縄のれんの渋い店だった。

酒を呑まずとも、食事処としても親しまれていたので、家族連れも随分多く利用していた。僕だって此処に来たのは、酒の呑めない未成年の頃だった訳だから。

此の店で印象に残っているのが、壁に貼ってあった「放歌高吟、席外献酬、他座問答、乱酔暴論(モチロン、ショウレイシテイルノデハゴザイマセン)」と云う色紙がだった。「アレ、何て読むの?」って聞いたもんだ。
随分と長い事、此の「居酒屋禁止語録」を忘れていたが、社会人に成り立ての頃に先輩が教えてくれた「兵六」と云う居酒屋の壁に、此れに近い文句が書いて有ったのだ。あぁ、懐かしい文句だなぁ、と思いながら芋焼酎を呑んだ事を思い出す。

「兵六」のは確か「他座献酬、大声歌唱、座外問答、乱酔暴論」だったっけ。僕が覚えていた文句と少し違うのだが、まぁ殆ど一緒だ。

今、書店に並んでいる料理専門誌「料理通信」の中で、森一起さんが此の「兵六」の事を書いてるのだ。
此のコラムを読んで、久しぶりに「兵六」の存在を思い出した訳だ。

しかし、何処も何時の間にか代替わりしているのだネ。此処も先代の甥御さんがしっかり受け継いで居るらしい。近々、「兵六」にお邪魔してみたくなった。
今でも薩摩の芋焼酎がウリなのだろう。
其の前に何冊か本を買って「ランチョン」のビールを呑みながら、頁をめくるのだけれどネ。

春分の日は、春の嵐の如く激しい風と雨が一日中続いた。穴の開いたスニーカーを履いて出掛けたので、足がぐしょぐしょに濡れて仕舞った。家に戻り、バスルームで靴下を脱ぐと足の指がフヤけてた。まるで浴槽で殺された水死体の様な足を眺め、我ながらトホホになってしまった。
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by cafegent | 2008-03-21 13:15 | 飲み歩き
僕の実家の墓は広尾駅近く、「天現寺」に在るので、散歩の途中、前を通りかかると墓参りをして行く。
天現寺橋の歩道橋を渡り、下を流れる渋谷川を眺めると鴨が数羽餌を探している光景を良く見かけるのだ。一昔前までは悪臭漂うゴミ溜の様な汚い川だったのだが、「此の川に清流を取り戻そう」と云う運動の成果のお陰で澄んだ川に戻りつつある。

そして、先日は此の川で白サギを見かけた。
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先週、恵比寿ガーデンプレイス方面の上空を大きな翼を広げた白サギを発見して、叔母と二人でこんな処にも居るんだねぇ、と話してた矢先の出来事である。
でも、まぁ白金台の「自然教育園」の水辺でも見かける事が有るのだから、水が綺麗に成った渋谷川にサギが戻っても不思議は無いのだナ。

最近、風呂の浴槽の中でじっくりと時間を掛けて、汗を流す様にしている。所謂、「半身浴」と云う奴だ。温めのお湯に浸かり、40分から1時間程汗を出すのだ。ジムで有酸素運動をした方が良いだろう、と思うだろうが、先日足を吊って仕舞い、其の為にふくらはぎの痛みが取れず、走れないのだ。

此の「半身浴」の最中、只じっとして居ても直ぐに飽きてしまうので、普段余り読まないジャンルの雑誌などを読むように心掛けている。此れが、たまらなく面白い。

夕べなどは科学雑誌「Newton」を読んでみた。
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科学などトンと縁が無い訳だが、「光合成」特集のタイトルに惹かれ、つい買ってしまったのだ。地球環境に於けるCO2削減には光合成の吸収力に頼るしか無いらしい。まぁ、殆どチンプンカンプンなのだがネ。

他にも、今話題の農薬「メタミドホス」の正体や丹波で見つかった恐竜の化石の話も面白かったなぁ。自分の知らない世界を垣間みると云うのも随分ハマって仕舞うナ。

そうそう、中でも一番凄かったのが「雪の結晶」を電子顕微鏡で捉えた画像だった。
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何が凄いって、雪の結晶を先ず液体窒素で瞬間凍結して、それを今度は白金でコーティングした後に、電子顕微鏡で見るのだ。
此の大いなるムダの様な実験によって、多くの未知の事を発見するのだから、まったく恐れ入るネ。

たまには、僕も酒浸りから脱しないとネェ。
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by cafegent | 2008-03-18 16:18 | ひとりごと
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雲去りて日差しを仰ぐ白木蓮

先ほど、確定申告をして来た。
毎年の事だが還付金など無く、納税である。トホホだネ、まったく。
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其れにしても、税務署から眺める代々木体育館は美しいナぁ。
渋谷税務署を出て、CCレモン・ホールの前に出ると、モクレンの花が見事に咲いていた。
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東京は梅の花から桜の開花までの間に真っ白なモクレンの花や辛夷(こぶし)の花が咲き誇るので春を一段と感じる事が出来る。モクレンもこぶしも空に向かって花を開かせるのが美しく、見ている僕らに天を仰げと元気をくれているようだ。

土曜日は泥酔した。朝、立石に行き「宇ち多”」へ直行。ホネも戴き、たっぷりと梅割りで酔った。

宇ち入り後、「栄寿司」が比較的空いていたので、「宇ち多”」のお馴染みさん達と寿司を数貫程食べてビールの小瓶を戴く。

スーさん、イシさん達は先にカラオケに行っていると云うので、揚げたてのハムカツとコロッケを買って差し入れた。それにしても真っ昼間のカラオケスナックも凄い雰囲気だネ。ウーロンハイに酔いしれて、久しぶりに熱唱をして仕舞ったのだ。♪みちのく〜っ、だゼ!

宴も酣(たけなわ)、程よく酔っぱらった処で、店を変えた。
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歩いてすぐの居酒屋「ゆう」でレモンハイ。
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此処からの記憶が飛んだのだよナぁ。

電車を乗り過ごして、中延まで行って仕舞った。
途中、何処かで爆睡して仕舞い、目覚めると目黒「権ノ助ハイボール」へ向かったが休みである。そうだ、2月から定休日を変えたのだったっけ。ボケた頭をシャッフルし、渋谷のんべい横丁「Non」で呑み直しして帰宅した。

「宇ち多”」のマドンナ、あいちゃんに何か貸してあげる様な事云ったのだけれど、まるで記憶無し。
そんな訳だから日曜は仕事の後、久しぶりに酒を抜いて休肝日を取る事にしたのだ。昨日の昼間、文字を書こうとボールペンを持ったら、震えて書けないのである。手が麻痺したようになってしまったので、怖くなって仕舞った。

一晩酒を抜いて、今朝試しに文字を書いてみたら、普通に書けた。
取り敢えずホッとしたが、昨日は一体全体どうしたのだろうか。

日本橋高島屋にて「千住博展 ハルカナル アオイヒカリ」を観た。
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此処数年精力的に流れる滝を描き続けている売れっ子日本画家の個展である。新しい試みとして今回は、手漉き和紙に蛍光塗料で壮大な滝が描かれている。
灯りを消した真っ暗な展覧会場はブラックライトによって滝が浮き上がって見えて、幽玄に、神秘的に青白く輝いていた。

じっくりとソファに腰を下ろして、流れ落ちる滝を見ていると、もう此の世界に引きずり込まれてしまう。其れ程、観る者を引きつける強いインパクトの在る作品群だ。だが、歩きながらグルリと会場を観てまわると、モノの2分か3分で出口まで辿り着いてしまう規模だった。

最近、赤坂にオープンした赤坂サカスの地下鉄出口上階段ロビーの壁画が千住博の作品だった。三井不動産は、他にもパークマンション六本木でもエントランスロビーに千住博の滝の陶板を象徴的に使用していた。可成りお気に入りの作家なのだろうネ。
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by cafegent | 2008-03-17 17:36 | 飲み歩き
昨晩はたまに平日の「宇ち多”」に往こうかと目黒から都営線に乗って三田経由で京成立石へ向かった。「レバ生塩」に梅割りで良い気分。仕事帰りのサラリーマン達が続々と並んで来たので、30分程で引き上げた。3皿つまみ梅二杯、ちょうど900円の至福である。

立石から電車に乗り、押上から二駅目で浅草に着く。
浅草の銘店酒場「松風」が今日を最後に閉店するそうだ。
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日本酒を頼む毎に肴が付いて来る、呑んベエには大変嬉しい処だった。閉店する前に寄って見ようかと暖簾をくぐると「すいませんねぇ。今日、明日は最後だからお馴染みさんの予約で全て埋まってしまってるんですよ。」との返事だった。銀座「卯波」の時もそうだった。普段、予約などしないもんだから、此の様にタイミング悪くハズして仕舞うのだ。
仕方が無いので、別の処で呑む事にした。外はすっかり春めいた気候になっていた。言問通りまで出たので、少し歩こうと根岸方面へ進んだ。恐れ入谷の鬼子母神をお参りし、根岸を抜けて鴬谷へ。高架線を渡り、其のまま真っすぐ言問通りを歩く。寛永寺坂まで来ると、あぁ、赤提灯が見えて来た。

「おせん」は時が止まった様にいつもの場所に佇んでいた。
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小上がりでは、既に近所のご婦人たちが良い気持ちで呑んで居た。彼女たちが作って来た酒の肴をお裾分けして戴いた。空豆にふきのとう、もうそんな季節なのか。

カウンターの椅子では愛猫がグテっと大の字で寝ている。
お客なんてお構い無しなのだ。
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おでんを貰う時に「ちくわぶ」をお願いしたら、「男の人は皆、ちくわぶが好きだよねェ。」って言われて仕舞った。僕がいつも「ちくわぶ、ちくわぶ」って言ってるからかナ。
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麦焼酎を水割りで呑む。浅草から歩いたから、少しだけ汗をかいた。
僕の勝手な勘違いで女将さんは御歳84歳だと思っていたら、今度の誕生日で88歳なんだそうだ。「米寿」である。こりゃ凄い、矢張り働いて居ると元気だネ。

「おせん」は吉原遊郭が廃止された昭和三十三年頃に開いたそうだ。女将さんは吉原の近くで生まれたそうで、日本酒呑みながら、若かった頃の話を聞かせてくれる。
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新しい焼酎のボトルを開けてると、お客さんが来出してカウンターも満席になった。店を出て、鴬谷駅から電車に乗り新橋へ移動した。

「ぼんそわ」はお馴染みさん達で賑わって居た。
メザシをアテにレモンサワーを呑む。新しいメニューの「マスカルポーネおかか」がバカウマだった。
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ロッシさんも赤羽の姐さんも上機嫌、「おや、クマさんはどうしたんだろう」と思っていた矢先に現れた。最近は仕事場が遠いから新橋まで来るのも一苦労らしいネ。
「辻そば」のご主人も仕事帰りに立ち寄った。あぁ、何て楽しい酒場だろう。ぼんそわの酒は調子に乗ると廻りが早いから気を付けないとナ。
新橋から無事電車に乗って帰宅となった。

あぁ、それにしても今週も我ながら良く呑み、良く食べた。
土曜 立石「宇ち多”」、鴬谷「おせん」、浅草「正直ビアホール」、南青山「しまだ」
日曜 赤坂「アネッサ」、恵比寿「カドヤ」
月曜 渋谷「富士屋本店」、渋谷「立ち飲みなるきよ」、渋谷「マルクス」
火曜 武蔵小山「牛太郎」、中目黒「ばん」、中目黒「藤八」、目黒「権ノ助ハイボール」
水曜 銀座「鮨 葉景乃」、銀座「テイスト!シャイー」、赤坂「アネッサ」
木曜 立石「宇ち多”」、鴬谷「おせん」、新橋「ぼんそわ」
そして、今夜金曜は西麻布「肉匠 なか田」だ。いざ、勝負!
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by cafegent | 2008-03-14 17:45 | 飲み歩き
昨日、今日と随分、春めいた暖かな陽気になった。この分だと桜も予定通りに開花するのだろうか。

毎朝30分近く歩いて大鳥神社近くの仕事場まで出掛けている。歩きながら、路傍に咲く草花に屢々(しばしば)足を止めて仕舞う事がある。
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名前も知らない小さな花だけど、眺めているだけでとても幸せな気持ちになるのだ。しかし、写真をあらためて観たら、花の横に煙草の吸い殻が落ちていた。何だか、悲しいネ。
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今朝は初めて聞く鳥の声も聴いた。冬の鳥が去り、春の鳥がやって来る頃なのだろうか。

夕べは一人で武蔵小山「牛太郎」へ出掛けた。
10日から新しい価格になったと聞いたが、一串70円のもつ焼きが80円になった程度だった。何十年と通うお馴染みさん達からは、「もっと思い切り上げれば良かったのにネ」なんて声も多い。
此処は「働く人の酒場」である。女将さんも悩んで悩んで値上げに踏み切ったのだろうが、お客さんの事を思うと、此れでも精一杯の値上げなのだとか。

先週は立石「宇ち多”」も値上げになった。コチラも実に良心的な設定だった。
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170円が180円になっただけである。もう、どちらの店もお客さん思いが強くて、通う僕らの方が恐縮して仕舞う。

「牛太郎」はいつも通り満杯だった。
一番混む時間帯に行ってしまったので40分程待ったかな。それでも、知った顔が集り、話が弾めば、待つのも楽しいひと時となる。

昨日はホッピー2杯にお新香と名物「とんちゃん」を戴き、お会計が700円だった。一体、何処が値上げだったのだろうか、と思う勘定だった。

祐天寺に移動して「ばん」へ。毎週火曜日は「玉子の日」なのである。
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毎度のレモンサワーを頼むと、お新香と一緒に茹で玉子が付いてくる。
此処での密かな楽しみは此の玉子を「とんび豆腐」の中に浸す事だ。
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そして、つくねのタレを頼み、半熟の玉子の黄身に付けてアテにするのである。
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イヒヒ、こりゃたまらなく旨い、酒も進むナ。

「ばん」で会った友人が先に中目黒へ行くと云うので、後から追っかけた。久しぶりに「藤八」へ伺ったが、此処も変わらず賑わっていた。
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自家製腸詰めをアテにレモンサワーを呑み、ひと時の憩いを味わった。

昔は懐具合が寂しいと「藤八」辺りで安酒を呑んで居たものだった。
其れが一旦「牛太郎」や「宇ち多”」に通って仕舞うと、此の「藤八」でさえ高く感じて仕舞うのだ。
聊(いさゝ)かオハズカシイ話だが、金が惜しくて言っている訳では無い。「牛太郎」や「宇ち多”」が余りにも良心的スギルと言う事なのだ。
有り難いね、ほんとうに。
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by cafegent | 2008-03-12 15:03 | 飲み歩き
夕べは博多から知人が来てたので、「なるきよ」に「マルクス」と深酒をして仕舞った。今朝は酔い覚ましに味噌汁と握り飯にした。
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丁度、NHKの番組を観ていたら、タップ・ダンスの名コンビ「中野ブラザーズ」のご兄弟が出て居た。二人とも70歳を過ぎて今だ現役だなんて凄いナ。

先月、銀座博品館劇場で60周年記念公演を無事に成功させたのだが、お二人の今までの軌跡と記念公演にかける意気込みと苦労を垣間みる事が出来て、観ていてついホロリとさせられて仕舞った。
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日劇の「江利チエミ・ショー」に出てから世の中に知れ渡り、アメリカ興行を成功させ、今も現役のタップ・ダンサーだ。
兄の啓介さんは東京で、弟の章三さんは福岡でそれぞれタップダンスを教えているそうだ。
番組の中で、啓介さんがジャズバーで「ミスター・ボージャングル」のレコードをしみじみと聴いている場面が映った。今回の記念公演でも「この唄で踊りたい」と語っていた。残念ながら、僕は此の公演を生で観る事が出来なかったのだが、ブラウン管を通して観ても、本当に素晴らしいタップ・ダンスを披露してくれた。

「ミスター・ボージャングル」と云う唄は、シンガー・ソングライターのジェリー・ジェフ・ウォーカーが創った名曲だが、中野啓介さんが聞き入って居たのはサミー・デイヴィスJrの唄った曲だろうか。此の唄は沢山の人がカヴァーしている。ニーナ・シモンやニルソン、ニッティ・グリッティ・ダート・バンド辺りが有名だろうか。

僕が好きな「ミスター・ボージャングル」は、かつて中川五郎さんが唄ったヴァージョンだ。
「ぼろ靴履いて踊る爺さん、俺の友達..一杯の酒が飲みたくて今でも踊るのさ..でも、いつもは酒場の片隅で空のグラスとにらめっこ..ミスター・ボージャングル、踊って..」、1972年の春一番コンサートのライヴで唄った中川五郎さんの唄は今聴いても素晴らしい。

今「ミスター・ボージャングル」を聴いて、僕の脳裡に浮かぶのはウディこと若林純夫さんの思い出だ。昨年、代官山のライヴハウスで若林さんの追悼コンサートが開催されたが、中川五郎さんも唄ってくれた。
其の時、客席の後方でジッと聴いて居たのが、なぎら健壱さんだった。

日曜日の夜、恵比寿「カドヤ」へ一杯引っ掛けに行くと、偶然にもなぎら健壱さんがいい酔い心地で呑んで居るではないか。ちょうど、ひとみ姐さんも一緒だったので、ウディさんの思い出話に少しだけ、なぎらさんのお時間を頂く事が出来た。
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今から30年前、歌手を辞めた若林さんは渋谷の喫茶「ZOO」で珈琲を煎れていた。其れからの事は、なぎらさんも知らなかったご様子だった。

高校を出たばかりの僕は、その店の常連だったひとみ姐さんと仲良くなり、皆で良く落語を聴いたり、洋服の話などに花を咲かせていた。音楽も、洋服も、腕時計も全て、師匠はウディ若林さんだった。

なぎらさんは、僕らよりもずっと古くから若林さんと音楽を通じて仲が良かったらしく、僕達の知らない若林さんの事も伺う事が出来た。
なぎらさんは、「追悼なんかじゃなく、もっともっと早くウディと一緒に何かをやるべきだったんだよ。」とおっしゃって居た。

ウチに戻ってからまた涙が溢れ出て仕舞った。歳を取ると、どうも涙もろくなってイカンなぁ。

中野ブラザーズのお二人も70過ぎても現役で踊り続けている。鴬谷のおでん屋「おせん」のお母さんも84歳とは思えぬ程、元気一杯で店に立って居るではないか。
僕もまだまだ彼等から見れば「若造」である。さて、精進しなくては。
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by cafegent | 2008-03-11 13:07 | ひとりごと