東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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<   2008年 07月 ( 13 )   > この月の画像一覧

落語を聞いていると時々マクラの処で都々逸(どどいつ)なんかが登場する。この小粋な洒落唄から落語の本筋に入って行く事が多いのだネ。

下町の居酒屋なんぞに居ても、たまに良い酔い心地の爺さんが都々逸を唄いながら一杯引っ掛けている光景に出くわす事もある。

「これほど惚れても死ぬのは嫌よ 死んじゃおまんま食べられねぇ」、こりゃまるで働くヒモだね。

「夢で良いから 持ちたいものぁ 金のなる木といい女房」なんてのも良いネ。

色っぽいところじゃ、コレなんか好きだね。
「アザのつくほどつねっておくれ それをノロケのたねにする」

桂三木助が得意にしていた「芝浜」でも「佃育ちの白魚さえも 花に浮かれて隅田川」なんて粋な都々逸をマクラに使っている。

基本的に都々逸は「七 七 七 五」調の歌だが、このままだと良い調子の歌にならず、「三 四 四 三 三 四 五」と小分けして言葉を当てて行くと都々逸の節回しになるのだ。

僕もひとつ作ってみた。
「好きな女を待つのも良いが あたしゃ うなぎの松が良い」なんてぇのはどうだ。あぁ、鰻が喰いてぇ。

今年も8月10日に谷中「全生庵」にて「圓朝まつり/落語協会感謝祭」が開催される。毎年、夏の楽しみのひとつだが、祭りに合わせて「都々逸」の募集をしているのだ。ひとつ、応募しようかネ。

今の落語の礎を築いた江戸の噺家三遊亭圓朝師匠の墓所である全生庵では住職の法要の後、奉納落語が催され、境内では東京の噺家が一堂に集り、屋台を出したり、落語ファンたちと交流の場となるのだ。
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コレは昨年の時だが、落語協会の浴衣も洒落ているネ。

僕の大好きな権太楼師匠やさん喬師匠、川柳師匠などにも会えるし、今から待ち遠しい催しだ。また、毎年恒例の「幽霊画」展も開催されるだろう。圓朝がコレクションした幽霊画の数々が八月一ヶ月間、全生庵で観る事ができるのだ。
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丸山応挙の描く幽霊は素敵だぞ。

週末、野方の「秋元屋」へ行って来た。
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午後4時、暖簾が掛かるのと同時に口開けの客となった。
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ハイボールを吞みながら、串が焼かれるのを待つひと時が愉しいのだ。
此処に来たら必ず頼むのが味噌焼きだ。他の店とひと味違う味噌ダレの味が酒に合う。
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レバ味噌焼きにテッポウ、カシラたれを戴く。
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誰かがアブラたれをまとめて頼んだらしく、扇風機がこちらへ向いた途端、モクモクと燻された煙が一気に頭から襲いかかってきた。
あぁ、コレで誰に会ってもモツ焼き屋に行ったってバレてしまう程、匂いが付いたナ。まぁ、週末だし良いか。

小一時間程和み、恵比寿へと戻った。

恵比寿ガーデンプレイスでは、ここ数年夏になると週末屋外での映画鑑賞会「スターライト・シネマ」が催されている。
整理券を受け取るとベンチに座れるのだが、券が無くても空いてる処に自由に座って観る事が出来るので、三越の地下で酒と肴を買い込んで、夏の夜空の下で映画を楽しむのでアル。
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この日は「フラガール」だったが、観逃していたので丁度良かった。
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蒼井優ちゃんは可愛いネ。
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8月に入ったら「メガネ」や「ONCE ダブリンの街角で」なども上映するので、また行こうかな。
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by cafegent | 2008-07-31 16:36 | ひとりごと
暑い真夏日が連日続いているネ。こう暑いとビールが欲しくなる。
が、昼間から飲みたいのをグッと我慢し、暑さを忘れるほど爽快な蕎麦を食べに行った。
今朝は宝町まで出掛けたので、昼時を少しずらして「湯津上屋」へ。
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何せ小さい店だから、暑さ厳しい中外で待つのも辛いしネ。
此処の「冷やかけすだち蕎麦」は一度食べたら病みつく美味さだ。
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夏はこの蕎麦か、新橋「辻蕎麦」の「辻ヶそば」に限る。
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酢橘もツユも一気に飲み干してしまった。あぁ、爽やか。

最近、毎週欠かさずVTR録画して観ているドラマが有る。「あんどーなつ」と云う漫画が原作の連続ドラマだ。

下町浅草の老舗和菓子屋の「満月堂」に弟子入りし、住み込みで働く主人公安藤奈津(「あんどーなつ」な訳ネ)の奮闘記である。
浅草が舞台であり、語り部が春風亭小朝なので毎回ドラマのネタを高座で掛けるところから始まるのも良い。
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下町ならではのなぎら健壱や林家正藏が脇を固めており、また尾美としのりが出演している事もあって、「タイガー&ドラゴン」と「ちりとてちん」それに、同じく浅草を舞台にした連続テレビ小説「こころ」を足して割った様なドラマなのだな、これが。
歳を取ると随分と涙もろくなるもんだが、このドラマでは毎回ホロリと泣かせてくれるのだ。昨日の第4話もジンと来た。

土用の丑の日が近い浅草で鰻屋「うな勝」を営む頑固一徹な主人勝が、住み込みで修行を積む見習いの優人に厳しく雑用ばかりさせており、今どきの若者は下働きばかりする日々に嫌気がさして、怒り爆発、飛び出してしまうのだ。

下働き同士の奈津が、うなぎ屋を出て行った優人を励ましながらも、自らが慣れから出た気の緩みから失敗をし、親方の梅吉から大目玉を食らうのである。

皆が集う居酒屋「まめ太」で、勝が弟子の優人が出て行った事に対して怒りを抱きながら吞んでいると、「人は言葉で云ってやらないと、判らない事だってあるんだぜ」と満月堂の梅吉から諭されるのだ。

根っから口ベタで無愛想な勝は、自分の様な鰻職人になって一人で立派に店を切り盛り出来るよう、ただ黙ってレジ打ちやトイレ掃除などをさせていたのだが、梅吉に云われて、自らの至らなさに気づくのだ。
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一時は辞めようと思た優人だが、親方から怒られ下働きをし直している奈津のひたむきな姿を見て、もう一度頑張ろうと云う気を取り戻す。

もう判で押した様な展開が見えてるドラマなんだから〜、と思いつつ、演出家の魂胆にまんまとハマってしまい、毎回ホロリとしてしまうのでアル。

出て行った若衆の為に、実は内緒で鰻の裂き包丁を注文していた親方の粋な計らいに観ていた人は心打たれただろうナ。僕がそうなのだから。

鰻は「串打ち三年、裂き八年、焼きは一生」と云われる仕事なのだ。味も大切だが、この手間と努力を感じながら食べるから美味いのだろう。
浅草には「やっ古」や「前川」と云った老舗の名店が在るが、昨日のドラマに出て来た「うな勝」はきっと「色川」か「小柳」の様な店なんだろうなぁ。

でも、実際に浅草まで出掛けてしまうと、矢張り僕は酒場だね。
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「正ちゃん」の煮込みか「捕鯨船」の鯨も外せないねぇ。
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「鯨(げい)を喰って 芸を磨け!」ってキャッチーなコピーが、これまたスバラシイのだ。
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さて、先日、北千住にアトリエを構えて居た画家のタボちゃんと北千住界隈で吞むことにした。

丁度、その日は出張から戻った日だったので、夕方浅草から京成立石まで出掛け、先ずは「宇ち多”」で冷たい大瓶を飲み干し、それから北千住に向かった。

先に来ていたひとみ姐さんは串揚げの老舗「天七」で独り吞みをしていると云う。関西では「串かつ」だが、関東では「串揚げ」だ。僕個人的には大坂通天閣界隈の串かつが好きなので、東京で旨い奴が喰いたくなれば、迷わず田町の「たけちゃん」に行くのだ。

西口を出た辺りで、ひとみ姐さんが待っていた。流石に独りじゃそんなに喰えないらしい。串揚げ4本でギブアップらしい(苦笑)。
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宿場町通り商店街の方へ歩き、途中でタボちゃんと合流。

この界隈は良い雰囲気の迷路のような路地も沢山残っており、散歩するのも実に愉しい。夕暮れ辺りには街灯に照らされた赤い郵便受けの在る路地に惹かれつい彷徨ってしまうのだ。

北千住には素敵な古き良き銭湯も多く在る。一人でぶらりと散策するのであれば、酒場に行く前に銭湯でひと風呂浴びて、躯を清めてから出掛けたいものだ。「大黒湯」、「ニコニコ湯」、「タカラ湯」等々、皆それぞれに味がある。タカラ湯の風呂上がり、庭を眺めながら吞むビールもまた格別なのだ。あぁ、次回はコレだナ。

早い時間からの北千住ならば「穂高」の珈琲を飲み、「三太」の黄金カツを喰らうところだが、この日は既に酔い心地での立寄りでアル。
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この日は「徳多和良」へと向かう。
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すぐ近くの赤門寺(勝専寺)では、閻魔様の御開帳で病の回復を願う「えんま開き」のお祭りの日だったので、沢山の人々で賑わい、縁日の露天も多く出ていた。
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この店は「割烹くずし」と云って、ちょいと一工夫しながらも安い肴を出してくれる居酒屋である。
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築地の名立ち飲み割烹「かねます」に比べたら安いのなんの南野陽子って感じかね。大体、一品が三百円か四百円くらいなのだから。

「徳多和良」を出て、少し赤門寺を見物。
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ほろ酔い加減に磨きがかかり、お次は宿場町通りを通って、千住で2番の「大はし」へ。
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金宮焼酎のボトルを入れて、自分で梅割りを作れるのがウレシイ限り。
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名物の煮込みには口上が書いてある。
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「名物にうまいものあり北千住 牛のにこみでわたる大橋」だ。
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この牛のエキスがたっぷり滲みた豆腐が格別に旨いのでアル。
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ひとみ姐さんは完全に呑みに集中している。
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「大はし」から参加したヨッシーも可成りイケる口だ。
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二人共すっかりご機嫌な酔いっぷりだネ。

大いに吞んだ後は「えんま開き」をお詣りし、夜店を楽しんだ。
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この後、渋谷に戻り、「のんべえ横丁」で吞み直したのだが、我ながらこの体力に恐れ入った。しかし、タボちゃん働く「246」までは辿り着けなかった。

それにしても、夏ってイイね、愉しいネ。
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by cafegent | 2008-07-29 17:53 | 飲み歩き
浜松町の駅から芝大門へ向かうと東京タワーが夕暮れに映える。
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「秋田屋」の焼き場からは、モクモクと立つ煙が、行き交う人々を浮世から解放させようと手ぐすねをひいている様だ。

「秋田屋」を横目に見過ごしながら角を左折し、「鳥まつ」の赤提灯を目指す。
ガラリと戸を開けると夕暮れ前だって云うのにネクタイを緩めたオヤジたちで満杯だ。カウンターの空いた席に座り、生をゴクリ。
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鳥皮のからし合えと鳥もつの生が良いアテになる。
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つくねと鳥レバーを戴き、緑茶割りを呑み干して渋谷へと移動。

そう云えば、東京タワーと六本木ヒルズが線で繋がっているのだが、誰か知っているだろうか。
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先日、秋田屋から増上寺方面を見上げていて気づいたのだが、アレ本当に線が引っ張られているとすれば、どうやって結びつけたのだろう。

先週はちょっとご無沙汰していたので、渋谷「富士屋本店」スタートの渋谷の酒場定点観測に出掛けた。

階段を下ると、親爺たちの賑わいが良いBGMになっている。
女将さんに挨拶し、一番奥のエアコン下へ落ち着き、先ずは大瓶にコロッケをひとつ。
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うーん、新さんまも美味い。

隣にはデッカい広角レンズを装着した一眼レフを構えた若者が居たのだが、聞けば雑誌「散歩の達人」の取材に来ていたらしい。取材も終えたと云う事だったので、一緒に呑む事にしたのだが、中々愉しいひと時になった。

彼は大八木君と言う方で、「都恋堂」(とれんどう)なる編集プロダクションに所属するカメラマンだった。なぎら健壱さんとやくみつる氏を足して割ったような顔立ちだが、実に爽やかな好青年だったナ。
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ねぇ、素晴らしい笑顔だろう。

酒を焼酎に変え、小一時間ほど吞んで桜ヶ丘を後にした。
ハチ公前を抜け、のんべえ横丁へ。今月一杯で独立すると言う三浦君が居る「ビストロ・ダルブル本店」へ。ワインを貰い、椅子を譲って戴いた。
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三浦君は今度、高円寺に店を出すそうだ。高円寺には僕の好きなカウンター天麩羅の「天すけ」も在るし、大衆酒場の「バクダン」なんて名店も在る。あぁ、「天すけ」の卵の天麩羅が喰い手ぇや。

新しい店が出来たら是非行ってみようかナ。三浦君が居なくなった後のダルブル本店は風のウワサでは、ダルブル店主の中西御大がカウンターに立つと聞いた。そうなれば、また濃い連中が集うのだろうネ。

「ダルブル」を出て、数軒先の酒場「莢」へ。
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ソウ君の緩いおもてなしに癒されて、またも酒が進んでしまう。

此処までの記憶は有るのだが、その次に隣の「Non」に行ったような、行かないような。ハテ、記憶が定かじゃナイ。いや、此処まで来て寄らずに帰る筈がない。

うーん、またも酩酊、沈没。
家のソファでバタンキューで朝を迎えてしまった。トホホ。
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翌日は芝大門での打ち合せの後、新橋「ぼんそわ」を覗いてみた。ちょうど、新橋「こいち祭り」が開催されていた事もあり、外まで人が溢れており、「もう、入れない!また次回ね」との事で、カウンターで吞んでいたクマちゃんに挨拶して新橋を後にした。

目黒まで戻ると、先日入れなかった「ホルモン稲田」が空いて居ると云うではないか。こりゃ、ラッキーと早々に伺った。

此処はあの「ミート矢澤」の姉妹店でアル。そう、ザガット・サーベイ総合第1位に輝く篠崎の「焼肉ジャンボ」に、極上牛肉を卸しているヤザワミートの直営なのだ。オープンしてまだ2ヶ月だが、連日混んでいて予約必死の店なのだ。それでも、夜10時を廻れば、今回の様に席を作ってくれる時もある。

「ホルモン稲田」と店名にある通り、牛、豚の各種部位の新鮮ホルモンが豊富なのだが、実は「焼肉ジャンボ」でも知られる、あの「裏メニュー」がしっかりと用意されているのでアル。

そんな訳で、ホルモンそっちのけで「裏メニュー」のオンパレードを堪能してしまった。
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先ずは暑気を払おうとナムルの盛り合わせをアテに生ビールをゴクリ。
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一息ついたところで「上ハラミ」に「ザブトン」。
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そして「ミスジ」と極上肉の絨毯爆撃だ。
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続いて、「上ミノ」をやっつけて、焼肉ジャンボのご主人、南原さんに教わった熱々ご飯の握りをやってみた。
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ジャンボでは「トモ三角の握り」なのだったが、今回は「ザブトンの握り」でアル。片面3秒焼いたザブトンの焼いて無い方の面をご飯に向けて乗せ、巻いて食べるのだ。コレ、最高に旨い!のだ。
ご飯の余熱で肉の表面が加熱され、大変良い塩梅にご飯に肉の脂が落ちてくる。うぅぅんまい。
ホルモンの味付けもジャンボ譲りの甘辛いタレの味が絶妙だ。ガスロースターの上で踊るギアラやミノサンドも実に素晴らしい。
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そして最後も裏メニューの「芯ロース」の登場だ。美味いぞ、これも。

「裏メニュー」の肉類はホントに全て絶品なのだが、値段もそれなりなので、いい気になって食べているとお札に羽根生えて飛んで行ってしまうから気をつけよう。

こんな美味い肉出されちゃ、「ジャンボ」に通う回数が減るかもしれないナ。
しかし、「ホルモン」なんて名乗りながら、コリゃ無いぜベイビー。

腹一杯至高の肉三昧を味わった後は、口の中をサッパリさせようと、「権ノ助ハイボール」へ。
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キリリと冷えた角のハイボールを続けて三杯。幸せな夜が続くのだ。

土曜日は、立石「宇ち多”」が休みだったので、久しぶりに自宅で昼飯を食べた。

千葉県銚子に在る「忠平」が利根川の天然うなぎの味を目指して、研究開発された養殖うなぎ「坂東太郎」を戴いた。毎年、この時期になると全国から美味いモノが届くので嬉しい限りでアル。
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どうですか、坂東太郎のてんこ盛り丼デスゾ。

麻布の「野田岩」で食べた天然うなぎの、あの締ってもっちりとした感触の味わいが家で手軽に味わえるのだから、この「坂東太郎」は大したもんだ。
天然ものに勝とも劣らない味なのだ。それを蒲焼きにして真空パックしてあるのだから、実に旨い。ちなみに、この「忠平」の坂東太郎は、駒形の老舗鰻屋「前川」でも食べる事が出来る。隅田川を望む座敷で食べる鰻もまた格別である。
あぁ、「前川」の天然うなぎでも予約しようかナ。
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by cafegent | 2008-07-28 16:28 | 飲み歩き
今日も朝から日差しが強く、暑さが厳しいネ。

ちょうど午前中に内幸町で打ち合せが終わったので、その足で一駅ばかし歩き御成門まで出掛けた。

慈恵医大の入り口に在るうなぎの老舗「ての字 本丸」は三十人程の行列が出来ていた。
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さすがに土用の丑の日だ、一階では次から次と蒲焼きを焼いているし、お弁当お持ち帰りの人の列と二階で食べる人の列が道を塞いでいた。
炎天下の中、待つ事30分ばかし。階段の上に近づくにつれ、エアコンの冷気が顔を優しく撫でてくれるのだ。うぅ、幸せな待ち時間。

今日はうな重の上をいってみました。
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東京の鰻の蒲焼きはふっくらと蒸して焼くのだが、口の中で溶けていく感じがたまらなく旨いのでアル。白焼きをした鰻を蒸籠(セイロ)に入れて柔らかく蒸し、それをじっくりと炭で焼きあげるのだ。「ての字」では、三度タレに浸けて焼くそうだ。一度目のタレで味を決め、二度目で味と色に深みを持たせ、三度目で蒲焼きの照りを出すと云う。この一手間が美味しさの秘訣なんだネ。
ちょっと奮発しても1800円なのだから、此の店はなんて良心的な値段設定なのだろうか。泣けてくる。
此処は江戸のふっくらした蒲焼き以外にも白焼きを蒸さずに焼く尾張流の食べ方も楽しめるのだ。たまり醤油で味付けした鰻をネギと海苔でまぶして食べる「信長丼」や「ひつまぶし」も「ての字」の名物のひとつなのだ。

新聞の切り抜きをしていたら、銀座の老舗バー「ルパン」の記事が目に止まった。
「ルパン」で半世紀以上もバーテンダーを務めていた高橋武さんが肺炎の為に天に召されたのだ。82歳だったそうだが、数年前まではカウンターの中に立っていた。
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僕が初めて銀座のバーの扉を開いたのが、此処「ルパン」だった。たしか、1982年頃だと思う。社会人になりたてで少し背伸びしたい年頃だったので、年上のガールフレンドに連れられて、ルパンのカウンターでとびきり辛いモスコゥ・ミュールを吞んだものだ。僕が訪れた時には創業者の高橋雪子さんは病気で引退しており、弟さんの武さんが店を任されていたのだ。
「ルパン」で大人の酒場を知り、そこからバー「クール」を始め、様々なバーへ行く事になった。
そう云えば、昔ガールフレンドを連れて、青山の高級バー「ラジオ」で尾崎さんに薦められるままカクテルを堪能し、お会計の時に現金が足りずに友人に電話して持って来て貰った事があった。カクテルが目玉飛び出る程高かったのには、さすがに驚いたし、参った。
銀座の老舗バー「偏喜館」では、店主の永井さんに永井荷風の事を色々と聞いた事がある。そう云えば、偏喜館のゴルフコンペで生まれて初めて「馬刺に納豆が合う」事を教えてもらったっけなぁ。
まぁ、どのバーにもそれぞれ懐かしい思い出がいっぱい残っており、人生を振り返ると必ず其処には酒場が在ったような気がするナ。
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ちょうどひと月程前、同じく朝日新聞の記事で写真家の林忠彦氏が撮影した、あの有名な「太宰治」の写真のコラムが載っていた。

バー・ルパンのカウンター越しに軍靴を履いた太宰が足をバースツールの上に乗せて寛いでいる自然体の姿だ。太宰が愛人の山崎富栄と入水自殺をした後に富栄の家の仏壇に飾られた太宰の遺影は、この時の写真だったそうだ。
林忠彦の名を世の中に一躍広めた名作品だが、同時に「ルパン」もまた広く世間に知られたのだろう。

銀座の灯がまたひとつ消えてしまったナ。
高橋武さんのご冥福を心よりお祈りしたい。合掌。
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by cafegent | 2008-07-24 16:25 | ひとりごと
梅雨が明け、青空の下、蝉の声が高らかに啼き響くようになった。
目黒川の辺りはミンミンゼミが啼いている。
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先日、出張に行った栃木県足利市ではヒグラシがカナカナカナ〜っと、長閑に啼いていたナ。

夜散歩をしていると、と云うか酒場を出て歩いて帰っている途中、蝉の幼虫が木を登っている姿を見かける事がある。何年も何年も土の中でジッと過ごし、いよいよ殻を割り羽化する瞬間なのだ。でも、たった2週間程の寿命と云うのもなんだかとても切ないね。

七十二候では、今はちょうど「桐始結花」だ。きりはじめてはなをむすぶ、桐の花が終わり、固い実が生り始める季節と云う訳だ。

さて、今月初め、一時僕の毎日の夕飯処と化していた青学近くの「立ち飲み なるきよ」が待望の新規店舗を出した。場所は外苑西通り沿い、ベイリーストックマンの斜め前の酒屋の地下である。その昔、バイク乗り達の溜まり場だった「トーチーズ・バー」が在った処だ。
トーチーズは駒沢大学近くに移り、この場所はその後焼き鳥屋が入ったが、僕も一度お邪魔しただけで無くなってしまった。
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さて、なるきよの新店は、その名も「菩母 やるきよ」だ。
九州出身者なら「云わずもがな」だろう、の「ボボ」なのだ。そうか、ボボやるきか、お前らは!うん、大変結構なのだ。やるときゃ、一声掛けろヨな。
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本店「なるきよ」は豪傑吉田成清の率いる若い衆が仕切り、「やるきよ」の方は板場がヒカル君にオバケ君が入り、外はケースケ君が引き受けている。
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店内はカウンターと立ち飲み席だけの小ぢんまりしており、威勢の良い成清節が聞こえない分、こちらは若干落ち着いている雰囲気だ。
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スタッフ全員が「I ♡ NY」のTシャツでキメており、コースターにも同様の図案があしらわれている。
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これ、ワカる奴には判るのだが、「アイ・ラヴ・ナルキヨ・ヨシダ」な訳なのだ。参ったね、こりゃ。「アイラヴお客様」じゃなく、あくまでも「アイラヴ成清親分」なのだ。
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僕の大好きな餃子も有るし、新鮮な魚介や野菜類も「なるきよ」同様にカウンターの上に並べられ、食欲を大いにそそられるのでアル。
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この日も大変満足な酒と肴であった。
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「やるきよ」は僕の通うゴールドジムから真っすぐ歩いて来られるので可成り重宝する立地だネ。
でも、ここからまたタクシー飛ばして「なるきよ」まで行くのだよな。
あぁ、結局またハシゴ酒する場が増えただけだった訳だナ。
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by cafegent | 2008-07-23 16:47 | 飲み歩き
夏の魚介が出揃って来たので、また目黒のお寿司屋さんにお邪魔した。

「寿司いずみ」は先日開業33周年を迎え、カウンター10席しかない小さな寿司屋を祝福する為になんと500人近い方々が駆けつけたのだ。林試の森公園に程近い目黒の住宅地でひっそりと営業をしている店だが、開店以来一度も暖簾を掲げていない。そして玄関にはいつも「準備中」の札が出ているのだ。コレすなわち常に予約で埋まっていると云う事なのである。

予約をしてあるので、親方は必ず季節の定番料理と共に新作料理を出してくれるのだ。

梅雨明け前の蒸し暑い夜、先ずは冷たいビールだ。
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サッポロ赤星はのんべえの為のビールだなぁ。あぁ、汗がふっ飛ぶだ。

先ず最初は「アワビと冬瓜」だ。
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大きな冬瓜をくり抜いて、日本酒のみで冬瓜をじっくりと煮る。
アルコールが飛び、日本酒の持つ旨味だけが凝縮されて冬瓜の中に染込むのだ。そして、其処へアワビを入れて更に煮込む。

キンキンに冷やされた極上の夏スープ、山口瞳じゃないが「寿司いずみのアワビと冬瓜を食べないと夏が来ない」のである。

続いて「アワビと貝とろ」だ。アワビ、サザエ、じゅんさい新芽を山芋と合わせてある。こりゃ初めて食べた味だ。美味い。
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シャコも申し分無い美味さで、感動しまくり千代子!?

お次はいわきで水揚げされた鰹だ。夏のカツオは程よく脂が乗っていて旨い。
これをお馴染み京都のクボタさんが作る本物の和芥子で戴くのだが、つけ醤油には和芥子の他、鰹の酒盗、和製ナンプラーのいしる、すり卸した淡路産新たまねぎが入っている。これだけナメてても十分酒のアテになる程に旨い。
カツオの刺身にたっぷりと載せて戴く。むふふ、の旨さ。
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そして、今度は更にその上に蔵王産クリームチーズを載せて食すのだ。もう、未体験ゾーン突入の味なのである。驚きだ、まったく。

「蛸の桜煮」が出て来た。
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ほんのり桜の良い香りが漂って来る。桜塩を少し振りかけても美味い。
タコも素晴らしいが、蛸の卵を出してくれた。
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これは日本酒だろうナ。ここで冷酒に切り替え、先ずは旭菊から。

次も夏ならではの一品「鬼サザエのガーリック、オリーブオイル焼き」だ。
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もうスペイン料理の世界だね、これは。酒もクイクイいってしまう。

二つ目の酒は長野の地酒「明鏡止水」。先日、酒蔵の大澤酒造さんから、蔵出しの秘蔵酒を吞ませて頂いたばかりだから、心して吞まないと。

この酒にはアワビのぶつ切り刺身だネ。
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何も付けずに食べるとアワビがエサにしている海藻の味が口の中一杯に広がるのだ。これも美味しいなぁ。そして、今度は鮑の肝で戴く。

アワビの肝乗せを食べていると親方から、ひと言アドバイス。
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アワビの肝に寿司飯を混ぜて食べさせてもらった。
これがもうたまらん旨さなのだ。旨さの大気圏突入って感じだったナ。
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酒のアテがもう少し欲しいと云うと、「サバの内蔵の塩辛」と「イサキの卵巣塩辛」、そして「アワビのひも」を出してくれた。
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酒は岩手の銘酒「平泉」に変わった。酒が進む進む、参ったネ。

さて、ここから握りに突入だ。
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先ずは「白鱚」から。キスも夏が旬だ。

続いて「青鱚」。
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青ギスは昭和28年に絶滅したキスだそうだが、北九州の豊前海では3本から5本しか捕れないので、漁師さんはずっと自分達で食べていたそうだ。親方がたまたまその事を知り、分けてもらったらしい。刺し網漁で捕ったそうだが、白鱚よりも味が濃く大変美味しかった。

四万十川で捕れた鮎の握りである。
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飯と鮎の間に鮎が食べている川藻がはさんであるのだ。天然青のりって感じの味わいだ。

お次は夏の定番、鯵(アジ)の赤酢握り、白酢握り。
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これも、もう少ししたらシンコの季節だ。

この日は、偶然二種類のウニを味わう事が出来たのだ。
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最初が「ノナ」と呼ばれる北紫ウニから。
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続いて馬糞ウニ。小粒だが濃厚で甘いのだ。

親方がヅケヅケと何か言っているかと思っていると、鮪ヅケが登場し、続いてミンク鯨のヅケが出て来た。
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クジラのヅケとは初めてだナ。酢飯との間にニンニクたまり漬けがはさんであり、実に旨かった。

酒は新潟の地酒「越の魂」になった。うーん、サッパリとした味わい。
これにはのどぐろだ。塩焼きでは良く食べるが、握りもイイネ。脂が乗っていて美味しかったヨ。
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いずみの定番「車海老のおぼろ握り」を戴き、煮蛤、煮穴子、と続くのだ。
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酒は「水芭蕉」に替わり、アオリイカを握ってもらった。
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春子(かすご)の昆布〆と赤貝の握りでそろそろお腹も満腹だ。
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三重の酒「三十六人衆」を最後に〆に干瓢巻を戴いた。
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あぁ、この夜も幸せな夜になった。

そう、酒も料理も文句無い美味さであったが、いずみのキャンディーズ、素敵な三人娘が店に花を添えていた。
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「いずみ感謝祭」の時に受付を手伝っていた方々だが、陽気で素敵な姫たちである。母娘とは思えない程、お母さんが若いのには参った。
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by cafegent | 2008-07-18 12:57 | 食べる
暑い日が続いているネ。
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毎日、鞄の中には予備のタオルも用意しているが、仕事帰りにユニクロ寄ってTシャツ買って着替える事が多くなって来た。今週末あたり梅雨明けだそうだが、汗っかき君には厳しい季節の到来だ。
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ちょうど一年程前、映画「ディス・イズ・ボサノヴァ」が上映され、ボサノヴァが辿ってきた歴史や文化を深く掘り下げて知る事が出来た。

あの映画の中でカルロス・リラと共に語り部となっていたギタリストのホベルト・メネスカルがこの夏東京へやってくる。
今回の来日公演は、「ボレロ」をボサノヴァのアレンジでカヴァーし、ヨーロッパ等で話題になっている女性シンガーのモンセラとの競演だ。

スペイン生まれの彼女は、ブラジルに15年以上も暮らしており、ブラジルの音楽を誰よりもこよなく愛している。そして、ホベルト・メネスカルのプロデュースにより「ボレロス・コン・ボッサ」と云う名盤が生まれたのだ。
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ブラジルでのロングラン公演が成功し、ラテン・アメリカ、ヨーロッパの夏フェスとライブ公演を続け、今回の東京公演の実現となった訳だ。
ナラ・レオンのプロデューサーとしても名高いホベルト・メネスカルの演奏を生で聞ける機会も滅多に無い事だから、今から楽しみである。メネスカル氏ももう70歳を過ぎているのだから凄いよね。

会場となる渋谷セルリアンタワー東急ホテルの中に在るライブ・レストラン「JZ Brat」は大人が肩肘張らずに楽しめるライブ空間だ。こんな場所に素敵なコを連れてライヴを愉しむなんてのが、ちょいと粋なワザなのだ。

美味い酒と心地良いボッサのリズムに暑い夏を吹き飛ばしたいものだ。酒はもちろん、カシャーサ・ピンガを用いたカイピリーニャに限るネ。8月7日、8日の二日間渋谷にボサノヴァの風が吹くのでアル。
「JZ Bratのサイト」
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by cafegent | 2008-07-16 15:39
今年も「横浜トリエンナーレ」が開催される。2001年に始まった大規模な現代アート展覧会の第三回目だ。

確か前回は2005年だったが、あれからもう3年も経つのか。それにしても早いなぁ。前回はダニエル・ビュランやインゴ・ギュンターの作品等が印象に残っているが、会場となった山下ふ頭が素晴らしく、ワークショップに参加するよりも、外の風に当たっていた方が気持ち良かったかもしれない。否、ワークショップも愉しかったのだ。

今回の開催場所は、赤レンガ倉庫や大桟橋国際客船ターミナル、新港ピアなど、また海に面した処なので、海風が心地良いことだろう。
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9月13日から11月30日まで、2ヶ月半程の開催だ。
港町横浜と世界中から集る現代アートの融合は、普段余りアートに触れた事の無い方々にも十分楽しめる筈だ。
ちなみに僕はドイツのグスタフ・メッツガーの作品が楽しみだ。
「横浜トリエンナーレのサイト」

外が暑くなる季節は、ジャケットを脱いで半袖になる事が多くなる。
この時期、良く云われる事がある。打ち合せをしている時などに、唐突に「腕太いですよネ。」と切り出されるのだ。
どうも、ボクは顔が大人しいせいか、余りガタイが良いと思われていないらしく、実はレスラー体型なのに、余り気付かれずにいる。そんな訳でTシャツとかになると、二の腕の太さばかり目立って驚かれてしまうのだ。
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1980年に観た映画「アルカトラズからの脱出」の中で、クリント・イーストウッドが刑務所内で白いTシャツ着てダンベルで腕の筋トレをしていたシーンがあった。それがもう凄く衝撃的でカッコいい。
そん時、「男は太い腕なーのだ〜ッ!」って(ピストン西沢風か?)思ってしまったのだ。

あれから数十年経ち、今もひたすらジムで汗を出してるが、目的が変わってきた。
格好良くなんてもんじゃなく、毎日美味しい酒が飲みたいからでアル。ただひたすらに旨い飯と美味い酒を楽しみたいから健康を維持している訳だ。

そんな訳で昨日の晩は、恵比寿の名酒場「さいき」へお邪魔した。暖簾をくぐると、「おかえりなさい」と返って来る。もう、ホッとするネ。
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此処は始めにお通しが三品出て来る。これがまた絶品なのだ。

昨日は、先ず「茄子の揚げ浸し」。うぅ、ビールに合うのだ。続いて「太刀魚のつみれ椀」、こりゃ日本酒が欲しくなる味だ。そして「鰹のタタキ」だ。さっぱりとして美味しい。

散歩に出掛けてたクニさんが戻って来てくれたので、美味しい「キャベツ炒め」と「鮎の干物」を戴いた。冷酒の二合徳利をもらい、グビりと献る。

先日創業60周年を祝ったそうだが、此処で吞んで居ると年期の入った白木のカウンターにその歴史を感じる事が出来る。かつて、吉行淳之介ら文士たちが此処で同人誌の打ち合せなどと称して酒を酌み交わしていたそうだ。今でも文芸、映画関係の方々を良くお見かけする。

恵比寿駅から程近くなのに一歩路地へ入ると都会の喧噪が嘘のように静かになる。「さいき」は本当に、美味い肴をアテに酒を愉しみたい人たちが集う昭和の酒場である。

心地良くほろ酔い気味になったが、もう一杯吞みたくなり「縄のれん」へ立ち寄った。

もう片付けを始めていたが、顔を見るなりハイボールを作って出してくれた。嬉しいネ、こんな気遣いが。

お母さんも刺身が有るよ、と云ってくれたので、ハツ刺しをアテにボールを戴いた。
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息子のサトシ君も焼き場の掃除が終わったと云うのにレバ、ミノ、ハラミ串を焼いてくれた。
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あぁ、心優しき「縄のれん」親子の皆さんにウルウルしてきた。
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そんな訳で調子に乗ってボール3杯いってしまったのだ。閉店時間延ばして、スマンこってす。
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by cafegent | 2008-07-10 18:31 | 飲み歩き
週末は土日とも仕事が入ってしまった。
でも、仕事が終われば、また酒が恋しくなってくる。そんな訳で渋谷に出て、のんべえ横丁へ。
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11時近かったが、何処の店も賑わっていたなぁ。「ビストロだるぶる」や「莢」では入り口に、願い事を書いた短冊を飾った笹が出ていた。季節を感じつつ飲む酒はまた美味しい。

そして、何の飾りも無く普段同様の「Non」へ。

女のコのお客さんが多い。むふふ。でも、中々その輪に入れず、入り口付近で独り飲みだったのだ。外の風が心地良いナぁとビールを吞んでいたら、蚊に刺されてしまった。そしたら、カウンターの奥に座っていた素敵なコが携帯ムヒを貸してくれた。優しいネ、嬉しいネ。漸くココから会話が弾み、僕はさらに「むふふ」であった。
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いい気になって吞んでいたら、ファッションデザイナーの大鳥居さんと僕だけになっていた。
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夜も更けたか。そろそろ店じまいと云う時間に働き者のヨッシー登場。彼女は三宿の料理屋で修行の身だから、人一倍働いて居るのだ。

皆でカンパイをして、渋谷駅交番の並び、高架下の蕎麦屋「カワケイ」にて飲み直しとなった。
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夜明けも近いナ。
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煮カツをアテに生でカンパイ。
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店を閉めてきたNonのよっさんが合流したのは、朝4時近くだった。
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ヨッシー、キューピーちゃんみたいで可愛いネ。
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渋谷の空も徐々に朝焼けに包まれてきた。宮益坂方面から見覚えのある顔が歩いて来た。「デロリ」のアキオさんだった。そう云えば、翌日は恵比寿駅で「デロリ」のおタキさんに会ったなぁ。こりゃ、近々店に顔を出せってコトだね。

大鳥居さんとボクのオヤジ組はこれにて帰宅。
しかし、ヨッシーとよっさんは朝8時過ぎまで「山家」(やまが)で飲んでたそうだ。タフだね、まったく。

さて、今週月曜は恵比寿「縄のれん」へ。
ゴールドジムで筋肉を痛めつけ、前日の酒をすべて出し切ったので、先ずは歩いてNonへ。
冷えたビールで和んで居ると、大鳥居さんがやって来た。
さっきまで「縄のれん」に居て、「やっぱり、あそこのハラミ最高!」と云っていた。その名を聞いた途端、無性に行きたくなり、ひとみ姐さんに連絡すると、彼女は祐天寺「ばん」の帰りで「246(にょろ)」に居ると云う。そして、現地合流する事になったのだ。
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暖簾をくぐれば、コピーライターの森さんと幼馴染みの瀬戸さんが先客で来ていた。ハラミとミノをアテにハイボールをグビリ。
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此処のボールは本当に美味しくて、クイクイいってしまうので、つい飲み過ぎになるナ。
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「縄のれん」親子の皆さん、ご馳走さまでした。

店じまいの時間も近づいてきたので、僕らは4人でえびすストアの「Whoopee」へ移動。相変わらずウーピーは賑わって居る。カウンターの奥では馴染みの顔が勢揃いしていた。

そう云えば、最近とても可愛いコが働いて居るのだ。
今までココは店長のゆきえちゃんだけが背が高くて、他は皆ちっちゃいコばかりだったのだが、ゆきえちゃんと肩を並べる程スラリとした背丈でモデルでもしてるんだろうか、と思わんばかりの素敵なコなのだ。
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それにしても、ウーピーはスタッフ全員が可愛いと云うのが良いネぇ。
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コレでついワインのボトルが空いてしまうんだろうナ。
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昨日は仕事が終わると速攻で都営浅草線に飛び乗った。立石「宇ち多”」は平日も週末も関係なく激混みでアル。それでも、たまにタイミング良く待たずに入れることがあるのだ。独りで梅割りを愉しんで居ると、暖簾の向こうに知った顔が笑ってる。おぉ、ビリーも来たのか。そして、店のみんなも気を使ってくれて、隣の席を譲ってくれた。嬉しいネ、ほんと。
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生レバにテッポウ、煮込みを味わい、渋谷へと移動した。

久しぶりにのんべえ横丁「鳥重」へ、ご相伴に預かる事になったのだ。
ボクはいつも当日に連絡して、空いてたら伺っている。しかし、ここ数ヶ月ずっと予約が埋まっているらしく、いつ電話しても入れなかったのだった。昨日は友人がずっと前に予約を取っていたらしく、便乗してしまった。うひひ。

まずは、レバーをタレで。一本目の串が焼き上がる頃、冷えたビールの栓を抜いて出してくれる。いつもお馴染みのタイミングである。

此処の鳥レバはタレが美味い。大根おろしをたっぷり載せて食べれば、顔が緩みっぱなしになる程の旨さなのだ。しまった。焼き上がりをすぐ食べるのが旨いんで、写真残すの忘れた。ここは一串が普通の焼き鳥の4本分位はあるのだ。
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レバー1個がこの大きさだからねぇ。凄いでしょ。

続いて、心臓を戴く。普通、一般の焼き鳥屋さんで出て来る「ハツ」と云えば鶏の小さな心臓が二つに割かれ、それが3つ程竹串にささっているだろう。ところが、「鳥重」は違うのだ。
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見よ、此のボリュームを。鶏11羽分なのだ。まったく恐れ入るね。
鳥重の日本酒はこの小さな薬缶に入って出て来る。
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ここで酒をビールから賀茂鶴に変えて、「生を少々」戴くことに。

「生」とは鶏のレバーなのだ。
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女将さん曰く、レバーは夏が美味しいらしい。コクが有り、しっとり、ねっとりとした味わいは冬場だと水っぽくなるそうだ。
生姜とにんにく醤油で戴くのも良いし、胡麻油と塩で合わせるのも素晴らしく美味しい。またまた、むふふ。

ところが、仕入れが一層難しくなって来て、もう此の「鶏レバ生」が食べられなくなると聞いた。大変残念な話だが、仕方のない事だ。無くなる前にせめてもう一度来ようかな。

最後に合鴨を戴いて、お新香と鶏スープでご馳走さまだ。
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この名店を支え続けているお母さんの背中に感謝でアル。

時間も早いし恵比寿に出て、飲み直す。
「恵比寿横丁」はいつ来ても盛況だね。さて、何処に入ろうか。
昨日は二度目の「純ちゃん」へお邪魔した。ビニールカーテンを潜れば、其処はすっかり博多の屋台に居る気分になる。
甘ったるいサワーが嫌いな方は、此処のレモンサワーは良いぞ。恵比寿横丁内も色々と探索したけど、どの店もサワーが甘いのだ。使っているシロップのせいなのだろうが、アレなら酎ハイにスライスレモンを入れた方がイイ。

博多おでんに、純ちゃんオススメの牛すじポンを戴いた。
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うーん、レモンサワーが進むネ。
しかし、さっき焼き鳥食べたばかりだと云うのに食欲旺盛だ。〆にしっかり博多屋台名物と云う「焼ラーメン」を食べてみた。
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悪くは無いが、「油そば」の方が好みだナ、ボクは。
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あぁ、良く食べ良く飲んだ。
徐々に自分の体型が西田敏行化しているのがコワイなぁ。トホホ。
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by cafegent | 2008-07-09 15:41 | 飲み歩き
今日から洞爺湖サミットが始まった。ニュースで見る限り、かなり厳重な警備体制をとっていた。警備する方々もあいにくの雨に悩まされている事だろう。それにしても人口1万人の町に警備に当たる警官が全国から2万人も招集されているのだから、凄いね。

今の時期の北海道は大変美しく、快晴の日の洞爺は本当に素晴らしい。
でも、今は何処を写してもお巡りさんの姿が景色に重なるのだろうか。

サミットのメイン会場となるウィンザーホテルはフランス料理の「ミシェル・ブラス」が良い。シェフのミシェル・ブラス氏がいつも居る訳ではないが、フランス田舎料理をベースに独自の料理を展開しその味を世界に広めて行ったシェフならではの料理の味をしっかりと伝えている。

特に野菜を使った料理は際立っているかナ。中でもブラスがアレンジした「ガルグイユ」と云う郷土料理が絶品だ。あぁ、また食べたい。
女のコには、此処を一気に有名にした「クーラン」なるチョコレートケーキがオススメだね。ナイフを入れると、中からトロトロのチョコレートが流れ出できて、目にも舌にも素晴らしいの一言だ。見た瞬間、きっと感動するよ。

先日、サミット開催を前にして民放の報道ニュース番組のキャスター達が札幌に移動し、モエレ沼公園から中継をしていた。
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此処はアーティストのイサムノグチ設計の広い公園だが、二つ作られた山の頂上から望む景色もまた素晴らしい限りだ。この公園にはアトラクションとかアミューズメント的な施設等何も無い。
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緑の大地の上に寝転んで天を仰ぐ事が一番居心地が良いのだ。空高く飛ぶヒバリの鳴き声もまた素敵なBGMとなる。

さて、今日は七夕だ。雨模様の天気で天の川は見えないネ。
僕の友人にサオリ君と云う名前の男が居るが、彼は七夕生まれだ。七夕生まれに沙織と云う名前を付けた女性は結構多いのだが、男性では彼が初めてだったナぁ。
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週末はもちろん、立石「宇ち多”」へ。
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毎週お馴染みの土曜日仲間たちが集う訳だ。しかし、今年に入ってから新しいお客さん達の数がグンと増えて、11時に到着してももう既に満席で入れない常連たちが増えてきた。まぁ、皆近所だから出直したり、先に栄寿司に寄ってみたりと様々だ。

先週は他のお客さんに廻してしまい、食べ逃した煮込みの「ホネ」もしっかり戴いた。
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豚の顎の骨の部分に付いた肉がしっかりと煮込まれており、酒のアテに最高なのだ。
此の「ホネ」だが、毎日10数個しか用意されていないので、口開けと同時に無くなるのでアル。さすがに平日2時半には来れないので、土曜日だけは口開けの客となってホネをゲットする訳だ。この為に待つ40分など苦にはならないのでアル。

ひとときの憩いの後は、品川経由で「第58回湘南ひらつか七夕まつり」を見に行って来た。
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豪華絢爛な七夕飾りが通りを埋め尽くし、壮観な眺めだ。
中でも「竹飾り」はコンクールも開催され、各参加者たちの美とアイディアを競っていた。
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パンダやオリンピック選手など旬なネタをあしらった飾りが多い中、源氏物語をモティーフにした竹飾りは足を止めて写真を撮っている方が目立っていた。
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七夕祭りと云えば、毎年200万人近い人を集める「仙台七夕」が有名だが、ひらつかの祭りの勢いも凄かった。

仙台七夕祭りは旧暦の8月に開催されるが、ひらつかで披露された竹飾りも来月、仙台に持って行くと聞いた。地域を越えて、祭りが連帯感を持つってのが、なんとも素敵だね。

日が落ちるに従って暑さが厳しくなって来るような気がする。
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飲んでも、飲んでもビールがすぐ汗になって出てってしまう。
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あぁ、冷やしキュウリが美味い。
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願い事を書いた短冊も沢山見かけたが、少年時代の「素直に夢を信じた頃」が妙にに懐かしく感じたなぁ。

浴衣を来て七夕を楽しむ人たちを多く見かけたが、もうそんな季節なんだね。
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「鳥竹」の前には行列が出来ていたが、粋な浴衣姿のガイジンさんが格好良かった。

それにしても、ひらつか七夕祭りの規模は凄かった。洞爺湖のピリピリした緊張感とは、打って変わって平和なひと時だった。露店もハンパじゃ無い数が出店しており、道行く人たちを楽しませていたナ。お化け屋敷なども設けられ、一足早い夏祭りを堪能した。
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中でも結構人気だったのが「ピッチングゲーム」だった。三球のボールを的に当てるのだが、案外皆当たらないモンなのだネ。
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鰻の名店「川万」にも人だかり。
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やっぱり夏は鰻だぜ。
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と云いつつ、屋台の酒場にも惹かれてしまう僕でアル。

さて、そろそろ新しい浴衣でも仕立てようかナ。
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by cafegent | 2008-07-07 13:41 | ひとりごと